「プルーム・テック(Ploom TECH)」「プルーム・テック・プラス(Ploom TECH+)」に次ぐ、JT発第3のデバイスこと「プルーム・エス(Ploom S)」。
「プルーム・エス(Ploom S)」は、アイコスやグローに負けじと、価格改定に次ぐ価格改定でさらにお求めしやすくなりました(2020年6月末現在は、\1,480税込)。
そんな、いわゆるたばこスティックを用いて使用する、高温加熱型デバイス「プルーム・エス(Ploom S)」から、“メンソール特化型”のバージョンアップモデルが登場。
今回は、プルーム・エスの新バージョン(PS2)と旧バージョン(PS1)の違いや、新機能についてレビューしていきます。
新バージョン(PS2)と旧バージョン(PS1)では価格が異なります。お求めの際はご注意ください。
- 新バージョン(PS2):3,980円(税込)
旧バージョン(PS1):1,480円(税込)
※旧モデルは販売終了となりました
加えて、月額360円(税込)の定額プランも仲間入り。まずはお試しでプルームデバイスをチェックしてみるのもオススメです。
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2020年10月1日から専用たばこスティックの価格が改訂されます。
- メビウス・プルーム・テック専用:現行490円→改定540円
- メビウス・プルーム・テック・プラス専用:現行500円→改定550円
- メビウス・プルーム・エス用:現行490円→改定540円
- キャメル・プルーム・エス用:現行460円→改定500円
Contents
60分充電・約20本使用可能な“メンソール特化型”「プルーム・エス・2.0」登場
「プルーム・エス・2.0」は、2020年7月2日(木)より、全国のコンビニエンスストア及び全国の一部たばこ販売店等にて発売スタート。
JTによれば、加熱式たばこにおいてはメンソールを選ぶ人が7割を占めてるそうです。そんな声から作り出されたのが、本製品です。
追加機能の一番の特徴は、新加熱モード「テイスト・アクセル」機能。現行の「プルーム・エス」よりも加熱温度のピーク時間を長くすることで、“圧倒的なメンソールの爽快感”と“満足のいく吸い応え”を得られるように改良されています。
また、“クリアなフレーバーの香り立ち”のバランスを高次元で実現したとのことで、需要の高い”メンソール特化型”デバイスとしてリニューアルしました。
レギュラー銘柄においても「テイスト・アクセル」を使えば、吸い応えがアップ。※切り替え可能
加えて、Type-Cへの改良、フル充電までの時間短縮(90分→60分)や、1回の充電での使用可能本数を増加(10本→20本)、加熱待ち時間を約25%短縮させるなど、利便性を高め、より多くのユーザーにマッチするデバイスへと進化しています。
【プルーム・エス・2.0・スターターキット】
- [加熱型] 高温加熱型
- [価格] 3,980円(税込)
- [内容物] デバイス、ACアダプター、USB Type-Cケーブル
- [カラー] アイス・シルバー(数量限定)/ブラック/ホワイト
関連プルーム・エス(Ploom S)実機レビュー・概要・評価・感想|吸いごたえと環境に配慮した全世代対応ユニセックス近未来デバイス
スペック紹介
Ploom S(model:PS2) | |
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー |
バッテリー容量 | 1,020mAh→1,880mAh |
充電時間 | 約90分→約60分 ※厳密にいうと60分で90%(約20本)の充電です。充電完了には90分(約22本)必要です。 |
入力端子 | microUSB Type-B→Type-C |
サイズ | 約W56.3mm x H93.2mm x D24.5mm→約W56.0mm x H93.0mm x D25.0mm※仕様書では異なりますが恐らく同じです |
重量 | 約95.1g→約106.0g |
ACアダプター | |
モデル | WA-SJPT12-JA |
定格入力 | AC 100~240V 50/60Hz, 0.2A |
定格出力 | DC 5V, 1.5A |
サイズ | L59.5 x W31.6 x H23.0mm→L60.0 x W32.0 x H23.0mm※仕様書では異なりますが恐らく同じです |
重量 | 32g |
USBケーブル | |
接続端子 | microUSB Type-B→Type-C |
サイズ | 約60cm |
重量 | 15.3g→18g |
クリーニングブラシ→付属なし | |
サイズ | |
重量 |
プルーム・エス・2.0(Ploom S 2.0)スターターキット PS2 実機レビュー
基本的な使い方や、仕様はそこまで変更がないため、実機レビューについては簡単に紹介していきます。
旧モデルとの比較のみを閲覧したい方は、冒頭目次をご活用いただくか、コチラをクリックで、比較の章へジャンプします。
化粧箱・パッケージ
化粧箱のサイズこそほとんど変更はないものの、パッケージもかなり刷新されています。
今後増えていく可能性はありますが、カラーバリエーションは、
アイス・シルバー(数量限定)
ブラック
ホワイト
の3色となります。
今回のレビューに用いるカラーはホワイトです。
梱包は丁寧でグラつきなどもなく、しっかりフィット、安心感があります。
また、これまでのプルーム製品と同じく、プラスチック不使用、紙のみの梱包です。※筐体を覆うフィルムはPP(ポリプロピレン)素材です
【パッケージ内容】
- Ploom S 2.0(PS2)本体 × 1
- USB Type-Cケーブル × 1
- ACアダプター × 1
- クイックユーザーガイド × 1
- 保証期間延長カード × 1
- ユーザーマニュアル × 1
※価格改定前は付属していましたが旧モデルも現在は付属していません
取説もニューデバイスなだけあって、全面的にわかりやすく刷新されています。
筐体・デザイン
筐体デザインや質感は(ほぼ)同じです。背面に「Model:PS2」と刻まれているのが確認できます。
当然といえば当然ですが、アクセサリー系の流用が出来なくなってしまいますからね。
関連プルーム・エス(Ploom S)の全カラーバリエーション・アクセサリー レビュー|実際の質感・感想
底面に、以前はなかった通気口、新しく採用されたType-C端子、上面にはモード表示のLED、アクションボタン、スライドカバー(カバーを開けるとたばこスティック挿し込み口)が配置されています。
以前JTの担当の方にも軽く打診したことがありますが、完全後発デバイスなのになぜmicroUSBを採用したのか疑問でした。
個人的にType-Cに改良してくれたのは嬉しいポイントです。
それと後述するけど、USB端子の向きも縦から横へ刷新されてるウキ!
筐体底面から左側面に、クリーニング用の蓋が移動しています。右側面はフラットでスッキリしています。
プルーム・エス・2.0 スターターキット PS2 使用感レビュー
使い方は全く同じで「スライドカバーを開ける」「たばこスティックを挿し込む」「アクションボタンを長押しし加熱」「吸う」の流れです。
ちなみに今回新たに改良された、「テイスト・アクセル」。初期設定はオンになっていて、このモードでは、LEDが緑に点灯します。
この「テイスト・アクセル」機能のおかげで、従来より加熱時間が約25%短縮、使用可能時間は約25%延長となっています。
「テイスト・アクセル」は、アクションボタンを3回連続タップでON/OFF切り替えが可能です。切り替えすることで、任意に喫味の強弱を変更できます。
- オン:強い吸いごたえの味わい
- オフ:落ち着いた味わい
充電時のカラーや点滅の仕方は旧モデルと同じです。充電が進むごとにひとつから2つ、3つ、4つに増え、充電完了でLEDが消灯する仕様です。
充電時間も少し改良されていて、従来モデルは90本の充電で約10本程度だったのに対し、本モデルからは60分の充電で、約20本の使用が可能となっています。
プルームエスに関していうと、モバイルバッテリーや、ケーブル、アダプター類の携帯が必須で、正直携帯するのが煩わしいうえに、短すぎる連続運転でした。恐らく、ユーザーの中でもここに不満を持っていた方も多かったハズです。
実際(新旧同時に充電を開始したところ)充電時間も短く感じましたし、全く同じ筐体サイズにもかかわらず、頑張ってくれていると思います。
【充電時間と使用本数の目安】
充電時間 | 使用本数 |
60分 | 約20分 |
90分 | 約22本 |
「テイスト・アクセル」の喫味について
低温加熱型でも高温加熱型でも、加熱式タバコは、断然メンソール派の著者が、新しく出たメンソール系新銘柄と共に、新機能「テイスト・アクセル」と通常モードで吸い比べてみました。
とはいえ、あまりにもキツ過ぎるメンソールは少し苦手で、フレーバーと共に愉しみたい方です。
そんな著者が発した第一声は
です。
何度か吸い比べてみましたが、喫味、清涼感は格段にアップしています。深く吸い込むと、のどへの刺激が強すぎるぐらいで、最初は思わずむせてしまいました(慣れれば平気です)。
個人的には煙も香りも少なく、周囲への迷惑を考えれば、従来の味わいで充分な気もしますが、夏場などの暑いシーズンにはスッキリしていいかもしれません。そしていわずもがな、メンソール好きにはオススメです。
レギュラー系も興味本位で試したものの、イガイガ感が増幅され、従来の喫味の方が好みです。
普段あまり高温加熱型の電子タバコを吸わないというのもありますが、これだけしっかりキックがあるなら、紙巻きたばこ派や、アイコス(やグロー)からの移行も、案外容易かもしれません。
これまでは他社製品と比べ、どちらかというと煙や臭いを抑えていたプルーム・エスでしたが、他社に負けない喫味へと進化さ、同等デバイスとして勝負してきたなという印象です。
- 新機能でより“紙巻き”に近い吸いごたえ
- 利便性を追求した細かい仕様変更
- 1台で2つの味わいが愉しめる
- 充電時軽く熱を持つ
- 過去モデルより重量アップ
関連プルーム・エス(Ploom S)実機レビュー・概要・評価・感想|吸いごたえと環境に配慮した全世代対応ユニセックス近未来デバイス
Ploom S(PS1)から Ploom S 2.0(PS2)への仕様変更点
従来モデル(PS1)から、新モデル(PS2 )への変更点は、ざっくりいうと以下の通りです。
Ploom S から Ploom S 2.0への仕様変更点
- 喫味を変えられる「テイスト・アクセル」機能搭載
- 加熱待ち時間を約25%短縮、使用可能時間は約25%延長
- 90分充電約10本から60分充電約20本使用可能へ
- TypeCへの刷新
プルーム・エス・2.0 | 現行プルーム・エス | |
---|---|---|
加熱プロファイル | 2種類 (「テイスト・アクセル」 ON/OFF) | 1種類 |
加熱待ち時間 | 30秒 | 40秒 |
1本当りの使用可能時間 またはパフ回数 | 4.5分 or 14パフ | 3.5分 or 14パフ |
充電時間と 充電サイクル(フル充電使用本数) | 60分/約20本 90分/約22本 | 90分/約10本 |
充電ケーブル | USB Type-Cケーブル | マイクロUSBケーブル |
プルーム・エス・2.0と現行プルーム・エスの比較
筐体比較
光の関係で現行プルームエスが黒く見えますが、色や質感は全く同じです。
正面から見ただけだと違いが判りません。
裏面には型番が記載されているので一目瞭然。また、従来品では筐体に線が入ったようなデザインとなっていますが、新型は前面同様フラットでスッキリしています。
そしてクリーニング(メンテナンス)用の蓋の位置が底から側面へ移動。プルーム・エス・2.0は、綿棒などで側面、上から掃除する方式となっています。
一番わかりやすいのは、上部のファンクション部分。カラーが変更されています。
また、スライドカバーを開いた際の点灯ランプの色でも、どちらのデバイスを使用しているか確認できます。※「テイスト・アクセル」使用時
使用時比較
この状態で同時加熱してみたところ、公式が謳っている通り、従来より早く喫煙開始できます。体感としては「え?もう?!」というぐらい従来より早いです。
また比較時は、キャメルメンソールで交互に吸ってみましたが、より顕著に違いがわかります。
吸いごたえがあるのはいうまでもなく、1本当たりの使用可能時間が3.5分から4.5分に伸びたおかげで、従来はどこか急がなければならないような状態でしたが、ゆっくり喫煙できます(とはいえもっと伸ばしてほしいというのが本音)。
フレーバーのチェックはコチラから
厳密にいうとフル充電には90分必要ですが、60分で約90%充電でき、この状態で従来の倍の本数を吸うことができます。
そのため、1日20本前後のスモーカーなら、これまでは携帯せざるをえなかったモバイルバッテリーやケーブル類が不必要になるかもしれません。
充電時一点気になったのは、バッテリー容量の拡大、充電スピードを向上させたことにより、充電時、少し熱を持つこと。
何か問題が起きたわけではないものの、時間はソコソコかかるわりに熱を持ち過ぎでは?と少し感じます。
持ち比べた瞬間、「あ、ちょっと重量増したな」とすぐに感じましたが、公式を確認してみたところ、やはり重量は増しています。
計測してみると、従来モデルに比べ約10gぐらい増加しています。
とはいえ、バッテリー容量が2倍近く増やし、筐体サイズはそのままに、さらに利便性を向上させたにもかかわらず、この程度の違いで収めているともいえます。バラシて中身を確認したわけではありませんが、トータルしてかなりの企業努力がうかがえます。
プルーム・エス・2.0(Ploom S 2.0)スターターキット PS2 総合評価
これからプルーム・エスを検討している方や、メンソール派の方は、迷わず「プルーム・エス・2.0」をおすすめしておきます。
というのも、前述の通り、本製品1台で従来モード、新加熱モード(TASTE ACCELL)の2役をこなしてくれます。
その日の気分や、たばこスティックのフレーバーごとに切り替えて愉しむもよし、常に吸いごたえの強い新機能で愉しむもよし、体調や好みで変えられるのは大きなメリットです。
もちろん従来の加熱方式でも、充分な吸いごたえはえられますし、案外毎日使っていると慣れてきます。
とはいえプルームエスは、後発デバイスということもあり、健康への配慮(周囲への配慮)のために、煙や香りを抑えています。アイコスに比べてキックが弱いとも言われていました。
周囲からすればありがたいことですが、喫煙者からすると「吸った気がしない」というのは致命的で、それを改善させた『プルーム・エス・2.0』は、今後JTの主力デバイスになるかもしれません。
従来モデルで満足感を得られなかった方は、ぜひお試しください。
【総合評価】 | |
製品名 | Ploom S 2.0 Model:PS2 |
総合おすすめ度 | 4.2 |
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