JT発、ストレート(ペン)タイプ低温加熱型加熱式たばこ「プルーム・テック・プラス」がついにバージョンアップです。
2019年リリース当初より、Micro USBを採用するなど、旧世代を感じざるを得ない仕様をなぜ採用したのかやや困惑していましたが、新モデルは充電時間の短縮やリキッド交換の手間を減らすなど、同一形状ながら新たなデバイスとして設計されています。
本記事では、より使い勝手の良くなった「プルーム・テック・プラス・1.5」を、新旧比較しながらレビューしていきます。
旧モデルプルーム・テック・プラス(Ploom TECH+)実機レビュー・概要・評価・感想|蒸気量・吸いごたえ・機能面がアップした次世代プロダクト
Contents
プルーム・テック・プラス・1.5 インプレッション
「プルーム・テック・プラス・1.5」は、2022年1月18日よりオンライン限定販売。
価格は旧モデルと同じ2,980円となっており、旧デバイスユーザーでも2台目、3台目として購入しやすくなっています。
具体的な改良点は、
- 部品の組み立て、リキッド交換を簡素化
- 充電時間が約90分から約60分へ短縮
- USBポートをType-Cへ刷新
の3点です。
その他の細かい部分は後述していきますが、筆者的に一番うれしいのは、3のType-Cへの刷新です。
というのも、現代のデバイスはほとんどがUSB Type-Cを採用しています。
同社後発の「プルーム・テック・プラス・ウィズ」は、そんな不満を解消してくれるデバイスですが、ストレート(ペン)タイプの方がしっくりくるという人も少なからずいるはずです。
見た目だけでなく基本的な使い方、筐体サイズや重量はそのままに、旧デバイスユーザーも置き去りにされない配慮が施されています。
一層使いやすくなった「プルーム・テック・プラス・1.5」は、ウィズと並んで(たばこ臭ほぼゼロの)オススメのアイテムです。
「プルーム・テック・プラス・1.5・スターターキット」商品概要 | |
加熱型 | 低温加熱型 |
メーカー希望小売価格 | 2,980 円(税込) |
内容物 | デバイス、ACアダプター、USB Type-Cケーブル |
カラー | モダンブラック/ピュアホワイト/ウォームアイボリー/ランプオレンジ/プラントカーキ |
スペック紹介
Ploom TECH+ デバイス | |
バッテリータイプ | リチウムイオン電池 |
バッテリー容量 | 380ml(610mAh) |
充電時間 | 約60分(約90分) |
ポート | USB Type-C |
サイズ | 約L142mm x φ15,0mm(約L140.9mm x φ15,0mm) |
重量 | 約40g |
ACアダプター | |
モデル | WA-SJPT12-JA |
定格入力 | 100~200V AC, 50/60Hz, 0.2A |
定格出力 | 5V DC, 1.5A |
サイズ | W32 x L60 x H23.0mm |
重量 | 32g |
USB Type-Cケーブル | |
サイズ | 約60cm |
重量 | 15g |
定格電圧 | AC30V |
定格電流 | 3.0 A |
※旧モデルのスペックは()内に記載
プルーム・テック・プラス・1.5 スターターキット 実機レビュー・評価・感想
デバイスレビューはホワイトにて紹介していきます。
またカラーバリエーションは後半でご参照ください。
化粧箱・パッケージ
【パッケージ内容】
- Ploom TECH+ 1.5 × 1
- カプセルホルダー × 1
- ACアダプター × 1
- USB Type-Cケーブル × 1
- 保証書 × 1
- クイックユーザーガイド × 1
- ユーザーマニュアル × 1
※画像は開梱時のままの状態です。カプセルホルダーはデバイス本体に付いています。
筐体・デザイン
サイズはもちろんのこと、パッと見のデザインは旧バージョンとほぼ変わりません。
ですが配色なのか質感なのか(新しいからなのか)、どことなく上品に仕上がっているように感じます。
新バージョンでは、プルームテックプラスウィズと同じ、少し回して引き抜くカプセルホルダーを採用。
以前はカプセルホルダーをネジ巻きでセットする仕様でしたが、より簡素化されカートリッジのセットがしやすくなっています。
プルームテックプラスウィズのカプセルホルダーと付け替えてみました。
外側のアルミ部分は、ウィズの方が短く、径も小さいためやや不格好になるものの、一応互換があります。※試しに吸ってみましたがどちらも吸えました
USB端子も新旧同じ位置となっていますが、Type-C端子に変更されています。
ボトムにある「P+1」という型番(やワットなど)の印字も新たに加わっています。
プルーム・テック・プラス・1.5 スターターキット 使用感
本章から、旧モデルと比較しながら実際の使用感をレビューしていきます。
旧モデルとの比較
公式(のスペック)によれば、径は同じで約1mmほど新モデルの方が長くなっています。
また同じホワイトでも、ホルダーとセンターのゴールドがアクセントになっていたのに対し、新バージョンではシルバーに変更されています。
とはいえ、パッと見の見た目はほとんど変わりません。
よく見ると確認窓のサイズが新モデルでは少し小さくなっています。
また役に立っていたのかわからないエアフロー(吸気孔)のようなものもなくなっています。
旧モデルでは、バッテリー(本体)・カートリッジカバー・カプセルホルダーと3分割できる仕様でしたが、新モデルはカートリッジカバーの着脱は不可となり、カプセルホルダーと本体のみ。
実際旧モデルはカートリッジ装着の際、うまくフィットしないこともしばしばあり、ユーザーからの不満の声も多かったと思います。
新モデルは、ウィズと同じ装着感なのでカートリッジ交換のストレスがほぼなくなりました。
点灯の間隔は少し異なりますが、吸い応えやその他使い方、点灯方法は変わりないので、旧デバイスユーザーも迷うことなく使えます。
アクセサリー(スタンダードリング)は、現在販売されていないものでも使うことができました。
旧モデルのカートリッジカバーやカプセルホルダーを別途購入している場合、新モデルとの互換性はありませんが現在も公式にて販売されているもの以外でも、いくつか流用できるものもありそうです。
プルームテックプラス スターターキット1.5 カラーバリエーション
定番のブラックとホワイトに加え、今までになかったカラーを投入してきました。
また、ブラックもホワイトも差し色を変えるなど細かな変更が加えられています。
ピュアホワイト
前述の通り、旧モデルの差し色はゴールドでしたが、シルバーに変更されています。
ゴールドのエレガントさよりもシルバーの上品さが際立っています。
モダンブラック
旧モデルのブラックはカプセルホルダーがブラック、センターの差し色はゴールドでした。
新モデルはダークグレイ、いうなればスペースグレイといった印象。
プルームエックスよろしく、某リンゴユーザーを意識したような配色です。
ランプオレンジ
カラーラインナップの中で一番ポップなカラーのランプオレンジ。
以前ポップなカラーというとイエローがありましたが、さらに主張が強い印象です。
プラントカーキ
プラントカーキは、爽やかさもありつつ落ち着きも感じさせてくれるカラー。
旧モデルではオリーブグリーンが一番近い色ですが、本体の色から差し色まで全く別物です。どこか、ポップな印象もあります。
ウォームアイボリー
ウォームアイボリーは、話題の韓国インテリアを狙ったような淡いカラー。
差し色を濃くすることでアイボリーを引き立たせ、優しい印象を与えてくれます。
プルーム・テック・プラス・1.5 スターターキット 総合評価
プルームテックプラスは、ウィズがリリースされたことで存在意義そのものがなくなってしまったかに思えていましたが、バージョンアップにより、低温加熱型デバイスの選択肢が広がったと素直に感じます。
今後の売れ行き次第では、限定色含めさらなるカラー展開も気になりますし、アクセサリーも増えてくるかもしれません。
旧デバイスユーザーのために、旧モデルのデザインに落とし込むしかなかったものの、新モデルとの互換性や使い勝手の向上がはっきりとわかるデバイスに進化しました。
ペン型デバイスに慣れ親しんだユーザーはぜひチェックしてみてください。
【総合評価】 | |
製品名 | Plume Tech Plus Starter Kit 1.5(プルーム・テック・プラス・1.5 スターターキット) |
総合おすすめ度 | 4.7 |
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