中華スマホの中でも"Rugged Smartphones(いかついスマホ:ラギッドフォン)"として一定数の人気を常に誇る、タフネススマホ。
今回は、Ulefoneの堅牢スマホ「Ulefone Armor 3」のウォーキートーキー(トランシーバー機能搭載)モデル、「Ulefone Armor 3T」のスペックを詳しく解説していきます。
Contents
- 1 Ulefone Armor 3T 概要
- 2 Ulefone Armor 3T の特徴
- 2.1 オフラインでも話せるウォーキートーキー機能
- 2.2 騒音に耐えうるよう設計されたデュアルフロントスピーカー
- 2.3 最高保護等級IP68 / IP69K取得
- 2.4 冒険心をくすぐるアプリケーション
- 2.5 堅牢性に加え優れた耐熱性と耐寒性
- 2.6 タフで良好な視認性の5.7インチ18:9 FHD+ディスプレイ
- 2.7 1週間充電いらず大容量10,300mAhバッテリー搭載
- 2.8 日常利用にちょうどいいミドルスペックSoC Helio P23(MT6763T)
- 2.9 マルチタスクもこなせる必要充分な記憶装置
- 2.10 リアカメラにSony製センサー(IMX230)21.0MPを採用
- 2.11 ユーザーに応じた自由度の高い携帯性
- 2.12 指紋認証と顔認証でセキュリティにも配慮
- 2.13 音質にもこだわったオーディオシステム
- 2.14 世界中で利用可能な幅広い対応バンド
- 2.15 NFC+Google Pay(グーグルペイ)でキャッシュレス
- 2.16 機能面やセキュリティ面がさらに向上した新型OS Android 8.1 Oreo
- 3 アウトドアや現場向けに特化したコスパ力のある堅牢スマホ
- 4 あとがき
Ulefone Armor 3T 概要
現場仕事を生業にしている方や、アウトドアスポーツ好きが、ハードな環境でも安心して利用できる、タフさがウリのラギッドフォン(Rugged Phone)。
単に堅牢性を高めるではなく、そんなハードコンディションでも通常のスマホと同等レベルかそれ以上のスペックを維持しなければなりません。
どちらかというとフラッグシップモデルを好む日本人にとって見向きもされない堅牢スマホですが、侮れない端末が多くなってきました。
UlefoneのArmorシリーズの最新モデル「Ulefone Armor 3T」は、堅牢性の象徴とも言える、アメリカ国防総省制定MIL規格:MIL-STD-810Gや、最高峰の防塵防水性等級のIP69K / IP68を取得しています。
また、高所作業等の現場で重宝するウォーキートーキー機能に加え、10300mAhの大容量バッテリー、SoCにHelio P23 8コアを搭載し、4GB RAM + 64GB ROMと申し分のないスペックを誇ります。
耐衝撃性に優れたコーニング社のCorning Gorilla Glass 5、SONY製21MPカメラ、NFC + Google Pay、Android 8.1 Oreo搭載など、メインデバイスとして遜色のないモデルです。
前述の通り、Ulefone Armor 3Tは、Ulefone Armor 3のトランシーバー機能搭載モデルです。
ココがPOINT!
- MIL規格と最高峰の保護等級による優れた堅牢性
- 現場やアウトドア他災害時にも役立つウォーキートーキー機能搭載
- メインデバイスとして充分利用できる豊富なプラスアルファ機能
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スペック詳細
Ulefone Armor 3T スペック | |
ブランド | Ulefone |
モデル | Armor 3T |
カラー | Black |
サイズ | 164.8 x 79.2 x 18.2 mm / 6.49 x 3.12 x 0.72 inches |
重量 | 373.70g |
OS | Android 8.1 Oreo |
CPU | Helio P23 ( MT6763T ) Octa Core 2.5GHz |
RAM + ROM | 4GB RAM + 64GB ROM |
ディスプレイ | 5.7インチ、2160 x 1080 FHD Corning Gorilla Glass(ゴリラガラス5) |
バッテリー容量 | 10,300mAh |
カメラ | フロント:13.0MP リア:21.0MP |
ネットワーク(対応バンド) | GSM: B2 / B3 / B5 / B8, CDMA BC0 / BC1 WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 8, TD-SCDMA: B34 / 39 FDD-LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28A / 28B, TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
通信 | 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz / 5.0GHzデュアルバンドWiFi Bluetooth V2.0,V3.0,V4.0 |
その他機能 | nanoSIM + nanoSIM/microSD GPS, 指紋認証, フェイスID, NFC, 3.5mmイヤホンジャック他 |
Ulefone Armor 3T の特徴
概要で説明した通りですが、現行堅牢スマホの中では上位クラスのスペックの端末に仕上がっています。
本章からもう少し詳しくArmor 3Tの特徴を解説していきます。
オフラインでも話せるウォーキートーキー機能
1W / 2Wの高出力に、チャンネル(周波数)は400〜470MHzをサポート。余計なアプリやソフトを介することなく利用できる無線機なので、多くの機器に互換性を持ちながら、動作範囲はなんと驚異の5km。これが本当なら相当すごいです(というかここまできてたんですね)w
海や山はもちろん、都会のコンクリートジャングルでも無線機として利用可能です。
対応ブランド(メーカー)※一部
Motorola | 400-480 MHz | Bfdx | 400-470 MHz | KIRISUN | 400-470 MHz |
---|---|---|---|---|---|
Hytera | 400-470 MHz | Wanhua | 400-470 MHz | KENWOOD | 400-470 MHz |
操作範囲※使用状況により異なります
エリア | 海面 | オフィスビル | 市街地 | 運転状況 |
---|---|---|---|---|
信号距離 | 7〜10KM | 1-39フロア | 3-5KM | 0.5-3KM |
本端末は技術基準適合認定を受けていません。利用の際は自己責任でお願いします。
騒音に耐えうるよう設計されたデュアルフロントスピーカー
スピーカーを前面に配置することで、喧騒の中でもよりクリアな音質を実現。着信時も見逃しを軽減できるとともに、話す側も聞いている側も快適に通話できます。
騒音の多い環境であればあるほど本端末の本領発揮です。
最高保護等級IP68 / IP69K取得
最高峰の保護等級IP68 / IP69Kに対応しているため、耐水性、耐塵性、耐衝撃性全てにおいて高水準です。水深2mに2時間、1メートルのコンクリートに24時間放置、1.2mの落下など、厳しい耐久テストもクリア。
また、アメリカ国防総省制定のMIL規格、MIL-STD-810Gの認証を受けています。
低圧、湿度、酸性、日射といった細かい試験が実施され、全てパス。名実ともにタフなモデルです。
冒険心をくすぐるアプリケーション
通常のセンサー等に加え、コンパスやフラッシュライト、心拍数などの日常生活でも利用できるアプリの他、騒音測定器 (Sound Meter)、水平器(Bubble level / Plumb bob)、拡大鏡(Magnifier)、分度器(Protractor)といった、変わり種のアプリもデフォルトで入っています。
現場仕事やアクティビティにうってつけの豊富なツールが、好奇心をくすぐりますね。
堅牢性に加え優れた耐熱性と耐寒性
筐体には、TPU、アルミニウム合金、強化ポリカーボネートが使用されており、あらゆる衝撃に対応できるように頑丈に設計されています。
筐体がタフな分、シャットダウン時は-40℃〜80℃、通常時でも-20℃〜60℃で稼働を実現。温度変化にもバッチリ対応しています。
タフで良好な視認性の5.7インチ18:9 FHD+ディスプレイ
Armor 3Tは、堅牢性に重きを置いているにも関わらず、ディスプレイにも妥協はありません。5.7インチアスペクト比18:9、FHD+(1080 × 2160)2Kの高解像度で良好な視認性を実現。
また、ディスプレイにはCorning Gorilla 5を採用。
堅牢スマホには当たり前のように採用されていますが、引っ掻きに強くモース硬度(1から10までの硬さの基準)は、トパーズにつぐ硬さ(引っ掻き耐性)を誇ります。
1週間充電いらず大容量10,300mAhバッテリー搭載
1週間というのは機内モード、無線機OFFなどの制限はあるものの、通常使用であれば4日前後は充電いらずで稼働します。
当然、大容量バッテリーに見合ったPE + 2.0と9V / 2Aの高速充電に対応。そのため、フル充電に時間はさほどかからずに済みます。
そして、アウトドアなどの電源確保が難しい環境の場合、予備バッテリーとして利用することも可能です。
日常利用にちょうどいいミドルスペックSoC Helio P23(MT6763T)
Helio P23には、低クロック版のMT6763Vがあり、AnTuTu v6.2.7では、ベンチマークスコアは55,000点でした。
Ulefone Armor 3Tでは高クロック版のMT6763Tを採用。スコアは70,000点前後が予想されます。
データ容量の大きい3Dゲームこそ厳しいものの、ソシャゲや動画視聴、チャット等なら問題なく使えるミドルスペック端末です。
マルチタスクもこなせる必要充分な記憶装置
ミドルスペックとしてはごくごく標準的な4GBメモリと64GBストレージです。
スマホを利用していれば、バックグラウンド再生やブラウジング、ゲームなど同時に作業が必要なシーンは常にありますが、必要にして充分なメモリ。
また、最大256GBまで拡張可能なストレージもいざという時に安心ですね。
リアカメラにSony製センサー(IMX230)21.0MPを採用
カメラは流行りのデュアルレンズではないものの、記録媒体として充分なクオリティです。
リアカメラはSony製センサー(IMX230)を採用し、21.0MPの高画質とf/1.8の大口径による明るい描写を実現。薄暗い水中撮影も思いのままに撮影可能です。
一方インカメラも13.0MPとソコソコの高画質。
Armor 3Tのインカメラには、明るく撮影可能なHDR機能がオートに備わっています。
夜間や薄暗いシチュエーションでも場所を選ばず綺麗に自撮りできます。
ユーザーに応じた自由度の高い携帯性
傷の心配が少ない堅牢性の高いスマホだからこそ実現した多様な携帯方法。付属のクリップやホルダー、ストラップを用いることで自由度の高い携帯性が可能となっています。
トレイルランニング/サイクリングなど、ナビとしてはもちろん、アクションカメラの代用としても使えるのはアクティビティユーザーにとって大きなメリットです。
指紋認証と顔認証でセキュリティにも配慮
現在のスマホは、エントリーモデルでも指紋認証は標準装備となっていますが、顔認証(Face ID)機能が備わっていない端末もまだまだ多いです。
Armor 3Tは顔認証もバッチリ搭載し、反応速度(アンロック)はわずか0.2秒。指紋認証は0.1秒とセキュリティにも配慮された設計となっています。※画面認証の時代になってきてはいますが。
音質にもこだわったオーディオシステム
前述した通り、Armor 3Tは防塵防音対応のデュアルフロントスピーカーに加え、アンチノイズマイクを搭載。
通話はクリアな音質で、TFA9890AUKチップセットを採用し音楽再生にも妥協はありません。
ドルビーアトモス(Dolby Atmos )やハイレゾ対応ではないためDAPとは言い難いものの、屋外用のオーディオ機器としても重宝できそうです。
世界中で利用可能な幅広い対応バンド
Armor 3Tは、グローバルフォンの名に恥じない、広く網羅された対応電波です。
4G LTEはドコモ、ソフトバンク、au全て対応(バンド1,3,8,18,19,26)。とはいえ3Gは(中華スマホでは安定の)ソフトバンク以外はやや使い勝手が悪くなります。
ただ本端末、DSDVにも対応しているので出張等のサブ機として、SIMの入れ替えなく世界中で利用できる端末です。
本端末は日本の技術基準適合認定を受けていません。利用の際は自己責任でお願いします。
NFC+Google Pay(グーグルペイ)でキャッシュレス
NFCは日本国内ではまだまだ宝の持ち腐れ機能ですが、国際規格のNFCとGoogle Pay(旧Android Pay)に対応。
キャッシュレス化が進む中、ガラパゴス化している日本国内のおサイフケータイ事情。マクドナルドやローソンを筆頭に、NFC決済も進んできています。
NFCには決済以外の活用も多々あります。今後も必須機能と言えそうです。
※国内でおサイフケータイとして利用する場合、FeliCaに対応している必要があります。おサイフケータイを利用したい方は格安スマホを選ぶのは控えた方が無難です。
機能面やセキュリティ面がさらに向上した新型OS Android 8.1 Oreo
中華スマホはなぜか最新機種でもOSが古かったりする中、Armor 3TのOSは比較的新しいAndroid 8.0(Oreo)を採用。※最新はAndroid 9.0(Pie)
アイコンの視認性だけでなく、様々なことができるようになっており、Android 8.0からマルチタスク作業や利便性がかなり向上しています。
Armor 3TはArmor 3にアンテナがついた(無線機能が付いた)だけとも言えますが、無線機能が付くことで、よりアウトドアユースに特化していることを考えればこの価格差は納得できるのではないでしょうか。
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アウトドアや現場向けに特化したコスパ力のある堅牢スマホ
通常堅牢スマホ(Rugged Phone)は、どちらかというと、コスパ重視ではなくユーザーを選ぶ端末です。
ですが、Ulefone Armor 3Tは、そんな(堅牢スマホの)中で、コスパの高い端末と言えそうです。
BlackviewのBV9500 Proは、搭載SoCは同じですが、さらに多くの機能が備わっています(ワイヤレス充電対応、ダブルフラッシュライト、メモリやストレージがさらに大容量)。
ただ、性能面で見ればほぼ同等のスペック。アクティビティ好きや現場仕事に従事している方におすすめしたい端末です!
すでに実機手配済みです。後日詳細レビューもしていきます!乞うご期待!
実機入手しました!電波法に抵触するので肝心の機能はテストできませんが面白い端末でした!
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あとがき
堅牢スマホは、各社(中華ブランドだけでなくCATの愛称でよく知られる建設機械の巨人こと、キャタピラー社でも)リリースしており、優れた耐衝撃性や防水防塵(IP68)、大容量バッテリーなどはほぼ標準装備です。
同時に、大型ディスプレイや高解像度、カメラ性能も年々向上し、単なるタフネススマホと呼ぶには語弊があるぐらいスペックにも妥協がありません。
以前当サイトで紹介したBlackviewは特に、堅牢スマホに力を入れていて、新機種がリリースされるたびにワクワクしています。
現在は現場仕事がメインの友人に譲渡してしまいましたが、かなり気に入ってくれ、まだまだ現役で使ってくれているところを見ると、国内ニーズも少なからずある製品と言えそうです。
Ulefone Armor シリーズも目が離せない存在になってきましたね。タフネススマホ、最高です!