数年前にそのコスパの高さから人気に火がついた、なんちゃってアップルウォッチこと「Amazfit Bip」。
デザインもさることながら、充実したトラッキング機能やリマインダー機能、加えて(公式)45日という驚異のバッテリー持ちなど、人気の理由も容易にうかがえます。
また、「Amazfit Bip」は、1万円以下(7,000円前後)と超ハイコスパ製品なのはいうまでもありませんが、そこ(「Amazfit Bip」)から徐々に火がつき、日本国内においてもAmazfitブランドは、名実ともに人気のあるブランドとなっています。
本記事では、そんなAmazfitブランドを生み出す「Huami」社より、2019年7月にリリースされた「Amazfit GTR」のスペック(仕様)を詳しく紹介していきます。
Xiaomi Huami Amazfit GTR 概要
Xiaomi傘下の「Huami」は、 Amazfitブランド並びに世界中で超人気のウェアラブルデバイス「Mi Band」や、その専用アプリ「Mi Fit」なども開発しているメーカーです。
Amazfit専用アプリも当然同社リリースウキ!
現在はもはやXiaomi傘下というより、Xiaomi出資の独立したブランドとして確立しつつあるHuami。「AMAZFIT Verge Lite」「Amazfit Bip Lite」といった、元々あったモデルのマイナーチェンジ的なモデルもリリースされ、ラインナップがさらに充実しています。
「Amazfit GTR」は、これまでの同タイプモデルの弱点だった、炎天下での視認性の悪さや、やや中途半端なバッテリー持ちなどを全て払拭したモデルとなります。
「Amazfit GTR」は、これまでのAmazfitデバイスと同様、豊富なスポーツモードや、5気圧防水、長時間バッテリーなど、アクティブユーザーだけでなく、金属やセラミックを筐体に採用したことで、エレガントさが増し、フォーマルシチュエーションでもピッタリフィットするウェアラブルデバイスです。
※上記リンクはフィルムです
- 最長74日、通常使いで24日間のバッテリー持ち
- 高輝度・高精細AMOLED Retinaグレードディスプレイ
- フォーマルにもインフォーマルにも最適
- キャッシュレス決済非対応
- 過去モデルがゴミと化す
42mmAMAZFIT GTR 42mm Smart Watch Global Version
スペック詳細
Amazfit GTR 47mm | Amazfit GTR 42mm | |
---|---|---|
サイズ | 47.2 x 47.2 x 10.75 mm | 42.6 x 42.6 x 9.2 mm |
重量※ストラップなし | アルミニウム合金:約36g ステンレス:約48g チタン:約40g |
約25.5g |
防水性 | 5 ATM | 5 ATM |
ディスプレイ | 1.39" AMOLED, 解像度 454x454, 326 ppi | 1.2" AMOLED, 解像度 390x390, 326 ppi |
タッチスクリーン | Corning Gorilla 3 強化ガラス+指紋防止コーティング | Corning Gorilla 3 強化ガラス+指紋防止コーティング |
ストラップの種類 | アルミニウム合金:ブラウンレザーストラップ ステンレス:ブラウンレザーストラップ チタン:フッ素ゴムストラップ |
スターリーブラック:ブラックシリコンストラップ チェリーブロッサムピンク:ピンクシリコンストラップ ムーンライトホワイト:ホワイトシリコンストラップ コーラルレッド:レッドシリコンストラップ グリッターエディション:ホワイトレザーストラップ |
ストラップ幅 | 22 mm | 20 mm |
センサー | BioTracker(PPG生物学的追跡光学センサー)、6軸加速度センサー、3軸地磁気センサー、気圧センサー、容量センサー、周囲光センサー | |
ポジショニング | GPS+GLONASS | |
接続性 | BT5.0 BLE | |
バッテリー | 410mAh LiPo | 195mAh LiPo |
充電方法 | 磁気充電ベース、2ピンポゴピン充電 | |
充電時間 | 約2時間 | |
バッテリー寿命 | 典型的な使用時: 24日間 心拍数常時オン、睡眠の監視、 プッシュ通知(150回画面点灯) 、手首の持ち上げの画面起動(30回)、 GPSオン(30分間)、スポーツ(週3回)、その他操作(5分間) 基本的なモード: 74日間 常時GPSオン: 40時間 |
典型的な使用時: 12日間 心拍数常時オン、睡眠の監視、 プッシュ通知(150回画面点灯) 、手首の持ち上げの画面起動(30回)、 GPSオン(30分間)、スポーツ(週3回)、その他操作(5分間) 基本的なモード: 34日間 常時GPSオン: 22時間 |
筐体材質 | 金属、微結晶ジルコニウムセラミックス、ポリマー等 | |
サポートされているデバイス | Android 5.0以降、iOS 10.0以降 | |
付属品 | 磁気充電ベース、ユーザーマニュアル |
スペック引用元:https://en.amazfit.com/
Xiaomi Huami Amazfit GTR の特徴
先に言ってしまいますが、今現在、StratosやPaceを検討されているなら、とりあえずGTR買っておきましょうってぐらいコスパは高いです。
基本はアプリを介しての記録となるため、機能面はそのままに、これまで少し物足りなかった、痒いところに手が届いたデバイスとなっています。
前述しましたが、駆動時間や屋外使用時の見辛さ、価格などから総合的に判断しても、GTRは“買い”です。
また、競合製品となるのは「HUAWEI GT(クラシック)」あたりとなるものの、同じくスペックや価格を見る限り、Amazfit GTRに軍配が上がりそうです。
TPOに合わせて選べるエレガントデザイン
Amazfit GTRは、直径が47mmと42mmの2種展開。
バンドの取り付け幅のことを、“ラグ幅”と言います。ここの取り付け幅がマッチしていれば、(基本)様々なベルトとの互換性があり、付け替えることが可能です。
47mm版は、どちらかというとマスキュリン(男性向け)デザインで、素材はAluminum alloy(アルミニウム合金:約36g)、Stainless steel(ステンレス:約48g)、Titanium(チタン:約40g)の展開です。
カラーは、アルミ合金、ステンレスモデル共にブラウンレザー調のバンドで、チタン製のみ、シリコンより耐熱性に優れたフッ素ゴムを採用しています。ただし、チタン製モデルは現状グローバルバージョンにはなさそうです。
42mmは、フェミニン(女性向け)デザインで、アルミニウム合金のみの展開となりますが、Starry Black(Black Silicone Strap)、Cherry Blossom Pink(Pink Silicone Strap)、Moonlight White(White Silicone Strap)、Coral Red(Red Silicone Strap)、Glitter Edition(White Leather Strapの5色展開です。
視認性の高いAMOLEDディスプレイと豊富なウォッチフェイス
当サイトでは、過去モデルのStoratosやPaceのレビューをしています。どちらも完成度の高い素晴らしいスマートウォッチです。
特にStoratosは、筐体デザインも少し似ていて(ベゼルにタキメーター調デザインが施されたダイバーズウォッチに似たデザイン)、フォーマルに最適なモデルです。
1.39インチ(42mmは1.2インチ)の高輝度・高精細AMOLEDディスプレイに、スマートウォッチならではの豊富なウォッチフェイスが魅力。
通常使いで24日間の驚異のバッテリー持ち
47mm版と42mm版でバッテリー寿命は異なりますが、47mm版は、通常仕様なら驚異の24日間のバッテリー持ち。42mmは半分の12日間です。
最長74日間ものバッテリー持ちで、使い方にもよりますが、1ヶ月程度充電いらずは個人的に最大の魅力です。
5気圧耐水と高精度なGPS
Amazfit GTRは、これまでの端末同様安定の5気圧(50m相当)防水。ちょっとした水仕事や急な雨などでも安心して使えます。
また、GPSも搭載しているので、スポーツ時のトラッキングにもバッチリ対応しています。
Amazfit GTRは、5気圧防水(5ATM)です。
メーカーによれば、5ATMのIP定格は、50mの水深に相当すると記載されていて、水中(水泳やスノーケリング)でも使用可能と謳っています。
5 ATM | Suitable for | Not suitable for |
- Splashes - Swimming - Rain or snow - Snorkeling - Showering |
- Scuba Diving - High-speed watersports - Diving into water |
しかしながら、通常、5気圧防水以上の時計は「
National Clock Quality Supervision and Inspection Centerが実施した試験にパスするなど、ニワカの中華デバイスよりはずっと信頼感は高いものの、実際に浸水して壊れた事例もあるので、水中で使用する際は自己責任でお願いします。
Stratosは水没してお亡くなりになったわウホウホw
12種の運動に対応した充実のスポーツモード
スポーツモードは12種。過去モデルでは10種でしたが、さらに充実しました。
Outdoor Running(ランニング) / Treadmill(トレッドミル) / Walking(ウォーキング) / Outdoor Cycling(サイクリング) / Indoor Cycling(インドアサイクリング) / Open Water Swimming(オープンウォータースイミング) / Pool Swimming(屋内スイミング) / Elliptical Trainer(エプティカルトレーニング) / Climbing(クライミング) / Trail Running(トレイルランニング) / Skiing(スキー) / Exercise(運動)と、ほぼ全ての運動に対応しています。
これだけ充実しているなら、スポーツをやらない手はありませんね。
運動・健康管理に最適なトラッキング機能
Amazfit GTRには、スポーツウォッチでは鉄板ともいえる、健康管理系のトラッキング機能が充実しています。
BioTracker PPG生体追跡光学センサーと独自アルゴリズムにより、高精度な心拍数モニタリングを実現。加えて心拍数範囲外の振動アラートや、脂肪燃焼範囲なども記録するので、より科学的に健康管理が行えます。
日常生活に必要なオールラウンド機能搭載
スマートウォッチ、ならびにスマートバンドに搭載されている歩数計や、睡眠の質の管理、そして地味に嬉しいミュージックプレーヤーとしての機能を搭載。
Huami社もひと噛みしているMi Bandも、ミュージック再生機能が搭載されましたが、デバイスのみで必要な操作ができるメリットはかなり大きいです。
充実のリマインダー機能で見逃し回避
リマインダー機能は目新しさこそないものの、必要なものは全て網羅されています。
天気予報、着信、目覚まし時計、アプリ通知、イベントリマインダー、電話検索、コンパス、ストップウォッチ、カウントダウン、スタンドリマインダーを搭載。
全てカラー表記で、アプリアイコンまで表示してくれるので、見逃しはかなり軽減されるはずです。
日本語対応されたAmazfitアプリで国内ユーザーにもフィット
Amazfitブランドの製品は、「Mi Fit」アプリを使えるBipなどを除き、原則「Amazfit」アプリを使用します。
本アプリ、以前は英語でしたが、少し前に日本語にもバッチリ対応したため、使用感はかなりよくなりました。
また、以前はGPSのトラッキングに「Strava」との連携なども必要でしたが、現在は「Amazfit」アプリで全て完結するので、スマホとの連動もより簡潔です。
物理ボタンは上下2つで、時計で言うところのリューズがない仕様。他のデバイス同様、タッチディスプレイ対応なので、直感的な操作がメインです。
純正・社外含め、互換性のあるバンドストラップやフィルムもすでに充実しています。
価格もお手頃でデザイン良し、高性能なAmazfit GTRは、かなりおすすめのモデルです。
42mmAMAZFIT GTR 42mm Smart Watch Global Version
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ハイセンスさに磨きがかかったコスパモンスター
ストレージはないので、音楽の保存等はできないものの、コスパは抜群。
筐体が大きすぎるのであれば42mm版を選べばいいだけですし、TPOに合わせて使い分けるのもいいと思います。
既にウェアラブルデバイスを持っている人ももちろん、まだ持っていない方は特に、価格面含めておすすめです。
かねてよりHuami社のAmazfitブランドは、デザインが洗練されていてハイセンスなモデルが多く、ビジネスマンにもピッタリです。
同性能のスポーツスマートウォッチでは、頭一つ抜けているのではないでしょうか。
実機手元にあります!なるべく早いうちにレビューしますので乞うご期待!
実機レビューしました!いい端末です!
レビューHuami Amazfit GTR レビュー|お手頃価格で上質感漂うフォーマルシーンに最適なスタイリッシュモデル
42mmAMAZFIT GTR 42mm Smart Watch Global Version
あとがき
防水耐性のあたりで少し触れましたが、実はAmazfit Stratosはかなり気に入っていたんですが、水没してお亡くなりになりました…。
よくみたらカバーついてないんです。そりゃ壊れるって話ですけどいつこのカバーが取れてしまったのか…(PACEは友人に譲渡したため一時借りて撮影)。
気に入っていただけにかなりショックでした。
というわけでメーカーに保証できないか聞いてみたところ「無理!」とのことで、GTRリリースは、買い替えに絶好のタイミングでした。
「通知に縛られる生活は嫌だ」なんて方もぜひ一度トライしてみてください。劇的に生活が豊かになりますよw
▼実機レビューは下記より
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