加熱式たばこ市場に、また新たな製品が登場です。
本記事では、BATJ(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)ことgloより、スリムボディが特徴の「glo pro slim(グロー・プロ・スリム)」のレビューをしていきます。
確認
20歳未満の者の喫煙は、法律で禁じられています。
加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。
健康増進法で禁じられている場所では喫煙できません。
加熱式たばこの煙(蒸気)は、発がん性物質や、依存性のあるニコチンが含 まれるなど、あなたの健康への悪影響が否定できません。
Contents
glo pro slim(グロー・プロ・スリム) インプレッション
「glo pro slim(グロー・プロ・スリム)」は、その名の通り既存モデルの「glo pro(グロー・プロ)」をスリムかつスタイリッシュに設計されたモデルです。
ストア販売を皮切りに、glo&VELOオフィシャルオンラインショップにて、9月21 日(火)より発売。
グロープロの機能はそのままに、
- 通常×高温モード2つの加熱方法を搭載した薄型軽量モデル
です。
たばこスティックは、gloスリムシリーズ(neoシリーズ、KENTneostiksシリーズ)共用で、パッケージ含め“スリム”にこだわった製品となります。
既存モデルでも携帯性は充分担保されていましたが、従来モデルからさらに約25%もの軽量化を実現した本モデル。
筆者含め、日々持ち歩く必要があるデバイスなだけに、携帯性を最重要ポイントに置いているユーザーも少なくないはずです。
国内主力メーカー各社、主力デバイスが出そろった感のある中、BATの勢いはまだまだおさまりそうにありません。
スペック紹介
glo pro slim(グロー・プロ・スリム) | |
ブランド | glo(BAT:ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン) |
モデル | G701 |
カラー | ブラック/ホワイト/イエロー/ネイビー |
バッテリー容量 | 2000mAh |
加熱温度 | 通常モード: 250℃ ブーストモード: 280℃ |
充電時間 | 約90分 |
連続使用回数 | 約16回 |
加熱時間 | 通常20秒 ブースト10秒 |
使用時間 | 通常4分 ブースト3分 |
サイズ | 98.15mm × 44mm × 15.5mm |
重量 | 約74g |
※取説・ショップページ・公式サイト・製品仕様から抜粋
製品の特徴・概要
特徴は前述の通りですが改めて。
- スリム&スタイリッシュデザイン
- 従来と同じ加熱速度と加熱技術
- 約25%の軽量化を実現
何度も言っている通り、グロープロの薄型軽量デザインのスタイリッシュモデルです。
薄型になっている分バッテリー容量が減ったことで使用回数も減ってしまってはいるものの、その分携帯はしやすくなっているのは間違いありません。
筆者的に従来モデルは、重量はそこまで気になりませんが、ポケットに入れた際厚みでこんもりするのが少し気になっていました。
グロープロスリムはカードのような薄型形状なので、その点が解消されていて持ち運びがより快適です。
外出用は本モデル一択になりそうです。
- 薄型スリムデザイン
- 既存モデルと同性能
- 重量わずか74g
- 使用中に熱をかなり持つ
- 加熱型特有の穀物臭
glo pro slim(グロー・プロ・スリム) 実機レビュー・評価・感想
今回はサンプル品のため、「ケント・ネオスティック・インテンスリー・フレッシュ」同梱版です。
カラーは4色ありますが、レビューにはイエローのモデルを使用します。
化粧箱・パッケージ
前述の通り、画像は通常パッケージとは異なります。
通常の「glo pro slim」のパッケージには、サステナブルパッケージを導入しているとのこと。
プラスチック材料の使用量を削減し、化粧箱内トレーには再生紙を利用するなど、より環境に配慮した製品パッケージを採用しています。
梱包に関して言うと、各社環境配慮している節はあるものの、デザインセンスに優れているのはダントツでBATJではないかと個人的に思います。
【パッケージ内容】
- glo pro slimデバイス(G701) × 1
- USB-Cケーブル × 1
- クリーニングブラシ × 1
- 保証書 × 1
- ユーザーガイド × 1
- フライヤー他
※ネオスティック(たばこスティック)は除外しています
ユーザーマニュアルは、裏面に英語と韓国語、表面に日本語仕様のペラ紙となっています。
使い方はどのデバイスもほとんど変わらないのでこれで充分。この辺りも“サスティナブル”なのかもしれませんね。
筐体・デザイン
筐体全体は恐らく樹脂製。質感はマットで光沢が抑えられています。
たばこスティックを挿入する側が少し膨らんで(厚み15.5mm)いますが、最薄部分は約10mm程度で、本当にスリムです。
反対側には、仕様や型番(G701)、認証などが印字されています。
コントロールボタンやLEDインジケーターランプは、既存モデルなどはど真ん中に配置されているものが多いですが、それらとは少し異なり側面の薄い部分に配置されています。
スライドカバーは、従来モデルと同様上部に配置。
カバー自体は特に特殊な加工やデザインはされておらず、ツルっとしています。
大きめに設計されているため、開けづらいということはなく、開閉は容易です。
底面にクリーニングスティック挿し込み口、USB充電ポートを配置。
クリーニングスティック挿し込み口蓋は、爪などで浮かせてくるっと回して開ける仕様です。開閉は容易で、力は全く必要ありません。
開閉頻度はそこまで多くはないかもしれませんが、定期的なメンテナンスは必須となるので、このぐらい簡単な機構の方がユーザー的にはありがたいですね。
重量は公称通り誤差なく74g。
パッケージに内容でも紹介した通り、クリーニングブラシは付属。従来と異なるのはカバー(ケース)が付いた点。
クリーニングすると、ブラシにニオイが付くのでケースを付けてくれたのは嬉しい改良ポイントです。
因みに、アダプターの付属はありません。
glo pro slim(グロー・プロ・スリム) 使用感レビュー
こうして並べてみても、従来のグローモデルのデザインを継承している感はあまりなく、新たなデバイスという感じ。
超薄型のモバイルバッテリーや、薄型の外付けSSDと見間違うかのようなデザインです。
では本章より、吸い応え含め使用した際のレビューをしていきます。
ハイパーより控えめなライトな吸い応え
グロープロと同じく2種のモードがあり、通常モードは2秒、ブーストモードはコントロールボタンを4秒長押しします。
- 通常モード:水色のLEDが約20秒点滅
- ブーストモード:青色のLEDが約10秒点滅
通常モードではやはりかなりライトな吸い応え。当然ですがグロープロと全く同じ喫味が味わえます。
キックは控えめで、喉への刺激はかなり抑えられています。
ハイパーやハイパープラスユーザー(他社デバイス含む)にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
もちろんブーストモードを使用すれば、時間は短くなりますが、ソコソコの満足感を得られます。
それでも紙巻きでいうところのスーパーライト~ライトぐらいの塩梅なので、そこまでキックが強くない方が好みなら、グロープロスリムはオススメ。
グロープロユーザーなら周知の通り、逆にガツンとした刺激が好みなら、ハイパーかハイパープラスがオススメです。
手になじむ筐体フォルム
実はグロープロスリムは、厚みや重量は減っているものの、筐体サイズ(側面の表面積)は少し大きくなっています。
従来モデルに比べ、高さが10mm以上大きく「薄くなって軽くなっても大きくなってちゃねぇ…」と思ってましたが、実際持ってみると意外や意外、手によく馴染みます。
ちょうど膨らみ形状の部分のおかげでホールド感がよく、そのまま親指でコントロールボタンを押せる設計となっています。
ホールド感は、74gという軽量設計なのもポイントになっていそうです。
バッテリー残量はコントロールボタンを押すことで確認可能です。
- 点灯無し:残量無し
- 赤色:10%未満
- 黄色:30%未満
- 水色:60%未満
- 青色:100%未満
気になった点・注意したほうがいい点
これまで同様、加熱式たばこであるが故の注意点となります。
- 熱を持つこと
- 臭い
この二点に尽きます。
これまでも同社、他社問わずいくつかのデバイスをレビューしてきましたが、加熱後アイコス以外は割と熱を持つ印象が強いです。
ただ本デバイスはそれがより顕著。
加えてライトな吸い応えとは裏腹に、加熱式たばこ特有のニオイは何も軽減されていません。
紙巻きに比べ有害物質は軽減されても、ニオイがする以上嫌煙者にとってはただの苦痛。
当たり前ですが、吸う場所や環境など充分注意が必要です。
glo pro slim(グロー・プロ・スリム) 総合評価
日本においても、将来的に紙巻きたばこが世の中からなくなることは必然。その代替案としての加熱式たばこ市場は、今後さらに過熱し続けてくのもまた必然です。
軽量薄型になった「glo pro slim(グロー・プロ・スリム)」は、携帯性を重視する人にとって魅力的なデバイスと言えそうです。
薄くなったことによる握りづらさはなく、むしろホールド感は良好。
ライトな吸い応えと携帯性重視なら1台は持っておきたいデバイスです。
【総合評価】 | |
製品名 | glo pro slim(グロー・プロ・スリム) |
総合おすすめ度 | 4.0 |
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