※K&F Conceptよりサンプル提供
バードウォッチングなどのアウトドアのみならず、美術鑑賞や、コンサートや観劇、スポーツ観戦、天体観測など、幅広分野で利用される双眼鏡や単眼鏡。
今回は、K&F Conceptからリリースされた、12 X 50単眼鏡のレビューをしていきます。
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Contents
K&F Concept 12 X 50 単眼鏡(KF33.008) 実機レビュー
単眼鏡と一口に言っても使用用途は様々です。
倍率、実視界、ひとみ径、明るさ、最短合焦距離などをチェックして、目的に適したモデルを選ぶ必要があります。
本モデルは、IP68規格対応の防水仕様にもなっていることから、アウトドア利用を目的とした製品です。
もし内容に間違いがあるようでしたらコメント欄でぜひお気軽にご指摘ください。
スペック紹介
12 X 50 単眼鏡(12 X 50 Monocular for Watching) | |
倍率 | 12倍 |
---|---|
対物レンズ有効径 | 50mm |
コーティング | フルマルチコート |
実視界 | 6.5° |
1000m先の視野 | 109m |
ひとみ径 | 4.1mm |
明るさ | - |
アイレリーフ | 14mm |
最短合焦距離 | 8m |
サイズ(H×W) | 150×60mm |
重量 | 約284g(0.63lb)※カタログ値 |
付属品 | ケース、ストラップ、スマホ用アタッチメント、クリーニングクロス |
製品の特徴・概要
大手ショッピングサイトを覗けば、さらに安価な類似製品はいくつも出てきます。
ただ、レンズ径をあたかも倍率のように謳っていたり、無理やり翻訳にかけたような不自然な日本語の表記のものも多く見かけます(倍率が高いからいいわけではありませんし、正直本製品ももう少し詳しく表記する必要があります)。
ですが、これまでK&F Conceptの製品をいくつか触ってきている身としては、製品のクオリティを充分信頼しています。
では簡単に特徴を解説していきます。
スマホへのアタッチメントが付属しているため、スマホの光学ズームに頼らないズームが可能です。
また、単眼鏡の命とも言えるズームは12倍と高倍率。
高倍率に懸念される“綺麗に見えるかどうか”についても、心配なし。
対物レンズの有光径は50mm、接眼レンズは20mm(と倍率に負けない明るさを確保しています。
さらなる付加価値として、カメラアクセサリに特化したブランドらしく、三脚用のインターフェース、匂いの少ない天然ゴムを利用、防水(IP表記はなし:10m防水)対応といった、細かい部分においてもユーザーに配慮しています。
そして、前述した明るさに付随しますが、比較的高価なモデルに採用されるBaK-4ポロプリズムとマルチコーティングにより、光の透過率が向上し、鮮明な画像を見ることができます。
品質はしっかりしてるわウホウホ!
- 高倍率広角高彩度モノキュラー
- IP68防水対応
- ほぼ全てのスマホに対応したアタッチメント付属
- 他製品との差別化がやや希薄
- 中国製品に多い翻訳感の強い商品説明
パッケージ
パッケージを見た瞬間「あ、これはやっちまったかも?」と思いました。
高級感一切なしの安っぽさ満載の化粧箱です。
梱包もパーツパーツが押し込められているだけの簡素なモノです。
ますます不安になりつつですが、ひとつひとつチェックしていきます。
以下、パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 × 12 × 50 単眼鏡 本体
- 1 × キャリーケース
- 1 × 接眼レンズカバー※対物レンズカバーは本体に付属
- 1 × スマートフォン用アタッチメント
- 1 × ストラップ
- 1 × クリーニングクロス
- 1 × ユーザーマニュアル
マニュアルは、日本語には対応していませんが多言語対応です。
とはいえ、"HOW TO USE YOUR BINOCULAR(双眼鏡の使い方)"となっていますし、もはや本製品(単眼鏡)の取説でもありません。
外観
そんな不安をよそに、作りの甘さももなく、製品自体は非常にしっかりしたものでした。
レンズ径も嘘偽りなさそうです。
上図は対物レンズ(50mm)。
下図は接眼レンズ(20mm)です。※メーカーサイトは20mm表記、ショップサイトは24mm表記なのでどちらが正解かわかりません。
前述しましたが、レンズキャップ(カバー)はそれぞれ付属しているので、小傷や塵等も未然に防げます。
ケースはジャストフィットであそびはなし。
ベルトホルダーもついているので、ベルト等に装着すればさっと取り出すことが可能です。
サイズ感は下記の通りです。
機能性・使用感
スマホを使用する際は上記アタッチメントを使用します。形状を見れば使用方法はわかると思いますので、割愛します。
実際の使用イメージです。
とある田舎の風景をアタッチメントを装着して撮影(スマホはデュアルレンズカメラなので片方は潰さざるを得ません)。
そして下記が、単眼鏡装着時のイメージとなります。
真ん中にある柚子の木がここまでズームできます。
薄暗くても肉眼レベルなら全然見えるウホ!
外枠がついてしまっていますが、スマホカバーを装着しているので、レンズとアタッチメント(単眼鏡)との距離が大きくなり、より顕著となっています。また上図は手持ち撮影です。
よりいい画像を残すには、
スマホカバーをつけているなら外す
防振機能はないため三脚を用いる
必要がありそうです。
夜間での見え方やバードウォッチング等、現地に行き次第随時アップする予定です。
気になった点・注意したほうがいい点
メーカーサイトには0.63ポンド(約286g:ショップは284g)ですが、実際の重さは366gです(ストラップやカバーは全て装着しています)。
これは誤差値とは言い難く、何を持っての重量なのか明記してほしいと思います。
また、前述の通り、スペック表記が少なすぎて、何目的に利用していいのかわかりません。
おそらくバードウォッチングをはじめとした、アウトドアユースがメインだと思いますが、高倍率である以上ズームすればブレやすいですし、対象物を捉えられなければ元も子もありません。
サイズにしてもH(高さ)、W(幅)表記のみで、D(奥行き)表示がありません。
“使おうと思えば何でも使える”という製品なら安ければ安いに越したことはありません。
改めてメーカーに確認したところ、ショッピングサイトには細かいスペックが記載されていました。使用用途も限定できそうですし、価格からしてもコスパ抜群の製品と言えそうです!
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K&F Concept 12 X 50 単眼鏡 総合評価
モノキュラー(単眼鏡)について全くの無知でしたが、いい機会をいただきました。
そんな素人目ですが、本製品のクオリティは充分おすすめできます。
というのも、多少のステマはあるにせよ、K&F Conceptはカメラアクセサリに特化したブランドで、レンズフィルターやマウントアダプターなどレンズに関連する製品も多数高評価を得ています。
だからというわけではないですが、雑な製品ということありませんし、品質については信頼して問題ありません。
ただ、せっかく世に出すならもう少し双眼鏡や単眼鏡に特化したメーカー(KENKOやVixen、Nikon、OLYMPUSといった)を真似るなどすればよかったかなと思います。
酷評気味でしたが、旅の友に持ち歩きたいと思わせてくれる製品でした!
改めてメーカーに確認したところ、ショッピングサイトには細かいスペックが記載されていました。使用用途も限定できそうですし、価格からしてもコスパ抜群の製品と言えそうです!
【総合評価】 | |
製品名 | 12 X 50 Monocular for Watching |
総合おすすめ度 | 4.0 |
10%OFF期間限定クーポンコード | WVEPS97F※2019/01/31迄 |
あとがき
今回こういったレビューさせていただく機会をいただくまで、単眼鏡(モノキュラー)がここまで幅広く利用されているのを知りませんでした。
と同時に、大手ショッピングサイトで販売されている安価なモデルは、スペック表記が分かりづらく、いかに“安物買いの銭失い”にならないよう注意が必要です。
今回のモデルはバードウォッチング等のアウトドアメインの利用となりそうですが、使用用途に合わせた双眼鏡や単眼鏡を試してみたいと思いました。