※メーカーよりサンプル提供
リモートワーク、もといテレワーク( telework,telecommuting)に欠かせないアイテムといえば、ウェブカメラ。
現在は、スマホのインカメラでさえも、フルHD/30fpsの滑らかで鮮明な画質を出力してくれるモデルも多数あります。
ですが、PC作業をしながらスマホやタブレットを置いて、ともなると作業中は下手に動かせませんし、配線や設置場所も確保しなければなりません。
そこで今回は、ドライバのインストール不要、FHD1080P対応WEBカメラ、「HD WEBCAM EMEET C960」のレビューをしていきます。
Contents
eMeet WEBカメラ C960 インプレッション
Webカメラというと、Logicool(ロジクール)が特に有名で、「eMeet」と言われても、ほとんどの人が聞きなれないブランドかもしれません。
しかしながら、国内のECショッピングモールでも多数取り扱いがあり、実はAmazonのランキングでも上位にランクインしています。
Amazonウェブカメラ の 売れ筋ランキング
当サイトでも、何度か同ブランドのアイテムを紹介していますが、製造元は「Shenzhen eMeet Technology Co., Ltd」という、中国は深圳の会社です。
「eMeet WEBカメラ C960」は、
ドライバ不要で手軽にウェブカメラを導入したい
そんなオフィスワーカーやテレワーカー、動画配信者などにおすすめのウェブカメラです。
多数ショップでの取り扱いがありますが、Amazonが公式かつ最安値です。
スペック紹介
EMEET C960 HD 1080P Webcam for Video Conferencing | |
モデル | C960 |
カラー | ブラック |
---|---|
センサー | 1920x1080p CMOS |
ビデオ解像度/フレームレート | 1920X1080p/30fps |
フォーカス | 固定 |
フォーカス範囲 | 0.8-5m |
視野角 | 90°※公式サイトでは78°、ショップページでは80°となっていますが、アップグレードしています |
マイク数 | 2つ(ステレオマイク) |
マイク指向性 | 全指向性(無指向性) |
レンズ | アンチグレアレンズ(5枚※公式サイトでは4枚となっていますが5枚にアップグレードしています) |
その他 | 三脚対応ユニバーサルクリップ |
サイズ※幅 × 高さ | 101.0 x 38.0 mm |
重量 | 約145g |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
製品の特徴・概要
先述の通り「eMeet WEBカメラ C960」は、フルHD(1920×1080ピクセル)、200万画素のWebカメラです。
フォーカスは固定となっているため、ピントがずれたりすることなく、安定して通話が可能。特殊な設定が必要ないことは、ガジェットが苦手なユーザー含め、汎用性が高いとも言えます。
加えて、外部の照明条件に合わせて自動で調整してくれるので、ある程度の光量さえあれば利用できます。
設置には、多くのウェブカメラに採用されているユニバーサルクリップ式。
それだけではなく、カメラ用三脚の1/4ネジも設計されているため、ケーブルの許す範囲でフレキシブルに設置可能です。
デバイス間の接続には、USB Type-A(USB 3.0)を使用。Windows 10、Windows 8、Windows 7、Mac OS 10.10以降、Android 5.0以降、Chrome OSといった、ほとんどのOSに対応しています。
また、現在主流になっている、Facetime、Zoom、Skype、LINEといったビデオ通話アプリにももちろん対応。
インターネット環境さえあれば屋内外問わず自由に使いまわせる、ウェブカメラです。
多数ショップでの取り扱いがありますが、Amazonが公式かつ最安値です。
- 光量自動調整1080p/30fpsの滑らかな描写
- ドライバーインストール不要簡単接続
- 汎用性の高いユニバーサルクリップ&1/4"ネジ採用
- 同スペック商品が多い
- 色味がやや不自然
eMeet WEBカメラ C960 実機レビュー・評価・感想
「eMeet C960」のリリースは2019年、ある程度人気のある製品なだけに、既に多くの方がレビュー、並びに利用されていることと思います。
また、同社製品には、リモートワーク含め、オフィスミーティング等に活躍するアイテムが多数そろっています。
「eMeet WEBカメラ C960」だけではありませんが、これからの現代社会において、リモート作業環境を構築することは、必須といえるかも知れませんね。
では、辛口含めレビューしていきます。
化粧箱・パッケージ
eMeet製品は統一したパッケージングですね(上記リンク参照)。ホワイトとブルーを基調としたシンプルな化粧箱です。
底面に記載されている通り、「トヨバンク株式会社」にて、PSE(電気用品安全法に基づいた)認証も取得しています。
【パッケージ内容】
- eMeet C960 本体 × 1
- 安全のための手引き(注意事項) × 1
- 保証書 × 1
- 取扱説明書 × 1
6~7年前に、実はデスクトップのビデオチャット用にELECOMの「UCAM-C0220FBNシリーズ」のひとつ、『UCAM-C0220FBNRD』を試したことがあります。
ですが正直いって、画像が粗(ゴ〇)過ぎて数回使って放置。「eMeet WEBカメラ C960」は、本製品と比べるとかなり大きいです。
マニュアルは、日本語を含めた英・中・独・伊・西・仏の7言語に対応したマルチリンガルとなっています。※eMeet製品共通
筐体・デザイン
筐体の素材は、全面プラスチック筐体で、全体的に光沢を抑えてあります。
先に挙げたELECOM製はおもちゃ感が丸出しですが、それに比べ本製品は、そこまで安っぽさは感じません。
eMeet製品は、数多ある中華ガジェットの中でも国内流通有名ブランドに引けを取らない、比較的洗練されたデザインとなっています。
パソコンに引っ掛けるユニバーサルクリップの接地面は、ゴムが施されていてデバイス同士が傷つかないよう配慮されたデザインです。
また、画像の通り、筐体側の仕様印字もバッチリ日本仕様にしてくれています。
印字自体は外注にせよ、日本仕様の製造ラインを設けてくれているあたりは、企業としての姿勢がうかがえます。
そして個人的に嬉しいのが、現在市販されている一般的なカメラの三脚ネジに採用されている、1/4インチネジが付いていること。
スペックにケーブル長は記載されていませんが、1.6m以上(168cmの著者が手を広げて余るぐらい)はあります。
トライポッドのみならず、互換性のあるマウントを搭載してさえいれば、ケーブルが許す範囲ならどこでも設置可能なのが嬉しすぎます。
個人的にはメインPCがType-Cしかインターフェースがないので、Type-Cにしてもらえたらなおありがたいものの、転送速度の速いUSB 3.0が採用されています。
「eMeet C960」には、物理的なファンクションはなく、上部にマイク、レンズ、通電ライトがあるだけのシンプルな機構です。
eMeet WEBカメラ C960 使用感レビュー
やや白みがかってはいるもののとにかく明るい描写
画像は、Windows10内臓のカメラアプリを使用し、日中(部屋はほんの少し薄暗い)に「eMeet C960」を繋げて全画面表示した状態です。
画面をそのままスクショしても良かったんですが、敢えてスマホにて画面自体を撮影しています(なぜか反笑いなのとおでこがテカってるのはお許しくださいw)。
そしてこちらが、内臓カメラ(720P)にて同様に撮影。使用端末は下記モデルです。
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同一条件で撮影していてまずわかるのは、明るさです。
XPSは720Pなので、お世辞にも高品質とは言えませんが(内臓マイク含む)、画面サイズを広げると、より画質の差は顕著です。
正直言って、“自然な描写(というより好みの色味)”に関して言えば、XPSの内臓カメラです。
しかしながらeMeet C960は、光量を自動調整してくれるおかげで、ざらつきが少なくクリアかつ滑らかに映し出してくれます。
また、悪条件下でもほとんど色味を変えず、常に明るい描写のため、ストレスなく通話可能です(本当にビビるぐらい明るく映してくれます)。
そしてもうひとつが画角の違い。多少カメラ位置(というか角度)の差はあるものの、ほんの少し広くなっています。
少し離れてもピントがずれることもありませんし、離れることでさらに広い画角で撮影できるので、会議等、大人数:eMeet C960側 対 大人数(少人数も可)という使い方も難なくこなせます。
ビジネスシーンにはむしろこの色温度がいいかもしれないウキ!
クリアな音質と暗所でも明るい滑らかな描写
ビデオ通話は、国内外方々飛び回っている(現在は某県シェアハウス在住)兄に依頼し、LINEにて試しています。
小さすぎて少しわかりにくいですが、左上に移っているのが私で、今回の「eMeet C960」を用いてビデオ通話しています。
そして同じく比較のために、「Dell XPS 13 2-in-1」の内臓カメラを使用。
XPS自体も比較的新しい端末で、ハイスペックかつ、相手側の画面サイズもそこまで大きくないこともあり、「別に変わんね~」と言われてしまいました笑。※スマホよりPCでご覧いただいた方が違いが分かりやすいかもしれません
ただ逆に言えば、当然どちらも問題なく通話できている証拠。また、ヘッドホンなどを用いればより顕著になると思います。
いずれにしても、音声も画像も相手側には鮮明に届いていて、クリアに聞こえているということです。
わざと席を外して遠くから話しかけたり、別の通話アプリ、さらに外部マイク接続でも試してみましたが、バッチリ使えます。
常に明るく映し出すので、配信者向けのWEBカメラと言ってもいいかもしれません。
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確認
webを介してのビデオ通話は、両者の通信環境や設備に依存する部分が大いにあります。今回の相手側のデバイスは、1~2世代前のSurface Proです。
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気になった点・注意したほうがいい点
「eMeet C960」は、WEBカメラの品質としては充分で、価格からいってもオススメできる商品です。
とはいえ、少し気になったのが下記2点。
- 悪条件環境下では白飛びしやすい
- 同スペック製品が多く差別化を図るには価格?
簡単に解説していきます。
悪条件環境下ではやや白飛びしやすい
「eMeet C960」は、自動で光量を調整してくれるため、比較的悪条件下でもクリアに映し出してくれます。
ですが、撮影場所が暗かったり、暗所で撮影すると、どうしてもやや不自然に白みがかります(元々少し寒々しい色味)。
また、その条件下で早く動くと、輪郭がぶれたりします。
ですがこのあたりは、ご自身の使用環境にもよります。
某社のカメラでは暗くて使い物にならないこともあったり、どのカメラでも癖があったりもするので、何に重きをおくかはユーザー次第かなとも思います。
同スペック製品が多く差別化が薄い
この手の同スペックのWEBカメラはいくつもあり、結局のところ、比較しなければわからない上に、そうそう買い替えるものではありません。
そんな数多ある製品の中で、本製品を選ぶ理由は、価格以外ないような気もします。
特に、まだまだ日本国内において知名度が低い分、他の中華ブランドと同じぐらいの価格帯まで下げたり、セールをするなどしないと、一般ユーザーは魅力を感じません。(使えばわかるんですけどねw)
同社ラインナップには、独自AI技術を使った4つのマイクを内蔵した「eMeet C980pro」などもあります。
上記公式のスペック比較表には、1080P/30fpsとなっているため、定かではありませんが、このモデルは、ショップページによれば、60fpsにも対応しているとの記載があります。※メーカーに確認したところ、60fpsにアップデートしているとのことです
少なくとも音質の向上は期待できるので、併せてチェックしてみてください。
追記:公式サイトのスペックとショップページとの記載の違いについて
スペック表にも記載してありますが、メーカーに確認したところ、eMeetは製品を常にアップデートしているとのことです。
現在流通ロットは、
- 画角90°
に変更されているとのことです。
公式サイトやショップページと若干の違いはありますが、ショップページ記載の内容の方がより正しい情報です(記載は80°なのでさらに広角仕様となっています)。
フィードバックを受けながら、見えないところで常にいいものを作っていく姿勢、素晴らしいですね。
eMeet WEBカメラ C960 総合評価
冒頭にも言いましたが、近年はスマホでさえも綺麗な描写をしてくれたり、PC自体に内蔵カメラが埋め込まれているので、久しぶりに外部出力のwebカメラを使用しました。
無理やり粗を探してみましたが、個人的には何の不満もありません。
動画レビューにてキンキン音がするとの情報も見かけましたが、著者の環境下では一切発生しませんでしたし、ストレスなく使用できています。
- HD録画が可能で、通話ができて、明るく滑らかに出力してくれて、USBで簡単接続ができる
これだけあればオフィスミーティングはもちろん、配信でもビデオチャットでもなんでも使えます。とにかく明るい!
カメラ全般に言えることですが、画素数やフレームレート、色合いなどは好みなので、手軽にWEBカメラを導入したいという方はぜひご検討してみてくださいね。
多数ショップでの取り扱いがありますが、Amazonが公式かつ最安値です。
【総合評価】 | |
製品名 | HD WEBCAM EMEET C960 |
総合おすすめ度 | 4.4 |
関連リンク
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