巷で釣れると話題のダイソーのメタルジグ。
前モデルの「ジグベイト」に引き続き、現在は「ジグロック」という名前のメタルジグが店頭に並んでいます。
アングラーなら既に周知ですが、何を隠そう100均最大手チェーンのダイソーは、釣り用品も充実しているんです。
今回は、ダイソーのメタルジグことジグロックを、100均アイテムだけでDIYカスタムしていきます!
Contents
50%OFF以上の商品が目白押し!中には80%OFFも!
今年最後の特大セール!
Amazon Cyber Monday(サイバーマンデー)開催中です。冬のボーナスと合わせて、これを機会にお得にゲットしちゃいましょう。
ダイソージグ改造:100均アイテムでDIYカスタム
アングラーの悩みの種といえば、“ルアー高すぎ問題”。
ルアーの価格はピンキリです。
安すぎるものはそれなりの作りですし、製品自体のクオリティはもちろん、動きなどの性能面でも、一流ブランドのルアーに勝つことはできません。
しかしながら、ソルトウォーター用のプラグともなれば2,000円はくだらないですし、メタルジグも新品を買うとなれば700円前後します。
加えてジギングは、底(ボトム)を取ることが多いため、“根がかりの多い”釣りです。
初めていったポイントで、筆下ろしの初めの一投で“地球を釣った(根がかり)”なんてことも数知れず。
できる限りロストは避けたいものの、相手は自然です。釣りをするならルアーのロストは絶対に避けられないのも現実。
安く済まそうと思うと中古に白羽の矢がたつわけですが、中古も大して安くなく、ズタズタになったルアーが売価の3割引程度。コスパが高いとは決して言えません。
そこで活躍するのが、庶民の味方、100円均一こと百均です。
かねてより、アングラーの中では“よく釣れる”と話題になっているダイソーの釣り具。
圧倒的なコスパ力で人気カラーは品薄状態の店舗もあるそうです。
ただ、やはりそこは100均クオリティ。当然ながらイマイチな部分はあるため、カスタマイズが必要になります。
ダイソージグ(ジグロック)のラインナップ
ジグロック(JIG ROCK)ラインナップ | |
カラー | シルバー/グリーンゴールド/ブルーピンク |
サイズ(cm) | 6.5/7.5/8.0 |
重量(g) | 18/28/40 |
画像は28gと40g、それぞれのカラバリ。ちなみに、18gでもカラーは同じです。
また、ダイソージグに限ったことではありませんが、グリーンゴールドはグリキン、ブルーピンクはブルピンなど、略して言われることもあります。
サイズはほんの少し(5mm)ずつ大きくなり、ちょうど一回りずつ大きくなるイメージです。
ある程度遠投が必要なライトショアジギングでは、28gと40gを利用することが多いかもしれませんね。
ジグロックのメリットデメリット
お値段以上の商品が多い100均ですが、御察しの通り、100均アイテムは100均なりのクオリティなのは言うまでもありません。
まずはメリットから解説していきます。
100円なのでガンガン使える
メリットは当然のことながら安いこと。
前述の通り、開封後間もないルアーをロストすることはアングラーなら日常茶飯事。もちろん使用すルアー、フィールド、方法によってロストの割合は変わっていきますが、無くしても痛くないのは最高にして最大のメリットです。
普通に釣れる
もう一つは釣果が期待できること。
自身も何度か釣っていますが、普通に釣れます。重量のラインナップも3種類あるため、環境やフィールドによって使い分けられるのもメリットです。
※大物が釣れていない&画像がないため、信ぴょう性に欠けますがお許しください。釣れ次第アップします。
オールラウンドで使えるセンターバランス仕様
ジグロックは“センターバランス”のメタルジグです。
最近センターバランス型のメタルジグが店頭に多く並んでいます。その理由は単純で、オールラウンドに使えるからです。
フォールはゆっくりで、ひらひらと派手にアクションしてくれるので、青物だけでなく、ヒラメやコチ、ハタなどの根魚にも効果的です。
次はデメリットを紹介するわウホ!
塗装が弱い
塗装が弱くすぐに剥がれます。
今回身にしみましたが、シールを貼り直すためにシールを剥がしただけで画像のように塗装が剥がれます。
“個体差”のせいだったり、“塗装が強化された”との噂がありましたが、一回の釣行で塗装剥げするのはデフォルトと思ってください。
長く使うならコーティング必須です。
カラーバリエーションと種類が少ない
前述の通り、カラーは全3種、ラインナップはジグベイトとジグロックの2種類のみ。
グローモデルもなければ、カラバリも種類も豊富とは言えません。
選択肢が少ないのは迷わなくていいというメリットがある反面、選ぶ楽しさや使い方が制限されるとも言えます。
とはいえ個人的な意見を言えば、この部分はさほどデメリットには感じていません。
錆びやすい
画像は10gのジグロックに付属しているトレブルフックです。
釣行後は必ず真水で洗うようにしていますが、それでも錆びていきます。
スプリットリングも同様で、錆びには非常に弱く、狙う魚によっては(特に大物狙いなら)交換必須です。
トレブルフック・スプリットリングの強度不足
錆びに少し付随しますが、それ以前にフックもリングも強度不足です。
そもそも個体差があってはダメなんですが、ハリがかりが悪いフックや開きっぱなしのスプリットリングなど、作りのバラツキが多いです。
経験上、30cm前後の魚なら特に問題なく使えるものの、簡単にフックが伸びてしまったり、折れてしまうこともあります。
安心して釣りをしたいなら交換するのが賢明です。
ダイソージグDIYカスタムに必要なモノ
【必要なモノ】
- ダイソージグ(ジグロック・ジグベイト)
- 蓄光シール
- ホログラムシール
- トップコート
- (アシストフック)
これ以外にもあると作業が捗るものもいくつかご紹介します。
カッティングマット、針金(使い古しの釣り糸でも可)、カッター、そして画像にはありませんが、鉛筆や定規、ラジオペンチなどもあると便利です。
ちなみに、アシストフックは100均ではありませんが、最初から換える予定があるならあらかじめ用意しておいていいと思います。
ダイソージグDIYカスタム
モノが揃った後は、ダイソージグ改造に当たって準備をしていきます。
と言っても単純な作業なので誰でも簡単にできますのでご安心ください。
準備編
ここまで作る必要はないかもしれませんが、適当な空き箱に適当な長さ(箱のサイズに合わせた)の針金を張ります。
同時に適当にカットした針金でS字フックを作ります。
必要個数を適宜作成してください。
※余っている糸でもなんでも代用可能です。ちょうど我が家に針金が余っていたので流用しただけです。
下図は取り付けイメージです。
後ほど解説しますが、コーティングした後乾燥させる目的と、コーティング剤が垂れるのを防ぐ目的です。
次に不要なフックやスプリットリングを外していきます。
100均のメタルジグ付属のスプリットリングは弱いので、爪でも簡単に開ますが、フィッシングプライヤーがあると便利です。
ジギングをやるなら必須アイテムの一つですね。
型取り・貼り付け ホログラムシール編
ホログラムシールを型取りしつつ、必要な長さ・細さにカットし、メタルジグに貼っていく作業です。
鉛筆で“雑”に型枠を書いていきます。
一応両面取っておきました。
切り取った型枠をそのまま貼り付けます。
本来は目の部分も一度剥がして作業した方がいいんですけど、面倒臭かったのでそのまま貼り付けました。
注意!
“塗装が弱い”の章でも記載しましたが、塗装は簡単に剥がれます。シールを貼り付けて剥がすと剥がれてしまう貧弱な塗装なので、シールを貼る際は慎重に行ってください。
次は少し遊び心と変化を加えていきます。先ほど切り取ったものをさらに半分にします。
両面欲しいので2枚でワンセットです。
貼り付けイメージは下図の通りです。
これで(なんちゃって)アカキン、(ヘッドではないですが)レッドヘッドカラーの出来上がりです。
そして忘れてはいけないのがメタルジグでは定番の、ゼブラカラーです。
5mm程にカットしたホログラムシールをカットし、貼り付けていきます。
ふくらみが出たりするのであまり推奨はしませんが、細い一本のシールをクルクル巻いてもゼブラ柄になります(右図)。
型取り・貼り付け 蓄光テープ編
ダイソーの蓄光テープは他にも種類がたくさんあります。
ただ、メタルジグ同様店舗によっては品薄の場合もあるのでご注意ください(著者は3件はしごしました)。
ホログラムシール同様、適当なサイズにカットしたシールを貼り付けるだけ。
今回は幅5mm程度にして貼り付けてみました。
ゼブラだけでは芸がないので別の試みも。
丸型のシールが欲しかったんですが、在庫切れだったため自分でカットしてペタペタと貼り付けました。
これで釣れるか不明ですが、イワシカラーやパーマークを何となくイメージしつつ。
というわけでかなり雑ですが、シール貼りは完了です。
仕上げ コーティング・乾燥編
先に言ってしまうと、失敗しました。
今回はコーティングにマニキュア用のトップコートを使用しましたが、できればウレタンを使ってください。
理由は単純で、2度塗り3度塗りしなければならないため、(数が多いと)面倒で作業時間もかかります。
また、しっかりと換気をすることと、1回目は特にベタ塗りは避けサッと塗るようにしてください。※理由は後述
では作業に入っていきます。
と言ってもただ塗るだけです。
半面塗ったら乾かし、乾いたらもう片方の面を塗り、上面底面も塗り乾燥。これを繰り返し3回ほど行いました。
速乾性タイプであれば、10分しないうちに乾きます。
ここで先ほどの注意点。下図は、1回目をベタ塗りしたことによる失敗例です。
実際のところ真偽はわかりませんが、おそらくベタ塗りしたことが原因で、塗装が浮いてひび割れました。
それだけ弱い塗装とも言えますが、こうなると輝きが失われ、本来の集魚効果を得られないかもしれません。
加えて前述の通り、マニキュアの小さいハケでは作業効率が悪く、4面塗って乾かしての作業が思いの外時間がかかります。
その間匂いもキツイですし、数にもよりますが効率よくサッと作業するなら素直にウレタンコート利用をお勧めします。
今回はそのままコーティングを重ねています。
最終確認 フック取付
作業自体はほぼ終了です。
ですがこのままでは釣りができないので、フックを取り付けていきます。
今回カスタムしたメタルジグは全部で12個。トップコートはちょうど全部使い切るぐらいでした。
数は足りるだろうと適当に買ったアシストフック。
本当はフロント2、リア1のシステムで組みたかったんですが、案の定足りませんでした(ジグを何個持っていたか忘れていたため)。
とはいえ、これで釣りに行ける態勢が整いました。
追記:使用後の感想
普通に釣れますw(後日釣果アップします)
ただ、正直マニキュアコーティングは弱いです。1日釣行で余裕でボロボロになります。
しっかりとコーティングしたいなら、やはりトップコートではなく、ウレタンを使った方が間違いなくもちはいいです。どうせボロボロになるなら、100均ジグを使う際はデフォ利用が楽かもしれません。
実際釣果もさほど変わりませんのでw(元も子もないw)
とは言え、何もしないよりは多少持ちがよくなるので、労力を多少かけてもいいという方はぜひ挑戦してみてくださいね。
広告
あとがき
ここまでやると思い入れができてしまって、ロストした時の悲しみは高いルアーを無くした時のソレに近いものがある気がしてなりません。
ですが、かかっている費用は雲泥の差。
これだけ作っても一個あたりの単価は150円に満たないと思います。
できるだけお金をかけず、自分でカスタマイズしたルアーで釣ることが出来れば、喜びもひとしおです。
最後に反省点を踏まえ、注意点をまとめておきます。
ジグロック改造まとめ
トレブルフックとスプリットリングは要交換
塗装は弱いため一度シールを貼ったらできる限り剥がさない(もしくは全て削ってカスタム)
シールは長いままだと浮いてしまうためしっかりカットして貼る
トップコート、ウレタンコートを使用する際は換気必須
トップコートはベタ塗りせずサッとひと塗りする
古くなって塗装が剥げてズタズタになったジグも同じようにカスタム可能です!
エンジョイフィッシングライフ!