※GearBest様よりサンプル提供
XiaomiのRedmi(紅米)シリーズには、(そこらの深セン新興中華スマホの)フラッグシップモデルに匹敵するスペックを誇るモデルがいくつかあり、日々進化を遂げる人気のシリーズです。
中でも"Pro"がつく端末はミドルハイ端末といっても遜色ないスペックを誇り、世界第2位のスマホ市場であるインド等では特に、この手のモデルが一番の売れ筋とも言われています。
とはいえ、Redmiシリーズ自体はというと、必要最低限の機能に抑えた廉価モデルが大半で、価格は$100前後と、コストパフォーマンスが高いのが特徴。
いわゆる大衆向けのエントリーモデルがほとんどです。
今回は、AIデュアルカメラを搭載したミドルハイスペックモデル、「Xiaomi Redmi Note 6 Pro」の詳細レビューをしていきます。
スペック詳細は下記より
なんてったって価格は約$200ウキ!安くてそこそこ(普通に)使えて完成度が高ければそりゃ買いウキ!
Contents
Xiaomi Redmi Note 6 Pro 実機レビュー
Xiaomi Redmi Note 6 Proの一番の特徴はAIカメラ。
インカメラ(20MP + 2MP)バックカメラ(12MP + 5MP)共にデュアルカメラを採用し、シーンに合わせて最適化したり、セルフィーでは美顏エフェクトや自然なボケを演出します。
6.26インチ(15.9cm)の大画面ノッチ付ディスプレイ、SoCはミドルハイスペックに採用されるQualcomm Snapdragon636を搭載。
筐体は手になじみやすいカーブデザインと、光沢を抑えたアルミ合金による優しい印象の仕上がり。
(現状)3色から選べるカラバリや、OSには完全日本語対応化しているAndroid8.1ベースのMIUI 9など、メインスマホとして充分通用するスペックと完成度が魅力の端末です。
- Snapdragon636搭載ミドルハイスペックモデル
- AIデュアルカメラによる美しい描写
- 6.26インチ2280x1080高解像度大画面ディスプレイ
- 遊び心は少なめ(没個性的)
- 時代錯誤なMicro USB Micro-Bを採用
通常価格:$219.99※2018/10/25現在
【500台限定クーポン】※2018/10/30迄
- クーポンコード:GBMPN6P64
- 適用後価格:$198.19
必要最低限の機能は網羅しつつ、カメラ(特にセルフィー)に特化した端末ウキ!
化粧箱・パッケージ
今回は、発送元の梱包に問題ありでした。緩衝材等一切入れてくれていなかったため箱潰れ発生。海外配送の長旅に加え、精密機器なだけにこの辺りはしっかりしてもらいたいですね。※梱包用のシュリンクフィルムは剥がしてあります。
Redmi(紅米)はエントリーモデルが多いシリーズなので、外箱はシャオミカラーのオレンジの主張が強い、カジュアルデザインです。
今回の端末は"Global Version"です。
シャオミは中国版→グローバル版でリリースされることが多いですが、起動してすぐに使いたいなら"Global Version"を選ぶようにしましょう。
梱包は上箱と底箱との隙間もほとんどなく、ギッチリと密閉されています。
フラッグシップモデルではプラスチックの型枠に収められたりしますが、ボール紙のみの梱包です。
下記パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 * Redmi Note 6 Pro 本体
- 1 * 充電アダプタ
- 1 * MicroUSB(2.0)ケーブル
- 1 * TPUケース
- 1 * SIMピン
- 1 * ユーザーマニュアル(保証書)
ソフトケースは一番簡易的かつ安価なTPU素材で、カラーは透過ブラックです。
デザイン性や高級感はもちろん皆無ですが、ソフトケースが付属しているのは地味に嬉しいです。※すでに別のケースを購入済みですが。ケースを付けることで、カメラ部分の出っ張りはほとんど気にならなくなりますしね。
今回はグローバルバージョンのため、アダプタはCタイプの形状です。
アダプタを別途購入するか、純正アダプタを利用したい場合は変換アダプタを別途購入してください。
マニュアルは、同じくグローバルバージョンのため英語表記のみ。
中華版iPhoneの異名を持つXiaomi、マニュアル一つとっても洗練されてますね。
Xiaomi Redmi Note 6 Pro 使用感
筐体・デザイン
前面ノッチ部分にデュアルカメラと受話口が設けられ、背面センターに指紋認証、iPhone Xなどと同様に、縦並びのデュアルレンズカメラを搭載。※反射防止のため、フィルムは付いたまま撮影
上部に赤外線センサー、マイク、3.5mmイヤホンジャック。
ボトムにスピーカーとMicroUSB端子。音質へのこだわりはそこまで持っていない端末なので、Redmi Note 6 Proはおそらくモノラルスピーカーです。
右側面に電源ボタンと音量調節ボタン。
そして、左側面にSIMスロットという配置です。
SIMはDSDV対応のデュアルnanoSIM(+ MicroSD)。
前モデルのXiaomi Redmi Note 5 Proもそうだったんですが、この価格帯でDSDV対応はやばすぎますね。
今回のモデルは4GB RAM + 64GB ROMなので、普通に使う分にはストレージ容量は充分だと思いますが、足りなければMicroSDカード(最大256GB)を利用できます。
ディスプレイサイズは6.26インチと大きめですが、ノッチデザインやベゼルをできる限り削ったことで、筐体サイズや重量が抑えられています。
本体重量は、ケースをつけた状態で195g。
ケースを外した状態では181gと、カタログ値と誤差なしです。
全く大きすぎるということはなく、薄型、軽量に仕上がっています。
ネットワーク(接続性)
ネットワークタイプ | FDD-LTE,GSM,WCDMA |
GSM | B2/3/5/8 |
WCDMA | B1/2/4/5/8 |
4G | FDD-LTE:B1/3/4/5/7/8/20, TD-LTE:B38/40 |
対応バンドはもう一声欲しいところですが、ドコモ系でも日常使いは可能です。
4GLTEは主要電波のB1/B3に対応。au系は相変わらずですが、ドコモ系やソフトバンク系(はB8も対応しておりフル対応)なら実用的に使えます。
一方3GはB1のみと、プラチナバンド非対応となるため、フル対応希望ならソフトバンク系(ワイモバイル等)を素直に選びましょう。
ドコモ回線に加え、ソフトバンク回線も開始したLINEモバイルなら、(期間限定で)通信料も激安です。データ利用のみと割り切って、ワンコインでおさまる通信専用のSIMを利用するのも一つの手です。
著者は田舎在住、ドコモ系のMVNOをメインで利用しています。経験上、案外プラチナバンド非対応でも不便なく使えています。
かれこれMVNOをいくつか使ってきましたが、正直どこのMVNOを利用しても、そこまで体感として変わりません。簡易的な評価もしているので、これから格安SIMを検討されている方はご参考ください。
ドコモ系MVNO一部紹介 | |
おすすめ度: 4.0 ※楽天ポイントが溜まる・使えるのが最大のメリット | |
おすすめ度: 4.2 | |
おすすめ度: 4.0 | |
おすすめ度: 4.1 |
ほとんどの中華端末は技適マークがありません。中華(海外)端末を利用は自己責任になりますのでご注意ください。
関連【楽天モバイル】格安SIM2回線開通で通信費節約!夫婦や家族で格安SIMならさらにお得に!
ディスプレイ・ファームウェア
Xiaomi Redmi Note 6 ProのOSはMIUI 9です。MIUIは、日本語対応されたOSのため、ロケール選択が可能です。
言語選択の中から日本語を選択するだけで完全日本語化できます。
次に地域の選択です。
こちらも“日本”がしっかり存在します。ロケールに“日本”があると安心して使えますね。
Chinese Versionはロケール選択がなかったり、Google Playがなかったりと、日本語化には少々手間がかかります。知識がない方は必ずGlobal Versionを選びましょう。
後々再設定も可能ですが、Wi-FiやSIM、バックアップ、テーマ選択など初期設定を済ませていきます。
MIUI10もリリースされているのでOTAアップデートで最新版になるとは思いますが、MIUIは素のアンドロイドと比べてやはり洗練されてますね。
かつてシャオミは、iPhoneのパクリとも揶揄され、MIUI(6)に至ってもiOS(7)とそっくりなんてことがありました。
実際パクリを否定できない部分はありましたが、このフラットデザインのアイコンが個人的には気に入ってます。
デフォルトでGoogle Playも入っていますし、画面分割(Split Screen)やホーム画面のカスタマイズ(HOME Screen Customization)など、できることが増えています。
ちなみにディスプレイは、有機ELディスプレイに引けを取らないぐらい明るく見やすい発色です。
メモリ・ストレージ容量
捨て垢ですがバックアップを取っているので、アプリや画像、キャッシュなどが少し占領してますが、システムで約10GB使用されています。
今回のレビュー端末は4GB RAMですが、バッテリー消費量などを考慮しても充分と言えるでしょう。
ベンチマークスコア
AnTuTu Benchmark
「Xiaomi Redmi Note 6 Pro」のAnTuTuスコアは114,716、CPUが54,825、GPUが21,359でした。
1度しか検証していないので12万点ぐらいまでは誤差範囲で行くかもしれないですが、このスコアなら日常用として必要にして充分。
GPUは2万点は超えてきているので、低解像度なら3Dゲームもギリギリ楽しめます。
Geekbench 4
CPUはシングルコアが1,343、マルチコアが4,880で、GPUは4,584でした。
スペック上はミドルハイスペックですが、これだけの性能があれば、メイン機として通用します。
キャッシュやデータ容量によってはもっさりすることが懸念されるものの、ほとんどのゲームはストレスなくプレイできるハズです。
おすすめ!今話題の人気アプリをチェック!
スナドラ636の性能は伊達じゃないウキ!
それでも充分ハイスコアよねウホウホ!
カメラ性能
バックカメラ
Xiaomi Redmi Note 6 Proのウリとなっている、カメラ性能をチェックしていきます。
結論から言って、エントリークラスならびに、深セン新興企業のミドルハイスペックスマホ(なんならフラッグシップモデル)と比べ、頭一つ抜けています。
撮影時曇天で、部屋は薄暗い状態でしたが、カメラが自動補正しここまで綺麗に撮影できます。
また、フォーカススピードは早めで、動いている被写体や暗所にも強い印象。
ボケ写真も簡単に撮れますし、何より、単焦点レンズを使用したような自然なボケの写真を撮ることができます。
ちなみに下図は、薄暗い&被写体が常に動くという、最悪のシチュエーションでの撮影です。
全くもってじっとしてくれない我が家のうさぎですが、くっきり毛の一本一本まで描写しているのがわかると思います。
撮影時は手持ち撮影で固定等はしていません。
そこまで気を使わず、オート(フラッシュオフ)で、パシャパシャと撮影しています。
暗すぎたのでホワイトバランスを上げてみたところ、少し白飛びしてしまいました。
しかしながら、ノイズ等もほとんどなく、"The entry-level dual camera king(エントリーレベルデュアルカメラキング)"の名に恥じない、自然な色味と美しい描写です。※"The entry-level dual camera king"はRedmi 6のキャッチコピーです
インカメラ
Xiaomi Redmi Note 6 Proはセルフィー(自撮り)もハイスペックです。
デュアルカメラの恩恵か、ポートレートでもしっかりとボケを演出し、美白効果(補正)も秀逸です。
フロント・リア共に共通ですが、左下の“透かし文字”が盗用を防げていい感じです。※設定からいつでも消せます
撮影モードは、「ショートビデオ」、「ビデオ(動画)」、「写真(静止画)」、「ポートレート」、「四角(スクエア)」、「パノラマ」、「マニュアル」などの多彩なモードの他、カメラ設定では、各種細かい設定が可能です。
写真を撮るのが楽しくなる(使いたくなる)といった端末です。
追記:
しばらく使っていますが、カメラ機能はエントリー中華端末の中では群を抜いています。
セルフィーは自動補正がやや強め(補正無しにもできる)ですが、バックカメラは静止画、動画ともに自然な色味で撮影できます。最高です!
これからもっと画像撮り貯めるからいい写真は都度アップするわねウホホッ!
マルウェアチェック
当サイトではおなじみのウィルスをはじめとしたマルウェアチェックです。
最近めっきり検出されなくなったので、中華端末も安心して使える時代到来かもしれません(と言いつつも全く信用できないので、今後も毎回複数のアプリを用いて調べていきます)。
追記:ケースとガラスフィルムは別途必要
ケースに関してはデフォルトでもPUケースが付属しています。
ですが、一番簡易的な単色のソフトケースのため、個性はおろか裸で使用した方がむしろオシャレかもしれません。
加えて、カメラの出っ張り部分が置いた際の接地面にぶつかるため、ケースはあった方がいい端末です。
フィルムは簡易フィルムすら付いていないので、こちらもあるに越したことはありません。
というわけで、別途ケースとガラスフィルムを購入したので追記しておきます。
ダチュラ柄PUケース&フィルム
海外サイト(GearBest)にて購入。人気機種なのでアマゾン等でもケースは多数取り扱いがあります。
結局柔らかい質感の方が好きなのでソフトTPUケースと、ガラスフィルムです。
ケースの柄はダチュラ(Datura)柄で目を引くデザインです。
装着時は下図の通り。
これでカメラの出っ張り部分もなくなり、置く時もある程度乱雑に扱えます。
個人的に好きなデザインなので大満足です(妻が使ってますが)。
【総合評価】 | |
製品名 | Relief Soft TPU Case for Xiaomi Redmi Note 6 Pro Datura Pattern - MULTI |
総合おすすめ度 | 4.2 |
かわいいわウホホッ!
ガラスフィルム
こちらが今回入手したフィルムです。
アンチグレアはあまり好きではないのでグレアタイプのフィルムになります。
黒フチタイプの全面を覆ってくれているので、傷の心配もないはず。
1番(Wet)、2番(Dry)の順でスクリーンをしっかりと拭いて、インカメラに干渉しないように、そして気泡が入らないように貼り付けます。
ガラスフィルムは、気泡も入りにくく貼り付けも楽なのがいいですね。
フィルムも多数あるので国産品を選ぶのもありかもしれません。
【総合評価】 | |
製品名 | LmAy-Full Screen Silk Screen Tempered Film for Xiaomi Redmi Note 6 Pro - BLACK |
総合おすすめ度 | 4.0 |
広告
気になった点・注意したほうがいい点
顔認証機能やお財布携帯に対応するなど、もう少し機能を追加してくれたらいうことはないんですが、エントリーモデル並みの価格でこの性能なら文句をいう方がナンセンス。
そのぐらい完成度が高く(価格含め総合的に)バランスよく仕上がっていると思います。
ただ逆にいうと、バランスが取れすぎていて、遊び心が感じられず、面白みに欠けると言えるかもしれません。
とはいえ、この部分はマイナス評価というよりプラス評価です。
堅実に、万人ウケするデザイン、性能に仕上げているわけですからね。
ですので今回は一点のみ残念ポイントです。
Micro USB Micro-Bを採用している
他のRedmi(紅米)のエントリーモデルもそうなんですが、Micro USB Micro-Bを採用しているのは残念ポイントです。
昨今、100均ですらType-Cのケーブルや急速充電対応アダプタなど、かつて割高だったものがごく当たり前に従来品と横並びの価格で手に入る時代です。
2017年頃のスマホならさておき、こんなところでコストカットせずに、時代の最先端を行く世界シェアのシャオミにはType-Cで統一してもらいたいところです。
現行モデルならなおさらです。
Xiaomi Redmi Note 6 Proはアスペクト比19:9ウキ!アプリによって対応してない画面サイズだから全画面表示できなかったりするウホ!
Xiaomi Redmi Note 6 Pro 総評
Xiaomi(小米)製なので、パッケージングから性能、UI、筐体デザインに至るまで、全体的なクオリティは申し分なし。
Redmiシリーズのエントリーモデルは、$100〜$200前後で購入できる端末がほとんどです。
2018年10月現在、その中で現行の最上位モデルといっても過言ではない「Xiaomi Redmi Note 6 Pro」は、現在も人気のある、前モデルのXiaomi Redmi Note 5 Proとほとんど価格が変わりません。
相違点は、インカメラがデュアルカメラになりセルフィーにより特化、筐体サイズはほとんど変えずにディスプレイサイズが大きくなっています。
ある意味パクリ続けて成長してきたメーカーなだけに、いい意味でこれまでの(パクリ続けてきた)ノウハウが詰まった、完成度の高い端末といった印象を受けました。
その集大成がコスパ最強のPOCOPHONE F1かもしれませんが、やはりスペックが高い分、Redmi Note 6 Proに比べ1万円以上も割高(約38000円)です。
たった$200(約25,000円)でこのクラスのモデルが手に入るなら“買い”ではないかと思います。※中華ECサイトの価格です。Amazonでも扱ってますが1万円以上開きがあります。
【総合評価】 | |
製品名 | Xiaomi Redmi Note 6 Pro |
総合おすすめ度 | 4.7 |
【500台限定クーポン】
クーポンコード:GBMPN6P64
適用後価格:$198.19
※2018/10/30迄。現在は終了しています
関連徹底解説「GearBest」の使い方と注文方法 | 海外ガジェット専門通販サイト
あとがき
Xiaomi Redmi Note 6 Proは、奇をてらったわけでもなく、個性があるわけでもない、そんなスマホですが、かなりいいと思います。
ちょうど妻がスマホを変えたいと言っていたのでメインスマホとしてがっつり利用したいと思います。
不具合やクーポン等あれば随時追記しますので、たまに覗いてやってください!