価格以上の高品質なオーディオ機器を広く展開する「SOUNDPESTS」より、aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応したワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Air4 Pro』がリリースされています。
今回そんな新作モデルをメーカーよりご提供いただいたので、詳しくレビューしていきます。
Contents
SOUNDPEATS Air4 Pro ワイヤレスイヤホン インプレッション
SOUNDPEATSは、VGP(オーディオビジュアルアワード)他、日本国内においても数々の賞を受賞をしており、(国内外問わず)比較的認知度の高いブランドです。
今回の「SOUNDPEATS Air4 Pro」は、
- Qualcomm QCC3071のBluetoothチップ搭載
- aptX Lossless/Snapdragon Sound対応
- 最大-45dB「Adaptive ANC」機能
などに加え、マルチポイントや装着検出、低遅延モードにも対応した、欲しい機能が網羅されたオールインワンのモデルとなっています。
SoCにQualcomm社のQCC3071チップを搭載したことで、接続性や低消費電力はもちろんのこと、LE Audio(※LE Audioは無効にしており今後普及すればアプリで使用可となる可能性アリ)CDロスレス(16ビット 44.1kHz)オーディオをサポートするなど、単に音楽やコンテンツを“聴く”にとどまらず、幅広い用途に活用しやすいワイヤレスイヤホンです。
- QCC3071チップ搭載
- aptX Lossless/Snapdragon Sound対応
- Adaptive ANC搭載
- Snapdragon Sound対応スマホが限られる
- マルチポイント使用時の通信脆弱性
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スペック紹介
SOUNDPEATS Air4 Pro | |
モデル | Air4 Pro |
カラー | ブラック/ホワイト |
---|---|
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
イヤホンタイプ | カナル型 |
SoC | QCC3071 |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.3 |
対応コーデック | aptX Lossless, aptX Adaptive, aptX, AAC, SBC |
対応プロファイル | HSP,HFP,A2DP,AVCP |
バッテリー容量 | ケース:330mAh イヤホン:35mAh |
連続再生時間 | 充電ケース併用:約26時間 イヤホン単体 : 約6.5時間 |
充電時間 | 約2時間 |
周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ポート | USB Type-C |
ノイズキャンセル | Adaptive ANC |
防水性能 | IPX4 |
その他機能 | aptX voice, cvc, マルチポイント, 装着検出機能, 低遅延モード(88ms),風切音軽減機能 |
サイズ | ケース:64mm x 24.2mm x 48.3mm イヤホン:34.4mm x 24mm x 20.7mm |
重量 | 約3g(イヤホン/片側) 約36g(ケース本体) |
※スペックはメーカー提供
SOUNDPEATS Air4 Pro 実機レビュー
冒頭の画像並びにショップページなどでは3色ありますが、国内版はブラックとホワイトの2色展開です。※今後展開されるかもしれません
今回のレビュー用サンプル品はブラックとなります。
化粧箱・パッケージ
化粧箱はブランドロゴの背景に筐体ドアップといった、SOUNDPEATSお馴染み?のデザイン。
底面に仕様と各種認証(技適もバッチリ)が記載されたパッケージです。
梱包は一番上に取説類、そして本体、その下の両脇にケーブル、イヤーチップが配置。
スポンジなどの緩衝材は使用されておらず、凹凸をうまく利用してガッチリと固定するよう設計されたデザインとなっています。
【パッケージ内容】
- SOUNDPEATS Air4 Pro × 1
- 受電ケース x 1
- イヤーピース x 6(S/M/L)※装着分含む
- USBケーブル × 1
- ユーザーマニュアル × 各1
そして取説は、もちろん日本語にも対応したマルチリンガル仕様です。
イヤホン込みで実測41~42gだったので、ほぼ公称通りの重量です(充電ケース:36g、イヤホン:3g/片耳)。
筐体・デザイン
充電ケース
充電ケースは樹脂製。光沢が抑えられつつもラメ入りとなっており、金属のような質感を演出しています。
少しわかりにくいですが、センターにLEDインジケーターランプが配置されています。
背面にはブロンズカラーにて「SOUNDPEATS」の文字(ホワイトの場合はシルバー)。
接続ポート(Type-C)とリセットボタンは底面に配置されています。
上蓋は開閉のしやすいマグネット式。内部は光沢のあるグレーの樹脂で統一されています。
イヤホン
イヤホンはラメ入りではなく、マットな樹脂製。ケース同様ブラック/ブロンズ(ホワイト/シルバー)でまとまっています。
操作はタッチセンサー式で、ブロンズカラーのロゴ部分をタッチする仕様です。
耳に直接触れる内側は、光沢のあるツルっとした別パーツを使用。
ノイズキャンセリング用のマイク(フィードバック/フィードフォワード)含めてですが、左右合わせて6基搭載されているので、音圧調整以外にも各所にベントが設けられています。
シリコン製イヤーチップも黒と茶(ブラック/ブロンズ)でしっかりとこだわっています。
さらにノズル先端のメッシュ部分にもブロンズカラーのメッキを使用するなど、細かい部分でのこだわりを感じます。
ただしノズル形状は楕円でやや特殊形状。イヤーピースはS/M/Lと付属していますが、予備もチェックしておいた方がいいかもしれません。
ケースへの収納は挿し込んで収納、差し込んだ先端と接触させて(ポゴピン仕様)充電する汎用的なタイプです。
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SOUNDPEATS Air4 Pro 使用感・評価・感想
基本的なペアリングは他のイヤホンと同じです。
マルチペアリングの場合、端末Aとペアリング後接続を解除(BluetoothをOFF)し、端末Bにてペアリング。端末Aで再接続(BluetoothをON)で完了です。
マルチペアリング時でも別のBluetoothオーディオ機器(画像は同社イヤホン)と接続できます。
聴き疲れのない暖かみのある暖色系サウンド
※確認!
音質はデバイスの搭載チップや使用している音楽ソフトなど、環境、端末によって異なります。また、デバイスとの相性だけでなく、趣向性、聴き手の好みにも左右されます。
当サイトでは、複数の端末でチェックしていますが、あくまでも個人の感想で、エージングまでは行っていません。10時間程度の視聴ですので、あらかじめご了承ください。(しばらく使って変化があれば追記します!)
全体的にクリアで、各音域がしっかり響くバランスの取れた音質です。
比較的解像度もあり、一定の帯域のみが強調されているといったことのない適度なチューニングで、高~低音域まで元気良く鳴っています。
定位はやや曖昧ながら、音場はそれなりにあるので各楽器の存在感はとらえやすい印象です。
様々なジャンルの音楽を聴き比べてみましたが、情報量の多い楽曲でも音割れや籠りなどはなく、パワフルに響きます。
と同時にトゲトゲしさはなくどちらかというと暖かみのあるサウンドなので、装着時の軽量感も相まって聴き疲れなく装着していられるのも本機のいい点だと思います。
苦言を呈すなら、高音域の透明感、低音域のボリューム感がやや不足気味で、各音域良く鳴っているのにエッジが曖昧でメリハリが少しないような印象も受けます。
ただし決してぼわつきや籠りといったわけではなく、”強いて言えば”というレベルです。充分ハイクオリティサウンドなので、没入感も高く実用レベルでの不満は全くありません。
また先日レビューした「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」の音質が良すぎた点(サプライズ感)も付け加えておきます。
通話品質は、aptX Voiceの恩恵にはあずかれませんでしたが普通に良好です。
上記の通り、今回はaptX Adaptiveでの接続です。不本意ながら本製品の本来の音質(aptX Lossless並びにSnapdragon Sound対応端末)で試せていません。
これらを踏まえたうえでのレビューとなっていますのでご了承ください。
効果を実感できるAdaptive ANC
最大-45dbのノイズを軽減するとのことで期待していましたが、期待通りでした。
カナル型ということもあると思いますが、装着するだけでも密閉性が高くANCモードにすると明らかに周囲のノイズが軽減します。
具体的には部屋を挟んで聞こえるテレビの音、換気扇の音やロードノイズ(車種やタイヤサイズによる)といった、低音の方が効果を実感できます。
会話もそれなりに軽減してくれ、子供(乳児)が泣いている最中に試しに使用してみたところ、音量もそれなりだったこともありますが気付けないレベルで遮断してくれました(笑)。※隣で母親があやしています
あらゆるシーンで実用的に使える充実機能
SOUNDPEATS Air4 Proは、Snapdragon Sound対応端末を用意する必要はあるものの、aptX Voiceに対応。cvcノイキャン機能も搭載し、通話音質への妥協もありません。
また装着検知やマルチ接続、88ms低遅延ゲームモードなど実用性の高い機能がてんこ盛りです。
やや接続が不安定な印象を受けました※後述が、やはりマルチポイント(2台同時)接続に対応していると、1台で複数のデバイスに別の役割を担えるので実用性がグッと高まります。
低遅延ゲームモードでは、エンジョイ勢なら遅延は全く気にならないレベルで使えます。
因みにマルチポイント接続時でも、各種モード(ノーマル、ANC、外音取り込み、低遅延)は使用可能です。
また本機はファームウェアアップデートやイコライザー機能(好みの音質に変えられる)専用アプリにも対応しています。
気になった点・注意したほうがいい点
主に気になったのは2点。
- マルチペアリング時やや接続が不安定
- Snapdragon Sound(aptX Lossless)対応端末が限られる
マルチポイント接続がやや不安定
不安定というと語弊がありますが、通信距離が延びるとやや不安定になる印象です。
最近のBluetooth端末間の通信可能距離は最大10m前後となっていますが、マルチ接続を使わない状態なら10mを超えても案外安定して接続を持続します。
しかしマルチペアリング使用時は通信距離が2割減といったイメージです。
ただ使用デバイスや使用環境でも全く異なると思いますし、実感レベルでそう感じる程度の話です。実用性に欠けるといったことでは決してないのであしからず。
Snapdragon Sound対応端末が少ない
今回搭載されたクアルコム社製チップ「Qualcomm QCC3071」は、Snapdragon SoundによるCD品質の44.1kHz/16bitロスレス再生や『LC3』という高品質・低消費電力のコーデックを採用した次世代Bluetooth規格に対応した設計となっています。
ただSnapdragon Sound並びにaptX Losslessに対応したデバイスは決して多くないというのが現状です。
公式Snapdragon Sound with aptX Lossless対応端末
Snapdragon Soundのみならもう少し数は増えますが、とはいえ対応端末はハイエンド機が多く、Androidのシェア率が低い日本では、SOUNDPEATS Air4 Proの本来の性能の恩恵にあずかれるユーザーはかなり少ないのではないかと思います。
また冒頭でも注釈しましたが、現在LE Audioに対応したデバイスが非常に限られていることから、不必要な互換性の問題を避けるために、イヤホン側のLE Audio機能を無効にしているとのことです。
将来LE Audio端末が普及していけば、アプリ(ファームウェアアップデート)で使用可となる可能性もあるので、Snapdragon Sound対応端末含め今後に期待です。
SOUNDPEATS Air4 Pro 総合評価
色々言ってきましたが、aptX Adaptive対応端末はかなり多いので、これだけでも充分本機の性能を実感できると思います。
SOUNDPEATS Air4 Proは"Air"の名の通り、軽量で快適なつけ心地に加え、しっかり効くANCやほぼ1日使えるバッテリー持ち、マルチペアリングといった多機能で実用性に長けた製品です。
通勤や通学、ランニングやその他エクササイズなど、どこにでも持ち歩きたくなるそんなイヤホンです。
【総合評価】 | |
製品名 | SOUNDPEATS Air4 Pro |
総合おすすめ度 | 4.1 |
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