※GearBestよりサンプル提供
おしゃれデザインと機能性、そしてコスパ力で人気の「Huami」。
Huamiは、Xiaomi出資のウェアラブルメーカーで、「Amazfit Bip」や「Amazfit PACE」といった、主にアクティビティ時にこそ本領発揮できるデバイスをリリースしています。
トラッキング機能だけでなく、着信やメールの通知機能、防水性など、特にアクティブユーザー向けの機能が全てのラインアップで充実しているのも特徴です。
今回は、カジュアルにもフォーマルにも使えるGPS内蔵スマートウォッチ「Amazfit Stratos」の詳細レビューをしていきます。
本スマートウォッチ公式アプリ『Amazfit Watch』が日本語対応しました!ユーザビリティが格段にアップしました!
AMAZFIT PACE
ややイカツイからメンズ諸君におすすめウキ!
Contents
Xiaomi Huami Amazfit Stratos 実機レビュー
Xiaomi、ならびにHuamiブランドのスマートウォッチ(スマートバンド含む)をいくつか触ってきた身としては、本機に触れずとも素晴らしい製品と断言できます。
というのも、PACEの機能はそのままに、防水性能をワンランク上のIP68(5ATM)に向上させています。※スペックは後述しますがPACEはコチラか冒頭リンク先をご確認ください。
機能面だけを見るとアクティブユーザー向けに取れますが、睡眠や歩数計などの健康管理もしてくれる、日常使いからフォーマルシチュエーションなんでもこいの、マルチスポーツGPSスマートウォッチです。
スペック紹介
Xiaomi Huami AMAZEFIT STRATOS (2) | |
モデル | STRATOS 2 (A1619) |
---|---|
カラー | ブラック |
素材 | ベゼル:セラミック バンド:シリコン |
ディスプレイ | 1.34" / 320x300 px 常時点灯半透過型LCDタッチスクリーン |
プロセッサ | 1.2GHzコア |
ストレージ | 合計4GB |
RAM | 512 MB |
ネットワーク | Bluetooth 4.0 / BLE + WiFi |
バッテリー寿命 | 5日間(定期的な使用)/ 11日間(基本的な使用) |
防水(耐水)性 | 5ATM(約80PSI)※164ftまたは50m相当 |
対応OS | Android 4.4 / iOS 9.0以上 |
心拍センサー | 光学(PPG) |
対応言語 | 英語 / 中国語(通知は日本語) |
製品サイズ | 約4.50 x 3.50 x 1.50 cm / 9.65 x 1.38 x 0.59in |
製品重量 | 2.5 oz / 70 g |
製品の特徴・概要
Amazfit Stratosは、5ATM防水に加え、最大酸素摂取量(VO2max)の分析や、内蔵GPS(+GLONASS)による位置情報の把握、心拍センサーや音楽ストレージにも対応したスマートウォッチです。
筐体デザインは、カーボンファイバーを用いたケースに、セラミックベゼルとゴリラガラスを採用し、強度とデザインを両立。
また、3つの物理ボタンとタップ操作により、本体のみでの操作性も高くなっています。
デフォルトではシリコン素材のバンドですが、22mmのバンドなら互換性があるため、カスタマイズも楽しめます。
ディスプレイには、炎天下でも視認性の高い半透過型常時オンカラータッチディスプレイを採用。
通話やメール、その他のアプリ通知はもちろん、天気予報やストップウォッチ、コンパス、アラーム機能や、アクティビティモニターといったプラスアルファの機能、12種類以上にも及ぶスポーツモードから選択でき、ほぼあらゆるスポーツに対応しています。
“安物感”や“おもちゃ感”といったことは一切なく、“時計”としてのデザイン性も高いハイセンスなスマートウォッチに仕上がっています。
- 優れた防水性能と耐久性
- 視認性&省エネ性能の高いOLEDディスプレイ
- 詳細なトラッキング&リマインダー機能
- 5日間充電不要の長時間連続運転
- 少しゴツさがあるため好みが分かれる
- 充電には専用の充電台が必要
ちなみにスポーツモードはランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミング、オープンウォータースイミング、インドアランニング、インドアサイクリング、エリプティカルマシン、登山、クロスカントリー、トライアスロン、テニス、サッカーetcって感じで運動好きには最高ウキ!
化粧箱・パッケージ
“しっかりした資本”の“しっかりした製品”なので、化粧箱もオシャレに仕上がっています。
外に筒状の箱があしらわれていて、外箱を取り除くと今度は白を基調とした化粧箱がお目見え。
化粧箱の色のチョイスもモノトーンカラーで、落ち着きある大人な雰囲気を醸し出しています。
化粧箱に他製品との流用感は一切なく、本製品のためにデザインされているのがわかります。
しっかりと固定されていてガタつきはなし(素晴らしい)。
パッケージングはシンプルな構成です。
【パッケージ内容】
- 1 × SoundPEATS Q32 Bluetooth イヤホン
- 1 × 充電ケーブル※AMAZEFIT STRATOS専用
- 1 × ユーザーマニュアル
中華製品は正直ごちゃごちゃと付属品が付くのが常(それが個人的には嬉しかったりする)ですが、こういったシンプルな姿勢もいいですね。
今回入手したのは"Global Version"のため、取説は英語です。
マルチリンガル対応こそしていないものの、英語ならほとんどの方が理解できることと思います。
アプリもオールイングリッシュだけどねぇウホゥ…(小声)
外観・機能性
上から見るとパッと見はもはや普通の時計と見間違えるほどの、スマートウォッチということを忘れてしまいそうなデザインです。
裏面には光学(心拍)センサーが配置されています。
右側面に物理ボタンが3つ。上下ボタンと決定ボタンといった感じで使います。
左側面はフラット。カーボンの質感がより顕著にわかりますね。
バンドの取り外し・交換はPACE同様工具不要で簡単に行えます。
22mmサイズなので、サイズが合えばカスタマイズが楽しめます。
高級感もあるしフォーマルでも問題ないわねウホ!
初期設定-設定方法-
本体を起動したら言語選択をします。現状は英語をチョイスしていきます。
※今後もしかしたらファームウェアアップデートで日本語対応するかもしれません(フランス語とイタリア語、スペイン語、ロシア語が追加:2.3.6.1)。
完全日本語対応&コスパ最強のスマートバンドなら「Xiaomi Mi Band 3/4」がおすすめです!
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ペアリングするデバイス(スマホ・タブレット等)にアプリをインストールしていきます。本体に出てくるQRコードを読み取ってもいいですし、ストアからアプリを探しても問題ありません。
安心して進めてOKウキ!
Amazfit Watchをインストールしペアリングする
AMAZFIT STRATOSは、「Mi Fit」と「Amazfit Watch」どちらのアプリも利用できます。ですが、両者の互換性がいまいちなので今回は「Amazfit Watch」で進めていきます。
本スマートウォッチ公式アプリ『Amazfit Watch』が日本語対応しました!ユーザビリティが格段にアップしました!
PACEの時と同様、アカウントを持っていなければアカウントを作成します。
著者はすでにMi Account、ならびにAmazfit用のアカウントを作成してありますが、同様にすでに持っている方は「Sign in」をタップ。
新規の方は「Create account」をタップ。
「Allow to read contacts(左図)」という画面になるので「Turn on」をタップします。
現状まだこれではペアリングできていません(右図)。右上の「Unpaired」をタップすると下記の画面に移ります。※
そこでAmazfit Stratos / Amazfit Stratos +をタップ。
するとBluetoothペア設定コードが出てくるので、Amazfit Stratosとデバイス(スマホ)それぞれでペア設定の許可をしていきます。
全部許可していくウキ!
「ユーザーデータやアカウント情報を時計に戻すよ?」という案内が出るので「Restore」をタップ。
これでしばらく待てば、ほぼペアリング完了です。
その後も権限を与えていき(邪魔なら任意で通知をオフにするなり)適宜設定していきます。
アップデートの案内もアプリを介して案内してくれるので、見逃しなく最新版に変更できます。
英語苦手な人は不便を感じるかもしれないわウホ!
アプリを介してできる豊富なカスタマイズ
PACE同様、14種類の壁紙(watch face)からタップ一つで変更できます。
PACEと同じ壁紙と思いきや、Stratos専用に壁紙が作られているのはさすがという感じです。
充実した通知・トラッキング・リマインダー機能
通知の設定は、「Me」内の「Setting」→「Notification setting」から行えます。
英語のみのアプリですが、アプリ自体のUIは直感的でわかりやすい仕様なので、英語が苦手でも案外使えるかもしれません。
画面の明るさは5段階で、デフォルトではAuto(オート)になっています。画面だと少し暗くて見辛いようにも見えますが、個人的にはオートで室内外問わず、視認性に問題は感じません。
通知のバイブレーションは3段階の設定が可能。デフォルトは"Mid"に設定されています。
ペアリングができているかテストできる「Test notification(左・真ん中)」機能も搭載。
音楽はPCに直接繋いだり、Wi-fiを経由してストレージ内に取り込むことが可能(みたい)です。音楽の停止やスキップ、リバースなどはリモート操作ができるので、いちいちスマホを取り出す必要はありません。
1日の歩数のゴールを設定したり、GPS+GLONASSならではの高精度な位置情報によるトラッキングや天気もピンポイントで確認できます(GPSをONにすると若干バッテリーの消費が激しくなります※アプリから任意で変更可能)。
心拍センサーはもうお馴染みの機能かもしれませんが、本機ももちろん搭載しています。
お馴染みのアラームの設定やコンパス機能までも搭載。
ストップウォッチも付いているのでラップタイム等測りたいガチのスポーツマンには嬉しい機能です。
加えて毎日の睡眠の質を管理してくれたり、「Training Center」といった、ステップバイステップで運動のプラン立てを長期間サポートしてくれる機能もあります。
そしてタイマー機能など、他にも機能が盛りだくさんです。
装着感・使用感(例)
手につけた時の装着感は上記の通り。
ディスプレイのサイズはPACEと同じなんですが厚みと物理ボタンもあるのでさらに大きめに見えるかもしれません。
ですが70gなので“時計をつけてる”感はあるものの重量感はほとんど感じません。
スポーツモード
本機を使うなら運動は欠かせません。
5,000円以下のスマートバンドも、“スポーツウォッチ”とも言われているぐらいなので、心拍や消費カロリー計算、ランニングやサイクリングでは距離をはじめ、アプリ連動でGPSを用いて軌跡を残したりなど、スポーツに適した機能は付いています。
ですが、Storatosはそれがさらに高性能となっています。
多くのモデルはアウトドア系のスポーツには対応しているものの、インドア系のスポーツには対応していないことも多く、ジム等の屋内で使用したい場合、心拍(BPM)の計測程度しかできなかったりします。
加えて、アプリを介さないと基本使えないので、“スマホとセット”で移動することになります(あとで同期すればいいだけなんですけど)。
Amazfit (Storatos)では、端末本体のみで操作が可能なため、ワークアウトの際、スマホなどのデバイスを持ち歩く必要がありません。また、VO2max(最大酸素摂取量)の計測など、よりできることが多くなっています。
【対応しているスポーツ】
ランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミング、オープンウォータースイミング、インドアランニング、インドアサイクリング、エリプティカルマシン、登山、クロスカントリー、トライアスロン、テニス、サッカーなど
せっかくなので、インドアサイクリングで数分走ってみました。
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消費カロリー、心拍数の最小最大値、心拍数段階別表示(Light:92BPM~VO2max184BPMを5段階)、そしてグラフ表示までしてくれます。
都会に住む現代人のワークアウトはジムを利用している方も多いので、インドアエクササイズにも対応しているのはグッドポイントです。
充電
Stratos専用のクレードル(土台)を使用して充電していきます。
Amazfitお馴染みの仕様です。
フル充電までは約2時間。通知量や使用量で全く異なりますが、日常使いで3日稼働といったところでしょうか。
バッテリー持ちはPACEとほとんど変わりません。上手く使えば公称通りの5日は持つはずです。
バンドのカスタマイズ
知人に譲渡してしまったPACEのバンドを新たに入手しました。
22mmのバンドサイズならバッチリ互換性あります。オレンジのバンドにすると一気にカジュアル感が出ますね。
人気商品はカスタマイズ用の互換製品が豊富!
おもいおもいのカラーで自分色に染めて楽しめるのも魅力です!
どちらか一個あればいいと思うけどプールとか海とか水の中で使いたい人は間違いなく5ATM対応のStratosがおすすめウキ!
気になった点・注意した方がいい点
Amazfit PACEの記事でもお伝えした通り、公称5日間稼働のロングライフではあるものの、充電する場合は専用のベース(土台)が必要となります。
せめてAmazfit内で統一して欲しかったところですが致し方なし。
無くしてしまった、断線してしまったと言った場合は別途購入が必要となります。
追記:付けっ放しは人によって邪魔に感じる
Stratosはスポーツウォッチとしての位置付けですが、スマートバンドというよりはスマートウォッチです。
重さは70gとそこまで感じませんが、多少ゴツいので“時計をつけている”という装着感は常に感じます。
睡眠の質など健康管理ができるので、24時間付けっ放しを想定している商品です。私は平気ですが、人によってはずっとつけているには邪魔に感じてしまうかもしれません。
追追記:Amazfitアプリが日本語対応化しました!
Amazfit製品はシャオミ傘下の企業なだけに、「Mi fit」アプリも使うことができます。※一部製品のみです。本デバイスは対応していません。
ですが、どうせなら“一番快適に使える”アプリの方が望ましいですよね。
これまで英語表記でも何ら不満は感じてませんでしたが、ついに、「Amazfit※iOSはAmazfit Watch」アプリが日本語対応しました!
使い方自体は変わりませんが中身も全て一新され、使い勝手がさらに良くなりました。
これで日本のユーザーもどんどん増えてくるかもしれないですね!
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Xiaomi Huami Amazfit Stratos 総合評価
正直、Amazfitはマイナス点が見当たらないハイセンス&ハイクオリティな製品です。
個人的にはSIM対応のスマートウォッチは必要ないんですよね。名前も聞いたことのない中華廉価モデルなら1万円以下でも購入できますが、視認性が悪かったり稼働時間が短かったり通信が安定しなかったり、そもそもスマホがあれば通信は必要ありません。
廉価モデルは軒並み3G回線ですし、そんな環境でネットを使うのも馬鹿馬鹿しいですしね。
アクティビティにも最適、フォーマルにもインフォーマルにも使えるAmazfit Stratosは、最高の製品です。
Mi Bandに飽きたら騙されたと思って次はぜひAmazfitを使ってみてください。
【総合評価】 | |
製品名 | Xiaomi Huami Amazfit Stratos / Pace 2 Smartwatch Global Version |
総合おすすめ度 | 4.7 |
あとがき
最近は充電いらずの手軽さからもっぱらMi Band 3のヘビーユーザーでしたが、Amazfitに久しぶりに触ってみて、改めていい製品と痛感しました。
欲を言えばアプリの日本語対応をして欲しいとは思う反面、マイノリティを好む私には使う人が増えるのがなんとなく嫌な気もします。
とはいえ、セールなどを狙ってお得に買える時があればぜひチャレンジしてみてください!
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