食べ物が美味しい季節です。
もちろん、季節問わず食べ物は一年中美味しいんですが、冬から春にかけて旬の食べ物といえばタケノコです。
自身も田舎住まいということもあり、比較的タケノコは手に入りやすいです。というか実家の遊んでる広大な土地(勾配が厳しく何の利用もできない、地価10円/平米ぐらいの土地)があるので毎年自分で採りに行きます。
そんなわけで、今回は、ファミリーはじめ老若男女誰でも簡単に始められる、筍(タケノコ)の掘り方やらその他関することについてレクチャーしていきます。
Contents
はじめに(ほんの少し真面目な話)
はじめに、タケノコ(筍)-竹-は成長も早く、日本全国どこの山でも比較的容易に採ることができます。
ですが、山などの自然は危険との隣り合わせ。予備知識がないと思わぬ事故やトラブルになりかねません。
楽しくタケノコ掘りを楽しめるように、下記事項をしっかりご確認くださいね。
採るときにはご注意を
最近は純粋な登山、トレッキングなど、山のレジャーが人気です。知り合いでも、山に入っては、山菜はじめ、筍、キノコその他諸々採ってくるのが趣味という人がいます。実際メディアや書籍の助長もあって、ちょっとしたブームになっていると思います。
ですが手つかずの山(山林)であっても、土地所有者のものです。殆どの地主さんはそこまでとやかく言うことはないと思いますが、人の土地に勝手に入って勝手に採取すれば、不法侵入および窃盗です。通報されたところで文句は言えませんのでご注意を。
うるさい人が増えた理由
なぜうるさい人が増えたのかというと、単純な話、マナーが悪い人が多くなったからです。
実家でも看板を立てるなどの対策をこうじましたが、ゴミを捨てていく、注意するとブチギレる、明らかに育てているものでも根こそぎ持って行く、などなど悪質なケースもよくあります。
中でも不法投棄はかなりえげつないです。テレビなど大型家電はじめ、タイヤ、以前犬の亡骸(亡くなって比較的すぐの)が放置されてました。
「勝手に生えてきてるんだからいいじゃん」と思うかもしれませんが、見知らぬ人が自分の家の庭(敷地)に勝手に入ってきて、自分が育てている(放置しているでもいい)花や野菜を抜いていかれたらどうでしょう。
そして注意して逆ギレされたらどう思いますか。
山は比較的オープンスペースなので暗黙の了解となっていますが、分別のある行動を心がけましょうね。
筍の種類
市場に多く出回っているタケノコですが種類がいくつかあります。自身も山に行ってよく目にするのは3種類ですが、有名な品種を紹介していきます。
孟宗竹(モウソウチク)
画像はイメージです。
恐らく一番目にする機会が多いはずです。中国渡来の流通量ナンバーワンたけのこといったらこれです。太く柔らかく、えぐみが少ないのも特徴です。旬は3月から5月ぐらいです。5月は実際のところ少し遅めですが採れるところは採れます。
淡竹(ハチク)
※画像は完全にイメージです。
あまり市場に出回ることはありませんが、実は結構おいしいんです。アクも少ないので採れたてなら生で食べられます。孟宗竹より細く、産毛が少ないのも特徴です。地面から普通に生えているのを採るだけなので、比較的採取が楽なのもいい所。旬は4月から6月ぐらい。
真竹(マタケ)
※画像を信じてはいけません。
時期が遅めのマタケ(マダケ)は、皮に産毛がなく、黒い斑点模様になっているのが特徴です。孟宗竹に比べて細長いのも特徴の一つです。時期的には5月から梅雨時期ちょっとまえぐらいまでのイメージ。
根曲がり竹(ネマガリタケ/姫竹/月山竹)
※画像からイメージされると困ります。
東北や北海道などで採れる、恐らく関東以南(西)の人には珍しい品種かもしれません。読んで字のごとく根が曲がっています。性根が曲がっているのは僕も同じなので親近感を覚えます。旬は5月から6月ぐらい。
寒山竹(カンザンチク/大名竹/でめたけ)
※画像を信じた人なんか、まさかいませんよね?
食べたことも見たこともありませんが、鹿児島県産のタケノコです。収穫時期も非常に短いらしく市場に出る期間も短いらしいです。食べてみたいですね。
画像はふざけてるけど内容は本当だからご安心を!
孟宗竹が一番メジャーだけど真竹が好きって人も結構多いよね!
いざ筍掘りへ
一番目にする機会が多く、且つ一番掘りがいがあるのは孟宗竹(モウソウチク)です。そんな筍掘りに必要なモノや掘り方をご紹介します。
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用意するもの
タケノコ鍬(クワ)
普通の鍬(クワ)でもイケますしなければツルハシでもいいです。でも出来ればこれがあると楽です。モウソウチクは地中深いのでそれなりに掘らなければなりません、先が細く長くなってるので、掘りやすいです。
軍手
無ければ無いでいいんですが、山林ですからね。転ぶこともあるかもしれないですし、多少汚れます。一本ぐらいならなんてことはありませんが、数十本ともなると結構大変な作業です。
長靴
コチラも同じく無ければ無いで構いません。ただ竹林は比較的日当たりが悪いジメっとしたところが多いです。竹林に限らず山林はぬかるんでることもあるので動きやすさはある程度考慮しておいてください。
背負子(ショイコ)
これもあると便利です。農家なら確実にあると思われる背負子。形状は問いませんがたくさん採れた時のために両手が使える背負子はあった方がいいと思います。
筍の掘り方
ただただ掘ればいいんですが、ほんの少しだけコツがあります。
はじめてやると途中でポキっと折っちゃったりするので、ポイントをほんの少しだけ解説していきます。
感覚を研ぎ澄ます
孟宗竹は地下茎が深いので、タケノコが地面から出てくれば出てくるほど、えぐみが増していきます。ですので、いかに地中に埋まっているものを探し出せるかにかかっています。ギャグではなく、名人になると凡人が絶対に見つけられない、一切顔を出していない筍を掘り当てます。
山に入ったことがある人(筍掘りをしたことがある人)ならわかると思いますが、イノシシに先を越されることも結構あるんです。
まずは竹林にいき、足の感覚を研ぎ澄まして探してみて下さい。起伏のある地面を足の裏で探します。それが難しいようなら、地中からほんの少し顔を出している筍を探してください。1つ見つかれば地面で茎が繋がってるので何個かまとめて見つかるはずです。
腹から行くべし
一応よく言われているのは腹からです。図で説明しますね。
図にしてみたものの、とにかく掘り進めて下さい。根のブツブツのキモチワルイ部分が出てきたらザクッとやってしまっても構いません。
熱中して掘ってると結構運動になるよ!
子供と一緒にタケノコ掘りなんていう休日もいいんじゃないかな?
まとめ
最後に、僕の地元南伊豆でも筍堀り体験をやっているんです。
南伊豆 一条 竹の子村メインページ
一条竹の子村
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町一條717
TEL:0558-62-1583
料金:大人650円、小人300円(収穫した竹の子はお買い上げ)
駐車場:あり
家族で自然体験なんてどうでしょうか。ただ、上記施設は周りに何もないので、何かと抱き合わせで来た方が絶対にいいです。自分で採ったタケノコも格別ですよ。
以上。
きのこの山よりたけのこの里の方がすきだけどなにか?