アウトドアファッションが流行っていることもあり、ワンポイントで取り入れたり、ガチガチにアウトドアコーデをしている人など、街を歩けば必ず見かけるようになりました。
中でも、「アノラック(パーカー)」は気軽にアウトドアテイストを取り入れられるため、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。
元々は登山ウェアでありながら、コーディネートをそこまで考える必要のないシンプルデザインで、どんな服でも合わせやすく、タウンユースでも着られるのが魅力。
また“とりあえず収納”が可能な、大きめのフロントポケットがあるのも特徴的です。
- ピッタリシルエットが苦手
- タウンユースでもアウトドアエッセンスを取り入れたい
- “ちょい羽織り”で急な風や雨を防ぎたい
あなたが上記3点にもし該当するウェアを探しているなら、今回の商品はチェックしておいて損はありません。
アウトドアはもちろん、街用、スポーツ用問わず自由な着こなしが魅力の、ワークマン「綿アノラックパーカー S020A」の詳細レビューをしていきます。
Contents
Field Core フィールドコア 綿アノラックパーカー インプレッション
最近はビッグサイズのパーカー(フーディ:フード付きスウェット)に合わせるスタイリングもよく見かけますが、「アノラック」も同じく、ゆったり着られるものが多いため、アウターの上から“もう一枚羽織りたい”といった時にも最適です。
男女問わずユニセックスに着られて、燃えにくい綿素材を採用したことで、耐火性や防寒性に優れていることも、人気の大きな要因です。
実際ワークマンだけでなく、某有名アウトドアブランドはじめ、スポーツメーカー、ノーブランドからも数々リリースされています。
ではワークマンの魅力は何かといえば、“安い”の一言につきます。
加えて、いわずもがな、ワークマンは作業着のノウハウが詰まっているだけに、機能性にもしっかりと配慮されていて、フレキシブルに対応可能です。
カラーは「マスタード」「カーキ」「ネイビー」の3色展開で(基本は3色ですが、ツートーンの「ベージュ×ネイビー」「オレンジ×チャコール」「ネイビー×レッド」「カーキ×ネイビー」4色の限定色もあるため実際は7色)、サイズはM~3Lと4種類となっています。
「ワークマン 綿アノラックパーカー S020A」は、
- どんなスタイルにも合わせやすいオールラウンドアウター
- 耐火性、防汚性、大容量ポケットなど機能面にも抜かりなし
後述してますが、著者はMサイズを購入しましたが、比較的大きめです。ユニセックスモデルなら、「サイズ展開は、Sからあってもいいのでは?」とも若干思いましたが、あえての4サイズなのかもしれませんね。
少なくとも、1,900円(税込)のアノラックパーカーは、間違いなく“お買い得”です。
人気商品のため、定番商品としての次期生産が今後もあるとは思いますが、オンライン含め、在庫が減っている印象はあります。特に、需要の高いサイズはすぐになくなります。見つけたら急いでゲットしておきましょう!
仕様紹介
ワークマン S020A 綿アノラックパーカー | |
品番 | S020A |
---|---|
カラー | ネイビー / カーキ / マスタード / ベージュ×ネイビー / オレンジ×チャコール / ネイビー×レッド / カーキ×ネイビー |
サイズ | M, L, LL, 3L |
素材 | 綿100% |
製品の概要・特徴
見た目通りのシンプルな作りなので、説明不要だと思いますが、前述の通り、「綿アノラックパーカー S020A」の大きな特徴は下記3点です。
- 耐熱性の高い綿100%を使用
- 重ね着楽々な胸元まで開くジッパー
- 大容量収納フロントポケット
そのほか、フードや裾に絞り紐が付いていたり、マジックテープ式の袖口の絞り調整など、必要な機能もしっかり兼ね備えています。
「FieldCore(フィールドコア)」は、ワークマンがこれまでのノウハウを詰め込みつつ、一般的なアウトドアブランドの1/3の価格を目指して開発されたアウトドア向けラインナップウキ!
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今回紹介する「アノラックパーカー」以外にも、「S030 防虫アノラックシェルジャケット」など、過去モデル含めてワークマンには似たようなシルエットのものがいくつか存在します。
「綿アノラックパーカー S020A」は、その名の通り綿100%なので、通気性はいいものの、防寒性はそこまで高くはありません。
オールシーズンで使えますが、どちらかといえば素材的には春秋用。また、夏場のアウトドアでの肌寒い夜間など、ちょっと羽織ったり重ね着するのに最適です。冬場にはあまり向かないので、似たようなデザインであれば、防風性や耐水性などを考慮して、別モデルを選択するのもいいかもしれません。
どちらにせよ、カラー次第ではフォーマル・インフォーマル問わず使える、オールラウンドアウターです。
※上記はワークマンのモデルではありません。購入の際は、公式ショップがおすすめです。
- 耐熱性が高く焚火もある程度安心
- 大容量フロントポケット搭載で手ぶらコーデが可能
- 絞り紐、マジックテープによる調整が可能
- オールシーズンモデルながら薄手で防寒性は低め
- その他廉価ノーブランドとの差別化はやや低め
※現在楽天は閉鎖
ワークマン S020A 綿アノラックパーカー レビュー・評価・感想
パッケージ・外観デザイン
著者は普段、"WORKMAN Plus"はほとんど利用せず、原則、本家WORKMANしか利用しませんが、大型ショッピングモールのテナントに入っていたのを見つけたので、思わず衝動買いしました。
カラーは「マスタード」と「ネイビー」で、サイズはMサイズをチョイス。「カーキ」は既に在庫が薄くなっていました。
- ベージュ×ネイビー
- オレンジ×チャコール
- ネイビー×レッド
- カーキ×ネイビー
今回のワントーンの3色に加えて、上の4色のカラバリがあるわウホウホ!
タグもどことなくおしゃれですね。"Parka(パーカ)"は、 "Hoodie(フーディー)"のこと。つまり日本でフード付きトップスの意味を示す、パーカーのことですね。
いくつか試着してみましたが、168cm55kgの著者が着るにはMサイズでややゆったり目といった感じです。※後に着用時の画像あり
サイズ | M | L | LL | 3L |
---|---|---|---|---|
着丈 | 75 | 77 | 79 | 81 |
身幅 | 58 | 60 | 62 | 66 |
肩幅 | 49 | 51 | 53 | 57 |
袖丈 | 56.5 | 58 | 59.5 | 61 |
対応胸囲 | 84-92 | 90-98 | 96-104 | 102-110 |
対応身長 | 160-170 | 170-180 | 175-185 | 175-185 |
小柄な女性はM一択かもしれないウキ!
前からのシルエットは上記の通り。
“アノラック”なんてかっこよく言っていますが、要は“ヤッケ”みたいなものですね。
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ただ、リンク先で紹介したナイロン素材のヤッケと違い、防水性や撥水性はないものの、綿素材で熱耐性が強くなっているので、焚火の火の粉などで穴があきづらいのは間違いないです。
ワークマン S020A 綿アノラックパーカー 機能性・使用感
全4サイズ試着、ならびに晴天・曇天・雨天問わず、アウトドアやタウンユースした際に感じたことも含まれます。
※カラーは「マスタード」にて解説しています。色味がやや異なりますが同一商品です。先に紹介した画像の方が実物により近い色味です。
状況に応じて調整できる絞り紐
絞り紐はフード部分と裾部分。ゴム素材ではないので伸縮性は一切ありません。フード穴にはハトメはなく、紐は堅結びになっているだけのため、引っ張れば普通に抜けます。
とはいえ、たとえ紐が抜けてなくなっても代替できそうな簡易的な紐。カラーを変えてオリジナリティを出すもよし、シーンに応じて調整できるのは嬉しいですね。
裾部分に絞り紐があるおかげで、キャンプファイヤー等で火を扱うときにこそ、本領発揮です。
どうしてもアウターは、防寒性を重視すれば重視するほど高価になりがちです。そんなアウターの上から丸カブリして裾をキュッと絞れば、大切な衣類を火の粉から守ることができます。
ワークマンらしいディティールへのこだわり
職人のための作業着に特化してきたワークマンならではの細部へのこだわりも詰まっています。上記画像は左腕部分のアップですが、ペン差しが裁縫されています。
ファッション用途だけではなく、作業着としての用途も視野に入れてのでデザインかも知れないですね。
主張のないブランドタグで“ワークマンばれ”しづらい
先述した通り、『綿アノラックパーカー S020A』は、ワークマンのアウトドア向けシリーズの「FieldCore(フィールドコア)」です。
本来ブランドロゴはもっと主張してもよさそうなものですが、その"FieldCore"のタグは裾の左側にあるだけの小さな主張。
これがいいのか悪いのかはさておき、“ワークマンばれ”しづらいのは、個人的にかなり好ポイントです。“顧客ニーズに常にアンテナを張っているからこそ”の判断かもしれませんね。
着用時のデザイン・シルエット
ここからは両カラーにてセルフィーで撮影。インナーにはスウェットとヒートテック(ロンティー)を着た状態です。白飛びしちゃってますが、ネイビーはフォーマル寄りでも問題なく使えそうです。
著者はやせ型のため、Mサイズでも結構ゆとりがあります。
試しに下記モデルをさらにインナーに重ね着して着用してみましたが、ほとんどシルエットも変わらず着用できました。
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丈も長めで、著者の場合お尻部分ぐらいまでは覆ってくれるので、メインアウターを保護するという意味合いでもばっちり活躍してくれそうです。
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気になった点・注意したほうがいい点
本章からは、「綿アノラックパーカー S020A」の注意点や気になった点を開設していきます。
ポケットは大きいが密閉できないので注意
アノラック(パーカー)の一番の特徴は、大きなフロントポケット。開口部が広く、とっさにしまえてたくさん収納できるのは大きなメリットですが、ポケットの入り口にはボタンがあるのみとなっています。
ポケットに入れたものが抜け落ち過ぎて困るといったことまではさすがにないものの、完全に密閉できるわけではないので、激しいアクティビティーの際は落下注意です。
使う使わないは別にして、ジッパー等があれば、さらに使い勝手がいいかもしれません。
着脱が地味に面倒
着脱する際、インナーが一緒に付いてきたります。脱いだ時におなか丸見えなんてこともしばしば。
つまり、着脱が地味に面倒です。
ナイロンやポリエステル素材ならスルスルっと着脱できますが、綿素材でなおかつフロントジップが胸元まで、というデザイン。
着てしまえばゆったりしているものの、着脱(特に腕と胸元アタリが引っかかりやすい)にはほんの少しだけ、自分の周囲含めて注意が必要と言えそうです。
思いのほか薄手で冬場のメインアウターは厳しい
本製品は初代の綿カブリヤッケよろしく、当初は春秋商品です。そのためなのか、コストカットかわかりませんが、思いのほか薄手仕様となっています。
わかりやすく例を挙げるとすれば、綿100%のエプロン。もしくは何かの付録で付いてくるようなペラペラの綿100%のトートバッグといったところです。
この1枚でも防寒性はゼロではありませんが、もし真冬に利用するなら、火の粉や汚れ防止のヤッケとして使うのが賢明です。
でも薄いからと言って侮るなかれ。決して強度が弱いわけではなく、綿ならではの引っ張りや引っ掻きへの耐性、耐火性はお墨付きですし、春秋ならもちろんメインアウターとしてガッツリ利用できます。
WORKMAN S020A 綿アノラックパーカー 総合評価
基本カラーの3色含め、限定カラーもオンラインは発売開始されるとともにすぐに完売。実店舗もすぐに品薄となります。
前述しましたが、限定カラー(ツートン)や、M・Lサイズあたりは特になくなっていくのが早いです。
狙い目は、実店舗にてシーズンオフ(春秋以外)の購入か、“プラス”より“本家”ワークマンです。大柄な方(サイズ)であれば、比較的実店舗でも在庫が残っています。
モコモコアウターの上からもゆったりと羽織りたいならワンサイズ上を選ぶのもいいと思います。
キャンプウェアやフェスといったアウトドアユースはもちろん、カジュアルウェアとしてのタウンユースもバッチリマッチ。飽きにくいシンプルデザインに、たった1,900円で所有欲を満たしてくれるアノラックパーカーです。
※上記はワークマンのモデルではありません。購入の際は、公式ショップがおすすめです。
【総合評価】 | |
製品名 | ワークマン S020A 綿アノラックパーカー |
総合おすすめ度 | 4.8 |
まとめ
久しぶりに“プラス”を利用しましたが、やはり個人的には武骨さが残る本家の方が好きです。きれいに店頭に陳列されている様や若い着飾った従業員を見ると、「ワークマンも『ユニ○ロ』とか『G○』、『○印良品』、『H&○』みたいになるんだなぁ(既になりつつあるし)」と少し寂しくなります。
本家は“プラス”にはない商品も豊富ですし(逆にプラスのものも全てある)、店員さんはパートのおばちゃんだったり、チェーン店ではあってもどこか懐かしさを感じます。
いつの時代もトレンドの火付け役は女子。致し方ないことですが“男臭さ”を残すワークマンであってほしいものです。