※メーカーよりサンプル提供
以前レビューした「Lepow 15.6インチ FHD モバイルモニター Z1」から、sRGBカバー率を向上させたニューバージョンの登場。
筐体サイズ、デザイン、スペック(値)は全く同じですが、ニューモデルは、色域が広くなったことで、全く違う描写をしてくれます。
今回は、そんな色調表現が豊かになったアップグレード版「Lepow Z1」のレビューをしていきます。
Contents
「Lepow Z1」が広色域にアップグレード
公式を見ると、現行でリリースされている全モニターが「Z1(Zシリーズ)」となっているため、本製品がどれにあたるのかは不明です。
Lepow公式http://www.ilepow.com/
冒頭に挙げた通り、基本スペックに変更はなく、表示色域がアップしたとのことで、(「Z1 Gamut」であれば)sRGBカバー率100%(NTSC = 85%、AdobeRGB = 90%)、320nitにアップグレードされています。
商品ページ内によると、輝度は300nit(cdm²)と変わらないものの、鮮やかさに欠けていた従来モデルの欠点が払しょくされ、モニターとしての利用の幅が広がっています。
Lepow製に限らず、同じ価格帯でリリースされている中華製モバイルモニターは、似たようなスペックのものが多1く、以前紹介した通り、
- IPSノングレアFHDディスプレイ
- USB Type-C、Mini HDMIによる接続
- スピーカー内蔵
- 豊富な付属品
- 1kg以下の軽量設計
この辺りは網羅されています。
最近は4K対応モデルもかなり手ごろになっていますが、そこまできめ細かい画質を必要としないなら、FHDで充分。少なくともLepowは、クオリティと価格のバランスも良く販売実績もあるブランドです。
先に言ってしまうと、
- アップグレードモデルは従来モデルよりずっと鮮やかで見やすく
なっているのは間違いありません。
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▼使い方は下記より
製品スペック・概要・特徴
従来モデルと基本スペックは同じなので、製品スペックや概要、特徴については割愛。
下記リンクよりご確認ください。
Lepow Z1 アップグレード版 実機レビュー・評価・感想
化粧箱・パッケージ
化粧箱のデザインも従来モデルと全く同じです。
ただ箱のサイズは若干違うようで、少しだけ厚みが増しています。
化粧箱背面に記載されていた型番が削除され、代わりに公式URLが記載されています。
また何度か言っている通り、仕様は全て同じ内容となっています。
化粧箱に厚みが出た分、ディスプレイ設置面にスポンジを敷くなど、梱包がより丁寧になった印象です。
【パッケージ内容】
-
Lepow Type-Cモバイルモニター *1
-
Mini HDMI to HDMI ケーブル *1(出力用)
-
Type C-Type Cケーブル *1(出力用&給電用)
-
Type C-USB Aケーブル *1(給電用)
-
ACアダプター *1(給電用)
- クロス *1
-
スマートケース(スタンド) *1
- フライヤー *1
-
保護フィルム *1
-
取扱説明書(他) * 各1
中華フォントや「ですます調」「である調」が混在しているものの、取説はカラーイラスト入りの完全日本語対応です。
筐体・デザイン
全モデルとの比較は後述しますが、筐体も全く同じです。
ただ前回のカラーはグレーだったのに対し、今回はブラックなので改めて紹介しておきます。
ディスプレイ向かって左側に、スピーカー、MiniHDMI端子、USB Type-C(電源・オーディオ・ビデオ信号用)、3.5mmヘッドホンジャック。
反対側に、スピーカー、Type-C(電源供給用)、ロールキー(ジョグダイヤルのような感じ)、インジケーターランプ、電源ボタンを配置。
アップグレード版では、以前はなかったシールが貼られています。
製造は「Shenzhen Huazhixin photoelectric Co., Ltd.」、輸入販売元は2019年設立の日本法人(神奈川県横浜市金沢区)「Testing Center Technology Japan合同会社」となっていて、日本市場に対しても積極的な姿勢がうかがえます。
カラーがブラックでも、従来モデル同様製品下部のヘアライン仕上げは健在。縁部分のシルバーの装飾もそのままです。
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Lepow Z1 アップグレード版 使用感
より鮮明で表現力豊かな描写
接続してすぐに感じたのは、その鮮やかさ。
500ニットの輝度を誇る「XPS 13 2-in1」と遜色ない色味です。
続いてニンテンドースイッチとも繋げてみます。
Switchで使用するには電源供給が必要なのも変わりませんが、ゲームも従来モデルよりメリハリのある描写です。
リフレッシュレートは60Hzなので、ゴリゴリのゲーマーは厳しいかもしれませんが、PS4やSwitchあたりなら何の問題もなく使えます。
近くによれば、当然ドットは目立ちますが、50cmも距離をとれば何も気になりません。
また、何と言ってもUSB-C、HDMIどちらでもケーブル一本で接続できるため、ディスプレイの拡張が容易なのはありがたいです。
音質
音声は恐らくアップデートされていないようです。
とはいえ、現状モバイルモニターとしては充分なので、音質を求めるなら外付けないしヘッドセットを活用するなど、音質は可もなく不可もなくといった印象です。
Lepow Z1 通常モデルとアップグレード版との比較
正直通常バージョンで何の不満もなかった著者ですが、広色域バージョンと比べてしまうと
「やっぱりこっち(広色域バージョン)の方がいいなw」
と思わざるを得ません。
特にエンタメ(娯楽)で利用する際は、色の表現は出来る限り自然に近いものが望ましいですからね。
では本章より、比較や違いなどを見ていきます。
通常版は作業用、アップグレード版はエンタメ用に最適
左がアップグレード版、右が通常版です。ノートPCからマルチディスプレイに拡張しました。
ほぼ同一の設定となっていますが、画像内でも色の違いがわかると思います。
もちろん設定次第ではあるものの、明らかに発色が良く、通常版に比べ暖色寄りに見えるはずです。
広色域になったことで、鮮やかさだけでなく優しい色調になっています。
著者の環境では、通常バージョンを利用する際は基本ブログやサイトを執筆する際の作業用がメイン。動画や映画視聴、ゲームなどの娯楽にはUHDの「XPS 13 2-in-1(7390)」のメインディスプレイを使っていましたが、これだけ鮮やかならエンタメにも活用できそうです。
カタログ値と重量が異なる?!
最初に持った時、「重たくなった?」と思い計測してみたところ、やはり重量がアップしています。
両者ともショップページは730g、製品仕様書は770gと1kgには満たない軽量設計ではあるものの、こういったところはややずさんさが否めません。
また、専用のカバースタンドはマグネットタイプで重量が400g以上あるため、合わせると1kgを余裕で超えてきます。
持ち運ぶ際は、ノートPCをもう一台持ち歩く、ぐらいの覚悟が必要です。
Lepow 15.6インチ FHD モバイルモニター Z1 アップグレード版 総合評価
画面比率は16:9、解像度は1920×1080と一番汎用性が高く、使い勝手はいいです。※4:3にもできます
著者は縦置き使用を想定していないため、試してはいませんが、ポート配置はそれを考慮して左右に分けているという見方もできます。
モニターは使用用途によって使い分けすればいいだけなので、2台持ちしておくのも案外おすすめです。
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▼使い方は下記より
【総合評価】 | |
製品名 | Lepow 15.6" Type-C Portable Display(Z1) 広色域ver |
総合おすすめ度 | 4.5 |
【通常バージョンはコチラ】