我が家でほぼ文鎮(天気予報と時間を聞くだけのアイテム)化してしまっているAmazonのスマートディスプレイこと「Echo Show」。
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上記記事のタイトルからもわかる通り、べた褒めするメディアが多い中、当メディアではやや酷評しています。
というのも筆者個人的に一番不満なのは、ディスプレイ搭載にもかかわらず、タブレットのようなポータブルさとは程遠く、原則据え置き前提な点。※記事内にも記載
そんな不満を解消してくれるのが、今回紹介する深センの新興企業GGMM社のEcho Show用バッテリースタンド「ES5」です。
Contents
GGMM ES5 Echo Show 5用バッテリースタンド インプレッション
冒頭ではやや批判的ですが、筆者自身Echo Showを購入して満足度は高かったですし、実際できることは多く(Echoに限らずですが)スマートホーム化するのにスマートスピーカーやスマートディスプレイは必須で、高評価も頷ける製品なのは間違いありません。
しかしながら、ビデオ通話にしても音楽を聴くにしてもレシピを見るにしても、据え置きではフレキシブルとは決して言い難く、置き場所次第では使用頻度が下がるのは必至。
「ES5」のようなスマートディスプレイ用のバッテリースタンド(ベース)があれば、
- タブレットのようにポータブルに持ち運べるため利便性が上がる
のは言うまでもありません。
厳密にいうと、コンセントプラグごと移動すれば設置場所の変更は可能です。
ですがそれはあまり現実的とは言えません。
「GGMM ES5」は、部屋間の移動を可能にするだけでなく、USBポートからの給電や角度調節機能を搭載したスタンドとしても役立ちます。
見た目もフィット感も純正にぴったりマッチしているので、Echo持ちなら持っていて損のないアイテムです。
- 10000mAhバッテリー
- マグネットによる簡単着脱
- 前後方向角度調節可能
- LEDランプの連続点灯
- 角度調節がイマイチ
スペック紹介
ES5 Battery Base for Amazon Echo Show 5 | |
モデル | ES5 |
カラー | ブラック/ホワイト |
---|---|
バッテリー容量 | 10000mAh |
入力 | DC12V 1.25A |
DC出力 | DC12V 1.25A |
USB出力 | 5V 2.1A |
充電時間 | 約6時間 |
充電時間 | ボリューム100%:約8時間 ボリューム50%:約9.5時間 スタンバイ:約11時間 |
梱包サイズ | 135 x 95 x 60 mm |
梱包重量 | 約310g |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
GGMM ES5 Echo Show 5用バッテリースタンド 実機レビュー
選んだカラーはホワイト。
所有しているEcho Show 5のカラーがグレーシャーホワイトなので、今回は同系色で合わせ、ホワイトにてレビューしていきます。
化粧箱・パッケージ
化粧箱は白基調のシンプルなもの。
イラストのEcho Showディスプレイ内に記載された、"Weird Thing to Know"にちょっとした遊び心を感じます。
化粧箱は全て英語表記となっており、日本専用パッケージというわけではなく世界共通仕様のようです。
梱包は緩衝材できっちり固定されており、グラつきなどはありません。
【パッケージ内容】
-
ES5本体 × 1
-
ユーザーマニュアル × 1
マニュアルの対応言語に日本語はなく、英・独・仏の3か国語です。
筐体・デザイン
Echo Show 5に合わせ、適度にアール加工が施されたシンプルなスタンドといった印象。
前面に電源ボタンとバッテリー残量表示のLEDが配置されています。
台座部分が突起していて、Echo Showの底面にぴったりフィットする形状となっています。
背面にUSBポートとDC電源。
またスタンドとEcho Showを接続するためのDCプラグが簡易的に格納されています。
底面には、全4か所滑り止めが配置されてます。
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GGMM ES5 Echo Show 5用バッテリースタンド 使用感・評価・感想
純正のような質感とフィット感
上記画像は「ES5」とEcho Showの底面を併せて載せています。
Echo Show側の底面の窪みは、ある意味本製品のために作った凹みにすら感じちゃいますね。
スタンドのプラグは格納できるため、必ずしも使う必要はありません。
宝の持ち腐れになるものの、単なる角度調節機能付きEcho Show用スタンドとしての活用も可能です。
プラグアンドプレイなので迷うことはありませんが、台座にEcho Showを乗せ、背面のDCプラグを挿し込んだらほぼセットアップ完了です。
実際に挿し込むと画像の通り。
バッテリーに給電したい場合は、純正のDCプラグをスタンドのDC INに挿し込みます。
ケーブルが無駄に長いといったことはなく、背面も比較的すっきり。
画像でも充分想像できましたが、Echo Showと同等の丸みを帯びた設計となっているため、実物を見ても純正のようなフィット感です。
フィット感に加えて、ES5はマグネット仕様。
300gを超える重量がありながらも(強力な)磁力でぴったり密着しているので、Echo Show側を持っても落下することなく移動できます。
設置場所にとらわれない充分なバッテリー持ち
スマホやタブレット、ノートPC、TVなど様々なエンタメ用デバイスがある中、わざわざEcho Showを持ち運ぶ必要はないとも言えますが、“ポータブルなEcho Show”は何かと便利です。
普段は定位置があったとしても、寝室用の目覚ましやリマインダー、広い部屋でのエクササイズ、べランピングや庭キャンプなど、フレキシブルに使えます。
バッテリー持ちは充分余裕があり、公称9時間半(ボリューム50%)というのも信ぴょう性があり、フル活用しても数時間程度なら何の問題もありません。
筆者個人的には部屋間の移動の度に都度電源のON/OFFをしなければならないのが一番煩わいいポイントだったので、主電源プラグを抜いても電源が落ちないというだけで、このバッテリーベースの価値は高いです。
気になった点・注意したほうがいい点
気になったのは、下記2点です。
- LEDランプが点灯し続ける
- 角度調節が中途半端
LEDランプが点灯し続ける
バッテリー確認用のLEDは、常時ON。充電完了後でも点灯し続けます。
不満というほどではありませんが、電源ボタン単押しで残量表示とか、充電完了後もしくはコンセント給電中は消灯する仕様の方がデバイスにも優しい気がします。
角度調節が中途半端
角度調節機能が搭載されているのはもちろんメリットですが、そこまで大きく調整できるわけではなく、やや中途半端と言わざるを得ません。
画像は先の画像と併せて、前後最大に傾けた状態です。
デザイン上、あまり傾けると倒れてしまうため、恐らくこれが限界だったのかもしれません。
ただ元々Echo Showは斜め上向き仕様。そこに少し角度がつけられる程度となっています。
加えて回転は不可。左右の傾きも出来ず、スタンドとしての機能は必要最低限です。
※追記:公式回答が来ました
予想通り、重量の問題(落下の危険性)や見た目、実際のユーザー体験を踏まえ、テストにテストを重ね、この角度調整にしているとのことでした。
本記事に対しメーカーの真摯な姿勢(不満点に関する丁寧な解説)は信頼に置けるものでした。また本製品はEcho Show 5の公式ベーススタンドとのことなので、安心して活用できます。
GGMM ES5 Echo Show 5用バッテリースタンド 総合評価
本製品とEcho Show1台を家族で共有すれば、各部屋にスマートスピーカーやスマートディスプレイを用意するよりずっと安く収まります。
GGMMブランドはEchoシリーズのバッテリーベースブランドとして唯一無二とも言えます。
今回のEcho Show 5専用の「ES5」のみならず、Echo Dot向けの「D3」や「D4」、Echo Show 8向けの「ES8」、公式にはGoogle Nest Mini向けの「N2」といったバッテリーベースも存在します。
プライム会員はもちろん、Amazonデバイスユーザーならおすすめのアイテムです。
【総合評価】 | |
製品名 | ES5 Battery Base for Amazon Echo Show 5 |
総合おすすめ度 | 4.6 |