ウクレレ、楽しいですよね。
ウクレレに限らず、楽器は老若男女楽しめるものですが、中でもウクレレは、とっつきやすくコンパクト持ち運びしやすいのも魅力です。
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ただやはり問題なのが、ある一定のラインまで行くと伸び悩んでしまうことです。
著者もそのうちの一人で、ではどうやって上達するかといえば、日々練習する以外上達の道はありません。
とはいえ、趣味程度で演奏するぐらいだと、主要コードさえ覚えておけば「もうこれぐらい弾ければいいかな」という甘えの心が生まれてしまいます。
- 楽しめればそれでいい
- とはいえ弾ける曲をもっと増やしたい
そこでおすすめなのが、「カポ(カポタスト)」です。
今回はそんな音楽幅が広がるカポの魅力と、「Galux GC-500U」ウクレレ用カポのレビューをしていきます。
Contents
カポ(カポタスト)とは
「カポ(capo)」と略して言われますが、「カポタスト(capotast)」ともいいます。
カポタストはイタリア語で、カポは英語(発音はケイポだったりカポだったりします)、基本は“カポ”と覚えておけばOKです。
ギターやウクレレなどの弦楽器に用いる、演奏補助器具のひとつです。
カポはその代用ができちゃうアイテムウキ!
ある程度弾けるようになった人が、普段なら弾けないような楽曲を簡単にしてくれる、ある意味ちょっとしたチート的なアイテムとも言えます。
カポの種類
カポは、難しいコードを押さえやすいコードに変換するだけでなく、開放音を特定のコードに合わせるオープンチューニングで、開放弦独特のきれいな響きを得るために使うこともあります。
初心者のみならず、玄人やプロでもよく使われています。
ギターの方が汎用性が高く様々なタイプがありますが、ウクレレ用のカポにも、いくつか種類があるので、主要なものだけ簡単に紹介していきます。
バネ式
その名の通りバネタイプで、一番簡単かつ素早く装着できます。
デメリットとしては、締め付けの調整ができない、バネがへたったら押さえが弱くなる、といったところです。
しかしながら、ワンタッチで装着できるメリットはかなり大きいです。
ネジ式
ネジの調節で、締め付け具合を任意に調整できるタイプです。
安定した締め付け具合で、ずれたりすることも少なく安定した演奏が可能。
デメリットは、装着に多少時間と手間がかかることです。
ゴムベルト式
ゴムベルトタイプは、演奏時一番邪魔になりにくく、その伸縮性を生かし、比較的どんなタイプのネックにも装着できます。
また、軽量でコンパクトなので、かさばることなく持ち運びにも優れています。
ただ、チューニングの安定性という意味ではやや不安といえそうです。
カポ選びの注意点
カポを選ぶ際の注意点としては、しっかりと“ウクレレ用”を選ぶこと。
大手ショッピングサイトでも、カポを探すと色々出てきます(特にキーワード詰め込みまくりの中華企業がよくやっている)。しかし、それらのほとんどがギター用です。
決して押さえられないわけではありませんが、ギターとはネックの太さや弦の数も違うため、しっかりと押さえられなかったり、演奏の邪魔になります。
ウクレレ用のカポは、ギター用に比べて種類が少なく、価格は1,000円前後のものが多いので、いくつか試してみて、自分に合ったカポを探してみましょう。
Galux GC-500Uウクレレ用カポ レビュー
Amazonや楽天、Yahoo!などでも取り扱いがありますが、さらなる安さを求めて、今回は敢えて、中国のガジェット系ショッピングサイト「Banggood」を利用しています。
「AIiExpres」なんかもそうですが、「Banggood」」は、ガジェットだけでなく、衣類やアクセサリーといったファッションアイテム、美容・健康関連アイテム、アウトドア用品から家電まで、オールジャンルの製品を取り揃えています。
※というより、他に購入するものがあったので抱き合わせです。
今回入手したのは「Galux GC-500U」という、バネタイプのウクレレ専用カポとなります。
特にこれといった特徴は特にないものの、材質は亜鉛合金製となっていて、質感は上々。価格は約670円(2020/2/20現在)と、リーズナブルです。
- 簡単装着可能なバネ式タイプ
- 合金による安っぽさを感じさせない質感
- リーズナブル&コンパクト
- 耐久性への懸念※現状問題なし
- 他社製との差別化なし
パッケージ
パッケージは先に挙げた画像の通りです。
"for Ukulele"の下に“尤克里里专用”と書かれていますが、いずれも“ウクレレ用”という意味です。※先の画像参照
パッケージ内容というほどのものではありませんが、「Galux GC-500U」本体と、合格証が同梱されています。
デザイン
正直なところ、商品到着までは「どうせ使えないんだろうな」と思っていたので、予想外にしっかりしています。
デザインは、バネ式タイプのよくある形状で、サイズ感もほどよく、ウクレレにぴったりフィットします。
指板の接地面には、一面にゴムが施されていて、傷がつく心配はナシ。
使用されているスプリングは、やや弓なりになるほど強度も充分で、演奏補助器具としての役割をしっかり果たしてくれます。
Galux GC-500Uウクレレ用カポ 使用感レビュー
「Aria AU-2」21インチウクレレに装着
画像は下記モデルを使用しています。
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「Aria AU-2」は21インチのソプラノウクレレですが、ぴったりフィット。締め付け具合もちょうどよく、4弦ともしっかりと押さえてくれます。
先述の通り、指板の接地面にはラバーが施されているため、滑りづらく安定した演奏が可能です。
「Xiaomi Populele U1」23インチウクレレに装着
そして上記画像はこちらのモデルです。
関連Xiaomi Populele U1 スマートウクレレ レビュー|初心者におすすすめ入門用現代版ガジェットウクレレ
「Populele U1」は、23インチウクレレですが、こちらもぴったりフィット。開放弦の音も綺麗に奏でられます。
指板の太さはそこまで変わらないので当然といえば当然とはいえ、恐らくほとんどのウクレレにマッチするはずです。
動画紹介
※カポを使用した動画ではありませんが、初心者でもこのぐらいならすぐに弾けるようになります。ところどころ引っかかってますがご了承くださいw
また、カポ仕様の楽曲はもうしばらくお待ち下さい。
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気になった点・注意したほうがいい点
気になったのは唯一、
- 耐久性
のみです。
価格から言えばある程度使えればいいので割り切るしかありませんが、バネ式はスプリングが命。ここが錆びてきたり弱ってきたら使えなくなります。
購入してから数か月、しばらく使っている限りでは、チューニングのずれ等もなく、不満はありません。
しいて言うなら、「Galuxってどこのブランドやねんw」というぐらいです♪
Galux GC-500Uウクレレ用カポ 総合評価
どのカポもいえることですが、価格は数百円から数千円で購入可能です。
ウクレレ専用のカポは、ギターより圧倒的に数が少なく、ほとんどのモデルが1,000円以下で購入可能です。
もしかしたら、
- カポがあると演奏の邪魔になりそう
と思う人もいるかもしれません。
確かに、何もない状態と比べれば、若干弾きにくさは否めません。
でもそれも慣れです。
本来なら(特にウクレレならなおさら)、すべてのコードを自分で何度も練習して、押さえられるようになるのが理想です。
とはいえ、C、Am、F、G7といった、主要なコードを覚えた人であれば、もっと弾きたい欲求が生まれてくるはずです。
簡単に押さえられるコードを覚えたら、カポを使って楽曲の幅を広げましょう!おすすめです。
【総合評価】 | |
製品名 | Galux GC-500U Portable Alloy Capo for Ukulele |
総合おすすめ度 | 4.7 |
フィンガーシェイカーでリズムの練習
最後にオマケです。
「フィンガーシェイカー」をご存じですか。
フィンガーシェイカーとは、
- 指に取り付けて、シャカシャカと音を鳴らすフィンガースタイルのシェイカー
のことです。
ウクレレを弾くと同時に鳴ってくれるため、リズムトレーニングはもちろん、ひとりの演奏もパーカッションが加わり、さらに華やかになります。
ただ、しっかりと手首が振れていないと、音が出なかったりもするので、練習にも最適のアイテムです。
こちらもお値段は数百円と安く、コンパクトで持ち運びも楽なので、もっと楽しんで練習してみたいという方は検討してみてくださいね。