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元飛び込み営業マンが語る「一番契約になりやすいご家庭」とその対処法【訪問販売】

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誰からも嫌われる訪問販売。

IT化の弊害か、人との関わりが希薄な現代社会において、飛び込み営業はものすごく嫌われます。

訪問販売経験者からすると、『「訪問販売お断り」のステッカーを貼っているお宅は断ることができないいいカモ』というのは定説。

自身も過去記事で、“訪問販売(営業)に関すること”を書いてきています。そのうちいくつかの記事は、ここまでの反響は無いにしても、辛辣なコメントをいただいています。

おそらく過去に訪問販売で、断れなかったり、不快な気分を味わったことのある人が、そういったコメントを残しているんだと思います。

今回は、10数年以上に及ぶ著者の営業経験から、訪問販売で「一番契約になりやすい/気を付けた方がいいご家庭」とその対処法裏事情に触れていこうと思います。

 

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一番の対処法をお教えします

上記記事内のまとめでは、訪問販売(飛び込み営業)の対処法は、“断ること”と締めくくられています。ここに異論はないですし、最終的な対処法はこれがイチバンだと思います。

ですがもう一つ上げるとすれば、一番の対処法は「居留守」です。

そのあたりの理由を次章で解説していきます。

 

対応したら最後、ロックオンされる

訪問販売は、第一段階として、出てきて(話を聞いて)もらわなければ話になりません。僕らはこれをフロントと呼びます。とにもかくにもフロント突破がカギなんです。

玄関先だろうがドア越しだろうがインターホン越しだろうが「話が出来た」時点で、営業マンは、怒涛のようにセールストークを発し出します(とはいってもトークにも順序があるのでいきなりセールストークにはなりませんが)。

話(対応)してもらってロックオンすべきかすべきでないか判断します。

 

簡単に引き下がらないのが訪問販売

ご経験のある方もいると思いますが、飛び込み営業マンは、1度の断り文句では引き下がりません(もし引き下がるならソイツは遅かれ早かれ潰れる)。

応酬話法がセールストーク(フルトーク)の中に組み込まれているからです。

毎朝ロープレで鍛えてるので、2~3回は反論に対する応酬が続くはずです。

例えば「忙しいから…」という言葉が来れば「じゃあすぐ終わらせて帰ります!」とか(実際はすぐに終わらない)、「うちはいいよ」だったら「みなさんそうおっしゃるんでお知らせしたらすぐ帰ります!」(実際はお知らせだけではない)とかそんな感じです。

 

断る、出ないが対処法

(ドア越しでも)返事をしたら、ドアを開けたら、インターホンをとったら、対応してしまったら、とにかく断る勇気が必要です。

ですがその前に、「居留守」が一番の対処法です。何故って話が出来ないんですからね。飛び込み営業マンとしてはこれがキツイ。

不法侵入にあたってしまうので「どうぞ~」と言われない限り、こちら(営業マン側)からドアを開けることはありません。むしろ開けさせるのがテクニックなんです。

ただ、「いつも居留守を使う人」こそご注意ください。

 

 

居留守している人は断れない人

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訪問販売は、みなさんが毛嫌いするように、100軒回っても、90軒近くは門前払いです。そしてこのうちの何割かの中には既に「居留守」する方が一定数いらっしゃいます。

冒頭でご紹介した記事内の『「訪問販売お断り」ステッカーを貼ることで安心する=自分で断れない』理論と同様、『「居留守」=自分で断れない』人が多いんです。

その心理の中には単純に、面倒臭いという人もいるでしょう。ですが、ゴリゴリに押し込まれると断れない、気の弱い方も往々にしていらっしゃいます。

 

再訪されるから鋼の心で

業種にもよると思いますし、会社によっても違うと思いますが、訪問販売は基本、ゼンリン(のコピーなど)片手に一軒一軒まわります。

ですので、居留守を使われた場所はしっかりチェックしてあります。午前中に回ったのなら午後にもう一度行ってみたり、後日再訪したりするんです。

そんな時にうっかり出てしまったり、対応してしまわないように、一度「居留守」した以上、鋼の心で「居留守」を決め込んでください。

 

あなたの居留守は完全にバレてます

とは言っても、あなたの居留守はほとんどバレてます。

そーっとドアに近づいてきて、覗き穴から見る人、テレビの音がしてたのに突然音を小さくする人、音もたてず静かにしてる人、色んな方がいますが居留守はほぼわかります。

営業マンが何を見るかと言えば、電気メーターチェックを必ずします。明らかにぐるぐる回っている状態で、“いませんよアピール”されても、説得力ないですからね。

しかも玄関前に立つと結構家の中の音って聞こえちゃうんです。

 

 

気を付けたいご家庭1:オートロックマンション

僕は教材、リフォームの経験あるんですが、フロント突破さえ出来てしまえば、比較的話が進んでいく家があります。それが「オートロックマンション」です。

 

安心というのはつまり…

1階(ロビー)には「訪問販売禁止」、「セールスお断り」といったステッカーなどが大体貼ってあります。そしてオートロックの物件(僕らは立体と呼んでました)は大体管理人がいます。セキュリティもしっかりしているので居住者は安心して暮らしていますよね。

その安心を逆手にとると、「来るはずがない」「来る人は身内」「来る人は変な人じゃない」と考えているご家庭がかなり多いんです。

日中は管理人にとめられたりしますが、17時ごろに帰ってしまうところがほとんどです。 僕はやってませんでしたが、管理人と仲良くなって(賄賂などで)情報を聞きだしているヤカラもいたぐらいですからね。

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オートロックマンションは、入口ロビーのインターホンに部屋番号を入れてアプローチを仕掛けます。それを片っ端からやっていくわけです。そして、誰かが入口のロックを解除してしまえば、中に入ることが出来てしまうんですよね。

つまり、誰か一人が通してしまうことで、他のすべてのご家庭へ玄関先からのアプローチを可能(無条件に第一段階のフロントを突破できる)にするんです。

少し考えてみて下さい。インターホン越し、玄関越し、どちらが断りやすいですか。

「うちはオートロックだし安心。変な人は来ない。」と安心している住人はどうでしょう。あとは想像できますね。

 

 

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気を付けたいご家庭2:共働きの家

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共働きの家」も同じく営業マン側からしたら、狙い目のご家庭です。

理由は下記の通り。

 

日中にいないというのはつまり…

訪販は誰もが脊髄反射的に毛嫌いします。そのせいもあってか、先述の通り、ほとんどのご家庭が門前払いです。一度や二度話を聞いて、不快な思いをしたからに他なりません。

ということは、みなさん、営業慣れしてるんです。

ですが日中家にいない共働きのご家庭はどうでしょうか。「普段家にいない=ほとんど営業に会うことがない」ですよね。

つまり、営業慣れしてないご家庭が多いんです。

個人的な感想ですが、僕は午後(特に夜)の方が成約率は圧倒的に高かったです。

 

田舎やお年寄りの家はフロントがガバガバユルユルだよ!

 

暑いから中へどうぞって自分から勧めてねぎらってくれるし手荷物までくれるよね!

 

 

 

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あとがき

書き終えたときに5000文字超えてたので慌てて削りました。まだまだ語ることがありそうなので、今後もう少し書いていこうと思います。

本当は「営業マンは悪いヤツばかりじゃないんだよ」というのを書きたかったんですが、少し違う方向になってしまいました。みなさんが思っている以上に営業マンは心がすり減ります。それなりにぶっ飛んだメンタルを持ってないとつとまらないですからね。

現状、ゴリ押し営業で契約してしまった場合、クーリングオフも適用されますし、遅い時間の訪問など、コンプライアンスも厳しくなっています。

あんまり書くと飛び込み営業頑張ってる人に怒られそうなのでこのぐらいのにしときますね!みんなきっといい人なので話聞いてあげて下さいね!しらんけどもぉぉ!!

以上

訪販やってたけどなにか。

  • この記事を書いた人

つっちー。

管理人の「つっちー。」です。 「非アクティビズム。」は、主に管理人が気になったモノやコトを紹介するエンタメメディアです。 ガジェット/アプリ/アウトドア全般

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