日本って食洗機の需要あまりないんですね。
“食洗機 今後も利用したい”は5割以下。その不満点とは? | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
システムキッチンであれば割とどこのメーカーでも標準(オプションも可)でついてたりするんですが、「あっても使わなくなる」というのも何となくわかります。
電気代もかかるような気がするし、日本の食卓は海外と違ってそんなに皿使わないですからね。記事内でも言及している通り、海外では需要がありすぎるぐらいあります。
一方で、欧米では食洗機の普及率は90%以上で、家電メーカー各社の競争も激しくなっているという。
著者もイギリス滞在中は5か所ぐらいアパートを転々としましたが、全ての場所でついていました。
日本であまり使われてない理由は、以下の通り。
食洗機の不満点として「変わったかたちの食器、大きな食器がいれにくい」(52.5%)、「洗えない素材のものがある」(34.8%)、「一度にたくさんの食器を洗えない」(32.7%)、「少量洗うのはかえって効率が悪い」(30.4%)といった点が上位に。
一位の「変わったかたちの食器、大きな食器がいれにくい」を払拭する方法が実はあるんです。それは業務用を使うこと。
高所得者はビルドインタイプなんかやめて業務用にしましょうww
何でも入れたい放題です。又、これから飲食店開業予定という人も参考にしていただければと思います。※入れちゃいけない素材もあるのでお気を付けくださいね。
Contents
食器洗浄機の種類
食器洗浄機には大きく分けて4種類のタイプがあります。
アンダーカウンタータイプ、小型ドアタイプ、ドアタイプ、ラックコンベアタイプです。それぞれ簡単に説明します。※全て動力(三相200V)で選定。
アンダーカウンタータイプ
業務用では一番小型でカウンター下などに設置するタイプ。
店舗スペースに限りがある場合や出来るだけコンパクトに済ませたい方向け。恐らく家庭に導入するならこれ以外ないと思います。
小型ドアタイプ
読んで字のごとくラウンド型のドアがついたタイプ。
店舗ではこれを採用しているところが結構多いです。スペースさえあればこれもいいかもしれません。
ドアタイプ
大型のチェーン店や回転率の高い場所でよく使われています。
洗浄能力が一番の魅力。これを家庭用にしたら間違いなく宝の持ち腐れ。
ラックコンベアタイプ
たぶん家庭用で使ってる人はこの世にいないと思います。
比較的大きな施設(福祉施設、病院等)で使われています。ホームパーティーを連日連夜行い50名以上にフルコースを毎日提供するというならあってもいいかもしれません。
出典-冷蔵庫 製氷機 食器洗浄機 給茶機など厨房機器が充実|ホシザキ電機株式会社
設置の際の注意点
業者に丸投げすれば済む話なんですが、いくつか注意点があります。そのへんを簡単に解説します。
電源の確認
新築ならまだいいんですが、リフォームやリノベーションの場合、電源を新設してもらった方がいいかもしれません。
今回ご紹介した機種全て動力(三相200V)なので、家庭用コンセントとは別に新設で動力の電源を確保しなければなりません。
アンダーカウンタータイプであれば100Vのものもありますが、ランニングコストを考えると動力にした方が得策です。
排水必須
以前こちら(自宅で使う失敗しない業務用厨房機器の選び方-冷蔵庫編- - 非アクティビズム。)でも電源と排水には触れています。内容は変わりません。が、食洗機はかなり水を使います。
なので、必ず排水が必要になります。それはそれはドバドバと。
設置するのは一階の方が賢明。そして耐熱の塩ビパイプを必ず使うようにしてください。※ヒドイ業者は耐熱使わないところがあります。
ブースター別
今回選んだ機種は全て貯湯タンク内臓というタイプ。
一般家庭であれば給湯設備がついているはずです。だけど食洗機設置の際は別途、食洗機専用の給湯設備を設けてください。
食器洗浄機には貯湯タンク内臓タイプと貯湯タンクがついていないブースターを別途つけるタイプがあります。
簡単に言うと貯湯タンク内臓の場合、給湯からお湯を供給して使用するのに対し、ブースターをつけるタイプはブースターでお湯にして食洗機に供給します。
ブースターは別途排熱の問題(ガスタイプ)と電源の確保が別途必要になります。(※厳密にいうとブースタータイプも給湯は必要)
ラック、洗剤は別途
食洗機には必ずラックが必要です。一個は付属でついているんだけどタイプも色々あるので要検討。
それと洗剤も別途必要です。
メーカー純正じゃなくても洗剤はあります。ですが、メーカー純正を使った方が後々メンテで面倒くさいこと言われずに済みます。
ただ、メーカー純正は2倍ぐらいの値段。
とまぁいろいろ言ってきましたが、業者に投げるのが一番手っ取り早いです。
出来れば店舗建築等経験のあるところにやってもらうのが無難だと思います。
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オススメアンダーカウンターアレコレ
業務用だけど個人でも買えるおすすめの食器洗浄機をご紹介していきます。省スペースの店舗用にもオススメです。
ホシザキ 食器洗浄機 アンダーカウンタータイプ 貯湯タンク内蔵
商品の説明
仕 様 電 源 :三相200V 50Hz/60Hz共用 消費電力 :505/505W(力率82/82%) (最大1220/1220kW) ラック処理数/時: 40(ラック/500×500mm) 大皿枚数/時 標準640枚(φ230mm) カップ個数/時:800個 タンブラー個数/時:1440個 電熱装置:1.02kW(洗浄機側) 3kW(貯湯タンク側) サイクル時間:標準:90秒 (本洗い78秒、休止5秒、すすぎ6秒、休止1秒) 外形寸法 :W600*D600*H800(mm) 洗浄方式:上下回転ノズル方式(トリプルアームノズル) (洗浄ポンプ400W すすぎポンプ100W)
Amazonより引用
先ほどもご紹介したペンギンマークのホシザキ製。
国内シェア1位を誇ってるので見たことある人も多いと思います。ブランドにこだわりたいならこれですがブランドのせいで値段は一番高いです。
マルゼン 食器洗浄機(食器洗浄器) 食器洗い機 業務
商品の説明
商品詳細情報: 商品型番/型式:MDKLTB6 メーカー:マルゼン 外形寸法:幅650×奥行600×高さ800(mm) 洗浄能力/h:大皿960枚/60ラック 扉開口部高さ280 mm (高さ200mmのラックまでご利用になれます) 洗浄サイクル(ラック/時):60(短) 40(中) 20(長) 湯量(L):洗浄槽19L 貯湯タンク6L ※すすぎ湯使用量:4L(L/ラック) すすぎ湯使用量は変更可能です。 洗浄槽水温度(℃):60℃ すすぎ湯温度(℃):80℃ 電源:3相200V (50/60Hz) 電源コードはプラグが付いていません 手元開閉器容量:15A 消費電力(W):3550/3750W 洗浄ポンプ出力(W)(50/60Hz):350/500 すすぎポンプ出力(W)(50/60Hz):230/380 ヒーター消費電力(W):洗浄槽 1200 貯湯タンク 3000 給湯口: 15A 排水口:25A(排水ホース付) 製品質量(Kg):92kg(MDKLTB6本体)
Amazonより引用
Amazonは高いです。なので楽天、Yahoo!の厨房機器専門店で探した方がいいです。
マルゼンはエコタイプというのがあります。因みに上記はエコタイプではありませんので選ぶ際はお気をつけくださいね。
パナソニック( 旧サンヨー) 食器洗浄機 アンダーカウンタータイプ
商品の説明
■商品詳細
メーカー パナソニック( 旧サンヨー)
型番 DW-UD44U3 (50Hz)
外形寸法(mm) 幅600 奥行600 高さ850
製品質量 75kg
洗浄能力 42ラック(皿672枚/時 グラス1512個/時 どんぶり378個/時)
すすぎ
水量 標準 約2.6L/ラック(可変)
節水 約2.2L/ラック
超節水 約2.0L/ラック
すすぎ温度 85℃
電源 単相100V
消費電力 4.41/4.42kw [50/60Hz]
運転電流 12.96/13.0A [50/60Hz]
適合コンセント 接地形3極差込み・20A 250V
付属品 ラック1個、配管ストレーナー1個、
フレキシブルホース1本
備考 10号程度の給湯機が必要です。
ブースター内臓Amazonより引用
パナを使ってるところもたま―に見かけます。予算のある施設などで一括購入でパナ製を使ってたりしますが、結構レアといえばレアです。
洗浄能力は各メーカーこぞって頑張ってるので、ブランドで選んでみるのもいいかもしれませんね。
他にもメーカーはタニコー、大和冷機、フジマックなど色々あります。先述の通り個人的にはAmazonよりはヤフーや楽天で探す方が得策かなと思います。
最後に
安い買い物ではないので充分納得のいくものを探してみるといいです。
店舗に設置したい人は、他の機器類とまとめて買った方がメーカー(代理店)も値引きしやすいので、そのへんも加味して選んでいただければと思います。
それと、小型ドアタイプ、ドアタイプ、ラックコンベアタイプには通常、ソイルドシンク、クリーンテーブルと言った特注の板金を作る必要があります。
飲食店開業お考えの方はご注意を。
ご質問等ございましたらコメント欄かTwitterなどでお答えしますのでご連絡ください。
昨今は少子化だけど大家族には業務用の食器洗浄機おすすめですよ。