最近ちょこちょこ目にするようになったHOMTOM製品。
以前同社のエントリー機のレビューをしましたが、エントリー機にもかかわらず、上質な仕上がりの筐体で、少し驚きました。
ですがやはりエントリー機、ライトユーザーには問題ないと思いますが、スペック的にはやや力不足で、ガジェ通ともなると利用価値は若干低いかもしれません。
今回は、Galaxy S8に激似のミドルスペックスマホ「HOMTOM S8」を中華ECサイトのTOMTOPよりサンプル提供をいただいたのでレビューしていきます!
中華スマホは品名カブリありまくりんぐウホ!
似たような名前で間違わせて買わせようとしてるウキか?w
かなり長いのでレビューから見たい方は目次利用してウキィ!
Contents
HOMTOM S8 スペックレビュー・評価
HOMTOM S8 概要
今回ご紹介する「HOMTOM S8」は、4つのシリーズのうち"Classic and elegant business style design.(クラシックでエレガントなビジネススタイルデザイン)"を謳っているシリーズBの製品です。
スペック紹介
「HOMTOM S8」スペック | |
---|---|
ブランド | HOMTOM |
モデル | S8 |
カラー | ブラック、ブルー、シルバー |
CPU | MTK6750T Octa-core 1.5GHz |
RAM + ROM | 4GB + 64GB |
OS | Android 7.0 |
ディスプレイ | 5.7inch HD+ (720*1440) |
カメラ | フロントカメラ:13.0MP
バックカメラ:16.0MP + 5.0MP |
SIMカード | Nano SIM + Micro SIM or Micro SIM + TF card |
ストレージ | MicroSDカード(最大128GB) |
バッテリー容量 | 3400mAh |
ネットワーク | 2G GSM 850/900/1800/1900
3G WCDMA 900/2100 4G FDD-LTE B1(2100)\B3(1800)\B7(2600)\B20(800) |
対応言語 | 日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、アラビア語、マレー語、タイ語、ギリシャ語、ウクライナ語、クロアチア語、チェコ語、簡体字中国語、繁体字中国語 |
製品サイズ | 15.2 * 7.25 * 0.79cm / 5.98 * 2.85 * 0.31in |
製品重量 | 168g / 5.96oz |
最近のスマホは、ベゼルレスかもしくは狭小ベゼルの恩恵もあり、ディスプレイがかなり大きくなっていますよね。
本端末は、従来のスマホに多く採用されている16:9の画面比率ではなく、18:9の画面比率となっています。
また、ベゼルはかなりカットされているので、本体のサイズ感のわりに5.7インチの大画面で、スクリーン/ボディ比は83%まで広がっています。
そして、最近のスマホで多く採用されている2.5Dガラスによるラウンドエッジ加工、また、ミッド機としては充分なHD+(720x1440)の解像度となっています。
背面はこれまでのデザインを踏襲しつつ、ナローベゼルデザインとなっています。
滑らかなカーブのデザインで、手に馴染みやすくメタリックフレームで高級感を醸し出しています(厚み7.9mm)。
そして、背面の素材は三菱製のアルミ複合板を採用しタフに仕上げるとともに、同時に磨き上げも施されており、光沢のあるラグジュアリー感も演出。
メーカーサイトにカラーは4色と記載されていますが、実際はブラック、ブルー、シルバーの3色展開のようです。
SoCはMediaTekのMT6750Tを搭載。
国内に流通しているミッドレンジのAndroidスマートフォンでもいくつか搭載しているコスパのいいCPUです。 また、GPUはMali-T860。
メモリは中華スマホのミッド機らしく4GB + 64GBと大容量。
エントリー機では、たまに拡張が64GB止まりのこともありますが、本端末は128GBまで拡張可能。
カメラ性能は最近の中華スマホらしい、ソコソコの画素数です。メインカメラは16.0MP(ソニー製) + 5.0MP、サブカメラは13.0MPと記録媒体としても秀逸。
100ドル以下のエントリー機ですら指紋認証がついている時代ですが、本端末ももちろん搭載。
どんどん認識スピードや精度が高まっているような気がします。
そしてバッテリーは3400mAhと大容量、なおかつ5V/2Aの急速充電に対応しているのもユーザビリティに配慮されてますね。
この価格帯(150ドル〜300ドル以下)の中華スマホでは、選択肢の一つとして充分なスペックの端末ではないでしょうか。
本体サイズもやや小さめで、手に馴染みやすく、大画面でありながらちょうどいいサイズ感といった感じの上質感のあるスマホです。
- ミッドレンジらしからぬハイスペ端末
- 画面比率18:9、5.7インチのユニークサイズ液晶
- GALAXY S8にインスパイアされた(ような)洗練デザイン
- Type-C未対応(MicroUSB)
- サイズの割にやや重量アリ
※▼Tomtopへのリンクです。
※▼Gearbestへのリンクです。
ミッド機端末の中でもデザインのこだわりが強いかもウホ!
レッド系のカラーがあれば尚良かったウキ!
外観・パッケージ内容
今回はシンガポールからの出荷でした(TOMTOPの担当さん、出荷連絡等一切教えてくれなかったので、いつ出荷されたのかは不明。後日連絡がありましたが、7〜10営業日程度で届きます)。
ですが梱包はかなり好印象です。
あまり綺麗ではありませんが、海外輸送はぞんざいな扱いをされることが多いので、このぐらい厚めに梱包してくれると助かります。
三重に梱包してくれていれば安心ですね。
化粧箱は、大きめサイズで平べったいデザインです。
シンプルな外箱ですが、「HOMTOM」のシルバーの印字が高級感を演出しています。
スペックなどはシールに記載。
収まりもしっかりしてます。以前の端末もそうでしたが、HOMTOMは化粧箱含めてデザインに少し凝っているメーカーのような気がします。
【パッケージ内容】
- 1 * HOMTOM S8本体
- 1 * 充電アダプタ(Cタイプ)
- 1 * USBケーブル(MicroUSB)
- 1 * OTGケーブル
- 1 * SIMピン
- 1 * 取扱説明書
- 1 * PUケース
- 2 * 保護フィルム
- 1 * バンカーリング
- 1 * 変換アダプタ
何度も言っていますが、中華スマホ(中華ECサイト経由で購入する)のメリットといえば、 付属品がたくさんついてくることです。
上記の通りですが、中華スマホのケースや保護フィルムは、少し探しにくかったり国内で流通していない場合があるんですよね。
中国系のECサイトは結構太っ腹で、実はこれ毎度のことなんですが、かなりありがたい。
そして僕は使いませんが、最初からバンカーリングも付属しています。
OTGケーブルはデフォの付属品だと思いますが、正直セットになっているのを今回初めて見ました。
純正アダプタを使いたい方は、Cタイプのプラグ形状のため、国内で使用するには、付属の変換プラグを使用する必要がありますのでご注意を(いくつかサブがを持っておきたいという方はホームセンターで数百円で売ってます)。
ユーザーマニュアルは日本語記載ナシです。
後述しますが、セットアップ時に日本語化は一瞬でできるのでご心配なく!
最近言ってなかったけど、中華端末は技適通ってないウホ!
使用は自己責任でオナシャスウキィw!
HOMTOM S8 使用感
本端末、フロントのホームボタンは排除しています。フロントカメラと受話口のみです。
iPhoneXが主流になれば、今後は益々この手のデザインが増えてきそうですね。
今回はブラックをチョイスしてます。
角も丸みがあり、背面のカーブデザインは見る角度によって変化する上質な仕上がり。
下部にイヤホンジャック、MicroUSB端子、受話口、スピーカーとなっており、ここは通常のスマホと大差ありません。
下図上部です。
非常に見辛いですが、上部にSIMスロットがついています。一般的にサイドについているものが多いので、少し新鮮です。
SIMは、"NanoSIM + MicroSIM"か"MicroSIM + TF card"といった組み合わせで使用可能です。
右側面にボリュームコントロールと電源ボタン。
左側面は完全にフラットで何もありません。全体的にスッキリとしたデザインとなっています。
デザインは洗練されてていい感じウホ!
ステレオなんだろうけどスピーカー口が一個なのがちょっと気になるウキ!
電源ON-起動-
HOMTOMのロゴがじんわりと浮き上がった後初期設定へ。
OSはAndroid 7.0 Nougat(ヌガー)です。
メーカーサイトやECサイトに、日本語記載の文言がなかったので若干の不安はありましたが、問題なく日本語で使えました。
指紋認証やらセキュリティやら初期設定を済ませていきます。
フルHDではない(HD+)ですが、綺麗な描写です。
発色も美しいですし、アイコンもかわいくてUIもわかりやすいです(ほぼデフォです)。
デフォルトは余計なものがほとんど入っていない真っさらなAndroidなので、自分色に染めて使用していきましょう。
メモリもストレージも嘘偽りなしですね。
これだけあれば、拡張しなくても日常使いなら充分です。
ドコモ系のMVNOだけど電波もキャッチウホ!
これメインにしてもいいかもウキ!
マルウェアチェック
お馴染みESETにてチェックしていきます。
OSが最新でも、中華スマホは100%信用してはいけません。
というわけで本端末は安全に使用できますのでご安心くださいw
カメラ性能
21MP(16MP+5MP)のデュアルカメラで撮影。
オート撮影は中華スマホらしい少し寒色系の色味が強いように感じます。“記録を残す”ということであれば充分すぎるクオリティです。
そして、ビューティフルエフェクト機能標準搭載のインカメラ(13MP)で撮影。
ピントが全く合ってませんが、描写自体は悪くないです。
当たり前ですが、インカメラはセルフィー用のため、顔認識をしっかりしてくれます。画像のようにブルブレになることはほぼありませんのでご安心ください。
ベンチマークスコア
「Geekbench 4」にてスコアチェックしていきます。
まずはCPUからですが、シングルコア609、マルチコア2629でした。
クロックが1.5GHzなのでこんなものでしょうね。スペック上はOnePlus2に引けを取らない性能なので充分。
GPUのスコアは1744点でした。
現在メインで使っているElephone P8とスペック上はいい勝負です(全く問題なく普通に使えています)。
※▼Tomtopへのリンクです。
※▼Gearbestへのリンクです。
Amazonと中華ECサイトとの価格差は5千円ぐらいウホ!
安心料ととるか安さをとるかどこに重きを置くかウキィィィ!
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気になった点・注意した方がいい点
毎回似たような注意点になってしまうんですが、今回も2点ほどあるのでそれぞれ述べていきます。
ただ、“あえて”の部分なので実際は問題視するべきところでもありません。
音質がやや篭る
あくまでも素人耳で聞いた感想ですので、参考程度にお願いします。
スピーカー口が一つなのも問題かもしれませんが、ほぼ同スペのElephone P8と聴き比べて、若干音が篭るように聞こえました(妻も同意見)。
おそらくステレオ音声ですし、動画視聴や音楽再生時に聴いてられないということは一切ありませんので悪しからず。あくまでも若干です。
重量がやや重い
メーカーサイトに記載がないのでショップサイトの表記となりますが、記載は168gとなっています。
ですが実際に測ったところ、186gでした。
200gを切っていれば別段問題ではありませんが、サイズを小さくしているメリットを無くしてしまっているような気がします。
もう一つ付け加えるなら、インターフェースがType-Cではなく、従来のMicroUSBのままなどの細かい難癖はつけられますが、こちらに関してもさほど気にすべきところではないですね。
ミッドレンジスマホの中ではハイクオリティウホウホ!
見た目もスペックもソコソコなら最高ウキィ!
HOMTOM S8 総評
毎度ですけど、マイナス評価する部分は特にありません。
個人的にはデザインも好きですし、筐体もメタル調で高級感があります。できれば他のカラーも見て見たいと思わせてくれました。
18:9の縦長液晶もユニークですし、洗練されたデザインは、充分検討の余地アリの製品だと思います。
2009年に設立された比較的新しい会社HOMTOM。
すでに9Plusもお目見えしてますし、今後が楽しみなメーカーです!
深セン市はいいメーカーありすぎウホ!
聞いたことないメーカーでもコスパのいいハイエンド機種多すぎウキィ!
あとがき
ハイエンド機種が一番と思いつつも、日常使いならミッドレンジで充分なんですよね。
僕もガジェットは好きで結構いじり倒す方ですが、現状ミッド機で事足りてます。WiFi環境だろうがモバイル通信だろうが問題なく使えてます。
日本人は異常にiPhoneユーザー多いですが、中華端末全然使えますよ〜w