※メーカーよりサンプル提供
現代はスマホ台頭の時代。
昨今のスマホは4眼カメラがトレンドとなり、光学ズームやオート補正、AI技術などにより、スマホのみでも誰もが手軽にハイクオリティな動画コンテンツを作ることが可能です。
手振れ補正に関しても、ある程度スペックの高いスマホであれば、デフォルトで搭載しているものの、PTZ(パン・チルト・ズーム)をしようとなると、やはりスタビライザーは必須です。
そこで今回は、スマートフォン用に特化した3軸ジンバル「Hohem iSteady X」のレビューをしていきます。
Contents
Hohem iSteady X スマホジンバル インプレッション
Hohemブランドは今回で2回目。製品クオリティにおいてはすでに絶対の信頼を寄せています。
関連Hohem iSteady Multi 3軸ハンドヘルドジンバル レビュー|スマホ・アクションカメラ・コンデジをマルチに使える3in1スタビライザー
上記モデル(「iSteady Multi」)も未だヘビーユーズしていますが、スマホ/アクションカメラ/コンデジのマルチ対応モデルなだけあって、少々かさばると同時に重量があります。
今回紹介する「Hohem iSteady X」は、
スマートフォンに特化した携帯性抜群の手のひらサイズ軽量モデル
となっているので、まさに今の時代にうってつけの製品です。
Amazonは超手軽で便利ですが、決して最安値ではありません。
ガジェッターならご存じだと思いますが、そこまで有名ではない(単に立ち上げたばかりとか)、数多の海外通販サイトが存在します。
「Tiktech」もそのひとつといえます。
「Tiktech」は、
- 電子製品にスポットを当てた中国のオンラインショッピングサイト
- 日本の地元の倉庫をベースにした素早い配送と保証
- Amazonと同じアフターサービス
- Amazonよりお得な価格帯
などが特徴のオンラインショッピングサイトで、
- 納期重視ではないができれば早く欲しい(翌日着必須ではない)
- 出来るだけ安く購入したい
- 品質が伴っていればメーカーやブランドにこだわりがない
- 中華ガジェット好き
であれば、同じ製品をお得に購入できます。
▼使い方は下記より
スペック紹介
Hohem iSteady X 3-Axis Palm Gimbal for Smartphone | |
ブランド | Hohem |
モデル | iSteady X |
カラー | ブラック/ホワイト |
対応機種 ※スマホ適応サイズ | 100〜280g(重量) 11mm(厚さ) 58mm〜89mm(幅) |
回転範囲 | Pan 320°, Roll 320°, Tilt 270° |
バッテリー | 2000mAh 18650 Li-on |
電圧 | 3.7V |
入力 | 5V-1A |
駆動時間 | 8時間 |
充電時間 | 2時間 |
アプリ機能 | Moment Mode /Auto-inception /Mode Motion /Timelapse /Real-time Beauty Mode /Camera Setting /Personal Specs. Setting /Auto-Calibration /Online Firmware Upgrade |
モード | Pan& Tilt Follow /Auto-inception Mode /Sport Mode POV All Follow Mode /All Lock Mode |
駆動(推奨)温度 | -10〜45℃ |
その他 | 無線:Bluetooth 3.0 + Bluetooth 4.0 App:Hohem Pro OS:iOS 10.0以降、Android 6.0以降 |
サイズ | 179 x 79 x 39mm(折りたたみ時) 230 x 80 x 40mm(展開時) |
重量 | 259g |
製品の特徴・概要
「iSteady X」は、軽量コンパクト設計。その重量は259gで格納すれば手のひらサイズに収まります。
また、最大280gまでのスマホなら積載できるため、現行リリースされているモデルならほとんど使用可能です。
独自の「iSteady 3.0 algorithm(アルゴリズム)」は、手振れを抑えるのはもちろん、自動逆さ検出機能や自動回転テクノロジー機能を搭載することで、スマホでは難しいローアングル撮影を難なくこなせます。
非直角軸設計(the non-orthogonal axes design)により、ジンバルのアームなどの映り込みを防ぎつつ、スマホカメラの性能を最大限生かす設計です。
さらに「iSteady X」専用アプリ、「Hohem Pro」を用いることで、誰でも簡単に映画のような撮影が可能となります。
アプリ内にある「シネマティックテンプレート」には、
- 録画中スマホが自動回転し、遠近法の独特な世界観を演出する『Inception』モード
- 被写体をそのままのサイズで映しながら、背景に引きをもたらすことで背景が迫ってくるような映像が撮影できる『Dolly Zoom』
- タイムラプスや顔を検出して自動で追尾してくれる『Face Tracking Mode』
など、様々な機能を搭載。
片手にすっぽり収まるサイズ感と重量、シンプルな操作性で、男女問わず撮影のみに集中できます。
ストラップやキャリーバッグも付属しているので、スマホとセットで常に持ち運んでいたいと思わせてくれるスマートジンバルです。
- 軽量コンパクトスマホ用特化デザイン
- アプリ連動Vlogに最適な多彩なモード
- 1万円を余裕で切るお手頃価格
- スマホによって互換性がない場合がある
- アプリは改善の余地あり
Hohem iSteady X スマホジンバル 実機レビュー・評価・感想
「iSteady X」は、アプリ連動並びにBluetooth接続が必要なデバイスです。
無線通信が必要である以上、国内で使用する際必要なのが技適。
令和2年4月末に認証を受け、間違いなく技適に適合しています。
Hohemブランドは「iSteady Multi」の時にも感じましたが、法令順守はもちろん、パッケージングやクオリティ、ホームページデザインに至るまで、洗練されたブランドという印象があります。
では隅々までチェックしていきます。
化粧箱・パッケージ
パッケージからも、こだわりが感じられます。白とオレンジを基調に、シースルーのプラスチック外装を用いるなど、かなり凝ったパッケージデザインです。
筒状のプラスチック外装を取り外すと、筐体デザインに合わせてビチッと梱包されています。
環境にも配慮した、いいデザインよウホ!
【パッケージ内容】
- hohem iSteady X × 1
- 収納ポーチ × 1
- USBケーブル(Type-C) × 1
- リストストラップ × 1
- 取扱説明書 × 1
取説(マニュアル)はなんと9か国語対応。6~7か国語のマニュアルは多い中、Hohemがいかにグローバル展開しているのかがうかがえます。
加えて、マイナー言語である日本語を、英語の次に紹介してくれているあたり、非常に好感を持てます。
筐体・デザイン
正面のファンクションは、ジョイスティック、電源ボタン、シャッターボタン、そしてステータス確認用のLED(バッテリー残量、Bluetooth接続確認用)にて構成されています。
筐体は全体的に樹脂製ではあるものの、正面操作部には、ゴールド(ブラックの場合はシルバー)のヘアライン調デザインが、何とも言えない高級感を醸し出しています。
【電源ボタン】
- 電源ON/OFF…長押し
- 縦・横切り替え…1プッシュ
- センタリング…2プッシュ
【シャッターボタン】
- 静止画撮影…1プッシュ
- 動画撮影…2プッシュ
- インカメラ/アウトカメラ切り替え…3プッシュ
など
左側面にズームスライダー、Type-C接続ポートを配置。
ファンクションは必要最低限で、非常にシンプルでわかりやすい機構です。
底面には、1/4ネジ穴が設けられており、付属のミニ三脚を用いることで独立させることが可能です。
また付属の三脚は、樹脂製ながら、ここにもデザイン性と機能性にこだわりを感じられます。
折り畳むと完全な円柱型となり、余計な突起がなくコンパクトに格納。また、ジンバル、地面との接地面には滑り止めや傷防止のためのゴムが施されています。
画像は、ミニ三脚、並びにストラップを付けた状態です。
三脚は折りたたんでしまえば、ジンバルと一体感のある凹凸の少ない棒となります。
収納ポーチは、本体、ケーブル、三脚まですっぽり収まるhohemのタグまでついた、「i Steady X」専用となっています。
生地はベロアかベルベットのような素材で、よくあるPUレザーのキャリーポーチに比べオシャレに仕上がっています。
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Hohem iSteady X スマホジンバル 使用感レビュー
簡易ロック機構が随所にありグラつかずに携帯可能な緻密デザイン
折り畳み時のサイズ(全長)は、手のひらに収まる程度で非常にコンパクトに仕上がっています。
カメラ機材はどうしても重くなりがちですが、このサイズ感なら常に携帯していても、さほど煩わしくないと思います。
まずは電源を入れる前に、各所ロックを外していきます。
取説や筐体にも注意書きが記載されているため、迷うことはないと思いますが、ロックを外しアームを広げたら、アーム部分のダイヤルを回してロックをかけます。
これで電源を入れる前の準備はほぼ完了です。
他にも、電源を入れずに開いた際、パンモーターやマウントがグラつかないよう固定するための簡易ロックなども随所に配置されていて、細部に至るまでユーザーに配慮された設計となっています。
直感的でわかりやすいシンプルな操作性
アプリとジンバルをアクティベーションする
「Hohem iSteady X」をフル活用するには、「Hohem Pro」というアプリを使います。
取説やパッケージ外装のQRコードを読み込んでもいいですし、アプリストアにて「Hohem Pro」で検索すれば一発で出てきます。
最近この手のアプリは会員制のものが多いですが、利用するにはユーザー登録(無料)が必要です。ジンバルを使う前に、あらかじめ済ませておきます。※メールアドレス、パスワード
アプデで改善されていくと思うから使えなかった人は気長に待つのがいいわねウホ!
Bluetoothを有効にしておくことが前提ですが、左画像右上の「接続開始」よりペアリングしていきます。
アプリはほぼ日本語対応、チュートリアルが豊富な親切設計です。
スマホ(アプリ)とジンバルのアクティベーション(接続)が完了するまでは、赤と緑が交互に点滅します。
アプリとつながれば、ビープ音と共に、緑色の点滅に変わり、バッテリー残量が白色のLEDインジケーターランプにて表示されます。
アプリ内にて設定は完結
各種設定はアプリ内のカメラで行えます。※画像はスマホと連動させていません
おかしな日本語もほとんどないですし、ジンバル特有の設定はイラスト付きで解説が入っていたりと、かなりわかりやすい仕様となっています。
通常のカメラアプリに慣れ親しんでる現代人なら、何ら迷うことなく使えるハズです。
画像は、アプリを使用し実際に撮影している際のスクリーンショットです。
動画の解像度は、使用しているスマホのスペックに依存するとは思いますが、4K/30fpsに対応しています。
アプリと連動させてしまえば、あとは直感的に操作できます。
ジョイスティックでパンやチルトができるのはもちろんのこと、縦向き/横向き・イン/アウト切り替えなど、レスポンスよく片手ですぐに変えられるので、使い勝手は悪くありません。
そして、なんといっても本アプリ「Hohem Pro」(スマホジンバル撮影)のだいご味は、特殊効果。
ファームウェアアップデートによって今後増えていくことも予想されますが、「Hohem iSteady X」には、『Inception』『Dolloy Zoom』『ファンタスティックローテーション』『短縮撮影』『パノラマビデオ』などの特殊撮影が可能です。
それぞれの特殊効果は割愛しますが、音楽と合わせることで、通常なら不可能な不規則でシネマティックな撮影ができたりと、本当に映画さながらのシーンをキャプチャできてしまいます。※音楽は消すことも可能
どれだけ綺麗でボケや奥行きのある画像・動画が撮れたとしても、この面白さと手軽さは、相当な魅力。もう手放せなくなりそうと思えるぐらい撮影がワクワクします。
追記:専用アプリ以外でも利用可能
先日「専用アプリ以外でも使えるのか」というご質問をいただいたので、追記しておきます。
結論から言うと、使えます。
ちなみに、使用端末は下記モデルです。
関連Xiaomi POCOPHONE F1 実機レビュー|Antutuスコア約29万点フラッグシップキラーハイスペックコスパ最強モデル
デフォルトの搭載カメラアプリと「Open Camera」でテストしています。
ジョイスティック、ズーム、撮影開始・終了などは問題なくできました。
ただ、著者の場合、「Hohem Pro」のアプリはインストール済み(使用する上で権限はいくつか与えています)、iSteady X起動と共にバックグラウンドで動いている可能性はあります。
一応使えますが、iOSで同じように使えるのかは不明、またAndroid端末でもうまく動作しない可能性もあります。
できれば公式アプリがある以上、公式利用を推奨せておきます。
動画紹介
ジンバルは静止画やテキストではいまいちわかりづらいと思います。
動画でも解説してますのでご参考ください。
気になった点・注意したほうがいい点
別モデルの「iSteady Multi」で気になったことと少し重複します。※詳しくはリンク先ご参照ください
以前のおさらいをすると、
- 重量がある←改善
- 防水対応ではない
- モーター部分の発熱が気になる(耐久性)
- アプリがいまいち
- (端子が弱い)←改善
この5点ですが、「iSteady X」では、比較的解消されています。
「iSteady Multi」の中で一番気になるのは、後にも先にもとにかく重量。600gを超える重量なだけに、片手持ちが地味に疲れます。※スマホと合わせると700~800g
これに対し今回の「iSteady X」は、重量259gと半分以下となっているため、スマホとセットでもペットボトル1本以下の重量に収まります。
力がない女性や子供なんかだと、長時間撮影すればするほどしんどくなるかもしれませんが、疲労感が少ないのは携帯していて苦になりません。
ただ、2の防水非対応、3の耐久性については同じです。
スマホ自体にIP67、IP68に対応したモデルも多く、Vlog問わず、ジンバルを用いて撮影する場合、アウトドアで利用したい人は少なくありません。
生活防水程度でもいいので、防水防塵性が少しでもあると安心です。
また炎天下での撮影時は特に、スマホ、ジンバル共にかなりの熱を持っていました。恐らく問題はないと思いますが、耐久性はやや気になるので、今後はタフさを追求して欲しいですね。(※すぐ壊れるようなら追記します)
そして4のアプリについては、まだまだ改善の余地がありそうです。
アプリ評価からもわかるように、端末によって使えなかったり、Bluetoothのバージョンなのか、接続が安定しなかったりと、撮影中にストレスを感じたことが何度かありました。
著者の使用端末では、概ね問題なく使えていますが、カメラ位置がセンターに寄っているとアームが映り込む可能性もありますし、メーカーには動作確認済みの互換端末の掲載と、さらなる接続安定性を期待したいと思います。
使用端末Xiaomi POCOPHONE F1 実機レビュー|Antutuスコア約29万点フラッグシップキラーハイスペックコスパ最強モデル
Hohem iSteady X スマホジンバル 総合評価
スマホ時代の今、売れている(ベストセラーな)のも納得の製品です。
スマホのサイズに合わせてアームを伸ばしたりする必要もなく、ただ挟むだけで使える手軽さ。
加えて、絶妙に角度を付けることでアームの映り込みを減らすなど、細かい部分でも広い互換性を確保すべく手の込んだ設計にこだわりを随所に感じます。
Vlogだけでなく、日常の何でもない記録用に、入園式や入学式、運動会といった行事の撮影用に、滑らかでシネマティックな撮影環境が、本製品ひとつで実現できます。
専用ポーチもありますが、ポケットにも収まるサイズで、約250gと軽量なので携帯性バツグン。
タイムラプスや、モーションの速い撮影、フェイストラッキングなど、被写体は人に限らず幅広く使えるグッドプロダクトです。
Amazonは手軽で便利ですが、決して最安値ではありません。
ガジェッターならご存じだと思いますが、そこまで有名ではない(単に立ち上げたばかりとか)、数多の海外通販サイトが存在します。
「Tiktech」もそのひとつといえます。
「Tiktech」は、
- 電子製品にスポットを当てた中国のオンラインショッピングサイト
- 日本の地元の倉庫をベースにした素早い配送と保証
- Amazonと同じアフターサービス
- Amazonよりお得な価格帯
などが特徴のオンラインショッピングサイトで、
- 納期重視ではないができれば早く欲しい(翌日着必須ではない)
- 出来るだけ安く購入したい
- 品質が伴っていればメーカーやブランドにこだわりがない
- 中華ガジェット好き
であれば、同じ製品をお得に購入できます。
▼使い方は下記より
【総合評価】 | |
製品名 | Hohem iSteady X 3-Axis Palm Gimbal for Smartphone |
総合おすすめ度 | 4.0 |