こんにちは。
絶賛喫煙中の管理人です。
さて、日本国内でも喫煙者には非常に肩身が狭い時代です。
→禁煙違反者に過料30万円 厚労省案、飲食店側にも罰則 - 共同通信 47NEWS
僕は喫煙者ですが、有害とわかっているものに対して、“対応が遅すぎる”という感想とともに、“室内での喫煙禁止はなるべくしてなった”としか思えません。さっさと禁止にするなら禁止にしてくれていいとさえ思っています。
すでにフィリップモリスは紙たばこから撤退表明しています(いやでも全員アイコスにして欲しいならもっと生産して転売ヤー一層しろやw)。
→「フィリップ モリス」紙巻きたばこから撤退表明(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
当ブログを昔から読んでいる方はご存知かもしれませんが、僕は海外(イギリス)に約2年ほど住んでいたことがあります。
10数年も前の話ですが、その頃からヨーロッパはとっくにパブリックスペース(公共の場)での喫煙は禁止されていましたし、別段衝撃もありません。
ただ、これには別の弊害も出てきます。
最近近しい人が続々と“禁煙”という(謎の)ワードをほのめかしているのもあり、少し思うところがあるので記事にしてみます。
喫煙者ですが、どちらかというと禁煙啓発記事です。
Contents
日本の禁煙運動を考える
世界のタバコ事情
今は日本にいるので、現在の世界のタバコ事情がどうなっているのか定かではありません。ただ、僕が滞在していた当時でさえも、既に規制は厳しかったです。※主語が大きくてすみません。厳密にはヨーロッパです。
飲食店はもちろんのこと、パブやバー、クラブでさえも室内は禁止。僕もつまみ出されたことが何度もあります(別のもの吸ってても含む)。
一部の小さなスナックやバーなどはオーナーが勝手に喫煙可にしているところもありましたが、大ぴらではなく仲間内で集まる時に限定するとか喫煙者のみが集まる社交の場となっていました。
ヨーロッパのタバコ事情(フィンランドですが)について、現在まさに住んでらっしゃる方:CaptainJack(@CaptainJacksan)氏が記事にしてくれています。先進国は大体こんな感じだと思います。ご興味のある方は是非どうぞ。
→フィンランドのタバコ事情。喫煙環境はどうなってるの? - JACK HOUSE
世界を少し見て感じたこと
“日本ぬるい”この一言に尽きます。
まず、煙草安いですよね。
高い高いと言われていてもそれでも安いです。ヨーロッパは国によって多少違いはあるものの、一箱大体1000円前後。もっと高くすれば普通にやめる人もっと多いと思うんですけどね。
そして表記もぬるい。
ここでは載せませんが、パッケージ相当エグいんですよね。
煙草で侵された肺の写真や抜け落ちた歯、EDなどなど、パッケージがグロいです。新聞やメディアにしてもそうですが、ちょっとしたことでやれPTSDだ、なんだかんだと目くじらを立てたらきりがありません。
ちょっと論点から外れましたが、パッケージを見れば“タバコは危険なもの”という先入観が一発で植え付けられます。
一部優しいのが残ってたので、ちょっと紹介します。
UKの巻きタバコです。日本のように優しい言い回しではありません。よく見るやつですが"Smoking kills"を直訳すれば「喫煙は殺します(タバコを吸うと死にます?)」ですからね。
そしてこれはフランスです。こちらは比較的優しい文言です。"Fumer pendant la grossesse nuit à la santé de votre enfant"というのは、「妊娠中の喫煙は赤ちゃんに害を与えるよ」的なやつです。
裏側にもわかりやすくしっかり書いてあります。フランスも"Fumer tue(Smoking kills)"が書いてありますね。
ちなみに上記は日本国内で流通しているタバコに記載されている文言です。裏にも一応書いてはありますが、目立たないし、ぬるい。※ご自身の目で確かめたい方は「海外 タバコ パッケージ」とでも検索かければワラワラ出てきます。
- 日本はタバコ安いからさっさと値上げしよう
- 表記ぬるいからもっとドラッグ感出そう
全面禁煙化による弊害
全撤廃とは絶対にならない
なんども言っていますが、僕は喫煙者ですし、肩身が狭いのはあまり嬉しくはありません。ですが禁止となればそのルールに従うまでです。
実際、海外滞在中に何か不便を感じたかというと全く感じませんでした。“そういうもの”という認識があれば案外適材適所で人間適応できるものです。
ですが、飲食店含め、パブリックスペースでの喫煙を禁止にすることでのしわ寄せが必ずやってきます。そちらにも目を向けて欲しいんですよね。
おそらく非喫煙者は「全面禁煙ヤッホー!喫煙者ザマァw」という感じでしょうが、喫煙者は一定数必ずいます。JTと財政界の利権の絡みなど、多額のお金が動いているのも否定できませんし、違法化や全撤廃とは絶対にならないでしょう。
次章にてもう少し弊害について述べていきます。
全面禁煙化のその後も考えて欲しい
全面禁煙となると、売り上げダウンを懸念して、飲食店(商売をしている人)の多くは喫煙者のために喫煙スペースを設けます。
するとどうなるかというと、海外もそうでしたが、そこの部分(スペース)、終始煙で臭いし汚くなります。
スペースが確保できる立地ならまだしも、都内ではおそらく店の前などに(ますます)喫煙所が設けられていくでしょう。
常に煙が立ち上り、その周りだけツバやポイ捨てのある飲食店に入りたいと思いますか。
国によっては室内禁止にかこつけて、テラス席なら可となり、店の前のテラス席がほぼ喫煙者という状態にもなりかねません。
嫌なら行くなというだけの話ですが、もっとこういった店舗が増えてくると思います。
もう一つは、路上喫煙が増える。
当たり前ですね。室内で吸えないなら路上が増えます。都内の条例でも実は“ポイ捨て”や“歩きたばこ”が禁止なだけで、喫煙自体を禁止するものでない場合も多いんです。
都内はさておき、地方はますます路上喫煙増えますよね。
僕の肌感に過ぎませんが、海外は、少し郊外に行くと歩きタバコがかなり多かったように思います。公共スペースでこそ気をつけるものの、郊外での(見えないところでの)ポイ捨てはさらに激化するんじゃないかと思います。自治体は今後さらなる努力が必要になるはずです。
- 喫煙者は必ずいるので全撤廃になることはない
- 喫煙スペースモクモクしてヤヴァイ
- 自治体頑張らないと街が汚れる
別のものへの移行
せっかくのなので、大麻についても少し。文中にこんな記述がありました。
また、タバコが厳しく規制されていく中で、タバコに見切りをつけ別の何かに移行する人たちも現れだしました。そう、大麻です。2014年現在、フィンランド人の19%が大麻を吸ったことがあるとする調査結果があります。
これはこれでいいんじゃないでしょうかね。タバコより害ないですし。前も書いてますけど禁止するから反発生まれるんですって。
嗜好品はさておき、医療大麻解禁しましょ。
喫煙禁止するなら徹底的に!
電子タバコ欲しい。誰か買って。
あとがき
私ごとですが、喫煙者でありながら副流煙は大嫌いなんです。服に臭いがつくのも嫌ですし、人のタバコの副流煙は超絶嫌いです。
都内に行くと路上喫煙禁止なので、喫煙所に行こうと思いますが、とにかく臭いし汚いんですよね。サービスエリアや空港の喫煙所なんかもそうですけど、臭過ぎて敬遠したくなります。
ぬるいことやってないでもっと厳しくしませんか(ついでに酒も)。
結局一人一人のマナーに落ち着いてしまいますが、一個潰したところでまた次の課題が出てくるのは明白です。ただ単に海外真似るのではなく日本らしい何か新しいことをして欲しいと切に願います(それが何かは知らない)。