先日メインデバイスだったMacBook Pro(13インチ Early2015)をアプデしたら画面が消え壊れました。
その時の状況は下記記事最初の章で綴っています。ご興味のある方はぜひどうぞ(本記事やガジェットとは全く関係ない記事ですので本当にお暇な方だけw)。
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もう二度とAppleデバイスを購入しない決意をしつつ、脱macOSということでWin機を探していたところ(いろいろ見識ある方々のアドバイスもありきですが)、前モデルから気になっていた、DellのXPSシリーズが筆頭に上がりました。
というわけで今回は、2019年モデル(「XPS 13」もニューモデルがリリースされてますし、2020年といってもいいのかも?w)「XPS 13 2-in-1ノートパソコン」のレビューをしていきます。
Contents
Dell モバイル2-in-1ノートパソコン XPS 13 7390 インプレッション
今回新しいパソコンを探すにあたって、私がPCに求めるのことは以下3つ。
- 複数タブを開きつつストレスなく執筆ができるか
- 軽めの動画編集が可能か
- 持ち運びが可能か
ざっくりいうとこのぐらいです。
まずひとつ目の「複数タブを開きつつストレスなく執筆ができるか」についてですが、当サイトのメインコンテンツは、主にガジェット機器。圧縮しているとはいえ画像も多用します。
また、複雑な作業はそこまでしないにしても、常にタブは10~30ぐらいで、音楽を聴きながらとか、音声を聞きながらとか、複数のバックグラウンドアプリが何かしら常に起動している状態です。
この状態でサクサク動くのがまず第一条件。
そして次に、「軽めの動画編集が可能か」については、完全趣味の動画チャンネルを開設したからです。
8GBメモリのMacBook Proで一応間に合ってはいたものの(というか何の不便も感じていなかった)、動画内容によってたまにもっさりすることがあり、これまで以上に快適に、そしてもう少し勉強したいのが理由です。
ちなみに著者は、書き込み速度は遅くても気になりませんし、ゲームは好きですがPCゲームは一切やらないため、グラボの必要はなしです。
これが第二条件。
そして最後の「持ち運びが可能か」はそのままです。
MacBook Proをの13インチをかつてチョイスしたのもポータビリティを優先しています。
出先で作業することも少なくないため、著者にとって15インチは大きすぎて重く、13~14インチ前後必須という結論です。
加えて大きな問題ではないものの、BTOパソコンなら案外安くハイスペックなパソコンが手に入ります。ただどうしても武骨でスタイリッシュさに欠けてしまうんですよね。
- CPU:Core i5 以上
- ストレージ容量:256GB 以上
- メモリ:16GB 以上
必須ウキ!
- 携帯性(に付随する堅牢性含む)
- 見た目(デザイン)のスタイリッシュさ
も重要なポイントねウホホ!
これで予算20万円以内で探したのよねウホ!
前置きが長くなりましたが、そのあたりを精査し、スペックもソコソコに見た目もスタイリッシュで、ポータビリティに優れた端末を探していたところ、2019年8に月に新たに加わった「New XPS 13 2-in-1(7390)」となりました。
仕様紹介
New XPS 13 2-in-1 プラチナ | |
ブランド | DELL |
モデル | XPS 13 2in1 7390 |
カラー | ブラック |
プロセッサー | 第10世代Corei7-1065G7(8MBキャッシュ 最大3.9 GHz) |
メモリー | 16GB 3733MHz LPDDR4x |
ハードドライブ | 512GB PCIe NVMe x4 SSD |
ビデオカード | インテル Iris Plus グラフィックス |
ディスプレイ | 13.4インチ 16:10 UHD+ WLED タッチディスプレイ (3840 x 2400) |
カメラ | ワイドスクリーンHD (720p) 2.25mm |
キーボード | バックライト付きフルサイズMagLevキーボード:1.3mm |
ワイヤレス | Killer AX1650 (2x2) built on インテル WiFi 6 + Bluetooth 5.0 |
ポート | 2 x Thunderbolt 3 1 x MicroSDカード リーダー 1 x 3.5mmヘッドフォン/マイク コンボ ジャック |
サイズ | 高さ:7~13mm x 幅:296mm x 奥行き:207mm |
重量 | 1.33kg |
ちなみに「楽天リーベイツ(Rebates)」経由とか、Dell直販ならセールもよくやってるから、ポイント還元やタイミングが合えば20万円以下でゲットできるウキw
製品の特徴・概要
2015年グッドデザイン賞を受賞した「XPS 13」。その後タッチ操作と360度ヒンジ採用の2in1バージョンの「XPS 13 2-in-1」がリリースされ、その見た目のスタイリッシュさと高性能さで人気を博しています。
今回のモデル「New XPS 13 2-in-1(7390)」は、2019年1月にリリースされた回転しないクラムシェル型の「New XPS 13(9380)」に続いて、2019年8月にリリースされたばかりのモデルです。
先代モデルとの大きな違いは、やはり第8世代Coreから第10世代Core(Ice Lake)への変更。
そして、統合GPUとはいえ、こちらは第11世代、Intel Iris Plus Graphics(またはIntel UHD Graphics)を採用し、あらゆる面でパフォーマンスが向上しています。
ディスプレイも進化し、13.3インチ QHD(3200 x 1800)InfinityEdge タッチ ディスプレイから13.4インチ UHD+ WLED タッチ ディスプレイ (3840 x 2400)となり、1,500:1のコントラスト不比、500ニットの輝度、HDR(HDR400認定取得、Dolby Vision対応)などによる美しい描写を実現。
狭小ベゼルはそのままに、先代モデルはディスプレイ下部にWEBカメラを配置していましたが、上部へ変更されています。
Bluetoothも4.0から5.0、パネル保護がCorning Gorilla Glass 4からGorilla Glass 5へ。
ポート数は減らしながらも、左右に電力供給とDisplayPortに対応したThunderbolt 3端子を1つずつと、microSDメモリーカードスロット、イヤホンマイク端子、USB Type-C to USB Type-A変換アダプタまで付属しているため、わざわざハブを買い足す必要もありません。
ダイヤモンドカットや削り出しアルミ筐体、カーボンファイバーの内装(ホワイトはグラスファイバー)など、デザイン性にも優れています。
ほかにも魅力はたくさんありますが、動画や画像編集用、ゲーミング用など幅広い使い方ができるハイエンドデバイスです。
- 第10世代インテル Core プロセッサー採用
- HDRディスプレイ、UHDの高解像度
- 実用性とデザインにこだわりぬいた2-in-1スタイル
- タブレットモード時がやや使いづらい
- スタイラスペンがなければ2-in-1である必要性が希薄
Dell モバイル2-in-1ノートパソコン XPS 13 7390 実機レビュー・評価・感想
化粧箱・パッケージ
到着時はもう一回り大きい段ボールに、ケーブル類、上記化粧箱がそれぞれ梱包されています。
今回のレビュー端末のカラーはブラックなので化粧箱もブラックですが、ホワイト(グラスファイバーのパームレスト)なら箱もホワイトになります。
【パッケージ内容】
-
Dell XPS 13 2in1 7390 *1
-
電源ケーブル *1(給電用)
-
E5 45W Type-C パワーアダプター *1
-
USB-C to USB-A 3.0アダプター *1
-
取扱説明書各種 * 各1
筐体・デザイン
外観デザイン
これまでのメインデバイスがMacBookProだったこともありますが、削り出しアルミ素材の筐体は、MacBookProのシルバーを彷彿させますね。高級感と堅牢性どちらも兼ね備えています。
現行のMacBookProは知りませんが、少なくとも2015年モデルと比べれば明らかにスリムでコンパクトです。
しかし、最近特にこの手のコンバーチブルPCは増えてきましたが、正直どれもこれもデザインがカッコいいですね、物欲をそそります。
底面には「XPS」の印字、スピーカーと排熱にもしっかりと配慮された設計となっています。
また、上下1本ずつゴムがついていて、上下左右4か所のものよりグリップが効き、滑り止め防止に役立ちます。
左側面に、電力供給、DisplayPortに対応したThunderbolt 3と、microSDカードリーダーを配置。
ダイアモンドカット仕上げによるシャープな印象もいい感じです。
右側には、3.5mmヘッドフォン/マイクコンボジャックと、同じく電力供給とDisplayPortに対応したThunderbolt 3が配置されています。
先代モデルよりさらにスッキリさせたポート配列です。
360度回転型のヒンジ上部にはゴムを付けてくれているので、角度調整の際チルト角がついても筐体を傷つけることはありません。
そして、上記が付属のDell製USB-C to USB-A 3.0アダプターです。
持ち運びする必要はあるものの、まだまだUSB-A端子が必要な端末が多いのでワンセットで持ち歩くのがいいかもしれませんね。
というかCTOしたらデバイスだけで予算オーバーウキ(震え)
内装デザイン
キラリと光る第10世代Core。一目で見てわかるカーボンファイバー製のパームレスト(キーボード外一面)です。
パームレストの表面の質感は、スベスベではなく、ゴムのように滑り止め加工も施されてグリップが効いています。
ちなみにホワイトは、グラスファイバーよウホウホ!
ディスプレイ
XPS 13 2in1 7390の液晶は光沢液晶を採用。Dolby Vision認定UHD(3840 x 2400)は太陽光にあたってさえも鮮明そのもの。最大輝度にすると太陽拳を食らったかのような眩しさです(誉め言葉)。
PCゲームは一切やらない著者ですが、眩しいのが苦手な著者にとっては、最小輝度でもちょうどいいぐらいの鮮やかさです。
Dell モバイル2-in-1ノートパソコン XPS 13 7390 使用感
処理能力・ベンチマーク
上記はクロームでタブを30ほど、メールソフト、スクショアプリ、ミュージックアプリなどが立ち上がった状態です。
動画編集まではまだ取り組んでいないものの、恐らく著者のスキルなら充分対応できます。
ちなみに、高負荷時のファンの音はMacBookPro13 Early2015よりは静かな気がします。
当方ゲームはやりませんので「CrystalDiskMark7.0」にてベンチマークを計測。
環境下において誤差はありますし、ベンチマークはあくまでも目安。Win機の場合は同じもの積んでれば同じような結果になってしまいますが、いやもう、充分過ぎませんか。
読み書き共に予想以上に爆速です(HUAWEI Matebook X Pro欲しいw)。
コメント欄にご連絡しろくださいウキ!
2019/12/3追記:動画編集について
動画編集も何度か取り組んでみたので追記しておきます。
結論としては動画編集ソフトによるといった感じです。
当初はDavinchResolveを使用するつもりでしたが、全く歯が立ちません。全くというと語弊がありますが、3Dエフェクトを入れたりトランジションを多用すると、プレビュー再生でカクつきます。編集はギリできなくはないというレベルです。
ちなみに、グラボ搭載の同スペックぐらいのBTOパソコンでももっさりしたそうなので、ぶっちゃけMacだろうがモバイルノートでDavinchResolveを快適に利用するのはかなり厳しいと思います。
PowerDirectorなら、とりあえず3Dエフェクトを組み込んでもスムーズに作業可能です。
下記は、手始めにXPS 13 2in1で作った動画となります。
キーボード周りの使い心地
“Dellは癖のある配列だから気を付けてw”と、ガジェットに詳しいGちゃんに言われていたのですが(その後確認して普通になってるwとの返答もいただいています)、全く問題なし。
下記そのモデルのレビューです。
参考Dell G3 15 プラチナ 実機レビュー|ゲームだけでなく多用途に使える高性能機
キーボードの打鍵感に関してですが、XPS 13 2in1 7390はMagLev(Magnetic Levitation)という磁気浮遊式の磁力でキートップを浮かせる構造です。
それによりかなり薄型化(公式によると1.3㎜)されていて、浅めなキーストロークですが打鍵感はしっかりあります。
キーピッチは19㎜ぐらいでいたって普通、タイピング音も割としっかり出ます。
バックライトのON/OFFはF5にて行い、2段階調整が可能。自動消灯もしてくれるので放置しがちな著者にとってはうれしい限りです。もちろん印字のカスレ等は一切なく、全体を均一に照らしてくれます。
旧モデルはパームレスト上部にWindows Hello対応の指紋認証でしたが、本モデルでは電源ボタンと同一ポジションに刷新されています。感度は良好で、不必要なら当然ピンコードなどへの変更も可能です。
あくまでも個人の感想ですが、キータッチ等、ある程度慣れは必要ではあるものの、違和感はほとんどなく、数千円のゴミのような海外製US配列キーボードをしばらく使用していた著者からすればずっと楽です。
タッチパッドの感度も良好(過ぎるぐらい)で、ソフトタッチでもしっかり反応してくれるので、たまに誤反応しちゃうぐらいです。
音質
HDR(High Dynamic Range)ということで、ディスプレイがとにかく鮮明で、エンタメデバイスとして秀逸です。
当然音質も素晴らしいです。
Surfaceや他の2in1デバイスと比較しても、「XPS13 2-in1」含め、どれもこれもラップトップはここまで来たかと思わせてくれる音質です。
ただ、最大ボリュームでも音はクリアできれいですが、Surfaceよりは少し抑え目な印象。エンタメで使える端末なだけに、もっとうるさいぐらいの大ボリュームが出てもいいかなと思います。
マイク音質
内臓マイクは正直、あまりいいとは言えません。
音がこもり気味で、動画編集も外部マイクを付けずに出来たら楽かなと思っていましたが、やはりそれは厳しそうです。十分聞き取れるレベルではありますが、もう少しクリアになってくれるとありがたいです。
下記は、本端末内臓マイクで音声を入れてみました。
4:36ぐらいから「XPS 13 2-in-1」の内臓マイクを使用※途中再生になっているのでその部分から再生されます。ほかの部分は外部マイク(数百円のピンマイク)を使用しています。
ぜひ動画内の音声を比較してみてください。
Amazon等で数百円程度のピンマイクも、内臓スピーカーも全指向性のハズ。これだけ違いが出てしまうと、ビデオチャットや音声メモといった、限定的に割り切った使い方をするのがよさそうです。
カメラ性能
500ニットの輝度、HDRに対応したことで、明暗問わずコントラストのハッキリした美しい描写をしてくれる「XPS13 2 in 1」のディスプレイ。その画面から映し出されるインカメラの画質も当然きれいです。
「XPS13 2 in 1」には、ワイドスクリーンHD(720p)2.25mm搭載ウェブカメラを採用しています。
フラッグシップスマホのインカメラの方がずっと高機能高精度だったりもしますが、ビデオチャット等なら何の不満もなし。汎用性の高いウェブカメラとしては最高です。
ただ、マイク同様高画質を求めるならば、あまりオススメできません。
本格的な動画用に使うとなると、一眼レフカメラや4K対応のカメラなどを用意しておいた方がいいかもしれません。
2in1ならではの多彩なモード
2in1の名の通り、従来のラップトップ同様のクラムシェル、ビュー、テント、タブレットモードといった多彩なモードへの変更が可能です。
テントモードにすると(任意で)画面の向きが自動で切り替わります。狭小ベゼルの恩恵もあって、かなり没入感は高いものの、正直使いたくありません。
というのも、テントモード時の接地面には何も配慮が施されておらず、滑らすとアルミが直に触れるので地味にガリガリします。
タブレットモードは上から見るともはやタブレットそのもの。カメラもかなり小さく収められているので全く気になりません。
また、タブレットモード使用時でも、ご覧の通り吸排気に配慮された設計となっています。
とはいえ、タブレットモードも正直ほとんど使うことはないかもしれません。タブレットモード時に地面に直置きした場合、キーボード操作が無効になりますし、キーボード上部にゴムが配置されているため、キーボードが押し込まれることはありません。
ではなぜ本端末を選んだからといえば、“新しいから”に他なりませんw
ディスプレイに指紋がつくのも嫌なので、タッチパネルも使いませんし(アクティブペンがあれば使うかも?)、個人的にはNew XPS 13でも本当はよかったんですよね。
バッテリー持続時間
公式によれば、4K(UHD+)パネルで最大10時間22分、Netflixストリーミングの場合は最大7時間24分となっていますが、大体その2~3、4割減ぐらいのイメージです。
バッテリー設定にもよるとは思いますが、ストリーミングで5~6時間前後といったところでしょうか。※作業内容によってはもっと減ります
必要十分といえば十分ですが、1日中作業していたり、高負荷な作業をしていると「あ、もうバッテリー切れか」ということが何度かありました(3~4年フル利用して多少へたったMacのバッテリーですらもう少し長く、このあたりは完全にMac側に軍配)。
本端末は処理能力に特化しているらしく、常にブーストがかかっているなんてレビューもどこかで見かけたような気がします(確かSurfaceとの比較で)。
総じて高温になりやすいようですが、もしかしたらバッテリー持続時間より、処理能力に重きを置いたのかもしれませんね。
バッテリーは45Wでかなり小さめ。前述しましたが、電源ケーブルが太くイカツイので純正を持ち歩くのは敬遠したくなります。
2019/12/4追記:プラグ接続時LEDが点灯し続ける
XPS-13 2in1付属のコンセントプラグを接続時、Type-Cケーブルの端子部分が点灯します。
一見すると通電状況がわかるのでいい気もしますが、充電していようがしていまいが点灯し続けます。
充電状況を確認するには、起動して確認する以外方法がなく、やや不便を感じます。
現行Macノートもなくなってしまったようですが、MagSafeのときは充電完了時インジケーターランプが緑に点灯するとか、充電中は赤(オレンジ)とか、本体に電源が入っていなくてもケーブル端子部分を見ることで、一目で大まかな状況を視認できます。
点灯し続けるぐらいなら正直ないほうがマシ。
技術的には可能だと思うので、MacがなくしたならWin機でもう一声頑張ってほしかったです。
※追記:本体で通電状況確認可能
普段画面を開いたまま充電していたので気づかなかったんですが、本体にもLEDインジケーターがありました。
通電状況は本体で確認できます。(失礼しました)
充電中は白色に点灯し、完了すれば消灯します。
開いたまま充電するとたまに誤作動を起こす(フリーズしたり、画面がチラついたりする)のは玉に瑕ですが、これで問題解決です!
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MacBook Pro13インチとのサイズ比較
比較対象が現行モデルではありませんが、現行モデルとサイズ比較しても同様に一回りスリムです。
上からだとちょっとわかりずらいですね。
先に向かって薄い設計になっているため、このぐらい差があります。
ヒンジ側はほぼ同じですが、カタログ値ではMacBookPro13インチが14.9mmに対し、13mmとなっています(ゴム部分が入ってないのかも?)。
重量はMacBookProが1.37 kgに対し、XPS13 2in1が1.33kgなのでXPS13 2in1の方がわずかに軽いです。
人によっては少し重いと感じるかもしれませんが、これまでも持ち運びには苦を感じていなかったので、充分ポータブルといえると思います。
ディスプレイが点いていないためわかりにくいものの(壊れて点きません)、ベゼル幅は雲泥の差。エンタメデバイスとしての没入感は、XPSの方が間違いなく上です。
上記画像でも厚みの差が見て取れると思います。厚みが違うだけでここまでスッキリするのかと正直驚きました。
気になった点・注意したほうがいい点
ある程度はすでに記述した通りですが、個人的に感じたのは下記3点。
- タブレットモード時がやや使いづらい
- スタイラスペンがなければ2-in-1である必要性が希薄
- インターフェースが少なめ
ではそれぞれ見ていきます。
タブレットモード時の使いづらさ
2in1タブレットは持っていますが、今回初めて2in1モバイルノートを購入しました(デュアルOSの2in1とは別)。
私の場合、タブレットでキーボード操作をそもそも使いたいと思わないので、外付けならキーボードを外してタブレットとして使用しますし、PCならPC利用でタブレットとして使うことはまずありません。
元も子もない話ではあるものの、上二つはつまり、私の使用用途として合致していないというだけの話なので、これからもしかしたらもっとフル活用するかもしれません。
ただ、やはり本体重量1.33kgは決して軽いとはいえず、一般的なタブレットと同じように手持ちで使うと一瞬で腕が疲れてきます。
そのため、タブレットとして手持ちで使用するときは、腕で支える形となってしまいます。
また、タブレットモードは、キーボード部分が背面に回るため、常にキーボードをムニムニしがち(これがなんともいえず気持ちいいw)。
まったりと使いたいタブレットモードなだけに、皮脂や油、埃などがそのまま付着・侵入してしまいそうなのも、本モードの使用頻度が低い理由です。
ペンなしでは2in1であることの希薄性
上記に付随しますが、(私の使用用途として合致していないがために)2in1である必要は少し薄いような気がします。
というより、本端末に限ったことではなく、すべてのコンバーチブルタイプのPCに言えることとも言えます。
本端末を利用するなら、オプションの「Dell プレミアム アクティブ ペン」のセット購入が、やはりおすすめです。
本体側面はマグネット機構になっており、使わないときはピタッと張り付けつことで、なくす心配もなく、オールインワンで持ち運ぶことも可能。加えて、スタイラスペンを利用すれば、高精度の感圧性(4,096段階)を利用したペン入力が可能となります。
インターフェースが少ない
最後のインターフェースに関しては、現行MacBook Pro13インチの下位モデルと似た構成のため、ややもの足りないと思う方もいるはずです。
ですがMacとは違い、microSDカードにも対応し、なおかつUSB Type-C to USB Type-A変換アダプターが付属しているので、モバイルノートとしては必要にして十分です。
単純に、Macは純正アクセサリーも高いですからね、庶民にはきついです(涙)。
余談ついでに最後にもう一つ。モバイルPCなので当たり前ですが、13インチのディスプレイのみだと作業環境としては限界があります。
もっと拡張性を持ちたいなら、やはりデュアルモニターがおすすめ。
画像は、Lepowという中華ブランドの15.6インチ FHD モバイルディスプレイでデュアル環境にしてみました。
カバースタンドも付属で携帯ゲーム機等にもばっちり対応。是非合わせてチェックしてみてください。
関連Lepow 15.6インチ FHD モバイルディスプレイ レビュー|実用性と携帯性に優れたお手頃おすすめサブモニター
Dell モバイル2-in-1ノートパソコン XPS 13 7390 総合評価
今回正直なところ「XPS 13 2-in-1 7390」を欲しくて買ったわけではなく(実際Macも素晴らしいデバイスで全く不便を感じていなかった)、壊れたから仕方なく買ったという感じでしたが、結果大満足です。
現在はワイヤレスの時代。まだまだ対応するものも少ないとはいえ、無線通信もWiFi 6 + Bluetooth 5.0にも対応しているため、今後数年は活躍すること間違いなし。
Dellのフラッグシップ機として恥じない、トータルしてかなり所有欲を満たしてくれるデバイスです。
【総合評価】 | |
製品名 | Dell XPS 2-in-1 7390 |
総合おすすめ度 | 4.9 |
これからの購入なら「XPS 13 9300」がオススメ
既に2019年リリースということで、「XPS 13 2-in-1 7390」はNewとも言えなくなりました。
著者のようにタブレットで使わないことが前提なら、2020年にとうとうリリースされたNew「XPS 13 9300」が間違いないです。
なにはともあれ、これでやっとAppleデバイスから脱却できました。
一応まだiOS端末残ってますが、もう全く使ってはいなかったので、当然AirDropなんかも使っていませんでしたし、Macも宝の持ち腐れ感はずっとあったんですよね。
これからはWindows&Androidで生きていきますw