※K&F Conceptよりサンプル提供
K&F Concept(K&Fコンセプト)は、世界中に販路を持つ、2011年設立のカメラアクセサリーに特化した中華系のブランドです。
当サイトでも以前、カメラバッグをレビューしましたが、クオリティは申し分なしで、カメラクラスタはもちろん、日常使い用にもおすすめできる機能的な製品でした。
今回は、同じくK&F Conceptからリリースされているカメラバッグ、「デジタル一眼レフカメラ(DSLR)用メッセンジャーバッグ(Classic Camera Backpack)」のレビューをしていきます。
Contents
K&F Concept DSLRカメラ用メッセンジャーバッグ レビュー
バックパックやショルダーバッグ、トートバッグとして利用できる自由度の高い3wayバッグです。
カラーラインナップはブラックのみの1色展開ですが、インナーバッグが付属したり、耐防水性にも優れているので、カジュアルユースやアウトドアでも活躍してくれそうな多機能なバッグとなっています。
スペック紹介
デジタル一眼レフカメラ用メッセンジャーバッグ(Classic Camera Backpack) | |
モデル(型番) | KF13.088 |
カラー | ブラック |
材質 | 表地:849D(クロスジャカード織)ナイロン 裏地:150D(グレー)ポリエステル 間仕切り板:1.0PE板+EPE(ライナー付) |
撥水加工 | アリ |
寸法 | 580.00mm × 400.00mm × 130.00mm |
重量 | 1.10 kg |
製品の特徴・概要
先述の通り一番の特徴は、バックパック・ショルダーバッグ・トートバッグの3種の使い方ができること。
カメラ関連の機材を詰め込むと、どうしても重量が出てしまうので手持ちは実際疲れますよね。バックパックやショルダーバッグに変えることができるメリットは大きく、歩き移動の際の疲労軽減に役立ちます。
そして、カメラアクセサリーに特化したK&F Conceptだからこそ、バッグとしての機能性にも妥協はありません。
付属の取り外し可能な(独立型の)インナーバッグには、緩衝材が施されており、衝撃や振動をしっかりと吸収。カメラやレンズ、その他機材の損傷や埃・傷等から保護してくれます。
また、外側・内側共にサイドポケットが多数。インナーバッグを用いずとも、タブレットはじめケーブルやバッテリーなどのモバイルアクセサリーを収納するスペースが豊富に確保されています。
最後に、大きな特徴として、840Dナイロンによる、強度、防水性共に優れた設計となっています。
CHECK!
840Dの"D"はデニールを意味し、糸や繊維の太さの単位のことです。数字が大きくなればなるほど太く重くなります。
バリスティックナイロンはデュポン社により軍事用に開発された、通常のナイロンの5倍の強度を持つ繊維。耐摩耗性や撥水性に優れており、非常に強力でタフな生地です。
- 優れた防水(撥水)性能と耐久(耐摩耗)性
- 3wayインナーバッグ付き多機能バッグ
- シンプル大容量ユニセックスデザイン
- カラーバリエーションなし
- マジックテープ仕様のインナーバッグの仕切り変更がやや面倒
公式ショップClassic Camera Backpack
もちろんその他取り扱いのカメラアクセサリ類は言うまでもなく本格仕様ウキ!
外観・パッケージ
ビニール梱包で中にも乾燥剤も同梱されていて、品質管理はしっかりしています。
付属のインナーバッグです。
インナーバッグは、未使用時折りたたんで収納できます。
パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 × カメラバッグ(Classic Camera Backpack)本体
- 1 × インナーバッグ
- 1 × ショルダーストラップ(バンド)
本製品はClassic Camera Backpack(クラシックカメラバックパック)の記載の通り、インナーバッグ形状からしても、クラシックタイプのカメラバッグのようです。
その他の製品仕様はタグに全て記載。
K&F Conceptはヨーロッパやアメリカ、中国、東南アジアなど、世界各国に市場を持つブランドです。そのため、タグはマルチリンガル対応しています。
若干直訳感が否めませんが、日本語の記載があると少し安心できますね。
ロゴは一箇所のみで、配色もバランスが取れていて主張もそれほど強くなく、ワンポイントのアクセントとしてオシャレに仕上がっています。
デザイン性だけでなく、強度も安心できそうです。
耐久性を測るべく、少し負荷を与えてみたところ、引っ掻きや引張りに強いことを確認できました。
機能性・使用感
本章では、カメラバッグ(Classic Camera Backpack)本体と付属のインナーバッグそれぞれ細かく見ていきます。
カメラバッグ(Classic Camera Backpack)本体:外側
バックパック本体には前面、背面、内部それぞれにポケットがついています。
まず正面にはファスナー(ジッパー)付きのサイドポケット。
耐衝撃性は特にありませんが、大口のポケットなのでA4サイズのファイルも入ります。
裏側にも大口のマジックテープ付きのサイドポケット。
そして同じくファスナー付きのポケットが側面、ボトムにあります(コチラの画像は割愛)。
ファスナーひとつとっても中華製品はまだまだ劣悪品があったりしますが、開閉もスムーズでYKKとなんら変わりません。
バックル部分は樹脂&メッキです。
光沢はかなりありますが、安っぽさはなくこのテカテカ具合がいい意味でアクセントになっています。
ショルダーストラップ(バンド)は正直かなり安っぽいです。
樹脂素材なので耐久性はそれなりかと思いますが、ショルダーバッグとして使う際はパッドもあるため長時間肩にかけても疲れにくい仕様です。
バックパックとして使うときはパッドもないため、重量によっては肩を痛めそうです。あくまでも簡易的に“こういう使い方ができる”ぐらいに思っておいたほうがいいかもしれません。
ストラップを取り付ける部分も樹脂素材です。
太さはしっかりあるので耐久性はおそらく心配ないんですが、個人的にはトート利用一択です。
次は内側を見ていくわよウホ!
カメラバッグ(Classic Camera Backpack)本体:内側
少しわかりづらいですが、マジックテープで固定するタイプのサイドポケットが2つ、反対側にファスナー付きのサイドポケットがついています。
マジックテープ側のサイドポケットはクッション性があるので、タブレットやラップトップ(ノートPC)用。
ファスナー側はケーブル類などの小物を収納するのに便利です。
インナーバッグ
衝撃から守るべく、クッション性があり、折りたたんでも5cmぐらいの厚みがあります。
仕切り板は、この手のカメラバッグに多いマジックテープタイプです。
2つ付属しているので任意の場所にセットすることで3部屋作ることができます。
下図はセット例です。
現在現役で使用しているNikon D90と単焦点レンズのセット、右端に望遠レンズ、そして真ん中にハンディカム(デジタルビデオカメラ)を入れてみました。
上部はメッシュ地になっていて何が入っているか視認できます。
加えて、通気性もよく、精密機器にとってはいい環境ではないかと思います。
使用例
実際の使用例です。
中には保護スリーブに入れた状態の13インチラップトップ(ノートPC)、10インチタブレット、ソーラータイプモバイルバッテリー、モバイルバッテリー、ケーブル類(MicroUSBケーブル、Type-Cケーブル他)4本、2ポートアダプタ、イヤホン、ヘッドホンなどが入っています。
販売終了している製品が多いですが、バッグの中身はほぼ以前レビューした商品です。一部紹介しておきます。
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また、底には先ほど紹介したカメラ類一式も納めています。
バッグ上部を折りたたんだ状態な上に、他にも細々(こまごま)したものが入っています。ですがそれでもまだまだ余裕たっぷりです。
これだけ詰め込んで重さは約6kg程。リッター数の記載はありませんが、下手なバックパックよりずっと収納力があります。
次は屋外での使用例ウキ!
屋外での使用例(使用イメージ)
使用時のイメージフォトを紹介していきます。
まずは、トートバッグ(手持ち)利用時です。
何度かいっているように、個人的にはトートで使うのが一番しっくりきます。
続いて、ショルダーバッグ(肩掛け)利用時です。
ストラップ次第でもう少しメッセンジャーバッグっぽくなると思いますが、見た目は普通のショルダーバッグといった印象。
そして最後にバックパック(リュックサック)利用時です。
案外疲労感は少なく、荷物が多い時には利用するのもアリかもしれません。
カラーがブラックなので、汚れは少し目立つものの、雑に扱ってもちょっとした汚れ程度なら払えば問題なさそうです。
撥水チェックもしてみます。
とりあえず新品ならバッチリ撥水します。
画像内左の保護スリーブも撥水性能があるタイプですが、放置すると水分を吸収してしまいました。しかしながら、K&F Conceptのカメラバッグ は放置しても水滴が浮いて撥水しているのが確認できます。
経年劣化で少しずつ撥水性能は落ちていきます。とはいえ、紛れもなく撥水効果はアリ。アウトドア利用したいユーザーにもバッチリ対応してますね。
気になった点・注意したほうがいい点
価格もお手頃で不満点はありませんが、1点苦言を呈するとすれば、斜め掛け(ショルダーバッグ利用)しようが、背負おう(バックパック利用)が、樹脂素材のせいで安っぽく見えてしまい、少しダサくなる印象があります。
ショルダーストラップ(バンド)に至っても、簡易的なものなので、その安っぽさが先行してどうしてもつける気になりません。
とはいえ、ショルダーバッグストラップは単品でも購入できますし、個性や差別化したければ交換できますからね。
幸いナスカン(バンドのカラビナ形状の取り付け部分)での取り付けなので交換は容易です。
著者は前述の通り、手持ち(トートバッグ利用)一択になりそうです。
完全に好みの問題だから正直気にする必要はないわウホホ!
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K&F Concept デジタル一眼レフカメラ用バックパック (Classic Camera Backpack) 総合評価
著者はバッグを持つこと自体できる限り避けたいので、荷物は最小限になるよう心がけています。
とはいえ一度出先に出ると、あれが必要これが必要となり、結局大量の荷物になることが多いです。
これまでは、以前レビューしたK&F Conceptのバックパックをメインで使っています。ですが、カメラ専用のバッグに寄りすぎていて日常使いするには全ての間仕切りを取る必要があり、本来の機能を使うことができていませんでした。
しかし今回のバッグはインナーバッグを取り外しても充分機能的に使え、カメラクラスタ以外でも日常用のバッグとして利用できます。
デザインはシンプルでサイズは大容量、サイドポケットが豊富で機能性も充分。さらに撥水もしてくれアウトドアや急な雨も安心。
男女年齢問わず使いやすいクラシックタイプのカメラバッグです!
【総合評価】 | |
製品名 | Classic Camera Backpack |
総合おすすめ度 | 4.5 |
あとがき
バッグを持ちたくない人間からするとバッグは無用の長物かもしれません。また、よりデザイン性の優れた機能性のあるバッグは世の中にごまんとあります。
その中でも持ち運びが一番楽なのはバックパック(リュックサック)です。
ですが、とりわけ日本社会の場合、バックパックはフォーマルシチュエーションにそぐわないという謎の風習があります(特に古い考えの頭の固い上司がいる会社)。
今回紹介した3Wayで使えるバッグは、そんな悩みも解消してくれます。
バッグ選びに悩んでいる方はぜひ検討してみてくださいね。