若者の車離れが騒がれる昨今ですが、田舎は車必須の車社会。
我が家も例外ではなく、夫婦それぞれが車を所有しており、購入月が近いこともあり、車検のたびにダブルパンチで家計に響くのが常です。
最近の車は故障が少ないとはいえ、法定費用だけでも5万円〜は必ずかかってきますし、ディラーともなれば、車検はどれだけ安くても1台10万円以上かかります。
そこで、できる限り費用を抑えたいならDIY(Do It Yourself)です。
今回は、素人でも可能なカーバッテリー交換の方法や注意点を解説していきます。
作業も簡単だから自分でやっちゃうのがおすすめウキ!
Contents
カーバッテリー交換のやり方
ネットで「カーバッテリー 交換」等で検索すれば、画像や動画付きの詳しい解説であふれています。
方法は非常に簡単で、ざっくりですが工程は下記の通りです。
カーバッチリー交換方法
- −側ケーブル端子→+側ケーブル端子の順ではずす
- バッテリー取付金具をはずす
- 古いバッテリーを取りはずし新しいバッテリーを設置
- バッテリー取付金具でしっかりと固定
- +側ケーブル端子→−側ケーブル端子の順で取り付ける
注意すべきは、−側ケーブル端子→+側ケーブル端子の順で外し、+側ケーブル端子→−側ケーブル端子の順で取り付ける、という2点のみ。
他にも、メモリー機能付きの電子機器を搭載している場合、バッテリーを外すと時計やオーディオ・ナビなどのメモリーが消えることがあります。
その場合は、メモリーバックアップ(予備電源)が必要です。1,000円もかからないので心配な方は使用をおすすめしておきます。
※カーバッテリー交換時は必ずエンジンオフ、室内灯・ライトオフしてください。
また、メモリーバックアップを利用する場合はプラス→マイナスの順です。詳しくはメーカーサイトをご確認ください。
カーバッテリー交換方法解説
今回サイズ違いのバッテリーを購入。作業車と自家用車2台のバッテリー交換をしました。
ATLASBX(アトラス)バッテリー※左図は、韓国製の激安バッテリーで、兼ねてから利用してますが一切不具合なし。容量や性能が増えると価格がやや高くなるので、おすすめのバッテリーブランドです。
対してPanasonicのcaos lite(カオス・ライト)は、同社の数あるラインアップの中の真ん中あたりの標準車用対応バッテリーです。
バッテリーには、化粧箱や上面に形式が記載されています。カーバッテリー交換の際は、下記図を参考に、必ず適合表をご確認ください。
Photo by https://www.battery.co.jp/tech/pdf/pdf_tech_04.pdf
性能も違うしちょっと表記もちょっと違うから、やっぱり適合表は必ずチェックウキ!
用意するもの
ゴム手袋
スパナ
※ほとんどの車種の場合、ボルトナットは10mmです。稀に12mmのボルトナットもあるので10mmと12mmのスパナがあればOKです
車種によってはスパナやメガネレンチだとスペースがなく、作業しにくい場合があります(できないことはないはず)。
ラチェットレンチ(エクステンションバー)があるとより捗ります。
スパナやゴム手袋は、どちらも100円均で手に入ります。安く抑えるならこれで充分です。
ぶっちゃけ素手でも問題ないけどウホウホ!
STEP1.バッテリーを取り外す
手順は冒頭に記載した通りで簡単です。車種によってバッテリー位置は異なりますが、ほとんどの場合エンジンルームの見えるところにあるので、端子・取り付け金具を外します(そのあたりの画像は割愛)。
バッテリーカバーのある車、ない車がありますが、普段清掃することもないので、交換の際は台座含めて清掃するのもいいと思います。
さすがに数年放置しているだけあって、取り付け台は砂埃びっちりでした。
STEP2.バッテリーを取り付ける
取り外したバッテリーから新しいバッテリーに載せ替えます。
以上で作業は完了です。
取り付け金具を取り付ける際の順番を間違えたため、−端子のコードが下をくぐってますが、実際は上を通すのが正規のポジションです。
また、画像では工程をだいぶカットしています。とはいえ、冒頭で紹介した通り、作業内容は“載せ替えるだけ”なので、初めてでも簡単に施工できます。
今回の作業時間は2台で10分程でした。
もう一度言いますが、端子を外して取り付ける順番だけご注意くださいね。
今回使用したカーバッテリー
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カーバッテリー交換をDIYで済ませた方がいい理由・注意点
車検は毎回ディーラーにお願いしています。
著者は友人知人に車屋、整備士、元ガソリンスタンド店員など、詳しい人が多い環境です。正直車検自体はどこでもいいんですけど、今後の付き合いもありますし、後々不具合が起きた時にクレームがしやすいという理由からです。
カーショップ等でバイト君にやらせるのもちょっと気が引けますしね。
とはいえ、ディーラーはとにかく高い。
とにもかくにもそれが一番の理由ですが、もう少し掘り下げます。
車検時に提示された金額が高すぎる
重複しますが、ここ(金額)が一番の問題です。
車検ともなれば総額10万円〜20万円。
そのうち、削れるところを出来るだけ削っていくんですが、ごくごく普通の性能の純正カーバッテリーで1万5千円です(軽なら7千円〜8千円程度)。
過去にもバッテリー交換は自分で施工してるんですけど、持ち込みでさえも(工賃がかかったとしても)高性能なバッテリーが1万円以下(下手すると5千円ぐらい)で施工可能です。
DIYなら、2台で1万円で済んでしまいます。
作業時間たった5分の簡単作業
重複しますが、作業内容は載せ替えるだけです。
慣れていれば5分もかかりません。手袋をしないと手がグリス等で少し汚れますが、スパナ一本あれば作業できます。
力もほとんど必要としませんし(バッテリーはやや重量あり、傾けないように注意)、車のことが全くわからないという女性でも簡単に行えます。
廃バッテリーの処分方法
バッテリーの交換は無事完了、しかし交換のために取り外したバッテリーをどうするか、という問題があります。
実は取り外したバッテリーは、バッテリー液(硫酸)が残っているため、一般ごみとして処分できません。
原則として、購入店舗に引き取ってもらうことになるんですが、場合によっては有料となります。
特にネットで購入した際は注意が必要で、“廃バッテリー無料引き取り”など、明記されているショップを利用するようにしましょう。
また、廃バッテリーは無料で引き取ってくれても、送料は自己負担となっている場合もあります。
注意書きは基本小さく書かれているので、しっかりご自身でチェックしてくださいね。
少し手間がかかっても完全に無料で済ませたいという方は、オートバックスなどのカーショップは持ち込めば、無料で引き取ってくれます。
実はバッテリーは(リビルト含め)再利用されるので、喜んで引き取ってくれます。
メモリーバックアップについて
私はメモリーバックアップ(予備電源)は一切使いません。
というのも、昔の車ならさておき、最近の車はメーターがリセットされることなど(たぶん)ありません。
場合によっては工場出荷時の状態になり、イコライザや時計の再設定、パワーウィンドウの再設定などが必要な場合があります。
ですが、作業を速やかに行えば、最近のナビは予備電源が備わっていたりするので、再設定の必要もありません。
仮に再設定が必要な場合でも、情報はネットにいくらでも転がってるので適宜調べればOKです。
なんなら、それらの設定方法(なんならバッテリー交換も)は、車載しているサービスマニュアル等にも記載されていると思います。
あとがき
他にもバルブ交換などちょっとした作業なら、案外DIYでできてしまいます。
事故にならないように未然防止のための知識はある程度つける必要はあると思いますが、自分でやることでよりモノに対して愛着が生まれます。
また、少しでも経費削減したいという方は"Do it Yourself"がおすすめです!
とはいえ車検は、自分では少々面倒ですし、プロに任せた方が楽なのは明白。
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