こんにちは。
先日海外に行っていた兄から、お土産として「本場のベトナムコーヒー」をもらいました。
日本でも購入はもちろん可能ですが、今回ゲットしたのは、“少なくとも日本では入手できそうもない現地のもの”です(クオリティはさておきコーヒー専門店で購入してます)。
彼は何度も海外を行き来しているので、以前“ベトナム式コーヒードリッパー”をもらっていたんですが、普段はペーパードリップがメインなのでお目見えすることがなかったんです。
というわけで今回は、“本場スタイル”で淹れて飲んでみようと思います!
- 本場ベトナムコーヒー(コピルアクもどき)レビュー
- ベトナムハノイのHuong Mai Cafe
- 「Huong Mai Cafe WEASEL LEGEND(イタチコーヒー/タヌキコーヒー)」総評
- あとがき
Contents
本場ベトナムコーヒー(コピルアクもどき)レビュー
特徴や抽出方法
ベトナムコーヒーは、あらかじめコンデンスミルクを入れたグラスに、深めに煎った豆をベトナム式コーヒードリッパー(ベトナム式コーヒー用フィルター)で抽出したのち、よくかき混ぜて飲みます。
ホットのままでもアイスでもOK。特に亜熱帯の地域では、コンデンスミルクを入れて激甘のカフェオレっぽくするのは比較的有名ですね。
自身もタイやインドネシアでコーヒーをオーダーした際(インドネシアは粉を沈めて上澄みだけ飲むスタイルでしたが)、練乳入りコーヒーが出てきたのを覚えています。
上記の飲み方が一般的ですが、現地ではブラックを注文してもちょっとしたアレンジ(ロースト時にコクをプラスするためにバターなどを加える)が加わっているそうです。
用意するもの
すでに書いてしまっていますが、必要なものは3つ。
ベトナム式コーヒードリッパー(ベトナム式コーヒー用フィルター)、ドリップポットケトル(できれば細口)、グラス、の3点です。
1.ドリッパー
ドリッパーは比較的どこでも手に入ります。
Amazonはじめ、エスニック(アジアン)系のお店やコーヒー専門店で購入できるので、気になる方はぜひ探してみてください。
2.ドリップポットケトル
ドリップポットはコーヒークラスタの方には怒られるかもしれませんが、ご自宅にあるヤカンでもいいと思います。
ただコーヒー好きなら細口のタイプをゲットしておきましょうね。
3.グラス
グラスはぶっちゃけマグカップでもなんでもドリッパーがセットできればどんなものでも流用可能です。
雰囲気を出したいなら、耐熱性のカプチーノグラスでも使っとけばいいんじゃないでしょうか。
とりあえず雰囲気大事だからね!
いいもの使ってれば美味しくなる(気がする)
ベトナムハノイのHuong Mai Cafe
今回入手したのは「Huong Mai Cafe」の"KOPI LUWAK REGEND"と"WEASEL LEGEND"の二つ。
コピ・ルアク(インドネシア語:Kopi Luwak-コピ・ルアックとも呼ばれる)というのは、ジャコウネコの糞から採取する未消化のコーヒー豆で、産出量が少ない希少価値の高いコーヒーです。ジャコウネココーヒー、イタチコーヒー、タヌキコーヒーなんて呼称でも呼ばれているものです。
ただ、100%本物のコピ・ルアクではないです。本物はそんな簡単に手に入りません。
そして右のものが、WEASEL COFFEE(イタチコーヒー)で、人為的に自然発酵させたものです。コピ・ルアックに似せたコーヒーという認識でいいと思います。
コピ・ルアックはそもそもベトナム語。Product of Vietnamとなってますし、一般観光客も普通に入手できる商品なので、高価なものではないです。
試飲して選んでくれたようですが、店で出てくる味とは明らかに違うと言ってました(後日談)。
ベトナムハノイに行った際には「Huong Mai Cafe」を探してみてはいかがでしょうか。
ちなみに今回飲んでみたのは、WEASEL LEGEND(イタチコーヒー/タヌキコーヒー)です!
うんこコーヒー飲むの初めてだから楽しみ、楽しみぃぃぃ!
うん、だからコピー品だからね…
淹れ方
淹れ方と言っても難しいことはありません。フィルターにコーヒーをセットしてお湯を注いで抽出するだけ*1です。
かつてはフランスの植民地だったので、コーヒー文化もフランスの影響を色濃く残しています。
では実際本場の器具を使ってレビューしつつコーヒーを作っていきます!
ドリッパーをセット
国内流通のタイプは中蓋にネジがついていたりするものがあるんですが、現地のものはより簡素なんです。
僕が持っているのはアルミ製のタイプ。
全部で4分割できます。左から順々にセットしていくと、最初のような状態になります。
今回豆なのでミル(グラインダー)を使います。
最初このエスプレッソ用を使って見事に失敗したので、中挽き用を用意してくださいね。
調節可能ですけど、上記はエスプレッソ用で僕の好みの挽き具合に調節してあります。ですので、ドリップ専用のもう一つのミルを使います。
かなり年季入ってますが、祖父からもらった(40年もの)ミルで、ゴリゴリと“中挽き”にしていきます。
珈琲ってこの時が至福のときでもありますよね。
ローストした豆のいい香り。ベトナムコーヒーはロースト時にバターや魚醤を使ってコクを出すんだとか。
これでも少し細かい気がしますが気にせずフィルターにセットしていきます。
勿体無いので中挽きの粉の上に極細挽きの粉を乗せてしまっていますが、セットするとこんな感じになります。
ものによってはネジ式のタイプがあって、プレスして濃さを調節できるものもあります。プレス具合によって抽出時間が変わるので、ご自分でベストを探してみてください。
蒸らし
透明なカプチーノグラスがなかったのでわかりやすくただのグラスです(すみません)。
あらかじめコンデンスミルクを入れておいたグラスにドリッパーをセットしてお湯を注いでいきます!
余談ですがドリップコーヒーを作る時も細口だと断然ドリップしやすいのでオススメです!
一応失敗例も載せておきます。
極細挽きだとフィルターの目をかわしてしまうため、こんな薄くてマズそうな感じになります。
ペーパードリップ同様、少しだけお湯を注ぎ20秒ぐらい蒸らしたのち、残りのお湯を注いでいきます。
こちらは途中経過ですが、(おそらくちょどういい)感じの水滴の落ち具合です。
抽出し終わったらあとはよ〜くかき混ぜて出来上がり!
※兄がベトナムで撮った写真です
【一杯分の目安】
- お湯は120cc~150ccぐらい(濃さはお好みで!)
- 15g前後(コーヒーの計量スプーンは8g~13g)
- 挽き具合は中挽き程度(極細だとそのまま落ちるから注意!)
出来上がりを撮るの忘れちゃったから最後はごまかしたぜぃw
濃くて甘くてンマイ!
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「Huong Mai Cafe WEASEL LEGEND(イタチコーヒー/タヌキコーヒー)」総評
僕はかなりのフランスびいきです。
→スペイン人とフランス人と付き合った話。ラテンの血はやっぱりアツい?!【@海外モテ期】 - 非アクティビズム。
ですのでフレンチベースのものはなんでも好きです。
という冗談はさておき、暑い国ならではのテイストといった感じですね。コンデンスミルクが苦さを全て吹き飛ばしてくれる、そんな味わいです。
深煎りなので苦味は際立ちますが、(自分のさじ加減ひとつですけど)甘く仕上げることで、コーヒーの味をしっかり味わえつつ、比較的スッキリ飲み干せます。
イタリア人やフランス人が仕事前にエスプレッソをクイっと飲む感覚で、朝の目覚めの一杯に飲めそうな感じでした。
普通にそこまでクセはなく、美味しいので是非お試しあれ!
※調べましたが同一商品がなかったので、上記は別の商品です!「コピ ルアック」と調べれば出てきます!
【総合評価】 | |
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製品名 | Huong Mai Cafe WEASEL LEGEND |
総合おすすめ度 | ★★★★☆ 4.3 |
カルディでも見かけてて気になってたけどちょっと常備したくなった!
でも一杯ずつ作らないとならないからいちいち洗うのが地味に面倒だね!
あとがき
真夏にはキンキンに冷やしたグラスと氷で、アイスコーヒーにして飲みたいですね。
すでにいくつか書いてますが、今後も面白そうな商品を手に入れたら書いていこうと思います。
ベトナムコーヒー普通に美味しいのでオススメですよ!
*1:中蓋をセットしたり蒸らしもある