北欧デザインがオシャレなオーディオ機器ブランド「Sudio」。
その「Sudio」より、同社初となる骨伝導イヤホンが登場(2023年5月30日販売開始)し、ラインナップの幅が広がりを見せています。
本記事では新たに加わった骨伝導イヤホン「Sudio B1(スーディオビーワン)」をメーカーからご提供いただいたので詳しくレビューをしていきます。
Contents
Sudio B1 インプレッション
下記モデルは現在取り扱いが無くなってしまいましたが、Sudio製品は過去にもレビューしたことがあり、オシャレなだけではない上質なサウンドに驚かされました。
エージングも済み、今も現役で愛用しているイヤホンのひとつとなっています。
骨伝導イヤホンは、その名の通り骨の振動で音を伝えることにより、通常のイヤホンのように耳をふさがないため、閉塞感や圧迫感がないのが最大のメリットと言えます。
そんな周囲の環境音を開放的に拾いつつ、“ながら聴き”を可能にしてくれる骨伝導イヤホンですが、音漏れや音質の劣化がどの程度あるのかもポイントです。
「Sudio B1」はインドアアウトドア問わずあらゆるシーン(エクササイズ中や会議、リモートワーク、テレワーク、家事etc)において活躍する製品です。
また本機に限らずSudio製のいくつかのモデルは、2023年度夏季VGP(オーディオビジュアルアワード)にて受賞しており、『Sudio B1』も漏れなく「骨伝導イヤホン(1万円以上2万円未満)」部門にて受賞。
デザイン性はもとより、クオリティについても第三者(プロ)による評価があるのは強みです。
最近はカナル型でも外音取り込み機能は搭載されていますが、どうしても没入感に重きを置いているためイマイチの性能だったり、長時間装着時の疲労感が少なからずあります。
出来れば周りの音も聞いていたい環境下はいくらでもあるので、ハイセンスな北欧デザインと妥協のないクリアな音質と重低音を備えた「Sudio B1(スーディオビーワン)」が、日常にちょっとした彩りを加えてくれるかもしれません。
- アウトドアで使いやすい防水耐性(IPX4)と長時間再生(最大6時間)
- 疲労感の少ない装着感とスタイリッシュで快適なフィット性
- クリアな音質と重厚感のある低音
- 公式サイト:https://www.sudio.com/jp/
- Instagram:https://www.instagram.com/sudio/
当サイト限定、全商品15%OFFクーポンを発行していただきました。是非ご活用ください!
- クーポンコード:inactivism
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スペック紹介
Sudio B1 | |
モデル | Sudio B1 |
カラー | ブラック/ホワイト |
---|---|
ドライバーサイズ | 10mm |
ドライバー型式 | 骨伝導トランスデューサー |
イヤホンタイプ | ネックバンド型骨伝導イヤホン |
マイク | 左右各2(計4) |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.2 |
インピーダンス | 8Ω@1kHz |
対応コーデック | SBC |
通信範囲 | 10M |
連続再生時間 | 最大約6時間 |
フル充電所要時間 | 120分 |
充電タイプ | 磁気充電 |
ノイズキャンセル | - |
防水性能 | IPX4 |
サイズ | 142*105*42mm |
重量 | 35.2g |
※公式から抜粋
Sudio B1 実機レビュー
今回も以前同様、メーカー直送となります。
以前も言いましたが、Sudioはブランド自体がサスティナブルへの意識が高く、その配慮がしっかりされています。
そのため手厚い梱包ながら、配送用梱包資材にもプラは一切使用されていません。
化粧箱・パッケージ
丁重に梱包されたSudioオリジナルの段ボールの中には、必要最低限の情報が記載されたシンプルかつスタイリッシュなデザインの化粧箱が箱潰れ党内状態で綺麗に入っています。
化粧箱も全て紙ベースですが、梱包は凝った作りでいちいちオシャレ(誉め言葉)です。
【パッケージ内容】
- Sudio B1 × 1
- 磁器充電Type-Cケーブル x 1
- マイクロファイバークロス x 1
- 取扱注意事項 × 1
- 取扱説明書 × 各1
マニュアル関連は日本語他、多言語に対応しています。
筐体・デザイン
全体的な設計デザインは骨伝導イヤホンでよく採用される形状。
ネックバンド型とはなっていますが、実際は首ではなく耳にかけて耳の内側を振動させるタイプです。
マイクは左右2つ、計4基搭載しているとのことですが、マイク穴は右側に1つ。
物理ボタンは左右に二つで、押し間違いの発生しにくい大きめ設計です。
タッチ式ではなくしっかり押し込んで操作するタイプのため、そういった配慮がされているのだと思います。
ワイヤー部分は他とは一線を画す編み込み式を採用。
センター部分にロゴ入りのメッキパーツを付けるなどデザイン性に優れています。
右側面内側には充電用のマグネットポゴピン。
ケーブルは代替の効かないSudioオリジナルとなります。
左側面内側はフラットですっきり形状です。
また左右共に一番負荷のかかる耳にあたるカーブライン内側には、筐体とは別の種類の柔軟性のある補強パーツが組み込まれています。
重量は公称通り32.5gでした。
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Sudio B1 使用感・評価・感想
初期設定及び電源ONは、右ボタンを3秒間長押し、6秒間長押しでOFFとなります。
また初期設定の場合、起動すると自動でペアリングモードとなるので、通常のBluetooth機器同様デバイスで選択すればペアリング完了です。
ながら聴きに最適なクリアサウンド
※確認!
音質はデバイスの搭載チップや使用している音楽ソフトなど、環境、端末によって異なります。また、デバイスとの相性だけでなく、趣向性、聴き手の好みにも左右されます。
当サイトでは、複数の端末でチェックしていますが、あくまでも個人の感想で、エージングまでは行っていません。10時間程度の視聴ですので、あらかじめご了承ください。(しばらく使って変化があれば追記します!)
各音域のバランスがとれたクリアな音質となっています。
以前レビューした「T2」の時にも感じましたが、Sudioは余計な味付けのないフラット傾向な印象で、どちらかというと低音はやや控えめ、中高音域が伸びやかに響きます。
(周囲の環境音が入りにくい)静かな場所でじっくり聴くとそれがより顕著で、メリハリがあり各音域の楽器の存在もしっかり感じられ、ぼわつきのない解像度の高い音質です。
控えめとはいったものの、低音が聞こえないというわけでは決してなく、その存在感はしっかりあります。
耳栓タイプような没入感はないと思いきや、充分音場もあり重奏にも対応したポテンシャルを持っています。
ドラムやベースといった低音域は、骨(軟骨)に振動がズンズン(物理的に触感として)伝わってくるので、本機で音楽を聴くならアグレッシブなロックやEDMよりは、中高音域中心のクラシックやジャズの方が個人的には好み。
ただあくまでも静かな場所で静止した状態ならそうというだけで、骨が振動する感覚も面白いといえば面白いですし、好みの問題といえるかもしれません。
実際筆者も動いてればどんなジャンルでも気になりませんでした。
通話品質ですが、こちらも問題ありません。
本機にて、通話・テレビ通話をそれぞれ2時間半ずつ、合計5時間程度試しましたが、相手側からの不満もなくしっかり聞き取れていたようです。
ただ耳がオープンな骨伝導イヤホンの特性上、雑音(環境音)が大きいと低周波の男性の声は聞こえづらく感じます。
どこでも使いたくなるスタイリッシュデザイン
カナル型でもインイヤー型でもどちらでもいいんですが、ランニング中に自転車や他のランナーが後ろから追い抜く際、近くに来てようやく気付いてびっくり、なんて経験はありませんか。
骨伝導イヤホンの最大のメリットは、やはりその開放感。
今回改めて本機を使い何度かランニングしてみたところ、足音、息遣い、タイヤの音、ギアの音など、数メートル先からでも問題なく聞こえました。
もちろん外音取り込み機能搭載のイヤホンは多々ありますが、周囲の音も満遍なく拾えるのは、骨伝導ならではです。
また「Sudio B1」に限ったことでいえば、ガジェット感は多少ありつつも、どちらかというとアクセサリーとして使えるスタイリッシュさもあり、どこにでも着けて出かけたくなります。
ほぼ耳に乗せているだけなので、装着時の疲労感は少なくフィット感は良好で落下の心配なし。
人によって(顔の大きさが違うので)感じ方は異なると思いますが、ワイヤーケーブルの圧迫感も控えめです。※耳栓タイプは子供の耳には不向きですが、本機は小1の子供でも使えました。
音楽の聴けるアクセサリーとして使えるのは「Sudio B1」ならではだと思います。
ネックバンド型と言いつつ、ネックには触れず耳に掛けます。
気になった点・注意したほうがいい点
骨伝導というと音漏れが気になるところですが、完全に聴いている曲によります。
静かな曲なら最大ボリュームでも音漏れはほとんどしませんが、激しい曲では音漏れ(と振動)します。
といってもカナル型やインナーイヤー型とさほど変わらない程度の音漏れなので、そこまで気にする必要はなさそうです。
1点挙げるとするとやはり音質。
充分ハイクオリティとはいえ、耳栓タイプよりは確実に劣ります。
とはいえ“ながら聴き”が出来るのは思った以上にメリットが大きいので、用途に合わせて使い分けるのが理想と言えそうです。
Sudio B1 総合評価
「Sudio」ではイヤホンはもちろんのこと、ポータブルスピーカー、その他関連アクセサリなど、どれをとってもまさに"Designing Sound"という言葉がしっくりくるブランドです。
今回の「Sudio B1」も音に対するこだわりはもちろん、("Designing Sound"の本来の意味とは違うと思いますが)“魅せるデバイス”としてデザインされていると感じます。
冒頭でも述べたようにやや思い入れのあるSudio製品だっただけに、今回の骨伝導イヤホンも期待値は高かったものの、期待を裏切らない満足度の高い製品でした。
激しい運動でも問題なし、通信速度(遅延)や通信安定性も問題ないので、ワークアウト、仕事、家事など、ながら聴き用デバイスにオススメの1台です。
【総合評価】 | |
製品名 | Sudio B1 |
総合おすすめ度 | 4.2 |
- 公式サイト:https://www.sudio.com/jp/
- Instagram:https://www.instagram.com/sudio/
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