※Linner様よりサンプル提供
これまで数々ノイズキャンセリング機能搭載を謳った製品(主に中華製)をレビューしてきました。
でも正直言うと、音楽はめちゃくちゃ好きですが、音に関しては完全に素人のため、素人耳ではどれも問題なく使えちゃうんですよね。
特に最近のモデルだと、一万円以下のイヤホン(下手をすると5,000円以下でも)でも、充分臨場感あるサウンドが楽しめます。
今回入手した「Linner bluetooth イヤホン」は、アメリカはカリフォルニア州に本拠地があるブランドの製品です。
IPX4防水に加え、アクティブノイズキャンセイング(ANC)機能が搭載された多機能イヤホンの徹底レビューをしていきます!
Contents
Linner ブルートゥースイヤホン レビュー
正直イヤホン市場は飽和状態とも言えます。同じような価格帯の製品が並び、実際どれが正解なのかわからないと言う方も多いはず。
(僕も含めて)“音”の素人からすると、金額やレビューを基準に選ぶだけなので、値段がソコソコで、レビュー評価が高ければ大概間違いないですよね。というか経験上問題ありません。
そこまでの音クラスタではない限り、ぶっちゃけたところ、そこまでの聞き分けなんか出来ないというのが持論です。
ただこれはあくまでもある程度の水準以上の製品の話です。
100均のイヤホンとでは雲泥の差ですし、聞いている音楽によってももちろん違うと思いますし、ヘッドホンと比較するとまた違いますし、結局は好みの問題なのかなと思っています。
というわけで、少し未然を張りつつ、そんな僕でも、今回ご紹介するLinner bluetooth イヤホンは「これはいいんじゃないか」と思わせてくれるイヤホンです。
スペック
Linner bluetooth ANC イヤホン スペック | |
---|---|
モデル | NC50 |
ノイズ低減システム | アクティブノイズ消去技術 |
ノイズキャンセリング | 最大28dB |
スピーカー | 10mm |
インピーダンス | 32Ω |
周波数レスポンス | 20-20kHz |
充電時間 | 約2時間 |
インターフェース | Micro USB |
連続再生/通話時間 | (ANC OFF )13時間/(ANC ON )9時間 |
待受時間 | (ANC OFF )400時間/(ANC ON )25時間 |
ペアリング範囲 | 10m |
防水等級 | IPX4 |
製品重量 | 36g |
概要
音楽を聞くのにBluetooth接続は当たり前の時代となりました。本製品もワイヤレスに使えるので、有線接続に煩わしさを感じている方の選択肢として、おすすめの製品です。
デザインを見るとアクティブユーザー向けかもしれませんね。
もっと安価でアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載の製品は数多くあるんですが、実際はとってつけたようなものが多く、モード変更などは出来なかったりします。
本製品は、ANCモードとモニターモード(イヤホンの取り外し無しで周囲の音が聞き取れるように音が小さいくなるモード)との切り替えがワンプッシュで可能です。
そして、フィット感に優れたネックバンドタイプのため、スポーツ時でも外れにくく、快適に使用できます。
マグネットタイプのハウジングのため、ネックレスのように輪っか状にすることで、非使用時は落下防止にも役立ちます。
また、最大13時間の長時間再生、IPX4の防沫など、多機能でマルチに使えるヘッドセットです。
- ANC/Monitor切替機能搭載
- 軽量で疲れにくいネックバンドデザイン
- 長時間連続再生
- 他社との差別化が薄い
- インターフェースがMicroUSB
- 価格相応
外観・パッケージ内容
パッケージに記載の通り、MFi認証の記載は特にありませんが、Android、iOSとも使用可能です(テスト済み)。
化粧箱の裏には仕様やパッケージ内容などが記載。
今回入手したカラーはブルーのバージョンです。
パッケージがしっかりしているので、この時点で安心できますね。
製品クオリティは中華ブランドも高水準になってきましたが、こういったパッケージの部分が少し劣るんですよね。
パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
ヘッドセット(NC50)本体×1
イヤーチップ(L, M, S)×3
イヤーフック(L, M, S)×3
キャリーケース×1
充電ケーブル×1
保証書×1
簡易説明書×1
ユーザーマニュアル×1
ユーザーマニュアル(取説)は多言語に対応しています。日本語ももちろんあるので安心して使えます。
Linner bluetooth イヤホン 使用感
デザインはシンプルでカッコいいです。
コード部分は全体的に平べったくなっていて、断線にも強うそうなデザインです。
マグネット仕様のハウジングはメタル調でこれまたカッコいい!
イヤーピースを外すと下図の通り。
流石に分解したわけではないですが、この小さい中にLinnerの技術が詰まっているわけですね。
ちなみに、イヤーピースとイヤーフックは大中小3種類のサイズから選べます(ヘッドセット本体に元々ついているものも含む)。
ほとんどのイヤホンに3サイズは付属してますが、自分に合ったサイズを適宜選べるので、ありがたいですね。
リモコンは3つのボタンがついています。
ボリュームマックスにすると"Volume maximum"と、どの端末を仕様してもアナウンスしてくれます(逆に下げると"Volume minimum")。
また、リモコン部分反対側にマイクがついています。
コントロールボタンはイヤホンを装着すると右手(右側)で操作するような感じです。
電源ボタン、マイクロUSBポート、(見えてませんが)ANC/Monitorボタンが集約。
右の方にある穴のようなところがインジケータランプです。電源ON、ペアリング中などに点灯します。
ANC/Monitorボタンは押しやすく大きめに配置されていて、ユーザーにしっかり配慮された設計です。
この部分がちょうど首(ネック)のあたりにきます。ボリュームコントロールなどと同様、右側です。
通話品質
通常の電話とSNS利用での通話、どちらもテストしてみましたが、通話品質は問題ありませんでした。
前述の通り、ちょうど首の部分にマイクがくる形となるので、スポーツ時などの通話は少し変わってくるかもしれません。
通話テスト時は、静音の部屋にてテストしています(相手側も同じです)。
音質
音質は通常使いならなんら問題なしで、充分なクオリティのイヤホンです。
ANCモードでは、ノイズキャンセリングというより、「カナル型の密閉性と大ボリュームにより、雑音が遮断されているだけなのでは?」と思いましたが、素人耳でも確かに騒音をかき消してくれています。
ANC/Monitorボタンを長押しすることでノーマルモードとなります。ノーマルモードが、高音、中低音のバランスもよく聞こえました。
モニター(Monitor)モードでの音は、全体的にしっかりと抑えられ、触れ込み通りイヤホンを外すことなく会話が容易にできます。
音質の感想としては、これまで聞いたカナル型のイヤホンの中で、上位と言える音質ではないかと思います。
フィット感
抜群にイイです。
音質のところでも触れましたが、ノイズキャンセリングの恩恵か、カナル型の恩恵かわかりませんが、外れにくい上に密閉性が高いです。
36gの軽量設計、ネックバンドタイプというのも外れにくさに一役買っているのだと思います。
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気になった点・注意したい点(デメリットなど)
全体的には満足の行く製品ですが、2点気になったところがありました。
マイナスというほどではありませんが、褒めちぎるだけでは決してありません。購入ご検討の方の、参考にしていただければと思います。
付属のキャリーバッグのサイズ
Linner bluetooth イヤホンには付属品として収納袋(キャリーバッグ)が付いています。
ですがこの袋、サイズが微妙すぎて使えません。
本製品は折り曲げするタイプではないのでそのまま入れ込もうとすると、上図のようにはみ出してしまいます。
オマケでついているものなので、文句は言えませんけどね。
差別化が特にない
正直この手のアクティブノイズキャンセリングイヤホンは他にもあります。
むしろさらに安価なタイプもありますし、ハイスペックなヘッドホンと比べるとやはり劣る部分があります。
価格帯も妥当、機能も目新しいとは言えないので、もう一つ差別化できているとさらにいいかなと思いました。
差別化の話とは少し違いますが、『PSE認証』の記載がショップページにありました。でもパッケージには記載がなかったので、これは怪しいかもしれません。
Linner bluetooth アクティブノイズキャンセリングイヤホン NC50 総評
トータルしてクオリティの高いイヤホンだと思います。
音の感じ方は個人差があるにせよ、音域のバランスも良く臨場感のある音が楽しめます。
同様の機能を搭載した製品はこれまでもありましたが、着脱の必要なく、ボタン一つでモード切り替え(ANC/ノーマル/モニター)が出来る機能を搭載したイヤホンは、決して市場に多く出回ってはいません。
デザインもシンプルでフィット感も抜群にいいのでスポーツ時はもちろん、通勤通学、動画鑑賞などあらゆるシチュエーションで使用出来ると思います。
特に、中華製品に嫌悪感がある方も試してみてはいかがでしょうか。※Made in Chinaですけどねw
【総合評価】 | |
---|---|
製品名 | WIRELESS ACTIVE NOISE CANCELLING HEADPHONE |
総合おすすめ度 | ★★★★☆ 4.0 |
あとがき
一万円以下どころか、五千円以下でもクオリティの高いイヤホンはあります。でも、音響関連製品は金額が上がればクオリティも上がる傾向にあります。
安かろう悪かろうを手につかむよりはずっと安定してバランスのとれた製品だと思います。
イヤホンを探している方は是非ご検討ください!