※メーカー(代理店)よりサンプル提供
“新しい生活様式”が、政府からも提言され、リモートワークが一気に推し進められました。
当然、現場に行ったり、対面しなければならない業種もありますが、いくつかの企業では、リモートワークで事足りる(むしろ効率化できた)ことが立証されています。
そこで必要になってくるのが、マイクです。
以前も紹介しましたが、安物でも案外快適なマイク環境は整います。
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ただ、上記は有線のため、ケーブルのわずらわしさがあり、ライトに使うのはやや困難。また、人数が複数いる場合は、単一指向性のマイクではそれぞれがマイクを用意する必要があります。
そんな時に便利なのが、Bluetooth接続できて、全方向から音を拾ってくれる、無指向性マイクスピーカーです。
今回は、以前レビューした「eMeet」社からリリースされた、『ワイヤレススピーカーフォン eMeet Luna』のレビューをしていきます。
Contents
WIRELESS SPEAKERPHONE eMeet Luna インプレッション
以前レビューした同社モデルは「eMeet M220」。こちらも完成度が高く、会議用スピーカーホンとしてすぐに活用できるいい製品です。
関連eMeet M220 レビュー|有線無線対応多機能全指向性AIワイヤレススピーカーホン【Wireless Speakerphone Office Core M220 Lite】
今回の「eMeet Luna」も、基本的な機能や使い方は同じです。オフィスミーティング(会議)、リモートワーク、オンラインチャット等で活用できる、『全指向性(無指向性)』のワイヤレススピーカー兼マイクロフォンです。
また、「eMeet Luna」は、Bluetooth接続が可能な無線機器です。無線機器は当然、日本の技適(技術基準適合証明)に適合している必要があります。
念のため調べておきました。
photo by 総務省 電波利用ホームページ
本製品はもちろん技適適合済み。
eMeet製品はもれなく技適に適合しているので、個人のみならず法人でも胸を張って利用できます。
"Luna"の名の通り、月を彷彿とさせるような丸みを帯びたデザインで、見た目からも過去モデルから刷新され、よりスタイリッシュに仕上げています。
「eMeet Luna」は、
リモートで活用したいがワイヤレスが希望
出来るだけエコーやノイズを軽減したい
一方向からではなく360°全方向から音を拾いたい
こんな人におすすめです。
独自技術による、ノイズ軽減やクリアな音質を兼ね備えた、汎用性の高いモデルです。
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多数ショップでの取り扱いがありますが、Amazonが公式かつ最安値です。
本モデルは、同社単品売りの「M2」ではできなかった、デイジーチェーン接続が可能です(メーカー確認済み)。その際、別途別売のケーブルが必要となるのでご注意ください。
スペック紹介
CRYSTAL-CLEAR CLARITY eMeet Luna WIRELESS SPEAKERPHONE | |
モデル | eMeet Luna |
カラー | グレー |
---|---|
出力パワー(RMS) | 3W/82dB |
対応人数 | 5-8人 |
接続方法 | USB/Bluetooth/AUX |
Bluetoothバージョン | ver. 4.2 |
Bluetooth接続距離 | 20m |
マイク数 | AIマイク3つ |
マイク指向性 | 360°全指向(無指向性) |
バッテリー | 3.63V/2600mAh |
充電時間 | 3~4時間 |
持続時間 | 約15時間※使用状況・環境により異なる |
サイズ | φ120 × 37mm |
重量 | 約290g |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
製品の特徴・概要
特許を取得している独自技術「Voice IA」により、周囲の話し声や電話の呼び出し音、コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音など、雑音を抑制。エコーキャンセリング、ノイズキャンセリング機能も搭載しているので、ストレスなく通話が可能です。
M220に続き、Lunaにはケーブルこそ同梱されていませんが、デイジーチェーン接続することで、8~16人前後のミーティングなどに利用できます。
『デイジーチェーン(接続)』は、
- 複数の機器を接続する方法のひとつで、数珠繋ぎにつないでいく配線方法のことです
M220では4つのマイクアレイ、そしてLunaは3つのマイクアレイを搭載。これにより、クリアなままで、360°全方向集音を実現しています。
各OS(PC、Mac、iOS、Android)に互換性があり、加えて、様々なインターフェース(USB/Bluetooth/AUX)にも対応しているため、新旧問わず幅広いデバイスと互換性があります。
また、2600mAh大容量バッテリーのおかげで、15時間もの連続運転が可能で、待ち受けならなんと30日間も持続します。
出先や外出時等でもバッテリーの心配なく安心して利用できるだけでなく、持ち運び用に特化したデザインとなっているので、リモートワーク、オンライン会議、、セミナー、ビデオチャットといった、様々なシーンで活躍します。
在宅でリモート作業中、イヤホンだと耳が痛くなる、ヘッドホンだと蒸れる、もしこういった不満を抱いているなら、ぜひ一度「eMeet」のスピーカーホンをチェックしてみてください。
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- 独自技術による優れた音声認識
- 高級感のあるマットメタリックボディ
- USBドングルが収納可能で携帯性アップ
- M220(M2)との違いがそこまでない
- 少なからずノイズ(雑音)を拾う
eMeet Luna 実機レビュー・評価・感想
前例があるだけに、数多あるチャイナプロダクトの中で、eMeet製品はかなり信頼しています。
実際、以前レビューした「eMeet M220」は売り切れ状態。多少はサクラレビューによる投稿はあるものの、製品自体のクオリティは申し分なくおすすめできるもので、昨今のリモートワーク化の後押しもあるかもしれませんね。
「eMeet Luna」は、先の技適マーク適合の日付からもわかるように、2020年5月にリリースされたばかりの新製品です。
化粧箱・パッケージ
"CRYSTAL-CLEAR CLARITY(直訳:クリスタルクリアな明瞭さ)"を一番大きな文字で記載するという自信。今回も期待できそうです。
化粧箱は青と白を基調とした、シンプルかつオシャレなデザインです。「トヨバンク株式会社」PSEもバッチリ取得しています。
なんとなくですが、外装はAmazonのEchoシリーズをオマージュしていそうですね。
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【パッケージ内容】
- eMeet Luna 本体 × 1
- eMeet オーディオアダプター A200(USBドングル) × 1
- Micro USB(USBA to C) × 1
- オーディオケーブル(3.5mm ステレオミニプラグ) × 1
- 安全のための手引き(注意事項) × 1
- 保証書 × 1
- 取扱説明書 × 1
マニュアルはもちろん日本語に対応しています。
そのほか、英・中・独・伊・西・仏と合わせて7言語を網羅した、マルチリンガルマニュアルです。
筐体・デザイン
上面からサイドはアルミ筐体で覆われており、グレーのマットメタリックに仕上がっています。高級感すら漂う、Macのスペースグレーのような質感と色味です。
底面は樹脂製で、滑り止め防止のゴムを配置。こちらは当然プラスチッキーです。また底面から、3か所のマイク位置も確認できます。
各種ボタンは、下記の通りです。
- AIノイズリダクションのオン/オフ
- 通話開始/通話終了
- ボリュームアップ
- ボリュームダウン
- マイクのミュート/ミュート解除
- ブルートゥース
- 電源
- ステータスランプ
- USBインターフェース
- AUX OUT/LINK
- AUX IN PORT
- ロック
※公式サイトより抜粋
eMeet Lunaは、Bluetooth非対応の端末でも無線で利用できるように、「eMeet オーディオアダプター A200(USBドングル)」が付属しています。※有線接続も可能
このBluetoothドングルは、かつても付属していましたが、本機からは、本体と一緒に持ち運ぶための格納スペースが出来ています。ワンセットで持ち歩けるのは、ユーザーにとっても嬉しい設計です。
背面に配置されているインターフェースは、左から、USB、AUX OUT/LINK、AUX IN、ロックとなっていて、有線無線問わず、様々なデバイスで流用可能です。
eMeet Luna 使用感レビュー
「eMeet M220」でも言いましたが「eMeet Luna」との接続方法は、同様の下記4つです。
「eMeet M220」との接続方法
- USBケーブルで有線接続
- Bluetoothで無線接続
- 「eMeet Audio Adapter A200」を用いてBluetooth接続
- AUXアナログオーディオケーブルで接続
ケーブルによる有線接続でも、Bluetoothによる無線接続でも、まずは任意の接続方法を選んで、eMeet Lunaとデバイスとを接続していきます。
上記はスマホとのペアリングです。通常のBluetooth接続可能なデバイスと同様なので、簡単に接続できます。
PCとのペアリングについても全く同じです。
少なくとも、著者の環境では接続が切れるといったことはなく、スマホ、PC共に安定して使用できています。
主張しすぎない控え目なLEDでステータスを表示
同社のM220は、かなり主張の強いリングライトでしたが、Lunaは、本体上部のLEDインジケータランプのカラーや表示の仕方によって、ステータスを確認できる仕様です。
表示されるカラー(赤・青・緑他)は基本的に同じ。
全ては網羅できないので、一部のみの紹介ですが、上記は接続後のボリュームコントロール時に点灯する、アイスブルーカラーです。
白飛びしてわかりづらいですが、電源がONのときに電源ボタンを単押しすると、電池残量が緑に点灯します。
そして、センターのマイクミュートボタンを押したときに表示される、赤のLEDとなります。
起動時の音とかは同じ仕様ウキ!
eMeet Audio Adapter A200(Bluetoothドングル)接続が快適
「筐体・デザイン」の章でも触れた通り、eMeet専用アダプターで接続できるのはもちろん、本体に収納できるようになったので、かなり便利になりました。
コレのおかげで、Bluetooth未搭載端末でも安定した無線接続が可能となりますし、新製品なだけあって、ユーザーに配慮された設計に改良されています。
ついでにいうと、AUXケーブル接続は、IN/OUTに対応しているので、スピーカーとして(音声出力)、マイクとして(音声入力)利用できます。
シチュエーションによって、または持っているデバイスによって、フレキシブルに使えるのは、大きな魅力と言えそうです。
小規模セミナー等にピッタリなクリアな音質
ドライバユニット等の記述もないため、自分の耳で聞いてみただけの感想ですが、eMeetの特許技術「VoiceIA」ノイズリダクションは秀逸です。
ただ、正直なところ、同じ技術を採用している「eMeet M220」とは、大きくは変わりません。
しかしながら、無線接続時のホワイトノイズが軽減され、よりスピーカーとしての価値が上がったような気がします。
通話時
早速、2~3人程度の小規模会議で使用してみたところ、通話時の音声は問題なくクリア。2mぐらい離れていても普通に通話できました。
「VoiceIA」ノイズリダクション技術の恩恵も大きく、確かにノイズの軽減だけでなく、音声認識、音声分離といった、オートゲインコントロール(AGC)が効いているのがわかります。
相手側も、個々の声がよく聞こえるとの声をもらっています。
また、「eMeet Luna」は、Bluetooth接続ON/OFFボタンや、AIノイズリダクションのON/OFFボタンが付いたことにより、さらにミーティングやリモート会議に使いやすいファンクションとなっています。
接続を一旦切りたいとか、ノイズ(外部の音)をあえて拾いたいとか、使い分けができるようになったので、利便性が向上しています。
音楽再生(観賞)時
カタログによれば、スピーカー出力は最大3W/89dB。Hi-Fiスピーカーを搭載しているとのことなので、ビビりもなく比較的クリアです。
ただ、どうしても単発スピーカーということもあり、臨場感に欠けます。
音楽再生などの観賞目的なら、二個以上デイジーチェーン接続をして、ステレオ風に使うのがいいと思います。
観賞用途はオマケぐらいに割り切って、オンラインミーティングなどの通話用途として利用するのがベストと言えそうです。
動画紹介
テキストでわかりづらい部分は動画も作ったのでぜひご覧ください。
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eMeet LunaとM220との比較
せっかくM220も手元にあるので、少し比較していきます。
マイク数は少ないもののスピーカー品質が向上
Lunaは3つのマイクアレイ、M220は4つのマイクアレイを搭載しています。
集音に多少差が出るかと思いきや、3つでも何の問題もありません。
また、「音質」の章でも解説した通り、無線接続時のホワイトノイズが軽減されています。
M220はリングライトによって、“集音している方向”まで検知する仕様なので、これはこれでLunaにはないユーザビリティに配慮されたギミックです。
Luna、M220ともに、スピーカーの音質自体は、可もなく不可もなく程度で同じような音質。比較してLunaの方がほんの少しクリアに聞こえるのは、(ドライバユニットなどは恐らく同一かと思いますので、)チップなど、技術面で改良されているのかもしれません。
サイズ・重量はほぼ同じ
カタログ値ではほんの数ミリ程度の違いしかなく、サイズはほとんど同じです。
厚みもほとんど同じです。画像の通り、Lunaの方が2mmほど厚い設計となっていますが、筐体はアルミで覆われているため、安心感があります(M220は天板のみ)。
重量に関しても、ほとんど同じです。
300gを重いと思うかは、ユーザー個人によりますが、どちらも2600mAhのバッテリーを搭載しているので、この重量なら、かなり軽量化できているのではないでしょうか。
気になった点・注意したほうがいい点
会議用スピーカーフォンなので、以前レビューしたモデルとほぼ同じ感想です。
- ノイズリダクション機能搭載でも少なからず雑音は拾う
- 観賞用外部スピーカーとしてはやや不向き
- ミュート時自分の声は遮断できるが相手の声は遮断しない
少し重複しますが、再度簡単に解説していきます。
ノイズリダクション機能搭載でも少なからず雑音は拾う
全指向性マイクである以上、雑音をゼロにはできません。独自技術を採用しているとはいえ、声以外聴こえないほどのクリアな音声というわけではありません。
時折「声がちょっと遠いかも?」とか、距離が離れていると聞き返されることもありました。
とはいえ、声が遠いと自動で検知し、その音声の音量を上げたりもしてくれます。基本的にはかなり音もクリアで、複数人のリモート会議には間違いなく重宝します。
一人で使うなら、やはり無指向性よりは単一指向性のマイクとヘッドセットなどを用意するのが賢明といえそうです。
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観賞用外部スピーカーとしてはやや不向き
先述の通り、外部スピーカー利用はあくまでもオマケ。現在はスマホやPC自体のサウンドクオリティが高くなってきているので、わざわざ3Wの単発スピーカーに期待する方がナンセンス。
ダイソークオリティでも、比較的上質サウンドなので、ソコソコの音質で外部スピーカーを安く使ってみたいならぜひチェックしてみてください。
ミュート時自分の声は遮断できるが相手の声は遮断しない
これに関しては、「過去記事(M220レビュー)」と全く同じ内容となるので、割愛。
リンク先をご参照ください。※リンクをクリックすると、該当の章までジャンプできます
eMeet Luna 総合評価
無指向性のマイクというと、どの機器もざっくり約1万円前後します。
eMeet Lunaも、ほとんど変わらないぐらいの価格帯のため、そこまで構える必要なく、安心して購入できます。
他社製同様、Facetime、Zoom、Skypeといった主要通話アプリにも対応し、OS問わず利用できるので、汎用性が高いのは言うまでもありません。
会議用ワイヤレススピーカーフォンは、円形で似たようなデザインのものが多いですが、他社とは一線を画した筐体デザインが、いい意味で差別化できています。
前回も述べた通り、会議用のみならず、アウトドアでの集会とか、大人数参加型のリモート作業なら、なんでも使えます。
通話品質、スピーカーとしての音質のクオリティ、幅広い互換性と使用用途など、“新しい生活様式”にぴったりの製品です。
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- 10%OFFクーポン:D3U8TKHY
- 有効期限: 2020/08/04-2020/08/09
多数ショップでの取り扱いがありますが、Amazonが公式かつ最安値です。
【総合評価】 | |
製品名 | CRYSTAL-CLEAR CLARITY eMeet Luna WIRELESS SPEAKERPHONE |
総合おすすめ度 | 4.3 |
本モデルは、同社単品売りの「M2」ではできなかった、デイジーチェーン接続が可能です(メーカー確認済み)。その際、別途別売のケーブルが必要となるのでご注意ください。
持ち運びを想定していないならUSBタイプで充分
ワイヤレスのメリットは、煩わしいケーブルがないこと。
「eMeet Luna」も、様々な方法で活用できるものの、実際のところ、有線接続することを想定しているなら、同社の「eMeet fficeCore M0」のようなタイプでも充分事足ります。
価格的にも少し割安なので、リモートワークが多く、スピーカーホンを検討中の方は、併せてチェックしてみてください。