データのバックアップ、しっかりとっていますか。
また、誤って消してしまったデータを復旧させたい、と思ったことはありませんか。
世界180以上の国や地域で利用されている、データリカバリ・バックアップソフトなどで有名なEaseUS Software様より、「EaseUS Data Recovery Wizard(イーザス・データ · リカバリ · ウィザード · フォー · マック)」の製品ライセンス(有料)をご提供いただきました。
今回は、Mac版の「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」の使用感や感想をじっくりレビューしていきます!
Windows、Mac、Android、iOS全てのOSに対応した製品があるからいざというときはいいかもしれないウホ!
データの復元だけじゃなくバックアップやパーティション管理、データ移行用のソフトもあるデータ管理に特化したリーディングカンパニーウキ!
Contents
EaseUS(イーザス) 概要
EaseUS(イーザス)は、2004年に設立されたデータ管理領域に特化したソフトウェアのリーディングカンパニーです。
個人法人問わず、180ヶ国以上もの国や地域で利用されています。
利用者の数は世界に何千万人にも及び、2014年(9月)、2015年(8月)、2016年(2月)、2017年(9月)にはそれぞれ、「Vectorプロレジ大賞のバックアップ&復元部門賞」を受賞している、信頼感の高いブランドです。
EaseUS社製のリカバリーソフトの特徴は、下記の通りです。
- 30日の返金保証対応
- ウィルスやプラグインの必要がなく安全性が高い
- 何千万人ものユーザーに利用されている
- 24時間対応の手厚いサポート
実はご依頼は過去に何度かいただいていて、知り合いからも「依頼メールが来た」という話を聞いてましたし(無作為にメールで営業かけまくっている)、ステマ臭プンプンの会社ぐらいにしか思ってませんでした。
ところが内容を見てみると、そこまで評判は悪くなく、サポートも比較的手厚くむしろ高評価が目立っています。
使い方などの細かいハウツーは全て同社サイト内に記載があるため、今回は触り程度のみとして、備忘録も兼ねて批評していきます!
レビューを見ると操作は簡単でいい精度でリカバリーできたとの触れ込みがあったから楽しみウホ!
あの時のあんな画像やあんな画像やあんな動画やあんな動画が…ムフフウキェェ…
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 使用レビュー
著者はバックアップはクラウドサービスを使うか外付けHDDで済ませてしまうので、こういった外部のソフトを利用するのは初めてです。
また、ガジェットにはある程度精通していると自負していますが、PCに関しては全くの素人でわからないことだらけです。表現など間違いもあるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
ではレビューして行きます!
macOS10.13 (High Sierra)での使い勝手はイマイチ
何を書いてもいいということでしたので、結論から言います。
非常にわかりにくい
この一言に付きます。
ガジェットやインターネットにソコソコ精通している著者ですら、少々難しさを感じました。私のような情弱Macユーザーにとっては少し敷居が高いのではないかと思います。
まず私がハマったのは、ドライブが見つからない問題。
ドライブの検出はできるんですが(上図)、何度試してみても先へ進めず下図のようになります。
調べたところ、Mac側のセキュリティシステムが原因とのことです。
ドライブ関連の問題の解決方法は下記URLから確認できます。※記事は英語
参考Solutions about Drive cannot be Found by EaseUS Data Recovery Wizard for Mac
ただ、自身もそこまでPCに詳しくないため、Appleのセキュリティ上(OSのバージョン)の都合というのは理解しましたが、これだけではいまいちわかりません。
加えて、後述の作業を毎回する必要があると思うと、正直面倒臭い以外の何者でもなくなって来ました。
そこで、サポート(担当者)にいくつかの質問と共に確認してみたところ、要約すると、下記4点の回答が返って来ました。
確認
macOS10.13自身の制限のため、SIPを無効にしないとデータを復元できない
macOS10.13以外のOSでは正常に実行されている
macOS10.13で復元が必要な場合、システム整合性保護(SIP)
Apple社の制限措置のため、対応方法はこれ以外ない
メーカーの「操作ガイド」内にも同様の記述がありました。
最新のmacOS10.13 (High Sierra)のシステム上の要求により、Macユーザは、任意アプリからシステムドライブへのアクセスが許可されていません。システムドライブからデータを復元するには、システム整合性保護(SIP)を無効にするか、EaseUS Data Recovery Wizard Bootable Media for Macをご利用ください。
macOS10.13のバージョンを利用した際の解決方法
macOS10.13の場合の解決策(方法)は、下記URLをご確認ください。
リンク先と内容は同じですが、流れを記しておきます。
Step 1:画面のトップでユーティリティをクリックしターミナルを選択
Step 2:csrutil statusを入力しSIPが無効にされているかどうか確認
Step 3:Macのメニューをクリックし再起動
Step 4:Command + Rをリカバリモードに入るまで押し続ける
Step 5:ユーティリティのメニューからターミナルを選択
Step 6:ウィンドウでcsrutil disableを入力後Returnキーを押す
Step 7:macを再起動
ブータブルUSBドライブを利用する方法(※上記URL参照)もありますが、そちらは今回試していないので割愛します。
今後どうなるかはMac(Apple)次第だと思います。
しかしながら、現状のMacのバージョンではこの手間が必須となるため、Macユーザー向けの製品とは言い難いというのが正直な感想です。
ただ、復旧作業は頻繁にあるわけではないですし、Windowsも然りバージョンアップによるデータ消失もありえます。
リカバリーは原則、“ここぞ”というときだけだと思いますので、さほど問題視するところではないかもしれません。
確認
- 言語はデフォルトだと"English"になっています。Macの場合は言語選択で日本語にできます。
- Step6でSIPを無効にするのと同様に『csrutil enable』を入力後、returnキーで再びSIPをオンにできます。復元後は必ず戻すようにしましょう。
この手間はかなりハードルが高いかもしれないウホ!
ここの著者みたいな面倒くさがりには不向きかもしれないウキ!
簡単操作で復旧可能
散々ディスってきましたが、触れ込み通り、一度設定さえ済ませてしまえば、簡単に復旧作業が行えます。
今回はパソコン内の全ファイルをスキャンしているので少々時間はかかっていますが、必要なファイルだけ適宜選べます。また、ほとんどのファイルに対応しており、画像や動画はもちろん、音楽ファイルやドキュメントファイルまで網羅。
ファイル名検索も可能ですが、左のコントロールパネルから「画像」などのファイルを選択していくと見つけやすいかもしれません。※検索後の表示方法は任意に変えられます
今回は試しに「Trash(ゴミ箱)」から復元してみます(ゴミ箱なのでソフトを使わずとも復元できるんですがw)。
問題なくリカバリーしてくれました。
復元したファイルは「APFS_0001」というフォルダに収められています。ファイルを開いていくとファイル名はそのままに、日時までもしっかり復元できています!
クラッシュして復元が厳しいと思っていたファイルや、人為的ミスで誤って消去してしまったファイルなども問題なく復活できることが確認できました。
これで何かあったときでも安心ですね。
確認
EaseUS Data Recovery Wizardは無料でお試しできます。ただし、無料版はスキャンするのみとなりますので、データを復元したい場合は有料ライセンスを購入する必要があります。
使い方とか詳しい製品の解説は既にたくさんの人がやってくれてるからそちらを確認してほしいウホ!
ダウンロードするだけだし多分誰でも簡単に扱えると思うウキ!
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EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 11.2 総評
操作性は直感的で非常に簡単です。ある程度のパソコン操作ができれば問題なく復元出来るハズです。
詳しい解説は第三者にお任せしますが、PC素人の著者でも問題なくリカバリー(復元)できました。現時点では破損ファイルや人為ミスで消失したファイルが特にないため、そこまで活用できていないものの、いざという時のための保険として備えておくのはアリだと思います。
特にメディア運営されている方にとって、バックアップは必須ですからね。
本製品が優れているのは、復元後のファイル名を元のままフォルダーごと復元してくれることに加え、日時までもそのまま復元してくれるんです。
つまり、後々の管理が非常に楽なんです。
昔の彼女と写った抹消したい過去のあんな画像やあんな動画がどこかのUSBに眠っているので、後日そちらも試してみたいと思います!
【総合評価】 | |
製品名 | EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 11.2 |
総合おすすめ度 | 3.8 |
最初の手間さえなければ…ウホ…
それさえなければ4.5点ぐらい付けてもいいウキ!Windowsならオススメジャマイカウキキ!
動作環境
動作環境の基本情報とハードウェア関連の情報
OS:Mac OS High Sierra、Mac OS Sierra、Mac OS X 10.11 (El Capitan)、Mac OS X 10.10 (Yosemite)、10.9 (Mavericks)、10.8 (Mountain Lion)、10.7 (Lion)、10.6 (Snow Leopard)
ファイルシステム: APFS、HFS+、HFS X、FAT (FAT16とFAT32)、exFAT、NTFS
CPU: 1 GHz以上
ディスク空き容量: 32 MB以上
対応デバイス一覧
MacBook/ MacBook Air/MacBook Pro/iMac/iMac Pro | HDD | SSD |
メモリーカード | USBメモリ | SDカード |
外付けHDD | iPod、MP3/MP4 | Micro SDカード |
CF/XD/MMCカード | デジカメ/ビデオカメラ | その他 |
対応ファイル一覧
ドキュメント | DOC/DOCX、XLS/XLSX、PPT(PPT/PPTX)、PDF、CWK、HTML(HTM)、INDD、EPS、PAGES、KEY、NUMBERS、VSD、ODT、ODP、ODS、ODG、ODF、RTF、PLIST、TAX、MATなど | |||
画像 | JPG/JPEG、TIFF/TIF、PNG、BMP、GIF、PSD、CRW、CR2、NEF、ORF、RAF、SR2、MRW、DCR、WMF、DNG、ERF、RAW、SWF、SVGDWG、NRW、ARW、RW2、KDC、3FR、MEF、PEF、SRW、X3F、DXF、FH11など | |||
ビデオ | AVI、MOV、MP4、M4V、3GP、3G2、WMV、ASF、FLV、SWF、MPG(MPEG)、RM(RMVB)、MKV、MXFなど | |||
オーディオ | AIF/AIFF、M4A、MP3、WAV、WMA、APE、MID/MIDI、OGG、AAC、RealAudio、VQFなど | |||
その他 | メール、アーカイブ、EXE、SIT/SITX、FCPEVENT、dmgなど |
あとがき
実は本件、何度かご依頼いただいていたんですが、今の時代バックアップはクラウドサービスで全て完結しますし、特に不便を感じたことはなかったので全く興味がなかったのでお断りしていました。
しかしながら、当サイトはガジェットのコンテンツがメインなので画像を多用します。
基本クラウド上に全て保存しているものの、オフラインでもバックアップや復旧ソフトを持っておくことでいざという時の保険になるのは確かですからね。お試しあれ!