※GearBestよりサンプル提供
先に言ってしまいますが、「Elephone U Pro」最高です。
Elephoneスマホのクオリティ史上“最高”と言っても過言ではありません。※2018/2/16現在
カタログ値だけで判断しても、Elephoneが力を入れているのも伺い知れますし、本端末は、Elephone社製にとどまらず、紛れもなくフラッグシップモデルと言って良さそうです。
Snapdragon 660を搭載し、AMOLEDディスプレイ採用のフラッグシップスマホ、「Elephone U Pro」の実機レビューの評価や感想を述べていきます!
2018年10月26日現在、「Elephone U PRO」が$289.99という破格プライスで販売されています!在庫次第だと思いますのでお早めに!
Contents
Elephone U Pro 実機レビュー
Elephone U Proの魅力や特徴を簡単におさらいしておきます。
前述の通り、CPUにはクアルコム社のスナドラ660(Elephone UはHelio P23)を搭載。ストレージは6GB + 128GBの余裕たっぷり仕様。カメラはArcSoftの13.0MPデュアルリアカメラ(インカメラ:8.0MP)を採用。そして、AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイによる高精細かつ省電力化を実現。
その他、流行をしっかり抑えた顔認証(FACE ID)や縦長ディスプレイ(5.99インチ-18:9)など、魅力がぎっしりと詰まった端末です。
エッジ部分が湾曲した、サイドエッジディスプレイを採用したことにより、パッと見はGalaxy S8シリーズとそっくりな本端末、その実力やいかに?!
それでは徹底レビューしていきます!
- スナドラ660搭載フラッグシップモデル
- こだわり抜かれたデザインとトレンド機能
- ArcSoft社13.0MPボケ対応デュアルカメラ
- 中華スマホらしいコスパの高さがやや希薄
- 対応ケース、フィルムが見つけにくい
※▲GearBestへのリンクです
化粧箱・パッケージ
最近のElephoneの化粧箱は、白下地に青文字といった爽やかな印象を与えるものが多かったんですが、Elephone U Proは高級感のあるパッケージングです。
黒一色にワンポイントで光るロゴがいいアクセントになってますね。
箱の中身もしっかりと"Pro"仕様になっています。
パッケージ内容・付属品
【パッケージ内容】
- 1 * Elephone U Pro 本体
- 1 * 充電アダプタ(Cタイプ:EUプラグ)※国内仕様の場合は変換アダプタが必要
- 1 * USBケーブル(Type-C)
- 1 * SIMピン
- 1 * タイプCイヤホン変換ケーブル
- 1 * 保護フィルム
- 1 * TPUケース
- 1 * ユーザーマニュアル
※パッケージ内容は一部中華ECサイト(GearBest)からのプレゼントの可能性があります。梱包内容全ての保証はできませんのでご了承ください。
フィルムが同梱されているのはかなり有難いですね。
Elephone U / Elephone U Proはエッジがカーブしたデザインのため、フィルム形状が少し特殊です。
保護フィルムは、海外サイトから別途購入出来るので、予備で持っておいてもなんら問題はありませんが、そのまま使えるのは助かります。
本端末に限ったことではないですが、ケースも同梱されています。端末さえ買えば"Ready to Use"な状態というのは、中華端末ならではの魅力ですね。
マニュアルは英語対応のみ。
変にマルチリンガル対応するより、最低限の説明のスペック表記に留めたこちらの方がずっといいですね。
Elephone U Pro 使用感
ゴリラガラスとメタルボディの恩恵か、バッチリ綺麗に反射していますね(すみません)。背面はElephoneの十八番、見る角度で煌めく鏡面仕上げになっています。
前面は受話口、インカメラ、センサーや通知ランプ、背面にバックカメラ、指紋認証、フラッシュライトがあります。
右側面にはボリュームボタンと電源ボタン。
左側面は何もありません。
上部にSIMスロット。
下部にスピーカーとUSB Type-C端子です。
DSDS対応のデュアルNanoSIMです。
MicroSIMご利用の方はご注意ください。
microSIMならSIMパンチでセルフSIMカットもできます!ご参考ください。
セルフSIMカットは誰でも簡単にできますが、SIMは借り物です。MVNOによっては返却義務がある場合もあります。また、通信ができなくなる可能性もあります。SIMカットを実行する際は、自己責任でお願いします。
ネットワーク(接続性)
ネットワークタイプ | FDD-LTE,GSM,WCDMA |
GSM | B2/B3/B5/B8 (1900/1800/850/900) |
WCDMA | B1/B8 (2100/900) |
TD-SCDMA | B34/B39 (2100/1900) |
CDMA | BC0 (800) |
FDD-LTE | B1/B3/B7/B20 (2100/1800/2600/800) |
TDD-LTE | B38/B39/B40/B41(2600/1900/2300/2500) |
WCDMAはB1/B8なので、よくあるの中華スマホ同様、SoftBank系が一番相性がいいです。
プラチナバンド非対応のため、山間部や地下はつながりにくくなりますが、都市部ならSoftBank系、ならびにドコモ系のSIMなら使えます(著者が田舎在住でメイン機利用していて何も困っていません)。
中華端末には珍しく、CDMA(BC0)に対応しているため、au系黒ロムでも通話には対応しています。
ですがLTEのメインバンドには非対応のため、au系をご利用の方はWi-Fi環境下使用のサブ機にするか、DSDSをうまく利用するのがいいかもしれないですね。
どちらにしても、サブ機利用するのももったいないので、メイン機利用もアリだと思います(著者が人柱になります)。
ちなみに著者はドコモ系のMVNOとソフバン系どちらも利用してますが、問題なく使用できてます(メイン利用の通話SIMはdocomo系)!
ドコモ系MVNO一部紹介 | |
おすすめ度: ※楽天ポイントが溜まる・使えるのが最大のメリット |
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ほとんどの中華スマホは技適マークがありません。利用は自己責任になりますのでご注意ください。
次章にて詳しく使用感は解説して行きますが、下図の通り問題なく4Gキャッチしました。
外出時も良好に使えてます。
Android8.0の仕様なので、古いバージョンとは若干表示などは異なりますが、これまで同様APN設定を済ませればOKです!
起動-電源ON-
OSはAndroid8.0(Oreo)。素のAndroidですが日本語化は起動してすぐにできます。
これまでのUIから一新されましたね。
若干表示も変わりました。
と思った矢先、アプデしたらさらに表示が変わりました。
パッと見何かわからないアイコンもあったりしますが、新鮮な気持ちで触れますね(左がアプデ前、右がアプデ後)。
ストレージは64GBバージョンもあるので、SDカードで拡張したい方や128GBも必要ない方はそちらを選んだ方が割安です。
古いファイルを削除して空き容量を増やすことも出来るので、ストレージを食いたくない方はクラウドを利用するなり工夫してください。
ベンチマークスコア
AnTuTu Benchmarkは使い勝手悪くて嫌いだったんですが、アプデで一新されましたね。
というわけで、スコアチェックです。
AnTuTu Benchmark
総スコアは137769、CPUが63020、GPUが30479でした。
多少前後するとは思いますが、同じSoCを積んだZenFone 4と同等のスコアですね。
スコア上はミッドハイ以上、フラッグシップ機と言ってしまってもいいんじゃないかと思います(現時点ではElephoneの最上位モデルですし)。
Geekbench 4
Geekbench 4のスコアはシングルコアが1628、マルチコアが5750と、Galaxy S8までには届かないものの、S7シリーズは充分凌駕するほどのスペックです(Geekbench 4内、「Galaxy S8」マルチコアスコア:5213)。
カメラ性能
Elephone U(Pro)は、他モデルと比べてカメラ性能が向上しています。
同メーカーで、ダブルレンズを搭載した端末は本モデルが初。カメラ機能もかつてよりかなり充実しています。
基本はオート撮影で問題ありませんが、ISOや露出、ホワイトバランスの他に豊富な撮影モードがあります。
オート撮影だとその場の環境(明暗など)により、色味がちょこちょこ変化するのが少し気になりましたが、オートフォーカス(AF)も早くなり、かなりクリアで自然な描写をしてくれます。
8.0MPのインカメラも自然な色味で綺麗な描写です。
また、ArcSoft社のアルゴリズムによる“ボケ描写”が、Elephone U(Pro)のウリです。
右上のアイコンをタップすることでF値(カメラの絞り)を開放することができます。※表示が若干違うのはアプデ前(左)とアプデ後(右)の違いです。
被写体がいまいちですけど、何枚かイメージフォトをご紹介しておきます。
上下どちらの画像も、左の画像が絞り開放にて撮影しています。
撮ってみて思うのが、これまで中華端末でいくつも見てきた、“無理やりなボケ”という感じではありません。
突然暖色になったりするなど、オート撮影は少しクセはありますが、ナイトビジョンにも強いですし、中華端末にしてはレベルの高い撮影ができそうです。
ただ、セルフィー用のフラッシュライトは付いていないため、セルフィーでライトを仕様したい場合は、画面を真っ白にしてフラッシュライト代わりにする仕様です。
青白い寒々しい画像になるのでセルフィー好きの方はご注意ください。
マルウェアチェック
マルウェアやスパイウェアも巧妙化しているので、未然に防ぐ意味でも必ずチェックしておきましょう!
Lenovoなど過去の端末では何度かウィルスを検出しましが、Elephone端末は一度も出たことがありません。
バンド対応さえしてくれれば、今後は大本命のメーカーになるんですけど、ちょっと惜しいところです。
その他注目機能
注目機能だけではなく、個人的に評価したいポイントなどの解説も含みます。
まだ使い始めて間もないので、新たに発見し次第追記していきます。
サイドエッジディスプレイ
顔認証や指紋認証、NFCなどのトレンド機能は全て収まってるのでこれらに付いてはあえて説明はしませんが、Elephone U Proの特徴の一つにサイドエッジディスプレイがあります。
公式動画で見たものとは少し違いましたが(アプデしたからかもしれません)、サイドエッジに任意のアプリなどを設定できます。
小ささを感じさせない5.5インチディスプレイ
現在メイン利用しているElephone S8(画像左)ですが、かなり大画面なのがお判りいただけると思います。
ですが大きい分、手へのフィット感が少し悪く、重量もずっしりくるというデメリットがあります。
この端末を使っていたからということももちろんありますが、Elephone U Proを手に持った瞬間、「軽い!薄い!でも画面でかいし見やすい!」と叫んでました。
こうしてみると重量はそこまで軽いわけではありません。ただ、中華デバイスはヘビー級端末も多いのでかなり軽く感じます。
もう一つ付け加えると、AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイの恩恵もあり、視認性もよく省電力ともなれば使わない手はなさそうですね。
追記:ポリカーボネートスマホケース
もともとケースは付属してますが、簡易的な透明TPUケースです。
筐体デザインがかっこいいのでこのままでもよかったんですけど、しばらく使ってると若干飽きてきます。
とはいえ、そこまで人気のない機種だと選択肢が限りなく少ないのが難点。
そんな中から何の変哲も無いPC(ポリカ)製のスマホケースをチョイスしました。
つや消しが施されていて、質感はグッド。もう一色ブラックもあるのでさらに落ち着いた印象にもできます。
【総合評価】 | |
製品名 | Original Elephone U Scratch-resistant PC Back Case - BLUE |
総合おすすめ度 | 4.0 |
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気になった点・注意したほうがいい点
注意点を探して見たんですが、今回はガチで見当たりません。
中華端末特有の対応バンドの少なさ、サポートの薄さ、アクセサリー類の手に入りにくさなどは、製品と直接関係ないので除外します。
アラを探せば何かしら出てくるんですけど、今回は何もありません。
強いていうならその価格でしょうか。
Elephone U Pro(128GB)なら5万超え、Elephone U(128GB)なら4万超え。どちらも決して安いとは言えません。
でも、Elephoneは年々クオリティが上がっていると思いますし、予算に合うなら持っていて損はない端末です!
Elephone U Pro 総評
ZenFone 4を筆頭に、今後はこのあたりのスペックのスマホが、ミドルスペックの基準になってくるかもしれませんね。
仕様書(メーカーサイト)では全く触れられてませんが、スピーカーの音質は音ごもりも無くクリアで綺麗です。
18:9の縦長ディスプレイに対応したアプリもどんどん増えてきましたし、スタイリッシュさに重きを置きたい方にはオススメのスマートフォンです。
スペックに妥協がないぶん、全ての作業がストレスフリーにサクサクヌルヌル使えますし、細部までこだわりを感じさせてくれるいいスマホでした!
2018年10月26日現在、「Elephone U PRO」が$289.99という破格プライスで販売されています!在庫次第だと思いますのでお早めに!
【総合評価】 | |
製品名 | Elephone U Pro |
総合おすすめ度 | 4.7 |
※▲GearBestへのリンクです
あとがき
管理人の仕様用途もそこまでハードユースではないので、Elephone U Proは正直オーバースペックなんですよね。
でも、メインスマホとして使っていきます。
3Dゲームを試しにプレイして見ましたが、ラグもなく普通に楽しめました。
海外旅行にも普通に使えますし、オススメのできるスマホでした!