※メーカーよりサンプル提供
リモートワークに最適なガジェットを幅広く取りそろえる「eMeet」より、ライト付きウェブカメラがリリースされています。
今回は「eMeet C970L」WEBカメラの レビューをしていきます。
Contents
eMeet C970L WEBカメラ インプレッション
筆者はかれこれeMeet製品を数年前から利用しており、製品のクオリティやサポート面において、中華新興企業の中ではかなり信頼しているブランドのひとつです。
今回の「C970L」は、"L(ight)"が付いている通り、
- リングライトが搭載されたモデル
です。
AI自動追跡などの機能は搭載されていませんが、フルHD1080P/60FPS、デュアルマイクにオートフォーカスなど、ウェブカメラ性能は申し分なし。
そこにリングライトが加わったことで、より汎用性が高くなっています。
これまでもいくつか同社のウェブカメラを試してきていますが、本製品に限らず忖度なしに普通にイイです(語彙力)。
クーポンもやたらと付けてくれていて価格的なメリットも大きいので、オンラインでのやり取りが多い人はぜひ検討してみてください。
- 3段階調光リングライト搭載
- レスポンスのいいオートフォーカス
- 暖色傾向強めの優しい色味
- ライトはオマケ程度
- 横回転不可
スペック紹介
eMeet C970L | |
モデル | C970L |
カラー | ブラック |
---|---|
センサー | 1920x1080p CMOS |
ビデオ解像度/フレームレート | 1920X1080p/60fps(有効画素数:200万画素) |
フォーカス | オートフォーカス |
視野角 | 75° |
マイク数 | 2つ |
マイク指向性 | 全指向性(無指向性), ノイズリダクション |
レンズ | 4層 |
その他 | 三脚対応ユニバーサルクリップ |
サイズ※幅 × 高さ | 135mm × 83mm × 65.5mm |
重量 | 約156g ※実測 |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
eMeet C970L WEBカメラ 実機レビュー
既存の下位モデル「C960」「C965」を以前レビューしましたが、現在も何ら不具合なく使用できています。
同じくC960ベースの「NOVA」に至っては公式からも姿を消してしまったものの、いずれも普通に使い勝手のいいウェブカメラです。
これらとの違いや、どの程度グレードアップしたのかなども含めてレビューしていきます。
化粧箱・パッケージ
化粧箱はこれまで同様、ラベルシールや印字他、シンプルながらしっかりと作りこまれています。
また以前はなかったと思いますが、ドイツの販売業者が加えられています。
【パッケージ内容】
-
C970L本体 × 1
-
取扱説明書 × 1
取説は従来通りマルチリンガルに対応した、C970/C970L共通のものです。
筐体・デザイン
筐体は樹脂製で、同社モデル「Jupiter」や「C950」をのぞき、センターカメラ採用の類似デザインとなっています。
カラーはブラック1色、正面に左右マイク、LEDインジケーターライト、リングライト、上部に調光用タッチセンサーを配置。
底面には、従来モデルと同じく1/4インチネジ穴が備わっています。
筐体サイズやケーブルの太さなど、ロジクールと比べるとやや存在感はあるものの、三脚などを併用すれば設置場所を自由に選べます。
三脚対応のユニバーサルクリップもC960とほとんど同じデザインですが、カメラ部分との接点に改良が加えられています。
カメラ部分の上下(前後)方向の可動域が広がっただけでなく、傾け角度でプライバシーシャッターも兼ね備えています。
ただ左右方向(回転)はできない仕様です。
接続端子も従来通り、USB3.0を採用。
またケーブル長も1.8mと余裕のある長さです。
重量は156gで、リングライトの分数十グラム重くなっている印象です。
といっても存在感のわりに充分軽量設計となっています。
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eMeet C970L WEBカメラ 使用感・評価・感想
プラグアンドプレイも従来通り。
通電(設定)が出来ていれば、青色のLEDが点灯します。
オートフォーカスを含めカメラクオリティが向上
公称通り、静止画は最大2.1MP(1920×1080)。
そして動画も、公称通りの1080P/60FPSが上限です。
まず従来モデルと比較して一番感じたのはカメラのクオリティの向上(上位機種だからかもしれませんが)。
60FPSなので、連続した早い動きも自然に描写してくれるのはもちろん、全体的に画質が明瞭になった印象があります。
また上記動画では少しわかりづらいですが、以前までのモデルでは画角内すべてにピントが合う、広角らしい画に対し、本モデルでは画角が狭くなったからか、深度を感じます。
ウェブカメラなのでユーザーによっては全体がパキっとした画さえ撮れればいいかもしれません。
ただ被写体が前後した際“ピントを合わせてる感がある”と、カメラのクオリティの高さはもとより、よりカメラとしても楽しめます。
左右の回転は出来ないものの、カメラを上に向けると電子式のプライバシーシャッターを搭載するなど、ユーザーへの細かい配慮もうかがえます。
暖色傾向の暖かみのある色味
上記画像や先ほどの動画でもわかるように、被写体が人だと赤みが強くなっています。
ライトを点けるとグッと赤みがおさえられ、より自然な色味に変化します。
ただソフトウェアの仕様なのかわかりませんが、少し暗いと暖色と寒色を繰り返し色味が不安定になることも何度かありました。
ライトが付いてるとはいえ、やはり明るい場所での使用推奨です。
筆者個人的には赤みが強い方が暖かみがあって好みですが、いずれにせよ以前より自然に近い描写です。
ただし、色調や色相、色彩に関しては、公式の「eMeetLink」でカスタマイズ可能なので、自分に合った調整をするのがおすすめです。
リングライトはプラスアルファ
リングライトはサイズ的にみてもそこまで光量はありません。
あくまでも一応付いている程度のプラスアルファと思った方がよさそうです。
上記画像はライトを点けずに、実際の通話時(カメラに写っている側)の画像です。
そしてこちらが点けた状態。
ほとんど違いがわかりません。
同じように被写体を変えて撮影します。画像はリングライトOFF。
そしてON。
やはりほとんど変化なしです。
別の位置からOFFで撮影。
そしてONです。
こちらの画像では、肌色の色味が明らかに変化しています。
因みに撮影時全て3段階あるリングライトの調光は最大輝度です。
リングライトを使ってみて感じたのは、
- 焦点距離次第で活用できる
といった印象です。
先の画像のように、焦点距離が近づくとノイズが軽減され、明らかに明るくなりますし、色味も寒色寄りに変化します。
加えて当然のことながら、ノイズが入るような暗所での撮影を可能にしてくれますし、シチュエーション次第でも活用できます。
ただ元々多少暗くても明るく描写してくれるカメラ性能があるので、わざわざ使う必要もないような気もします。
ライトが不要なら、"L"のない下記モデルがおすすめです。
「eMeet C960」と「eMeet C970L」の比較
筐体サイズの比較
画像は「C960※左」 と「C970L※右」の比較です。
C960に比べ、ワイド(幅)が小さいのと、レンズ部分の突起がないためすっきりしています。
現在は取り扱いが無いようですがサイズは「NOVA」<「C970L」<「C960」といった感じです。
またデザイン上、設置時筐体全体が少し前方に飛び出すようになってます。
ただ、どのモデルもさほど占有率は変わらないので、予算と必要なスペックを適宜選べば問題ありません。
画質の比較
画像比較は下記を参照ください。
※本記事ではNOVAとC960の詳細な比較を紹介しています。
eMeet C970L WEBカメラ 総合評価
他社含め様々なモデルを試してきましたが、筆者的に「C970L」は一番好みの描写です。
13インチラップトップに取り付けると存在感はあるものの、サイズは充分コンパクトでさほど気になるものではありません。
今回は音声部分は割愛しましたが、eMeetはマイクもプロデュースしているだけあって、感度や集音は良好。全く不便を感じません。
eMeetは、クーポンも多く活用すればかなりお得に購入できます。
「C970L」は、筆者的にかなりおすすめのウェブカメラです。
【総合評価】 | |
製品名 | EMEET SmartCam C970L |
総合おすすめ度 | 4.9 |