こんにちは。
先日我が家の中華スマホ(使っていない)を調べたところ見事にマルウェアが検出されました。
“安いものには気をつけろ”と身にしみたばかりではありますが、国内流通の廉価スマホ(Android)も実はフロムチャイナのものが多いんです。
中華スマホのメリットは“価格”。
品質もスペックも申し分ないのはわかっているので、懲りずにまたしても中華スマホを購入してみました。
今回は1万5千円前後で購入可能な、デュアルカメラ搭載コスパ良しのミドルスペックスマホ、「Ulefone Gemini 4G Phablet」をレビューしていきます!
中華端末こわひ
と言っても始まらないので人柱になるべ!
Android6.0の比較的新しい端末だもの
使うのが楽しみ!
ちょっと長いから目次で読みたいところに飛んでね!
Contents
Ulefone Gemini レビュー
Ulefone製品は今回初ですが、気になっていた製品はいくつかあります。
大容量バッテリーを搭載した「Ulefone Power(2)」あたりが代表でしょうか。全体的にハイスペック機こそないものの、ソコソコのスペックで、手頃に買える製品が多いメーカーです。
今回の「Ulefone Gemini」は、デュアルカメラ搭載、3GB + 32GB、5.5 "FHDディスプレイと通常使用には申し分ないスペックのスマホです。
格安SIMに変更したい方にもオススメできそうな端末です。
Ulephoneのターゲット層自体がガジェヘビーユーザーじゃなく一般層なのかもね
中国市場だけでなく世界中で使われてるよ!
スペック・概要
今回サンプル提供ではなく、自身でスペックなどを確認して本製品をチョイスしています。
(僕が使うわけではないので)ブラウジングやちょっとしたアプリ、動画視聴さえできれば充分(と言いながらもハイスペックを選びたくなるんですけどね)。
ではスペックです。
「Ulefone Gemini」スペック | |
---|---|
カラー | Black/Grey/Golden |
サイズ | 154.5 x 76.8 x 9.1 mm(H x W x T) |
重量 | 185g |
OS |
Android 6.0 Marshmallow 7.0へアップデート予定 |
ディスプレイ |
5.5インチ 1080pフルHD(1920 x 1080ピクセル) Corning® Gorilla® 3 |
CPU | MediaTek MT6737T Quad Core, 1.5GHz |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB(SDカード最大256GB) |
バッテリー |
SONY 3250mAh Li-Polymer Battery(取り外し不可) QC対応 |
待機時間 | 320時間 |
リアカメラ |
13MP + 5MP Dual Camera ƒ/2.0大口径 |
イン(フロント)カメラ | 5MP(8MPに補間) |
タッチID |
応答速度:0.15s 認識角度:360° センサー:静電容量式タッチセンサー |
ネットワーク |
2G GSM: 850/900/1800/1900(B5/8/3/2) 3G WCDMA:2100/900(B1/8) 4G FDD-LTE:800/1800/2100/2600/900(B1/3/7/8/20) |
SIM | デュアルSIMデュアルスタンバイ, Micro SIM, Nano SIM |
Hi-Fi | 802.11a/b/g/n 2.4G/5G |
Bluetooth | Bluetooth® 4.0 |
センサー | ジャイロセンサ, 重力センサ, タッチセンサ |
言語 | リトアニア語、ハンガリー語、オランダ語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、スロバキア語、フィンランド語、スウェーデン語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語、スペイン語、ギリシア語、トルコ語、ブルガリア語、ロシア語、セルビア語、ウクライナ語、アルメニア語、ヘブライ語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシャ語、ヒンディー語、ベンガル語、タイ語、韓国語、ビルマ語、日本語 |
ざっと見てもミドルスマホとしては優秀なスペックだと思います。
RAMは3GB、ストレージは32GB、とこれだけあれば普段使いには充分事足りると思います。
CPUは「Zenfone 3 Max」と同じMediaTek MT6737T。なので、そこまで秀でているということはありません。ですが必要充分な処理能力。
メーカーサイトによると、Atutuのベンチマークのスコアは41000点です。
※Geekbench 4でも計測してあります。後述してますのでご参考ください。
そして本製品のウリは何と言っても、“ボケ”が撮れるというデュアルカメラを搭載。
ボケ(Bokeh)が世界共通語となっているのに驚きを感じ得ませんが(少し前から言われてたみたいですね)、ボケは“写真でいうレンズの焦点(被写界深度)の範囲外に生みだされるボヤけた領域”のことですね。
画素数は13MP + 5MPとそこまで大きくないものの、なんちゃって写真好きとしては、デュアルカメラの恩恵はかなり期待できそうです。
ディスプレイは5.5インチフルHD、解像度1080Pと昨今のスマホでは至って標準的。
逆にいうと、この価格帯でこのスペックならコストパフォーマンスは高いと思います。
筐体についても安っぽさは一切なく、金属(素材はおそらくアルミ)で、質感も上々の仕上がり。
しかもOSは元々Android6.0で、Marshmallow 7.0へのアップデートも予定されています。昨今のマルウェアの脅威から回避できます(少なくとも古い端末よりは)。
これまでいくつも中華スマホを触ってきていますが、本製品に限ったことではなく、国内で販売されていないのがおかしいぐらい、全体的にクオリティが高いです。
今回少しばかりあぶく銭ができたので、GearBest(海外サイト)から購入しました。製品が比較的新しいということもあり、Amazonよりはだいぶ割安で購入可能です。
気になる方は要チェック!
注文してから営業日でちょうど15日前後で届いたかなぁ
体感だと2〜3週間ぐらい?
ワクワクが止まらないゼェェ!!
外観・パッケージ内容
今回は追跡できるようにフリーシッピング辞めておきました。なぜかオランダ(Netherlands)から出国した模様。だからいつもよりちょっと時間かかったんですね。
化粧箱はまぁまぁオシャレ。
若干箱潰れがありますが、海外配送ですので致し方なし。
今回チョイスしたカラーはブラックです。
梱包も丁寧でグラつきもなし。
梱包資材もたっぷり使われているので、届く前に傷が付く心配はなさそうです。
箱から全て取り出していきます。
先にパッケージ内容を記載しておきます。
【パッケージ内容】
- 1* Ulefone Gemini本体
- 1* ACアダプター(EUプラグ)
- 1* USBケーブル
- 1* TPUケース
- 1* ガラスフィルム
- 1* バンカーリング
- 1* SIMピン
- 1 *取扱説明書
付属品多数!
海外スマホを購入すると困るのがフィルムやケースですが、本製品には最初から付属しています。今回購入する決め手になった理由の一つはコレ。
ぶっちゃけバンカーリングはいらないです。その分安くしてくれた方がありがたい。
便利なのはわかるんですけど、見栄えがちょっと…(個人の感想です)。 でも質感は割としっかりしてます!
マニュアルは英語(他言語多数)ですが、AndroidはUIがほとんど同じなので不要だと思います。
わからない方はサポートに聞くなり、お近くのガジェ通に聞くなりしてくださいね。
スペックもなかなかだし付属品多数で至れり尽くせりじゃない?!
1万ちょいで買えるなら全然ありだね!
あとは使ってみないことにはなんともわからんね!
中国・EU(Cタイプ)プラグには変換プラグを!
今回の製品はCタイプのプラグ形状なので、日本で使うには変換プラグが必要です。
電圧チェックすればどのACアダプターを使っても問題ないんですけど、急速充電対応製品なので、できれば純正を使いたいところ。
変換プラグどうしようかなぁと思っていたところ、袋をガサゴソすると片隅に何かを発見!
GearBestさん、ありがとうございます。(少し薄汚れていますが)変換プラグ同梱されていました。
これで心置き無く使えます。数百円で購入できるので、海外スマホ持っている方は何個か持っておくと安心ですね。
USBケーブルは流用可能ですけど、ケーブルによって充電速度が変わったりしますので、選ぶ際にはご注意を。
プラグとかどうでもいいから早くレビューしろ!
ごめん、次から本体に触っていくよ!
Ulefone Gemini 4G使用感
何回この作業をしてもテンション上がりますね。
正面には指紋認証付きのホームボタンとインカメラ、LEDインジケーターランプなど最近のスマホで多い仕様です。
実はまだガラスフィルム貼ってないんですけど、最初からデフォルトでフィルムついています。
これが本製品一番のウリのデュアルカメラです。カメラとカメラの間にフラッシュライトがついています。
製品上部にイヤホンジャック。
下部にスピーカー、MicroUSB端子、マイク。スピーカーは片方だけなのでモノラルっぽいですね。
右サイドにはSIMカードスロット、レコードキー(これを押すとカメラ起動)がついています。
左側はボリュームコントロールボタンと電源ボタン。
SIMカードスロットは裏表で使うタイプです。
SIMスロットはデュアルSIMでデュアルスタンバイ対応。
また、Micro SIM、Nano SIMに対応しているので、デバイス移行も楽チン!
重量はほぼ誤差なしの186g。中華端末はとんでもない嘘を記載されていたりしますが、Ulephoneは正直なメーカーですね。
Androidも作りがシンプルで、どの製品を使ってもそこまで変わらないので迷うことがなくなりました。これはiPhoneのおかげかも。
筐体もしっかりしてるしアルミ?ボディで洗練されてるし廉価品とは思えないクオリティ!
ラウンドエッジ加工とか細かいこだわりこそないものの普通にカッコいいデザイン!
日本語対応済み
では電源を入れていきます。
言語もロケールも日本対応しているのでサクッ使えます。
おそらく純正ROMではないんでしょうが、ユーザーからすると日本語化の手間が省けて楽ですね。
中華スマホ特有の“少しおかしな日本語” は一切ないので、最初から対応してるのかもしれないですね。
AndroidユーザーならGoogleのバックアップ使うと、データ移行がものすごく簡単にできます。
今現在使っているスマホの壁紙(うちのうさぎです)、アプリまで全て自動インストールしてくれました。
なにこれめっちゃ楽!
いろんな意味で互換性があるのは助かるよね
GearBestの担当に聞いたらカスタムロムにしないとクレームが多いんだってさ
使いやすいに越したことはないよね!
デュアルカメラ試し撮り
先に言っておきますが、ボケ(Bokeh)が非常にわかりにくいです。
被写体をもう少し選べばよかったのと、少し雑に撮影しています。
全然ボケ出てませんね。まぁでもこんなものだと思います(言い訳w)。
これだけ寄れば少しわかりやすいでしょうか。
フラッシュなしのオートフォーカスで撮影していますが、ピントは比較的合うのが早いと思います。
少し遠目から撮影してみましたが、普通に問題なく使えるカメラです。
本体からカメラモード時のスクショも撮影しておきました。
SLRモードを使ってないのでイマイチのボケ感ですけど、SLRを使うと単焦点で撮ったようなボケが出ます。(後日追記します)
その他ビデオ、美容、パノラマなど標準的な機能はもちろんついてます。
SLRモードで撮影してみました。
結果、また被写体が微妙でいまいちわかりづらいですが、ボケ写真が撮れます!
ほぼ同じような写真ですけど、手前側にピントが合っているのがお分かりいただけると思います。デュアルカメラの恩恵ありますね!
ボケ写真はまたの機会に!光量さえあれば案外いい感じに取れるかも!
しっかり固定して動かない被写体なら大丈夫だけど、暗所はちょっとキツイかもなぁ
益々一眼を使わない理由ができちまったぜぇ…
ベンチマークスコア
今回も「Geekbench」にお世話になります。
こちらも先にお詫びしておきますが、アプリ30個ぐらい追加しているのと、バックグラウンドでなにかしら動いている状態でスコア出してます。
予想はしていましたが、シングルコア681、マルチコア1820と決して高くはないスコア結果でした。
状況が変わればもう少し高くはなると思います。動画視聴、ゲームを少しプレイしてみましたが問題なくプレイできました。
価格帯としては充分納得のスペック!
ブラウジングも変な日本語変換もないし早いよ!
Zenfone2使ってた身としては全然こちらの方がヌルヌル動く!(当たり前w)
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「Ulefone Gemini 4G」総評
トータルしてバランスのとれたスマートフォンでした。
デュアルカメラや指紋認証(結構早い)、VR対応、3250mAhのSONY Li-POLバッテリー、フィルムやスマホケース、バンカーリング標準装備と、15,000円以下で買えるスマホとしてはかなりオススメできる製品です。
個人的には(使用予定の妻が)スマホにそこまでスペックを求めていないので、充分事足ります。必要機能は全て搭載された、マイナス点が見つからないコスパのいいスマホでした!
筐体も安っぽくはなく、綺麗に仕上がっていてこの価格なら納得です!
Ulephoneいいメーカーかも!
他の端末も試してみたいね!
セキュリティソフトで調べてみたけどとりあえず脅威は見つかってないから一安心!
状況が変わり次第追記していくのでチェックしてみてね!
あとがき
これも毎度のことですが、海外スマホは技適マークが付いていません。個人使用では特に問題はないようですが、ご使用の際は自己責任でお願いします。
今回Ulephone製品を初めて試しましたが、普通にいいメーカーだと思いました。電波も普通にキャッチしましたし、この価格帯なら3ヶ月とか半年スパンでバシバシ変えられますね。
飽き性の方にはAndroidが安くてオススメですよ。