※メーカーよりサンプル提供
“ウェブカメラ”としての知名度も高く、ユーザー評価も上々な「eMeet」。
今回は、お手頃価格で自動フォーカスに対応したモデル「eMeet C965」WEBカメラのレビューをしていきます。
Contents
eMeet C965 WEBカメラ インプレッション
ウェブカメラの中でフルHD1080P/30FPS、200万画素というと、ごくごく一般的。汎用性が高くビジネスシーンだけでなく様々なシチュエーションで活用できます。
ただお手頃価格となると、大概固定フォーカスのモデルが多く平面的で深度は感じられません。
今回の「eMeet C965」は、
- オートフォーカス機能搭載96°広角フルHD対応モデル
です。
eMeet製品はクーポンやセールも豊富ですし、他社の同等スペックモデルよりリーズナブルに購入できます。
リモートワークが多くウェブカメラの仕様頻度が多いなら、「eMeet C965」はメイン利用でもサブ利用でも活用しやすいモデルです。
- オートフォーカス機能搭載
- バランスの取れたスペック
- 手動式プライバシーシャッター付属
- 携帯時ややかさばる
- プライバシーシャッターがアナログ
スペック紹介
eMeet C965 | |
モデル | C965 |
カラー | ブラック |
---|---|
センサー | 1920x1080p CMOS |
ビデオ解像度/フレームレート | 1920X1080p/30fps(有効画素数:200万画素) |
フォーカス | オートフォーカス |
視野角 | 96° |
マイク数 | 2つ |
マイク指向性 | 全指向性(無指向性), ノイズリダクション |
カバー | 手動式プライバシーシャッター |
その他 | 三脚対応ユニバーサルクリップ |
サイズ※幅 × 高さ | - ※記載なし |
重量 | 約155g ※実測、プライバシーシャッター装着時 |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
eMeet C965 WEBカメラ 実機レビュー
同社下位モデルの「C960」、上位モデルの「C970L」いずれも、サブ・メイン(時には携帯)として現在活用していますが、普通におすすめです。
今回の「C965」は型番的にはこれらのちょうど中間のモデル。イチeMeetユーザーとしてレビューしていきます。
化粧箱・パッケージ
化粧箱は白を基調に水色を差し色としたブランド統一のもので、裏面に仕様が記載。
公称でも型番はC965となっていますが、化粧箱には「E3101」と表記されているところを見ると、こちらが正式の型番なのかもしれません。
【パッケージ内容】
-
C965本体 × 1
-
カバー(プライバシーシャッター用) × 1
-
取扱説明書 × 1
取説はマルチリンガル対応ですが、日本語はやや少な目です。
筐体・デザイン
フロント左右に吸音マイク穴が1つずつ、センターにカメラを配置したeMeetらしいデザインです。
筐体は樹脂製ながら、ベゼルがシルバーで囲われており、意匠を感じます。
「C960」、「C970L」では左右回転は出来ませんでしたが、本製品は360°左右の回転が可能です。
1/4インチネジ穴を設けた三脚対応のユニバーサルクリップは、C970他同社製品と同一形状です。
「C965」は左右の回転は出来るものの、縦方向はほとんど動かせないため、クリップで前後(上下)の調節を行います。
接続端子は、USB3.0を採用。
プラグアンドプレイですぐ使えるのも従来と変更はありません。
プライバシーシャッター用のカバーは、ユーザー自身が任意の場所にシールにて貼り付ける仕様です。
「C965」には、自宅等でのリモート作業ならなおさら必須ともいえる、プライバシーカバー(シャッター)機能が搭載されています。
ただ残念なのは、両面テープ接着というアナログ過ぎる仕様であること。
予算的なものなのか、単に後から付け加えただけなのかはわかりませんが、テープは劣化もしやすく剥がした後もべたべたになったり変色したりします。
アナログにしても着脱可能な形状に成形して欲しかったのが正直なところ。
画像が実際にカバーを取り付けた状態です。
カバーを閉めた際、レンズにぶつからないよう気持ちばかりの突起が設けてあります。
重量はC970Lとほとんど同じ155g。※プライバシーシャッター装着時
本製品の方がサイズはひと回り小さいものの、重量はほぼ同じで携帯性も変わらないので予算が合えば上位モデルもおすすめです。
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eMeet C965 WEBカメラ 使用感・評価・感想
通電確認は他モデルと同じく、(向かって)レンズ左横のLEDが青色に点灯。
使用デバイスやアプリごとに設定は必要ですが、ドライバー等インストール不要ですぐに使えるのは助かります。
ただどうしてもプライバシーシャッターの後付け感が強く、不格好に見えてしまうのは筆者だけでしょうか。
自然なトーンと描写で深度を感じるカメラ
静止画の最高画素数は2.1M。
そして上記画像が、ウェブカメラを使って実際に撮影した画像です。
小雨が降っていて室内はやや暗め、手元は明るくしています。
そのせいもあってか比較的綺麗に写してくれています。
ただ光量がないとこの通り。
極端に薄暗い環境ではあるものの、暗所での使用はライト必須です。
あくまでもオマケ程度ですが、「C970L」はライト搭載なので、スタンドライトや間接照明なしで使いたい場合はおすすめです。
少し暖色傾向がある(というか赤みが強い)ような気がしますが、不自然さはなく筆者的には好みの描写です。
C970もやや似ていますが、特に人の肌が映ったときが顕著で、テレビ電話では血色良く映る印象です。
少なくとも、C960のやや寒々しい色味が改善され、C965は比較的バランス良く仕上がっています。
良好な画質と通話品質
前章で掲載した画像は、手元を暖色系のライトで照らしていたこともあり、赤みがかっているのが顕著でしたが、実際の通話時はごく自然に近い色味です。
また色味だけでなく、通話時でも手を近づけると手の方にピントが合い、オートフォーカースが機能しているのもバッチリ確認できます。
通話品質も別段気になることはなく、相手側から不満を受けたことはありません。
以前も“汎用性の高いモデル”として紹介した製品はいくつかありますが、「C965」は現段階ではかなり幅広いシーンで活用できる、お手頃ウェブカムだと思います。
「eMeet C970L」と「eMeet C965」の比較
筐体サイズの比較
サイズはC965の方がひと回り小さめ。
ただ重量はほぼ同じな上に、かさばり具合もさほど変わらないので携帯性はほぼ同じと思っていいと思います。
「C960」 と「C970L」の比較の時も伝えましたが、C970Lはクリップ先端にカメラが付いている構造なのでその分前に飛び出します。
「C965」は、クリップとカメラがほぼ面一(ツライチ)なので、ディスプレイ等に引っ掛けても同じくディスプレイと面一に近い状態で設置できます。
画質の比較
画質比較はそれぞれの記事をご参照ください。
※本記事ではNOVAとC960の詳細な比較を紹介しています。
eMeet C965 WEBカメラ 総合評価
上位(新)モデルのC970Lから試してしまっていたため、もっと酷評になるかと思いきや、今回の「C965」も甲乙つけがたい製品でした。
正直ライトはあればあったで便利程度のレベルなので、ライト(L)なしの「C970」でもいいと思います。
「C965」とライトなしの「C970」は価格もほとんど変わりませんし、ウェブカメラ上ではそこまで激しく動くことは少ないので別段フレームレートにこだわる必要はないと思います。
ただ左右回転が出来るメリットや画角の違いはハッキリわかります。
また(見た目はさておき)プライバシーシャッターのON/OFF(開閉)は今回の「C965」の方が断然楽です。
リモートワーク用の1台として検討してみてはかがでしょうか。
【総合評価】 | |
製品名 | EMEET SmartCam C965 |
総合おすすめ度 | 4.8 |