※Hekka様よりサンプル提供
「映画や動画、ゲームを含めたエンタメをより大画面で視聴したい」と思ったら、まず思い浮かぶのがプロジェクター。
コンシューマー向けの廉価モデルであれば1万円以下でも導入でき、耐用年数等はさておき大画面モニターを購入するよりずっと安く収まります。
今回は、廉価モデルながらAndroid搭載でエンタメからプレゼンまで幅広く使える「(BEAMER) C80 Series」こと、小型スマートプロジェクターのレビューをしていきます。
Contents
C80 プロジェクター インプレッション
冒頭にも言った通り、1万円以下の中華廉価プロジェクターは、ほとんどのものが1080Pと表記しつつも実は720P HDだったりします。
ただ安いながらも接続ポートは比較的充実していて、デバイス間の互換性も良く、ルーメン数による明るさ補正や、Wi-Fi、Bluetooth接続の可否などでデバイスとしての差が出ている印象です。
現在は1万5千円も出せばフルHD対応モデルもあり、輪郭がくっきりした高精細な投影をしてくれます。
そんな廉価モデルでも充分活用できますが、
- ワイヤレス接続できるかどうか
は大きな違いです。
今回紹介する「C80」は、
- 最大120インチ投影
- 解像度1280×720P
と解像度は正直高くないものの、WiFiやBluetooth接続はもちろん、Android搭載なのでスマホタブレット間でのミラーリングはじめ、本体のみでも色々楽しめるスマートなデバイスとなっています。
クーポン【inactivism10】で$10 OFF
タイトルにもある通り、今回はシンガポールを拠点とした「Hekka」という海外ガジェット通販サイトを利用しています。
まだまだスタートアップで、商品点数はやや少な目ながら、XiaomiやOnePlusといった有名ブランドから、中華サイトでよく見かけるブランド、またAliExpressより安価な製品や海外サイトならではの面白い製品を多数扱っています。
注意点としては、基本英語表記で納期が約2週間程度かかるといったところです。
スペック紹介
C80 Series | |
ブランド | BEAMER |
画像形式 | 16:9(ワイドスクリーン) |
解像度 | 1280 x 720P |
対応解像度 | 480i,480P,576i,576P 720P,1080i,1080P |
コントラスト比 | 10K:1 |
アスペクト比 | 16:9/4:3 |
投影方法 | LED |
台形歪み補正 | 15° |
メディアフォーマット | MPG,AV,TS,MOV,MKV DAT,MP4,VOB,MP3,WMA,AAC,M4A JPG,JPEG,BMP,GIF,PNG,TXT,LRC |
接続性 | HDMI x 1 USB x 2 VGA x 1 AV out x 1 Audio out x 1 |
電源 | DC 12V, 5A |
サイズ | 190 × 160 × 70mm |
重量 | 900g |
※取説から抜粋
製品の特徴・概要
商品ページの記載と取説のスペックに相違点はいくつかありますが、何度か言ってる通りザックリいうと、
- Androidベースの720P対応小型プロジェクター
です。
おもちゃっぽさは否めませんが、USB端子2つにHDMI端子やVGA端子、AV/オーディオ用の3.5mmジャックなど有線接続にはひと通り対応しています。
1280 × 720Pと解像度は決して高くないため、引き伸ばせば伸ばすほど輪郭はぼやけてしまうものの、視聴対象によっては充分許容できると思います。※実際使ってみての感想(後述しています)。
ズーム機能はなく、15°の台形歪み補正や3脚用1/4ネジ、そしてリモコンは付属。
搭載スピーカーの音質は決して良くないので、有線無線問わず音質の向上を推奨しておきます。
Androidベースなのでデバイス単体ではもちろん、様々なデバイスとの互換で幅広い利用が可能な、楽しいプロジェクターです。
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タイトルにもある通り、今回はシンガポールを拠点とした「Hekka」という海外ガジェット通販サイトを利用しています。
まだまだスタートアップで、商品点数はやや少な目ながら、XiaomiやOnePlusといった有名ブランドから、中華サイトでよく見かけるブランド、またAliExpressより安価な製品や海外サイトならではの面白い製品を多数扱っています。
注意点としては、基本英語表記で納期が約2週間程度かかるといったところです。
- 真っ暗視聴なら細部まで表現
- 音量が大きく外付け不要で単体で使える
- Androidベースでフレキシブル
- 解像度が低く粗めの画質
- 音量は大きいが音質は低品質
C80 LEDプロジェクター 実機レビュー
海外配送ではよくあることですが、化粧箱の角はガッツリ潰れていました。
ただこれに関しては、販売元(発送元)の問題というより郵送の問題なので、輸送時の衝撃から製品を守るためにはメーカーの梱包資材に頑張ってもらうしかないですね。
というわけで、早速開封してきます。
化粧箱・パッケージ
ノーブランドと思いきや「BEAMER」というブランドのようです。
"PORTABLE PROJECTOR"と記載がある通り、ギリギリ携帯できる弁当箱サイズが予想されます。
内装に意匠はなく、箱潰れがあっても全く問題がない堅牢な梱包資材に包まれています。
【パッケージ内容】
-
プロジェクター × 1
-
リモコン × 1
-
電源ケーブル × 1
-
レンズキャップ × 1 ※本体に装着
-
取扱説明書 × 各1冊
-
クリーニングクロス × 1
※取説にはAVケーブルも付属品として掲載されていますが同梱なし。
マニュアルはENGLISHバージョンなので、当然全編英語です。
筐体・デザイン
C80本体
上面に電源ボタンを配置。
筐体は全て樹脂製。プラスチッキーな安っぽさは否めませんが、上面は"X"で分割され2面ヘアラインに仕上げるなど意匠が感じられます。
レンズキャップも樹脂製で、レンズ枠にちょうど収まる半透明のカバーです。
側面に、フォーカスリングと台形歪み補正(キーストーン)リング。
ツマミがある方が、台形歪み補正です。
一般的なプロジェクターと同様、フォーカスリング(ダイヤル)を回すと、レンズが前後する仕組みです。
接続部分のファンクションは背面に集約。
画像向かって右からVGA、HDMI、2つのUSB接続ポート、AV out、オーディオの3.5mmジャックが配置されてます。
加えてUSBポートとジャックの間に赤外線センサーと、下部にDC電源用差込口があります。
ケーブル長は1.2m程度とそこまで余裕はないので、設置場所はある程度制限されるかもしれません。
底面前方に、開閉式スタンドとそのすぐ近くに三脚用の1/4インチネジ。
気持ちばかりのスタンドですが、設置場所次第では15°の台形歪み補正機能と合わせて使うとよさそうです。
製品ラベルの仕様に"720P Android Smart Theater"、"Resolusion:1280x720Pixels"とはっきり記載されています。
商品ページ(同一製品を扱う他社含む)には1080Pと記載があったりしますが、実際は720Pです。
リモコン
リモコンは、FireTV Stick他スマートデバイスらしい形状です。
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ボタンは、ON/OFF、入力、決定、上下左右、ミュート、再生/一時停止、戻る、回転(反転)、音量調節といった、直感的でわかりやすいシンプルな構成です。
因みにリモコンは単4電池2本対応。同梱されていません。
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C80 LEDプロジェクター 使用感・評価・感想
明るさもコントラストも良好
早速起動し、Wi-Fiも繋げていきます。画像の投影距離は1m~1.5mほどなので40インチ前後といったところでしょうか。
【投影距離の目安】
- 38インチ@120cm
- 59インチ@180cm
- 84インチ@250cm
- 138インチ@400cm
画像の通り、デフォルトでYouTubeやKODI、NETFLIX、WPSなどがインストールされていて、リモコン操作にも最適化されています。
Androidベースなので日本語化、画面の明るさその他設定内で容易に行えます。
スクリーンではなく、壁に投影しているためざらつきや輪郭もぼやけ気味ですが、思いのほか鮮明です。
因みに今回撮影時は日中で、快晴。遮光カーテンで暗所にしているとはいえ、木漏れ日も差している状態。
正直使用前は期待していなかったものの、見るに堪えないということは全くなく、字幕含めテロップなど文字も問題なく読めます。
今回の発注先であるHekka含め、本デバイスを取り扱うショップページの仕様は誤記載(または相違)も多く、ルーメンや画素数などマニュアルに記載がないものも掲載されています。
そのため、あくまでも筆者の所感に過ぎませんが、暗所環境さえ作ることができれば充分実用的に使えます。
あらゆるエンタメが1台で完結
デフォルトでアプリはいくつか入っていますが、そもそもAndroid搭載モデルなので、プライムビデオもアプリを落とせば無線で視聴可能です。
ゲームはHDMIで接続。
遅延はもちろんなく、普通にモニターとして使えます。
音質はというと、5Wスピーカーが1基なので、音場の広がりはなく低音の重厚感は皆無です。
お世辞にも高音質とは言えませんが、高音域の主張が強く音量は大きめで音割れはしないので、本体だけで使ってもいいかもしれません。
より本格的なホームシアターが理想なら、有線無線問わず別途スピーカーを用意するか、ヘッドホンなどで視聴した方が臨場感を味わえます。
アプリを使えばミラーリングも可能
他にも方法はあるかもしれませんが、本デバイスはAndroid搭載。
「ApowerMirror」を利用して、ミラーリングも試してみます。
使用方法は割愛しますが、本アプリにて同じWiFiネットワーク内ならAndroid同士でもiOS端末でもミラーリングできます。
というわけで先ほどのスマホ画面が、そのままプロジェクターで出力されています。
ミラーリングできてしまえば、本デバイス使用時にケーブルは最早必要ないですね。
スマホで遊んでいるゲームなども大画面でそのまま使えるのはもちろん、プレゼン他ビジネスシーンでも活用できます。
気になった点・注意したほうがいい点
- Androidとしては必要最低限
- 720P相応の解像度
気になったのは、上記2点です。
Androidとしては必要最低限
今回のモデル「C80」のストレージは1GB RAM + 8GB ROMと心もとないです。
プリインストールアプリやシステムで半分ぐらいはデフォルトで占有されてしまっているので、いくつもアプリを入れたいなら外部デバイスを活用するのが賢明。
また、通常使用であれば付属リモコンで事足りますが、アプリによってはキーボードが欲しくなります。
外部デバイスとBluetooth接続できるので、その点は杞憂といえるかも知れません。
システムについてもう一点付け加えると、本機のAndroidバージョンは6.0と古く、セキュリティ面もやや心配。
更に言えば、普通にWi-FiやBluetooth接続は難なくできますが、技適は海外スマホ同様にありません。
Amazonや楽天などの怪しい中華デバイス同様、自己責任にて注意して使用してください。
720P相応の解像度
敢えて明るい環境を作って、悪意を持って撮影していますが、ある程度暗さがないとプロジェクターとして機能しません。
また現在3mほどの距離で投影させているため、100インチ前後のサイズとなっていますが、遠くなればなるほど“くっきりはっきり”とは言い難いです。
文字は難なく読めますし、明るさも精細さも筆者的には大満足ですが、4K信者には間違いなく粗く明瞭さに欠けるはずです。
筆者も4Kモニターを普段から利用している身です。
とはいえあの明るさと高精細さがあまり好みではなく、輝度を出来るだけ下げて使用している偏屈者なので、ある程度割り切れない人にはおすすめできません。
C80 LEDプロジェクター 総合評価
後日三脚を使って取り付けてみたところ、安定感もあり問題なく設置できました。
画面も反転回転できるので、設置場所もそこまで限定せずに使えます。
現状壁に映してしまっているので、スクリーンに投影してみたくなるとともに、今後は通信せず有線でたっぷり楽しみたいと思います。
【総合評価】 | |
製品名 | 720P Android Smart Theater |
総合おすすめ度 | 4.0 |
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タイトルにもある通り、今回はシンガポールを拠点とした「Hekka」という海外ガジェット通販サイトを利用しています。
まだまだスタートアップで、商品点数はやや少な目ながら、XiaomiやOnePlusといった有名ブランドから、中華サイトでよく見かけるブランド、またAliExpressより安価な製品や海外サイトならではの面白い製品を多数扱っています。
注意点としては、基本英語表記で納期が約2週間程度かかるといったところです。