春夏秋冬サーフィンって出来るんです。
寒かったり天気が悪かったりすると、どうしても足が遠のいてしまいますが、サーフィンは一年中出来るスポーツです。
夏だけの遊びではないサーフィン。海に入れば入っただけ上手くなります(教えてくれる人がいた方がい絶対にいいんですけどね)。
というわけで本日は、管理人が実際にぶつかってきた問題や注意すべきこと、初心者の頃のサーフギアの選び方などをお話ししていきます。
みんなピースフルにサーフィンしようウホ!
冬から始めれば夏にはヒーローになれるかもウキ?!
Contents
サーフィンを始めると確実に直面すること
サーフィンはほかのスポーツと比べて、非常に上達スピードが遅いです。
それもそのはず、社会人になると週末サーファーがほとんどで、しかも相手は自然の海です。せっかくの休みで「やっとサーフィンだ!」と思っても波が立たないと練習すらできません。
そうなると、ほとんどの人が「一向に上手くならないこと」を理由にやめていきます(運動神経良くてもショートで立つには時間がかかります)。
入れる回数※週末サーファーの場合
- 4回/月×12ヶ月(1年)=48回
単純計算ですが、上記は毎月週1回必ず入った場合です。
先述の通り、相手は自然の海の為、当然波がない日や、逆にクローズコンディション(海が荒れて入れないようなコンディション)、また自分自身の体調等で入れないこともありますよね。
特に夏から始めた方に多いですが、夏だけサーファーでは絶対にうまくなりません。とにかく回数を重ねて、足しげく通いましょう。
サーフィンは立って横に滑るまでがものすごく大変ですが、立てるようになると面白いんです。チャラく見えるサーフィンは凄くキツイスポーツなんです。
サーフギア選び
僕は始め、ウェットスーツはセミオーダー、ボードは中古で買いました。若かったし運動神経もそれなりに自信があったので、勧められるがままショートボードを選びました。
それはそれでよかったんですが、最初からペラペラのボード使ったので、正直苦労しました。やはりどこにでも書いてありますが、最初、特に初心者のうちは浮力のあるボード、これが一番だと思います。
サーフギアはピンからキリまでたくさんあります。
ですが、いつまで続くかわからないものにそこまでお金かけたくないですよね。
予算があれば別ですけど、サーフショップやヤフオク(またはフリマなど)で中古を買う、という選択肢もアリです(それでも地味に高いですけど。)。
ただ、やはり現物は見るに越したことはないです。
リペア(修繕)箇所の確認ができますし、サーフボードの形状(ノーズ*1*2、テール*3、レール*4、デッキ*5、ボトム*6、ロッカー*7などの確認もできます。
ウェットに関しては出来れば新品、と言いたいところですが吊り下げでも問題ないと思っています。でも試着してサイズ確認は必ずしてください。
サイズ確認しておかないと水がガボガボ入ってくるか、苦しすぎて可動域が少なくなったりしますので。 これではウェットの意味がありませんからね。
夏場のロンスプやシーガルあたりは試着必須だけど吊り下げで問題無しウホ!
ただ水温が低い(3mmジャーフル必須の)時期はセミオーダーが理想ウキ!手首や足首ぐらいは調整しておきたいウキ!
ボードの種類
今はネットで何でも買える時代。「サーフボード おすすめ」で探せばいくらでも出てくきますよね。
ただ、そこで紹介されているものは、有名ブランドか有名なシェーパープロディースのモデルだったりします。初心者にはここまでのものは必要ありません。
まずは、自分がどんなサーファーになりたいかを少し考えて選ぶといいかもしれません。
基礎知識として、簡単にボードの種類を説明していきます。
ロングボード
長さでいうと9フィート(約270cm)から上ぐらいのボード。
一番長さがあって浮力もあるので波に乗ったときに安定はしています。
浮力がある分パドリングに力を使わないからなのか、女性やご年配が多い印象。とはいっても奥の深いロングボード。立てたら終わりじゃありません。ロングもめちゃくちゃカッコイイです。
長くて厚い分重さもあるので、風が強い日に運ぶときは要注意。風にあおられて車にぶつけたり人にぶつけたりしないように。
確認
一日サーフィンスクールでほとんどの人が立てるようになる。そのためサーフィンが簡単と勘違いしがち。初心者でも板が走る(スープから乗る)感覚は一番掴みやすい。
ファンボード
ロングと(後で紹介する) ショートの中間のボードです。長さは200cm~270cmぐらいでしょうか。
ロングへ移行するならセミロング(ちょっと長め)を選んで、ショートへ移行するなら短めを選ぶといいと思います。
特徴としては短い分操作性もあり、初心者が沖に出るときのパドリングも楽です。サーフィンを楽しむということであれば一番最適なボード。ゆくゆくはショートだ!という人にもおすすめです。
確認
初心者には一番おすすめとされる種類のボード。浮力があるためドルフィンスルー(向かってくる波を潜ってやり過ごすこと:英語ではダックダイブ)が困難。ゆくゆくはショートを目指すなら浮力がありすぎるものは避けるのが吉。
ショートボード
一番操作性に優れていて小回りが効くボード。大体190cm以下が目安です。
トリッキーな技やターンなど、とにかく波の上でカッコよく動き回りたいという人はショート一択です。
日本では一番多く見かけるボード。そして若い人ほどショートの傾向があります。もちろん市場に多く出回ってるので価格も比較的安価で買えます。
ただ、いきなりショートを選ぶと、初心者はかなりの確率でつまづくと思います。進まない、立てない、で挫折しかねないので、もしかしたら波に乗る楽しさを知ってからでもいいかもしれませんね。
確認
ショートボードもハイパフォーマンス、フィッシュ、シングルフィンなどがある。素材も様々、フィン形状も、シングルフィン、ツインフィン、トライフィン、クワッドフィン、ファイブフィンなど種類が豊富。ポリエステルのトライフィンが流通量が多くスタンダード。
どのボードを選んでも乗れれば気持ちいしカッコイイウホ!
形状も色々あるから、まずは厚みと幅のあるボードをチョイスウホ!
ただ、ファンボードに批判的な人もいるから、ショートかロングで選択するのもアリかもウキー!
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サーフィンをする上でのルールや注意点
サーフィンには世界共通のルールがあります。
また、その土地その土地のローカルルールもあります。この辺はお住いの地域によっても若干の違いがあるので、やりながら覚えていってください。
サーフィンで絶対に守るべきルールは、“ワンマンワンウェーブ”が原則です。
本章では「サーフィンをする上でのルールや注意点」を解説していきます。
サーフギアが揃ったらあとは海へ
“ものが揃ったら早速海へ”と言いたいところですが、前述の通り、サーフィンは「ワンマンワンウェーブ」が原則。
ワンマンワンウェーブというのは、その名の通り、一つの波に乗れるのは一人だけという世界共通のルールです。
三角に崩れる波(ピークから左右にブレイクする波の場合)は、左右それぞれ1人づつ乗ることができるなど、細かいことは色々ありますが、これは最低限のルールです。
また、サーフィンは自然が相手のスポーツです。
初心者のうちは特に、海に入る前にカレント(海流)なども気をつけなければなりませんし、必ず自分のレベルに合ったところ(波)で入るようにしましょう。
過信すると大きな事故になりかねません。
未然に事故を防ぐためにも最低限のルールは必ず守るようにしましょう。
みんなが気持ちよく入るためには当たり前のルールは守ろうウホ!
タバコのポイ捨てなんかもってのほかウキ!
結構海で見かけるから気をつけるウキ!
波待ちでは細心の注意を払う
初心者の頃は、沖に行くのが怖いんですよね。
ですので、波待ちを足の着くところや、手前(岸より)でしてしまいがちです。若しくはスープ(波が崩れて泡立っているところ)で練習、なんてこともあると思います。
スープで練習するのは初心が必ず通る道です。それはそれで問題ありません。先述の通り、海はみんなのものですからね。
でも一点だけご注意ください。
実は著者も何度かやらかしたり、やられたりしてますが、中途半端なところにいると沖から乗ってきた中上級者の進路妨害になります。
上級者はさておき、初級者(中級者も波サイズによって)に毛が生えたぐらいでは、とっさに避けることが出来ません。
サーフボードのノーズやフィンに当たると簡単にパックリと切れてしまいます。また、自由のきかない海での事故は大事故になりかねません。楽しむことが大前提ですが、常に周りに目を配り、最新の注意を払うように心がけましょう。
前ノリはもってのほかですが、心の狭いローカルがいる(実際いないことはないけど)とよく言われています。
ですが、心を狭くしているのはビジターである外から来た人たちがそうさせていることがほとんどです。
顔があったら「こんにちは!」何かしたら「ごめんなさい!」ウホ!
子供でもわかることウキ!中・上級者も広い心で接してあげて欲しいウキ!
教えてもらうのが一番の上達の近道
初心者が上達するには、サーフショップ行ったり、サーフィンスクールに行って教えてもらうのが一番です。でも著者は一切そういうものに行かずに、ひたすら海へ行きました。
もちろん立地(住んでいる場所)の関係もあるとは思いますが、本当に遠回りなので、少なくとも最初のうちは、教えてもらえる人と一緒に行くのが理想です。
もし、教えてくれる人が身の回りにいなければ、素直にサーフィンスクール通いましょう。サーフィンが“どんなものか”というイメージもつかみやすいと思います。(何ならボード買う前でもいいです)
最初はフォームもクソもあったものじゃないですけど、教えてもらえるのと教えてもらえないのでは、後々雲泥の差です。
フォーム、ルールなど基礎的なことはもちろん、その後アドバイスももらえますし海でちょっとしたコミュニケーションも取れたりするので人脈も広がります。
基本がわかったらとにかく行きまくる
何でもそうですが、練習無しに上手くはなりません。
フォームやイメージをあらかじめ頭と体に叩き込んだら、あとは海に入るのみです。
波があろうがなかろうが入ってください。波がなければパドリングして帰ってくるだけでも構いません。
パド筋(パドリングに使う筋肉のこと)は回数入らないと絶対につきません。
確かに陸トレである程度カバーできるかもしれませんが、サーフィンに使う筋肉は“独特”です。
と、このぐらいやらないとホントに上手くなりません。「イージー?」「メロウ?」なイメージと真逆のスポーツです。※上手くなってくると感じられるので焦らずじっくり楽しみましょうね。
とにかく回数行かないと本当にうまくならないウホ!
諦めないで通えば少しずつうまくなるから我慢、我慢ウキ!
動画を撮って客観的に見てみるのもいいウキ!アクションカメラも中華アクションカメラならめちゃくちゃ安いウキ!
サーフィンの動画撮影に最適
サーフギア選び
ここまでは、サーフィンを始める前に最低限注意すべきことをお伝えしました。
本章からは、サーフギア選びにスポットを当てていきます。
最初は、できればサーフショップで体格に合ったボードを選んでもらうことをオススメします。
ただ、予算の問題もあると思いますので、あまり大声では言いたくありませんが、できるだけ費用を抑えたい方にオススメのお店があります。2枚目3枚目のボード選びにも案外使えますよ。
サーフギアを安く手に入れる
かの有名な『ハードオフ』を筆頭に、リサイクルショップの活用です。
店舗によってまちまちですが、ハードオフ等でさえも値付けが適当な場合が多いです。おそらく価値を解っていない感アリ。※店舗によってはしっかり値付けされてる場合もありますのでご注意ください。最近はしっかりしてきた印象が強いです。
状態が良くていいボードが、数千円~数万円で買えたりするんです。場合によっては、サーフショップより安く買えたりします。
また、店舗によってはウェットもたくさん置いてあります。
フルスーツはサイズの問題でちょっと厳しいかもしれないですが、ロンスプやスプリングであれば、メーカー品が格安になってたりします。
ただ最近は転売屋もいたりするので、比較的しっかり相応の値付けになっている場合も多いです。
状態はそこまでのぞめませんが、地域のリサイクルショップなどでも同様に安くいいものをゲットできたりしますので、チェックしてみるといいかもしれません。
その他最低限必要なサーフギア
いざ海に行こうと思っても、実はボードだけでは波乗りができません。
確実に必要なのは、「サーフボード」、「ウエットスーツ」、「デッキパッド」、「リーシュコード」、「ワックス」は最低限必要です。
ウェットスーツ
ウェットについては春夏秋冬季節によっても異なりますし、普段よく入る海の海水温度によっても異なります。
また、サイズの問題ももちろんあります。可動域が狭すぎる、水がガバガバ入ってきて使い物にならないでは話になりません。サーフショップで(近隣の海など細かい情報を)しっかり確認するのが良いでしょう。
重要度: 5.0
デッキパッド
デッキパッドについては必要ないという方もいらっしゃいますが、デッキパッドをなくすのは、上級者になってからで良いと思います。何しろ昔はなかったんですからね。
でもデッキパッドがあることで、グリップは間違いなく効くのでボード購入の際は同時購入をオススメします。最初のうちはメーカーにこだわらなくても問題なし!
重要度: 4.9
リーシュコード
リーシュコードはケチるのはやめた方が無難。というのも、事故になりかねないからです。
また、海水は劣化も激しいので定期的な交換が必要です(交換目安は1年程度-入る回数による-)。全てそうですが、海水に触れた部分はしっかり洗って保管するようにしてくださいね。
ショートなら6ft、ロングなら9ftを選ぶと良いでしょう。
重要度: 5.0
ワックス
ワックスは“ベースコート”と季節に合わせた“トップコート”が必要です。
各メーカーでグリップ力も違ったりしますが、基本はベースを塗って、季節に(海水温度に)合わせたシーズンワックスを塗ります。
日本の海では、2~4月がCold(11℃以下)、5~6月・11~1月がCool(11~17℃)、7~10月がWarm(17~22℃)と行った具合に選ぶと良いでしょう。Tropicalは大体水温22℃以上なので真夏の快晴時に使うような感じでしょうか。
ただ僕はCoolとWarmがメインという感じなので、グリップさえ効けばなんでも良いと思います。
注意したいのが、夏の車中などは高温になりすぎるので、ワックスが溶けてしまったなんてこともあります。炎天下の直射日光に当てるのはご法度です。管理に気をつけましょう。
合わせてリムーバーやスクレーパーも買っておくと塗り直しが楽チンです。
重要度: 4.5
冬の海水温度が低い地域はブーツやグローブなんかも必須アイテムウホ!
フィンもできれば店員さんにでも選んでもらって買っておいた方が良いかもウホホイ!
他にもキーボックスやハンガー、着替え用ポンチョ、サーフボードスタンド、リペア材とかあればあった方がいいアイテムもたくさんあるから、追い追い集めて欲しいウキ!
初心者〜中級者オフトレおすすめグッズ
最後に、今年こそは!という人のために、海に入る前の準備やオフトレにも役立つグッズを2つだけご紹介しておきます。
陸トレ体感トレーニング
本製品はAmazonでもベストセラーとなっているバランスボード。
水の上は非常に不安定です。波のない日やオフトレ用に体幹を鍛えておくと後で確実にプラスになります。体幹は他のスポーツにも重要です。
イメトレ用DVD
レビュー評価 | 4.8 |
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イメトレはあらゆるスポーツに共通します。
本プログラムは、プロサーファーの小川 直久氏監修のサーフィン上達プログラムです。
サーフィンは、行ける回数が限られている分、イメージも大事です。現在はDVDがなくてもYouTubeでも視聴はできますが、初心者がつまずく部分をプロならではの目線で、事細かにレクチャーしてくれています。
サーフィンは最初が肝心。
プロに教えてもらってサクッとライバルを抜かしちゃいましょう!
それと、オフトレ用といったらSK8ウホ!一本持っていれば波がなくても遊べるウホ!
慣れて来たらオフトレ用にSK8をゲットウホ!
下の記事で少しだけ紹介してるウホ!時間がある人はぜひ見てみ欲しいウホ!
まとめ
とにかくイメージよりかなりきついスポーツです。でも乗れた瞬間の喜びは何物にもかえられません。
今年こそ!と思っている人は是非重い腰を上げてみてはいかがでしょうか。