※Mpow様よりサンプル提供
「MPOW」は、家電からモバイルガジェットまで幅広い製品を取り扱う、世界中に販路を持つブランドです。日本国内でもAmazonや楽天、Yahoo!など大手ショッピングモールでもよく見かけるため、見かけたことがある方も多いと思います。
取扱商品はモバイルアクセサリーから家電や生活雑貨まで多岐に渡りますが、その中でも一番の売れ筋(ベストセラー)となっているのが、イヤホンやヘッドホンをはじめとした音響機器。
決してハイスペ、フラッグシップといったラインナップではないものの、一定以上のクオリティは間違いなくクリアしており、コストパフォーマンスには定評のあるメーカーです。
そんなMPOWの人気ヘッドホン、「MPOW H6」の実機レビューをしていきます!
確認
「MPOW」か「Mpow」どちらが正解かいまだにわかりませんが、メーカー担当からのメールでは「MPOW(エムポー)」と記載されていたので当サイトでは「MPOW」と記載してあります。
「MPOW」は、ヘッドセットやスピーカーだけじゃなくて、スマホやカーアクセサリー、家電やフィットネス用品も取り扱ってるウホ!
「MPOW H6」は決して新しいモデルではないけど完成度が高くて日常使いに最適なオンイヤーヘッドフォンウキ!
Contents
Mpow H6 密閉型 Bluetooth ヘッドホン 実機レビュー
ヘッドホンではHシリーズの他、M3こと「MPBH059AB」も、ハイコスパモデルとして(特にアメリカで)人気があります。MPOWも恐らくOEMやODM製品を扱っているので、どのモデルもコストカットできているんでしょうね。
ヘッドホンの価格帯は3,000円〜7,000円といったところです(イヤホンは除く)。
その中でも「H6(BH160A)」は、約6千円と同社モデルの中では少し割高の部類となります。ワイヤード(有線)・ワイヤレス(無線)どちらでも使える、あらゆる面でパフォーマンスの高いモデルです。
スペック紹介
MPOW H6 Bluetooth ヘッドホン | |
モデル | H6(BH160A) |
カラー | ブラック |
装着方式 | オンイヤー(密閉)型 |
通信方式 | Bluetooth4.1 |
Bluetooth規格 | Power Class2 |
通信範囲 | 10m |
連続通話時間 | 20-25h |
連続再生時間 | 20-25h |
充電時間 | 3h |
バッテリー容量 | 3.7V / 520mAh |
電圧 | DC 5V ± 0.25V |
周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) |
対応プロファイル | 3A2DP/AVRCP/HFP/HSP |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz - 20,000Hz |
プラグ直径 | 3.5mm |
重量 | 約250.0g |
製品の特徴・概要
特徴は、ノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、生活音はじめ不快な雑音をカット。周囲の状況に応じて一発切り替えが可能です。
オンイヤータイプ(密閉型)のヘッドホンのため、長時間装着した際の快適性にもしっかりと配慮されています。低反発ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドを採用することにより、快適な装着性と高い気密性を実現。
また、スマホやタブレットを2台持ちしている方も楽々切り替え可能な、マルチポイント機能に加え、連続再生時間は25時間とロングライフ。外出先でも室内でも安心して使えます。
そして、MPOW H6の大きな特徴として、(MPOWのヘッドホンはほとんどに言えることですが)有線にも無線にも対応しています。
耳をすっぽりと覆う形なので、外部の音はしっかりと遮断しつつ、臨場感のあるサウンドが楽しめるヘッドフォンです!
- アクティブノイズキャンセリング機能搭載
- 長時間再生にも疲れにくいフィット感
- フラットにすることができるポータブル仕様
- 差別化が薄い(同価格帯類似製品多数)
- 密閉度が高いため外出先では注意
音質は好みもあるけど価格相応ウホ!全然足りないけど約10時間×3日ぐらいのエージングはしてみたウホ!
「有線は煩わしい、無線はバッテリーが心配、どっちの機能も欲しい!」なんてワガママさんにおすすめのヘッドセットウキ!
化粧箱・パッケージ
化粧箱はシンプルですけどしっかりしてます(運送事故?の可能性もありますが、外箱潰れ、破れがあったので品質管理はやや不満です)。
箱には緩衝材やシリカゲルは同梱されておらず、キャリーケースがそのまま収められています。
強度や質感は問題なし、ジッパーで開けるタイプのケースです。
ロゴは一切記載されていないところを見ると、どこか、あるいは自社製品の流用品(互換ケース)かもしれないですね。
他のところでも使えるように“わざと”ロゴをつけていないという邪推です。メーカーはこういう小さなことでコストカット出来ますからね。
本体はゴムバンドで固定されていて遊びも少ないので、持ち運ぶ際のキャリーバッグとしては優秀ではないかと思います。
下記、パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 × Mpow H6ヘッドホン 本体
- 1 × USBケーブル
- 1 × 3.5mmオーディオケーブル
- 1 × キャリーバッグ
- 1 × ユーザーマニュアル
- (1 × 注意書き)
取扱説明書はマルチリンガル対応で、もちろん日本語にも対応しています。
対応言語は英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語の5言語対応です。
パッケージングに関しては突出したところは特になしウホ!
逆にいうとパッケージングは満足の内容ウキ!全体的にグッドなクオリティウキ!
外観・機能性・使用感
質感は全体的にマットとなっており、無駄なテカリがない分高級感アリ。ハウジングとイヤーパッドそれぞれにL/R(LEFT/RIGHT)の刻印されています。
全体の素材は樹脂(プラスチック)ですが、ハウジング部分やスライダー部分には一部金属を使用。ヘッドバンド部分にもイヤーパッド同様、ウレタンが敷き詰められていてしっかりとクッション性を持たせています。
再生や音量調節(早送り/戻し)などの操作系のボタンは、右耳側に集約しています。充電用のポートやAUXポートもこちら側。
そして、左耳側にはANC(スライドでノイズキャンセリングをオンオフできる)ボタンのみとなっています。
付属品の3.5mmオーディオケーブルは、ファンクションボタン一つの簡素なモノ。
同じくUSBケーブル(MicroUSB)は、50cmほどのオーソドックスなUSB2.0。いずれも平べったいきしめんタイプのケーブルです。
装着感
装着する前にペアリングが必要ですので、簡単に解説。
上記画像の再生ボタン(突起のあるボタン)を6秒長押しでペアリング待機となります。
すると勝手に本機(Mpow H6)をキャッチします。あとは「Mpow H6」をタップして接続するだけです。
僕の頭がそこまで大きくないのもありますが、装着感は程よく感じます。頭を振っても落ちることはありませんが、逆に締め付けが強めで、長時間着けていると疲労感が残ります。
顔の形状に合わせてハウジング部分が動く設計、かつ低反発ウレタンと合皮の質感は、装着時こそ心地いいものの、ここに関しては少し残念です。
決して著者は頭が大きい方ではありませんが、ご自身で頭がデカイと思ってる方はひょっとすると少しきつめに感じるかもしれません。
誰が脳みそ少ねぇから頭小さいだァァァ、ゴルァァァウホァァァ!
被害妄想ェェェェ…ウキィィ
音質-ノイズキャンセリング機能-
全体的な音質としては、可もなく不可もない普通のヘッドホンといった印象。
ただこれは決してマイナス評価というわけではなく、全体的な解像度はソコソコでどちらかというと、低音重視型の音質という意味です。
ただし、この音質はANCをオンにした状態です。ワンタッチで変えられるのは非常に便利なんですが、ANCをオフにすると音がかなり籠ります。
反対に優先でANCをONにすると、むしろ不快なほどノイズが入ります。
少し変な使い方ですが、無線で音楽を聴く際は常時オン、有線の場合はオフを推奨しておきます。
また、これに付随して、ノイズキャンセリング機能はしっかり働いているのを実感できます。最大ボリュームにすると少し高音域がシャカシャカするものの、ANCオン時は他の音を遮断しつつ、かなりクリアな音質を楽しめます。
ただ、耐えがたいほどではないにせよ、この価格帯特有のノイズが少なからず入るため(有線接続するとさらに顕著)、気になる方もいるかもしれません(音楽再生中はさほど気になりませんので悪しからず)ね。
重低音好きにはいいかもしれないウホ!
ポップスやロックとか大衆音楽をメインで聞くなら普通にいいウキ!
気になった点・注意したほうがいい点
前章で挙げた通りですが、ノイズキャンセリング機能は常時ONにしたほうが音質はクリアです。ですので、ある意味「切り替えスイッチの必要性はあるのか?」と問われると微妙です。
ただ、著者の使用環境で必要ないと思っただけですので、わずかでも外の音を拾いたい人には嬉しい機能かもしれませんね(密閉性の高いオンイヤーなので難しいとは思いますが)。
では、これ以外にもう一つ気になったので紹介しておきます。
有線接続でも充電は必要
Mpow H6は連続再生時間25時間を謳っています。
当然連続で25時間も持つわけはないんですけど、日常的に1日使うぐらいなら、充電いらずで使えるのは確かです。
そして本製品のメリットといえば、有線接続できる点。
充電なしで使えるのかと思いや、実質充電なし(ゼロ)では音が小さくなり、使い物になりません。ある程度の余力は残しておきましょう。
それでも聞けないわけじゃないから無理やり聞くのも自由ウホ!
ワイヤードにするとANCのノイズ結構しゅごいウキ!
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Mpow H6 密閉型 ワイヤレス ノイズキャンセル Bluetooth ヘッドホン 総評
散々酷評していますが、価格は5,999円と決して激安ではないものの、価格なりのクオリティではないかと思います。
実際この価格帯のヘッドホン (イヤホン含む)は、音質は正直どんぐりの背比べで、差別化といっても“価格”で判断する部分が一番大きいと思います。
H6は、低価格帯の“なんちゃって”(CVC)ノイズキャンセリングではなく、しっかりとノイズキャンセリング機能が搭載されており、外観の質感や実際の装着感も価格以上のクオリティです。
アーム(バンド)には安心の証、認証取得済みのシールが貼られています。
外箱に記載はありませんでしたが、技適マーク(画像右)も付いていました。本当に取得しているかどうかは証明の方法はないものの、品質管理に余念はなさそうです。
重量は約250gで、重すぎるということも決してありません。
自身の語彙力のなさを恨みますが、「コスパ高ぇ!」です。
長時間再生に困ったときのための有線接続、そしてノイズキャンセル機能と、6千円でこのクオリティのヘッドホンが手に入るなら、全然アリだと思います。
お手頃価格でハイクオリティのヘッドホンを探している方は、MPOWのヘッドホンを検討してみてはいかがでしょうか。
【総合評価】 | |
製品名 | MPOW H6 WIRELESS HEADSET |
総合おすすめ度 | 3.9 |
著者は音楽好きだけど音にそこまでこだわりないウホ!
腹に響く重低音(ベース音)さえ効いてれば満足のアホウキ!
あとがき
まだ音沼には入り込んでいないものの、こうして何度もレビューして聴き比べることで、“音の違い”がある程度わかるようになりました。
ただ、環境や聞く音楽のジャンルやエージング時間によっても異なるため、かなり主観によるところが大きいです。
本記事は参考程度にご活用くださいね!