「い~しや~きいも~」でお馴染みの焼き芋屋さん。
以前から友人と『石焼き芋屋は儲かるのか』談議に花が咲いています。
というのもですね、石焼き芋はシーズンもの。
「どーせ夕方からなんだから案外兼業でもできるんじゃないの?」という話になり、店舗設計ならびに機器(什器)を売る側の業界にいたこともあり、色々調べたことがあります。
この記事にたどり着いたあなたは、
- 焼き芋屋に興味はあるけど、なかなか焼き芋屋をしている人が身の回りにいない
というのが現実ではないでしょうか。
今回は、
- 焼き芋屋が果たして儲かるのか
- 焼き芋屋の開業にはどれぐらいの資金が必要なのか
このあたりについて解説していきます。また、それらを知らない人のためにも、焼き芋屋の魅力についてもご紹介していきます。
Contents
石焼き芋が儲かると思う理由
実は著者は先述の通り、以前は店舗設計等のプロです。その経験から、開業支援はもちろん業務用の機器についも熟知しています。
そういった経緯もあり、実際焼き芋屋に必要な機器や什器(じゅうき)の値段等も仕入れ値でわかります。ですので、儲かる(可能性がある)と思う理由を少し述べていきます。
初期投資がそこまでかからない
結論から言うと、実際やるとなると車(軽トラ)を改造して、必要なもの乗せたとしても100万前後で出来ちゃうんです。
「自分で出来ないよ~」という方でも下記のような業者があります。
例えば上記業者に丸投げしたとしても、車を除いてオプションコミコミで430,800円。正直オプションなんかは自分でそろえられるものばかりなので、500,000円あれば余裕で出来てしまいます。
軽トラも中古で充分。大きく見積もっても初期投資100万以下も恐らく可能です。
仕入に関してもイモだけですよね。イモはネットで買ってもいいですし、耕作放棄地を利用したりして自分で育てることも可能です。
自由に栽培できるかは別にして、土地に限りがある関東近郊や都市部でも下記のようなサービスがあります。
人工(にんく)はかかってしまいますが、自分で作れば原価はゼロ~なわけです。
非常に雑な計算ではあるものの、原価ゼロなら1個300円として、100本売れば30,000円。20日稼働で600,000円。経費抜いても副業であれば純利はとれそうです。
もちろん売れる保証もないですし天候にも左右されます。そのうえ廃棄も多く出るでしょう。
とはいえ、実店舗で飲食店開業するよりはずっと低リスクで始めることが可能です。
流行り廃りがない
売れる売れないは別問題として、流行り廃(すた)りが無いんですよね。日本の良き文化というか、「い~しや~きいも~」が聞こえるとついつい買ってしまった、なんて経験は誰しもあるはずです。
「もうそんな季節かぁ」といった感じで、かき氷やポン菓子、冷やし中華と同じようないわば季節の風物詩ともいえます。
特に焼き芋は、(正直大してうまくもないのに)つい買ってしまうんです。実はこれ、飲食としては相当な強みなんですよね。
開業支援をしていた側がこんなことを言っていいのかわかりませんが、通常飲食店開業は超ハイリスク。ざっくりいうと100件起業すれば半数以上は1年しないぐらいで廃業となります。
もう少し言い方を変えるとすれば、下手な移動販売よりずっと合理的な商売ともいえます。
実は専業が少ない(らしい)
考えてみれば当然のことですが、焼き芋屋は結構フランチャイズ方式を取ってるところが多いです。
親方(青果店とかで軽トラ所有)なる人がいて、売り子が軽トラを借りるのにお金を払って、芋も買う。そしてそこからさらにマージンを抜かれるというシステムです。
事業主に備品を借りて、
雇われ売り子として働く人もいるみたいですね。
売り子のアルバイトなんかも求人であるみたいです。
ちょっとしたフランチャイズ事業とも言えるでしょう。
もちろん個人でやってる人もいますが、いわゆる“ナワバリ”制度や収入の不安定さは確実にあるため、なかなか個人で専業ともなるとハイリスクとも言えます。
ですが先述の通り、借金してまでテナントを払い続けなければならない通常の飲食店よりは、ずっとマシです。
許可の必要なし
飲食店経営社や経験者はご存知かと思いますが、食品を扱う以上、飲食店開業には色々許可申請が必要になります。
保健所、消防、食品衛生など「売るもの」によっても変わってきます。
今回は深くは触れませんが、なんと焼き芋屋に特別な許可申請の必要はないんです。
芋さえあればいいんです。
いいんです!
寒さに耐えられるかどうかが鍵
※ペンギンカワイイw
友達とも冗談半分でこんな話をしてたんですが、ネックは寒さに耐えられるかどうかなんですよね。
基本車移動になるんですが、一か所に留まる時はアイドリングも無駄ですし、エンジン切るでしょう。発電機等使用することもあると思いますが、できるだけコストカットするなら己の身一つで頑張るしかありません。
そうなると単純に「寒そうだな」と思いました。
「体力は自信あるけど寒さがなぁ…。」
限りなく自分でやる可能性はゼロに近いですが、出資して第三者にやらせてみたいと思う今日この頃です。
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直接声を聞くことができました!
先日屋台のおじさんに、1日の売り上げを聞くことができました。ざっくりですが、生の声を聞いてきたので、これから開業予定の方は是非ご参考にしていただければと思います。
やはり経費諸々込みで100万近くかかったそうです(詳細は忘れたそうです)。ガソリン代、ガス代、仕入れ代はランニングコストとして月あたり20万円〜程度。
基本休みはなしで、雨天のみ休み。
地方だと出店場所は限られてきますが、基本住宅地がメインとのこと。ターゲットは世帯持ちの家族で、主婦層が一番多いそうです。
1日の売り上げは1万円〜で、日によっては3万超える時もあるんだとか。それでも経費差し引いて手元に残るのは30万円あるかないからしいです。
あくまでも、上記はこの方の売り上げに過ぎませんし、もっと少ない方、逆に稼いでいる方もいるはずです。
総合して、決して夢のある商売ではないかもしれませんが、待っている間に休憩してもらえるようなサイドメニュー(飲み物等)に少しこだわってみたり、SNSを活用したり、ネットを活用することで活路が見いだせる可能性は大いにあります。
販売価格は200円〜が多いみたい!
売れないとサービス価格(150円→100円に)して、なるべくロスを出さないようにするんだって!
サイドビジネスには夢がある
何にしても魅力たっぷりの石焼き芋屋。日本の風物詩の一つといっても過言ではありません。
寒い季節になると、スーパーやコンビニでも売れ始めますが、これらとの差別化が成功のカギといえるかもしれません。
最近は、おしゃれなカスタムカーでサイドメニューをバックエンド商材として扱っている焼き芋屋もかなり見かけます。また、女性一人で頑張っている方も、何度か見かけたことがあります。
現代は、品種改良が進み、美味しい焼き芋が安価でどこに住んでいても購入可能です。加えて、産地直送のいい芋を使えば、どのご家庭でも本当に美味しい焼き芋が簡単に作れてしまいます。
専業ではおすすめしませんが、時間の融通が利くフリーランスやリタイヤして暇を持て余しているなんて方は、挑戦してみる価値はあるかもしれません。
私はもっぱら、自分ではなく、誰かにやらせてみたいですけどねw
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