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Nomad WiFi(ノマドワイファイ)× Macaroon SE レビュー|速度制限、契約期間縛りなし!100GB使えるクラウドWiFiで自由気ままにノマドライフ

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Nomad WiFi(ノマドワイファイ)× Macaroon SE レビュー|速度制限、契約期間縛りなし!100GB使えるクラウドWiFiで自由気ままにノマドライフ

以前も紹介したことのあるクラウドWiFi(クラウドSIM)。

大まかな特徴とメリットは、

  1. 端末1台で国内および世界各地のキャリアが使える
  2. 現在地の最適な回線を利用できる

などです。

面倒な設定や手続きの必要がないため、海外旅行や出張の多い人や、ひとつのキャリアに縛られたくない人にはうってつけのサービスです。

ユーザーにとっては関係ないことですが、SIMサービスを提供している企業は、大元(キャリア)の電波を間借りしているだけ。

提携先がへそを曲げれば、突然のギガ数制限が入ってしまう通常のWiFiサービスと比べ、最適な電波を拾い、容量制限がかからないクラウドSIMは、サービス提供側にとってもユーザーにとってもメリットが大きく、SIMサービスを提供している企業も続々と参入しています。

そんな中、“自由気ままなサブスク型SIM”で人気の「Nomad SIM」を提供する『株式会社Nomad Works』も、1ヵ月約100GB利用できるサブスク型WiFiサービス「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」を開始しています。

今回は、その「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」を試したので、サービスおよび製品(実機)のレビューをしていきます。

 

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) インプレッション

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) インプレッション

「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」は、“速度制限なし、契約期間なし、自由気ままなノマドワイファイ”をキャッチコピーに、2021年6月1日よりリリース開始。

今後また後継機も出てくるかもしれませんが、初代機は北京設立、香港を拠点とする『UROCOMM社』の「Macaroon SE(01)」がセットになっています。

今回の「Nomad WiFi」のプランは、従来のプラン同様わかりやすいシンプル設定で、

モバイルルーター込みの月額3,800円(税込4,180円)、100GBプラン※超過分は128kbps

一択のみです。

本機(「Macaroon SE01」)は、国内専用4GLTEのモバイルルーターなので海外利用はできませんが、速度制限や契約期間の縛りなく、トリプルキャリアを自由に使いたいノマドワーカーなどにぴったりのサービスです。

 

スペック紹介

Macaroon SE 
商品名 4G LTE Mobile Router
モデル SE01
サイズ 85mm * 85mm * 23.5mm
重量 125g
周波数帯域 LTE-TDD: B41
LTE-FDD: B1/B3/B8/B18/B19/B26
WCDMA: B1/B6/B8
WLAN 2.4G WLAN IEEE 802.11 b/g/n
最大速度 LTE150Mbps
SIMカード 1xNano SIMまたはSIMなし(仮想SIM)
液晶画面 1.55インチ
240 * 240ピクセル
バッテリー 4000mAhリチウムポリマー電池
待機時間 36時間
連続運転時間 20時間
充電時間 6時間
USBインターフェース USBType-C 入力5V1A

※公式より抜粋。運転時間や充電時間は環境により異なります。

 

製品の特徴・概要

まずはサービスの前に、製品の特長です。

主な特徴は、

  • 1.55" 240×240ピクセルディスプレイ搭載
  • SIM不要ですぐに使える
  • 16時間長時間運転バッテリー
  • 滑らかな円形デザイン

などです。

「Macaroon SE」は、いうなれば同社(UROCOMM社)の「Macaroon M1」の国内版。

本機は、「Macaroon M1」の筐体はほぼそのままに、本体格納型ケーブルをなくし、Micro USBポートからType-Cポートへの刷新、バッテリー容量が3000mAhから4000mAhにグレードアップしたモデルです。

バッテリー容量が増えたことで、M1に比べ重量はわずかに(15g)増えているものの、運転時間も公称12時間が16時間に増えています。※マニュアルは20時間と記載

通信機器なので当然ですが、電気通信事業法、電波法両者の技適も通っているため、都市部、山間部、沿岸部問わず、電波さえ届けば日本全国どこにいようが、ひとつのキャリアに縛られることなく利用できます。

4G LTE回線のため、最大速度は150Mbpsと超爆速ではないものの、場所を問わず外出先どこでも最適なWi-Fi環境が整うのがクラウドWiFiのいいところ。

加えて、複数台同時接続ももちろん可能。

仲間とシェアするもよし、仕事で使うもよし、複数デバイスを一挙につなぐもよし、幅広い使い方ができます。

クラウドSIMサービスはいくつかあるものの、GlocalMeなどの端末を採用している企業が多い中、一風変わったオシャレな端末と共にクラウドWiFiを楽しめるのは、「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」だけです。※2021年6月現在、「モンスターモバイル」も同一モデル採用しています。

  • 都市部、沿岸部、山間部どこでも利用可能
  • 動画視聴などエンタメ利用に充分な速度
  • 複数台接続もしっかり的安定
  • 充電時間が長い
  • 起動・接続時間が長い

 

 

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) 実機レビュー・評価・感想

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) 実機レビュー・評価・感想

注文後、土日を挟んでいたため翌々日到着。

発注時間や地域にもよりますが、レターパックにて翌営業日から翌々営業日ぐらいで届きます。

原則即日発送とのことなので、迅速対応です。

 

"NOMAD"のロゴが入った専用のキャリーケースと、返送用のレターパックも同梱。

返却も送料無料なのは「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」を利用するメリットといえるかも知れません。

他社含め、以前紹介したニッチカンパニーの「クラウドWiFi」含め、返却時の送料はユーザー負担となっているところが多いですからね。

 

化粧箱・パッケージ

Nomad WiFi ノマドワイファイ(端末:Macaroon SE01) 化粧箱・パッケージ

"NOMAD"のロゴがワンポイントで刻印された専用キャリーケース。

実は通信業界、同じところの端末をそのまま流用していることも多いんですが、Nomad Worksは、こういったところでもオリジナリティをしっかり出しています。

 

ケース自体は簡素なものですが、長期出張等では、傷防止やケーブル類も持ち歩く必要があるため、キャリーケース同梱は実用的でありがたいです。

 

【パッケージ内容】

  • Macaroon SE本体 *1 
  • Type-Cケーブル * 1
  • ユーザーマニュアル * 1

マニュアルはイラスト入りのクイックガイドで、裏面にアフターサポートの連絡先、解約方法などが記載されています。

因みに端末のマニュアルは同梱されていませんが、下記よりダウンロード可能です。

PDFMacaroon SE マニュアルダウンロード

 

筐体・デザイン

Nomad WiFi ノマドワイファイ(端末:Macaroon SE01) 筐体・デザイン

筐体はオール樹脂で、プラスチッキーではあるものの、上部のヘアライン状の加工やラウンド形状は、ケース型やボックス型のモバイルルーターが主流の中、あまり見かけないデザインです。

上面に1.55インチのLCD(液晶ディスプレイ)、電源/決定ボタン、選択ボタンを配置。

 

底面は、梨地加工が施され、光沢は抑えてあります。

また滑り止めのゴム等はなく、ラベルシールにて仕様やアプリのQRコードが記載されています。

使用する上でアプリをインストールする必要は特にありませんが、一応掲載しておきます。

UROCOMM

UROCOMM
開発元:UROCOMM INTERNATIONAL LIMITED
無料
総合評価: 3.0

 

側面に、USB Type-Cポート、(画面には写ってませんが)nanoSIM用のSIMカードスロットが配置されています。

 

保護フィルムは付いた状態ではあるものの、重量は公称125gよりほんの少し重い129g。

±3gぐらいなら誤差範囲ですが、もうこれは130gと思っていいでしょうw

 

 

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) 使用感

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) 使用感

以前も言いましたが、モバイルルーターはとにもかくにも、

  1. 価格
  2. データ容量
  3. 通信速度

この3つが特に重要です。

本章から、実際に使っていきます。

 

ステータスが一目でわかる視認性のいいディスプレイ

起動は電源ボタン長押し。

macaroon SEのロゴが浮かび上がってきます。

 

起動には数秒かかり、サクサク動くという感じではなく、ややもっさり気味といった印象。

 

また本機に限ったことではなく、クラウドSIMの特性上、電波を掴むまでに多少時間がかかります。

長くても1分前後ですが、急いで使いたい場合は、あらかじめ前もって電源を入れておく必要があります。

メモ

通常、端末の裏面などに記載されているパスワード類。

マニュアルに“SSIDとKEYを確認”と記載されていましたが、著者はどこにあるのか若干迷いました。

マニュアルではイラストにもなっていますが、起動後、端末内メニュー「1.WiFi」に記載されています。※初見だとイラストが端末のことを指しているのかわからなかった。また“本体メニュー”と記述がなかったため

あとは通常のWiFi接続と同様、ルーターと端末を繋げれば設定完了となります。

 

メニュー画面では「1.WiFi」、「2.データ使用(量)」、「3.ネットワーク切替」、「4.各種認証(の確認)」、「5.言語(設定)」、「6.工場出荷に戻す」、「7.本機について」を押し回数で選択する仕様です。

ただ、行き過ぎるとまた一周回さなければならないので若干面倒…。

 

PSEは丸形、技適は本機製造元の「Urocomm (Beijing) Communication Technology Co., LTD.」が令和3年3月時点で認証を受けています。

また言語は、中・英・韓・日・越(ベトナム)のマルチリンガル仕様です。

国内在留の外国人も問題なく使えるので留学生などにもいいかもしれません。

ディスプレイは視認性が良く、文字もはっきりしています。

 

現在のデータ使用量などもバッチリ確認できます。

 

ディスプレイ非搭載モデルは、小型で軽量ですが、バッテリー残量、データ使用量、接続台数など、ステータス状況が把握しづらいです。

本機はステータスが一目瞭然。

充分小型で重量も軽量ですし、これだけでもカードタイプの端末を採用しているクラウドWiFiより使い勝手がいいです。

ただタッチディスプレイではなく、

  • ややアナログな物理ボタンによる選択
  • 起動・接続に少し時間要する

これらが気にならなければ、端末自体の操作性はシンプルかつ良好、昼夜問わず視認性はソコソコいいため、不満なく使えるモバイルルーターです。

 

動画視聴やネットブラウジングが快適な通信速度

使用環境は、スマホ、タブレット、ノートPCなど3台以上を接続しています。また、都市部や山間部など、様々な場所・時間でテストしています。

画像左は、都市部から少し離れた住宅街、右は都市部での午前中のテスト結果です。

  • 住宅街で、ダウンロード29.4Mbps、アップロード3.84Mbps
  • 都市部で、ダウンロード10.3Mbps、アップロード10.0Mbps

その後何度か同じ場所で計測し、同様の結果でした。

 

時刻は異なりますが、上図は昼過ぎに同時接続していたPCの計測結果です。

 

その後深夜や、山間部でのテストも行いました。

  • 深夜で、ダウンロード9.75Mbps、アップロード8.21Mbps
  • 山間部で、ダウンロード10.7Mbps、アップロード15.4Mbps

数値はあくまでも目安のため一概には言えませんが、著者の環境では、ほぼ100%ソフトバンク回線、平均して8~20Mbpsといった感じでした。

全体的に著者の環境では、数値上では10Mbpsを下回る傾向が何度かあったものの、上り下りどちらのシチュエーションでも、読み込みに時間がかかるようなことはなく、速度で不満を感じることはありませんでした。

ブログやSNSの投稿、ネットブラウジングや動画視聴などには何ら問題なし。普通にサクサク動きます。

掴む電波によって4K動画などはカクついたりもしますが、一般的な作業なら快適に4G Wi-Fiを利用できます。

 

個人的に嬉しかったのは、以前紹介したニッチカンパニーの「クラウドWiFi」では、クラウドWiFiの特性上、低速になり過ぎる(3G回線を掴む)ことがあり、少しストレスでした。

ノマドワイファイではそれが一度もなく、安定して4G回線を拾ってくれます。

また接続距離や安定性も確保されていて、ケースに入れたままでも問題なく利用できました。

 

ディスプレイ搭載モデルならではのプラスアルファ機能

低速になり過ぎることは一度もなかったので使う必要はありませんでしたが、ノマドワイファイの扱うMacaroon SEには、「ネットワーク切替」機能が搭載されています。

接続不良や通信速度が遅ければ、ボタンひとつで変更がきくので余計なストレスを感じません。

電波を掴むまで、改めて待つ必要があるものの、再起動して待つよりは断然早く接続してくれます。

 

また本機には、自動消灯機能とロック機能が備わっています。

ディスプレイが点いたままだと、当然バッテリーの消耗は激しいですし、自動ロックがなければ誤作動を起こしてしまいかねません。

自動ロックに関しては、ケースが付属しているため持ち運びの際気を付ければいいだけですが、接続したまま裸で持ちたい人にとっては地味に嬉しい機能です。

 

 

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気になった点・注意したほうがいい点

気になったこと、注意点は2点ほど。

  1. オンラインゲームは厳しい
  2. 充電時間が長い

 

気になったので、試しにオンラインゲームも試してみたところ、接続が安定せず回線落ち頻発。

今回はNintendo Swichで試しましたが、FPSなどは厳しそうなので、正直ゲームでの利用はあまりお勧めしません。

 

充電時間については、サービスそのものというより、macaroon SEの仕様上のことです。

4000mAhという大容量、公称6時間充電となっている通り、フル充電までかなりの時間を要します。

昨今は急速充電の端末が当たり前となっており、ここに関しては旧時代感を感じざるを得ません。充電時に何度か見に行くと「まだ〇〇%なの?!」と思わず言ってしまうぐらいに遅いです。

0%に近い状態で、急に使いたいといっても無理なので、フル活用したいなら、1日の終わりに必ず充電するなど、ある程度工夫が必要かもしれません。

 

 

Nomad WiFi(端末:Macaroon SE01) 総合評価

Nomad WiFi ノマドワイファイ(端末:Macaroon SE01) 総合評価

クラウドSIMである以上、通常のモバイルWiFiよりは速度は落ちるため、速度が気になるなら同社の従来のモバイルWiFiの「Nomad SIM」を利用するのが賢明です。

「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」は、都市部・山間部・沿岸部、とにかく移動が多い人や、スマホ代を節約したい人、通信制限が気になる人、そして一風変わった端末でクラウドWiFiを活用したい人などにおすすめのサービスです。

  1. 返却含めて送料無料
  2. 当日発送
  3. 解約のしやすさ
  4. 迅速なサポート対応

『株式会社Nomad Works』は、このあたりも定評があります。

速度制限や契約期間の縛りなく、トリプルキャリアを自由に使える「Nomad WiFi(ノマドワイファイ)」、ぜひご自身でお試しください。

【総合評価】
製品名 Nomad WiFi(ノマドワイファイ)
端末:Macaroon SE
総合おすすめ度 4.2

 

【フォトギャラリー】

 

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