※GearBest様よりサンプル提供
ミドルハイスペックスマホで多く採用されていたMediaTek社の「Helio X20」。高性能CPUなだけに、最近は中華タブレットで散見するようになりました。
今回は、スペック紹介に引き続き、「CHUWI Hi 9 Air(CWI546)」の実機レビュー、ならびに評価や感想を詳しく紹介していきます!
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スペックは下記よりチェック
コスパ抜群の高性能10.1インチ2Kディスプレイタブレットウホ!価格はなんと2万円ちょいウホ!
その上4G LTE対応だからメインデバイスとして使えちゃうし人気の理由も納得ウキ!
Contents
CHUWI Hi 9 Air 実機レビュー
CHUWIといえば、中華端使用の購入障壁の一つ、技適マークが付いていないという問題をクリアしている(唯一と言ってもいい)ブランドです。
今回レビューする「CHUWI Hi 9 Air」も、もちろん技適マークが入った製品です(認証番号の記載がないため本当に取得しているかは不明ですが)。
その上コスパがとにかく高い!シャープ製10.1インチ2K(2,560 x 1,600)の高解像度ディスプレイ、4G LTE対応、Helio X20を搭載したミドルハイスペックタブレットです。
既存モデルの「Hi8 Air」や「 Hi9」と比べてさらに実用性が高まっており、現行CHUWI製タブレットの中では一番“買い”のモデルではないかと思います。
OSはAndroid 8.0(Oreo)の最新バージョン。PIP(ピクチャーインピクチャー)や絵文字刷新・追加、オーディオのコーデック追加など、最新バージョンならではの新機能を存分に味わえます。
また、カメラはリアにフラッシュライト付き13.0MP、フロントに5.0MPカメラを搭載。中華タブレットにしてはカメラ性能の充実度が高いモデルです。
筐体はアルミニウム合金を用いた厚み7.9mmの薄型仕様、丸みを帯びたボディでスタイリッシュに仕上がっています。
8000mAhバッテリーを搭載、デュアルバンドに対応しているのも高評価ポイントの端末です!
【CHUWI Hi 9 Air】
- 2万円強のハイコスパモデル
- 2K高解像度ディスプレイ
- 8,000mAhバッテリー
- 端末がやや熱を持ちやすい
- 指紋が目立つ
通常価格:$199.99(¥22,506)※2018/06/24現在のレート
国内流通しても売れそうな実用性の高いハイコスパ10.1インチディスプレイタブレットウホ!
技適マークあり、スタイリッシュかつ高解像度で死角なしという感じのAndroidタブウキ!
化粧箱・パッケージ
CHUWIはシンプルな化粧箱ですがパッケージングがしっかりしています。化粧箱にはフィルムも付いていましたが、反射してしまうためすでに取り除いてあります。
よくよくみてみると、今回入手したのは「European version」みたいですね。
外箱にも技適マーク(認証番号の記載なし)含め、認証済みのロゴが数々記載されています。本製品についての真偽は不明ですが、過去モデルに関しては技適マークを取得しています。
確認!【技適認定済み】CHUWIタブレット・ノートパソコンまとめ|技適厨のためのおすすめモバイルガジェット
※2018/6/25現在、本端末(CHUWI Hi 9 Air)の証明書は発行されていません。ご購入の際は自己責任の元ご使用ください。
製品サイズに合わせて固定されていて、箱内でカタカタ動くことがないしっかりした作りです。
上箱にもスポンジが用いられており、輸送中の耐衝撃にも配慮されています。
パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 * CHUWI Hi 9 Air 本体
- 1 * 充電アダプタ
- 1 * USBケーブル
- 1 * 保証書
- 1 * 製品検査報告書
- 1 * 適合証明
- 1 * ユーザーマニュアル
アダプタはCタイプのコンセントプラグ形状です。純正のアダプタを利用したい方は変換プラグを別途揃える必要アリ。
珍しく紙媒体が少し多めです。上から取扱説明書、保証書、検査報告書、適合証明です。
マニュアルは中国語と英語ですが、「注意事項」の項のみマルチリンガル対応。
なぜここだけ?という問題はさておき、日本語にも対応しており、さすが日本の技適マークを取得しているだけのことはありますね。
外箱持った瞬間にわかる、「これいいやつやん!」ウホ!
中華端末のクオリティが上がったとはいえ、細部まで配慮されたメーカーは少ないウキ!CHUWIは全体的に国内流通しててもなんらおかしくないクオリティウキ!
CHUWI Hi 9 Air 使用感
筐体・デザイン
CHUWI Hi 9 Airのカラーバリエーションはブラック一色のみ。前面には5.0MPのカメラ、裏面にフラッシュライト付き13.0MPのカメラが付いています。
左側面に電源ボタン、音量調節ボタン。
右側面には何もありません。
ボトムも同様にフラット。
タブレットなのでデザインは没個性的ではあるものの、アルミニウム合金をマットに仕上げており、落ち着きある雰囲気です。
上部に3.5mmイヤホンジャック、MicroUSBポート、左右にスピーカー。
スタイリッシュに仕上がっていますが、カラーのせいもあり指紋がかなり目立ちます。専用ケース(カバー)があった方がいいかもしれません。
SIMスロットは上部をパキパキと外して開ける仕様。比較的簡単に取り外しできます。ただ、爪が折れたら修復不可能なので、個人的にこの仕様はやや不満。
SIMはDSDS対応のデュアル(Micro)SIMです。4Gも問題なくキャッチしました。ストレージ拡張はMicroSDカードにて最大128GBまで可能です。
注意
こちらの記事でも簡単に紹介しましたが、このSIMスロットの仕様はアタッチメント付きSIM(※SIMパンチなどでサイズ変更したSIM:下記URLご参照ください)は100%引っかかります。著者は分解して取り出しましたが、十分ご注意ください。
SIMスロット周りの収まりは綺麗だけどここだけプラスチック(樹脂)製だから折れやすいかもしれないから注意ウホ!
普通の人なら気にならないレベルだけどここだけちょっと浮く感じはするウキ!
ネットワーク(接続性)
ネットワークタイプ | FDD-LTE,GSM,WCDMA |
GSM | 2/3/5/8(1900.1800.850.900) |
WCDMA | 1/2/5/8(2100MHz.1900MH.850MHz.900MHz) |
FDD-LTE | 1/2/3/5/7/8/20(FDD:2100MHz.1900MHz. 1800MHz.850MHz.2600MHz.900MHz.800MHz) |
TDD-LTE | 40(2300MHz) |
対応バンドは中華端末に相性のいいソフトバンク・ワイモバイルならバッチリです。LTE・3G共に主要電波のB1/8を網羅しているため、実用性に長けています。
ドコモ回線に加え、ソフトバンク回線も開始したLINEモバイルなら、(期間限定で)通信料も激安です。タブレットのようなデータ利用メインだけなら、数百円で済む通信専用のSIMガチでおすすめです!
ドコモ回線の場合、LTEは主要バンドB1/B3に対応、3GはB1の主要電波のみ。auは残念ながら非対応となります。
著者がドコモ系のMVNOをメインで使用しているので、オススメのMVNOもご紹介しておきます。
ドコモ系MVNO一部紹介 | |
おすすめ度: 3.9 ※楽天ポイントが溜まる・使えるのが最大のメリット |
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おすすめ度: 4.2 |
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おすすめ度: 4.0 |
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おすすめ度: 4.0 |
ほとんどの中華端末は技適マークがありません。中華(海外)端末を利用は自己責任になりますのでご注意ください。
よくある中華端末の対応バンドだけど、タブレットだからWi-Fi環境下で使用するシーンが多いんじゃマイカウホ?
DSDSにこだわる必要もないし、やっすーいドコモ系の通信専用の格安SIMでも突っ込んでおけばOKウキ!
ディスプレイ・ファームウェア
2K(2560 × 1600)の高解像度ディスプレイは伊達じゃありません。同じインチサイズVOYO i8 Maxの1920 × 1200ピクセルと比べて明らかに鮮やかさがあります。
合わせて読みたい
スマホではドット数が多かろうが少なかろうが、ある一定のスペック以上であれば、そこまで鮮やかさなどの違いは感じられません。
しかしながら、ディスプレイサイズの大きいタブレットでは顕著です。
AMOLED(有機EL)ディスプレイほどではないにしても、発色がよく視認性もバッチリです。
ファームウェアはカメラフォルダすらない素のシンプルなAndroid。
デフォルトの(プリインストール)アプリも必要最低限しか入っていないので、必要なアプリは適宜入れて使いやすいようにアレンジするのが吉です。
ちなみに何かしらのアプリを入れてもいいんですが、画像はファイルマネージャーから探せます。
CHECK
画像を確認する場合は「ファイルマネージャー」→「DCIM」や「Pictures」などから選択可能です。
メモリ・ストレージ容量
やはり、メモリは4GBあると余裕があって安心できますね。
いくつか(PUBG他、データ容量の多い)アプリをインストールしてしまっているので、多少の前後はありますが、端末入手時点のストレージは約8GB(うちシステムが6.9GB)占めていました。
欲を言えば128GB欲しいところだけど拡張できるし問題ないウホ!
なんだかんだ言って4GB + 64GBの組み合わせが一番多いしちょうどいいウキ!
ベンチマークスコア
今回も「AnTuTu Benchmark」、「Geekbench 4」両者でスコアチェックしていきます。
ミドルハイスペックスマホ(タブレッド含む)に搭載されるHelio X20(MT6797)。AnTuTuの過去のテストでは9万点前後叩き出しています。おそらく今回も近いスコアが予想されます。
AnTuTu Benchmark
「CHUWI Hi 9 Air」のAnTuTuスコアは102,854、CPUが45,599、GPUが25,203という予想を上回る結果でした。
あくまでもベンチマークスコア上ですが、CPUやGPU共に優れた処理能力を保持しているのが伺い知れます。
Geekbench 4
CPUはシングルコアが1,546、マルチコアが4,620で、GPUは3,466という結果でした。
SNSはもちろん音楽再生や映画鑑賞などのストリーミングやブラウジング、データ容量のそこそこ多い3Dゲームも、一切ストレスを感じることなくサクサク使えます。※ゲームにもよります
試しにPUBGをプレイして見たところ、目立ったラグもそこまでなくソコソコ快適に遊べました(低解像度モード)。気にならない程度ですが、時々ほんの少しカクツキがあります(PUBGだとそれが致命傷ですけどw)。
この大画面で重めのゲームがサクサク楽しめると最高ウホ!
ハイスペなのは言うまでもないけど、ちょい使いだけでは勿体無いスペックウキ!
カメラ性能
カメラ性能は正直微妙です。こうしてみると十分綺麗にも見えますが、バックカメラは同じ画素数でもVOYO i8Maxの方がより自然な描写でした。
飛び抜けてはいないものの記録媒体として充分といった程度で、ALLDOCUBE X1(T801)のカメラ性能と同じ印象です。
インカメラに至っても同じで、少し寒色が強い印象を受けます。
ただ、光量さえあればセルフィーも充分綺麗ですし、アプリなどを使って加工すればインスタ映えするような写真も普通に撮れると思います。
あとは好みにもよるので一概には言えないものの、"Not too bad(悪くわない)"が妥当なカメラ性能です。
中華タブレットのカメラ性能はどんどんよくなってきてるウホ!
タブレットでカメラを使う機会はそこまで多くないかも知れないけど一定以上のクオリティは欲しいウキ!
マルウェアチェック
スパイウェアやマルウェアを高精度で検出してくれる「ESET」のアプリでチェックしていきます。
Hi 9 AirのAndroidのバージョンは8.0と最新ですし、CHUWI製品でこれまでウィルスを検出したことはありません。問題なくフル活用できますね。
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気になった点・注意したほうがいい点
「CHUWI Hi 9 Air」は目立ったマイナス点が見当たりません。同サイズ&同スペックのタブレットの中では一番バランスよく仕上がっていると思います。
粗探しをしても取るに足らないことですが、2点だけ注意点です。
重量がある
中華端末では毎度のことですが、Hi 9 Airも560gとそれなりの重量。軽量化をもう少し頑張って欲しいです。
フラッグシップモデルともなれば軽量化に力を注いでいるブランドもありますが、この部分は全体的に見てもやや手薄。ディスプレイサイズからしても、500gを切るか500g前半ぐらいまでにとどめて欲しいですね。
SIMスロット周りの立て付けが弱い
SIMスロットカバー(樹脂)がよくみると浮いています。
ツメが引っかかればパキッと音がするのでこの状態でしっかりとハマっています。この収まりで全く問題はありません。
ただ、少しパカパカしていて立て付けが若干弱い印象を受けます。
また、筐体・デザインの章末尾の「注意」の部分でも記載しましたが、このタイプのSIMスロットは“SIMが入り込むと取るのが大変”です。次モデルがあればSIMピンを使うタイプに改良して欲しいです。
あと大きいのとカラーのせいもあるけど指紋が目立つウホ!気になる人はケースやフィルムを活用するウホ
無理やり“粗探し”しただけだからさほど気にする必要ないウキ!正直予算が合えば(合わなくても)オススメのタブレットウキ!
CHUWI Hi 9 Air 総評
「CHUWI Hi 9 Air」のスピーカーは上部にステレオスピーカーが配置されています。ボトムに配置されることが多いスピーカーを、上部に配置しているというのが少し新鮮でした。音の広がりを念頭においての仕様かもしれないですね。
最大ボリュームでもやや音が小さい印象はあるものの、音がビビることもなく音質はソコソコです。
また、記事内で何度か紹介している同SoC搭載、“なんちゃってSurface”こと「VOYO i8Max」と厚みを比較するとこれだけ違います。
仕様用途は異なる端末ですが、筐体デザインは薄型スタイリッシュに仕上げています(厚み:7.9mm)。
MT6797 ( Helio X20 )搭載タブレットの中では、トータルコストパフォーマンスは最強の端末と言えるかもしれません。※2018年6月現在
メインタブレットとして長く使っていこうと思います!
追記:しばらく使用してみて
「CHUWI Hi9 Pro」のレビューでも記載しましたが、本端末は手放しに最高と言える端末ではありません。
同スペック同SoCを搭載している上記端末の実際のユーザーさんの声を聞くと、ゲーミングは及第点、ファイル整理用アプリが重い、メモリ解放アプリの効果が希薄、そしてブラウジングすら重いとのご指摘でした。
どうやら端末に当たり外れがあるかもしれません。
というのも、著者の手元の端末の総合評価は、「CHUWI Hi 9 Air(今回のレビュー商品)<「CHUWI Hi9 Pro」です。
使用当初は不満を感じませんでしたが、しばらく使っているとモッサリしていきます。
使用用途は主に動画視聴。子供用タブレットと化しているので、YouTube(Kids)、Amazonプライム(映画)、子供用アプリを使うぐらいです。
真相はわかりませんが、せっかく技適もあるわけですし、コスパの高い端末なだけにやや残念です。もう少し品質管理を徹底して欲しいと思います。
【総合評価】 | |
製品名 | CHUWI Hi 9 Air |
総合おすすめ度 | 3.3 |
※▲GearBestへのリンクです。
また、上図の表示価格は過去のものです。実際はもっと安くなっている場合もありますのでぜひご自身の目でチェックしてみてください!
あらゆる面にほぼ死角なし、完成度とコスパも言うことなしのデバイスで大満足ウホ!
Type-Cが主流となってきた時代にMicroUSBはちょっと残念だけどこれも取るに足らないウキ!グッドプロダクトウキ!
あとがき
海外サイトを覗いてもまだ保護ケースのバリエーションがほとんど無いですね。メインタブとしてガシガシ使っていきたいので、ここのラインナップも充実して欲しいものです。
クラファンで資金が集まった小型ゲーミングPCの「CHUWI HiGame」も気になりますし、CHUWIはますます目が離せないメーカーになってきましたね。