Xiaomiより2024年10月に同時発売された「Redmi Watch 5 Active」と「Redmi Watch 5 Lite」。
両機種とも価格破壊とも言えるコスパの良さですが、今回はliteより約2,500円割安の「Redmi Watch 5 Active」をレビューしていきます。
Contents
Redmi Watch 5 Active インプレッション
スマートウォッチに限らずですが、新製品になればなるほど低価格化が進み、機能もクオリティも良くなっている印象のXiaomi。
今回紹介する『Redmi Watch 5 Active』は、低価格帯のエントリーモデルという位置づけとはいえ「もうこれでいいんじゃね?」と思わせてくれるようなモデルです。
もちろんユーザーがスマートウォッチに何を求めるかにはよるものの、日常的に必要な機能は大体そろっています(以前のモデルからともいえますが)。
数多あるノーブランド品(聞いたことがないようなブランド)と同価格帯ながら、
- 2インチ液晶
- 通話可能
- 長時間バッテリー
といった特徴に加え、Xiaomi製という大きな担保がある本モデル。
5,000円以下のスマートウォッチを検討中なら、買って損なしおすすめのモデルです。
- 2インチ大画面液晶
- 通話機能搭載
- 約18日間長時間バッテリー
- 明るさ自動調整機能なし
- 耐久性がやや心もとなし
スペック紹介
Xiaomi Redmi Watch 5 Active | |
モデル | M2351W1 |
カラー | マットシルバー /ミッドナイトブラック |
---|---|
素材 | フレーム:樹脂製(プラスチック) ストラップ:TPU(135mm~205mm) |
センサー | 心拍センサー(血中酸素センサー付き) /加速度計 |
バッテリー | 通常使用時間:18日 容量:470mAh |
ディスプレイ | 2インチLCDディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | 320 x 385|250PPI |
OS | Xiaomi HyperOS |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
防水性能 | 5ATM |
対応OS | Android/iOS※Android 8.0以降またはiOS 12.0以降 |
サイズ | 49.1mm x 40.4mm x 11.4mm |
重量 | 30.6g※ストラップ無し |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
Redmi Watch 5 Active 実機レビュー
対応アプリはもちろん「Mi Fitness」。
健康管理系アプリはアプリごとに良し悪しはあるものの、比較的使いやすいと思います。
取説内にもQRコードはありますが、あらかじめダウンロードして(初期設定など済ませて)おきましょう。
因みに今回のレビュー品のカラーはミッドナイトブラックとなります。
化粧箱・パッケージ
化粧箱はシンプル。
価格を考えれば当然ですが、梱包デザインにあまり手をかけずあまり剛性のない薄紙を使用しているなど、こういったところでもコストカットがうかがえます。
さすがグローバル展開しているXiaomi。裏面には12か国表記の仕様が記載されています。
【パッケージ内容】
- Redmi Watch 5 Active × 1
- マグネット式充電ケーブル × 1
- ユーザーマニュアル × 1
取説は当然マルチリンガルで日本語にも対応しています。
筐体・デザイン
2インチ液晶ともなると、ぱっと見の見た目も結構大きいです。
手に持った質感は軽く、よく見たらプラスチッキーではあるものの、遠目からだと金属にも見えなくはないので質感はさほど悪くありません。
裏面中央にセンサー類、(画面上)筐体左最下部にマイク、下部に2ピンの充電端子が配置されています。
裏面は見るからに樹脂製。
過去に水没(故障)経験のある著者からすると、しっかり凹凸があるセンサー回りの密閉性はやや不安感があります。
物理ボタンは右側面中央に1か所のみで、タップ操作がメインとなります。
ストラップ(バンド)はクイックリリースで手軽に着脱できます。
22mm幅のサイズなら社内外問わず交換可能なので、気分に応じてカスタム可能です。
ストラップは内留め式です。
内側に入れ込むストラップはやや留めにくさがあるものの、スタンダードな外側だと結構引っかかることも多いので、内留め仕様は個人的にはありがたいです。
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Redmi Watch 5 Active 使用感・評価・感想
因みに「Redmi Watch 5 Active」と「Redmi Watch 5 Lite」の大きな違いは、
- GPS機能(なし/あり)
- ディスプレイ(液晶/有機EL)
- フレーム(ツヤなし/ツヤあり)
- 常時表示(なし/あり)
といったところです。
バンド形状も異なりますが、ここに関しては交換可能なので割愛しておきます。
充分明るく視認性のいい大画面ディスプレイ
明るさ自動調整機能がないのはやや手痛いものの、画面はかなり明るく見やすいです。
今のところ目立った文字化けもなく、通知関係も問題なく確認できています。
大画面という恩恵はありつつも、視認性は充分高いので有機ELディスプレイである必要性は特にないんじゃないかと思います。
筆者もいくつか有機ELディスプレイ搭載デバイスを持っており、本機もLiteとの比較でLCDと有機ELとの違いが挙げられますが、必要十分です。
GPS非搭載でも気にならない高い満足度
従来のウェアラブルデバイス同様、アプリ連携ありきとなるため健康管理についてはアプリ次第なところもあります。
どこまで信ぴょう性があるかはさておき、「Mi Fitness」はわかりやすいUI、UXを提供してくれているので、フィットネスやヘルスケア関連の目安にはなり得ます。
同社のデバイス間(もっと言えば左右の手)でもバラつきは結構あったりもするので、信頼しすぎるのは推奨できないものの、ことフィットネスに関して言えばある程度は信頼できそうです。
ここでまたLiteとの比較になりますが、本機はGPS非搭載。
ただそれでも困ることは少ないと思います。
スマホを持たず手ぶらでマッピングしたいならさておき、大体の距離は出してくれる上に、ウォーキングやランニング他フィットネスをする際、音楽やオーディオブック、ポッドキャスト等聴きながらフィットネスも多いと思います。
その場合いずれにしてもスマホを携帯する必要があり、スマホがあるならGPSの有無はさほど重要ではないからです。※経験上
画像の通り、文字盤の種類はそれなりに豊富。
デバイスでもウィジェットやショートカットのカスタマイズ、撮影した画像を文字盤にするなど、様々なことが可能です。
今後もさらに増えてくるとは思いますが、現時点でも文字盤も多くカスタムの幅は広いので、満足度の高いスマートウォッチとなっています。
通話までできる価格崩壊モデル
デバイス自体にSIMが入るわけではないので、スマホを携帯することが必須ではあるものの、「Redmi Watch 5 Active」はBluetooth接続で通話が可能です。
褒めちぎってばかりになってしまいますが、何よりこの価格でこの機能までつけてしまったのかと少し驚きです。
数年前から5,000円以下(前後)のモデルであっても、カメラのシャッターや音楽等コンテンツの再生/停止、スキップ/リバース、などは出来ましたが、マイクもスピーカーも搭載。
音声通話だけでなく、着信音も鳴らせられますしダイヤル発信も可能です。
決して音質は良くはないですが、そこまで喧騒のない場所であれば充分実用的に使えます。
アレクサに対応しているのも必要な人にはありがたいポイントかもしれません。
気になった点・注意したほうがいい点
画面非表示の状態で見ると、実はベゼルは結構太め。
とここは撮影後改めて気づいただけなので特に気になったポイントではなく、やはり気になったのは先にも少し触れた通り、
- 明るさ調整機能がない
のが少し残念なポイントです。
日中屋外で使用後、室内に入ると眩しく、室内から屋外だと暗い。
高頻度で手動で設定をいじる必要があるため、地味に面倒です。
Xiaomi Redmi Watch 5 Active 総合評価
人によっては低リフレッシュレートによる残像やアプリ立ち上げ時のアニメーションがないなど、低価格帯らしさが気になるかもしれません。
ただ個人的には、低価格が故の必要最低限のシンプルな作りがむしろ好感を持てます。
特に筆者の場合(バッテリー持ちを優先したいので)常時点灯もOFFにするぐらい不必要派です。
普通に使えば約2週間前後のバッテリー持ちで、ここまで色々できて見た目もスタイリッシュに仕上がっています。
価格帯的にXiaomi Smart Band 8 Activeとと甲乙つけがたくなるかと思いきや、圧倒的に今回の「Redmi Watch 5 Active」がおすすめです。
この先低価格で(Felica等日本国内含め)キャッシュレスに対応させてきたら、いい意味でもうお手上げですがさすがに非対応。
Xiaomiは家電も販路をどんどん広げていますし、今後も期待大です。
【総合評価】 | |
製品名 | Xiaomi Redmi Watch 5 Active |
総合おすすめ度 | 4.9 |