サイズや重量を捨てて、強靭性や堅牢性に重きをおいたスマホも一定数のニーズがあります。
アウトドアユースや現場作業員など、タフな環境でガジェットを触りたい人にとっては、薄型軽量大画面より、タフさが重要です。
今回は、トレンドとパフォーマンスを維持しつつ、IP68防水防塵規格に対応したタフネススマホ「Blackview BV9000 Pro」のスペックをご紹介していきます!
Blackview BV9000 Pro 概要
BLACKVIEWはアウトドアで本領を発揮する、いわゆる“頑丈スマホ”のライナップが多いメーカーです。今後はフラッグシップ機のラインナップも増えていくとは思いますが、現在はロースペック〜ミッドハイスペックのデバイスがほとんどです。
BVシリーズは、その名の通り、BLACKVIEW社の頭文字を取っている主力製品。
その主力ラインナップの中の一つ、BLACKVIEW BV9000 Proは、BV5000、BV6000、BV7000、BV8000、BV9000(Proは割愛)と続く最新モデルです(※2018/1/12現在)。
SoCはMediatek社のMTK6757CD Helio P25を搭載し、Antutuスコアで6万点台のミッドレンジ〜といった位置付けの端末です。縦長5.7インチディスプレイ画面比率18:9、6GB RAM + 128GB ROM、デュアルカメラ、顔認証機能など流行をしっかり抑えています。
そして何より、防塵がJIS保護等級6級、防水はJIS保護等級8級のIP68に対応しているのが本製品の魅力です。
スペック紹介
Blackview BV9000 Pro スペック | |
ブランド | BLACKVIEW |
モデル | BV9000 Pro |
寸法 | 16.20 x 8.11 x 1.34 cm |
重量 | 254g |
カラー | Stone Grey / Ice Silver / Sand Gold |
OS | Android 7.1 |
CPU | MTK6757CD Octa Core 2.6GHz |
RAM + ROM | 6GB + 128GB / 128GB |
ディスプレイ | 5.7インチ IPS (1440 x 720) |
バッテリー容量 | 4180mAh |
カメラ | リアカメラ:13MP + 5MP デュアルカメラ インカメラ:8MP |
SIMカードスロット | Dual SIM, Dual Standby ( |
ネットワーク | 2G: GSM 1800MHz,GSM 1900MHz,GSM 850MHz,GSM 900MHz 3G: WCDMA B1 2100MHz,WCDMA B8 900MHz 4G LTE: FDD B1 2100MHz,FDD B20 800MHz,FDD B3 1800MHz,FDD B7 2600MHz,FDD B8 900MHz |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
カバーガラス | Corning Gorilla Glass 5 |
ポート | Type-C, デュアルMicroSIMスロット |
その他機能 | IP68, タッチID, FACE ID, QC(急速充電) |
対応言語 | 英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポーランド語、ポルトガル語、イタリア語、ノルウェー語、日本語、その他 |
防水テスト
耐久性テスト
製品の特徴
すでに概要は掴めたと思いますが、さらに詳しく特徴を見ていきます。
そこらへんのミッドハイデバイスと遜色ないスペックなので、メイン機として利用しても対応できるはずです。頑丈スマホご検討中の方はご参考ください。
耐久性と流行を抑えたディスプレイ
アスペクト比18:9による縦長ディスプレイで、5.7インチの大画面を実現。そして耐衝撃性に定評のあるGorilla Glass 5(ゴリラガラス5)を採用しています。
今でこそスマホのディスプレイも5.5インチ以上が主流ですが、BV8000から確実に進化してきています。
環境にもパフォーマンスにも妥協無し
チップセットはMediatek MTK6757CD Helio P25 8コアです。これまでも同SoC搭載のスマホには幾度となく触ってきましたが、Antutuで6万点以上なら比較的何でもストレスなく使えます。
進化したカメラ性能
BV9000はダブルレンズを採用、リアカメラは13MP + 5MPのデュアルカメラとインカメラ8MPと、計3つのトリプルレンズとなっています。
夜にこそダブルレンズが本領発揮するようです。
最大絞り(F値)はF2.0。明るく撮れるのも納得ですね。
画素数でいけば、前モデルのBV8000のバックカメラは16.0MPと大きくも見えますが、デュアルカマラになったことでボケの描写や鮮明さは増しています。
CMOSセンサについての記述はなし。BV8000はSamsung製(S5K3P3)のイメージセンサーだったので、そのまま使われてるかもしれませんね。
どちらにしても被写体にもよりますし、あとは好みの問題かもしれません。
大容量メモリで拡張いらず
BV9000には、通常盤の「BV9000」と「BV9000 Pro」の2モデルがありますが、違いはメモリの違いだけです。
SoCもミドルスペック用なので、Proである必要もないかもしれませんが、拡張せずに余裕を持って使いたいなら「BV9000 Pro」を選ぶのがいいでしょう。
軍隊レベルの堅牢性
ターゲットユーザーは「Minners(炭坑夫)」、「Courier(配達人)」、「Mountain Climber(登山家)」、「Woodcutters(木こり)、「Long-distance Drivers(長距離運転手)」など、タフなコンディションが強いられる現場作業員ばかり。
先に挙げた動画の耐久テスト通りのタフネスボディ。
軍隊レベルのクオリティと堅牢性で外側からスマホを守ってくれます。
IP68等級の耐防水・防塵性
水、塵、耐衝撃と3拍子そろったBV9000 Pro。IP68等級は伊達じゃありません。
本製品の保護等級(規格)についても簡単におさらいしておきます。
防水防塵等級IP68
防塵性能 | ||
数字 | 種類 | 説明 |
6 | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない。 |
防水性能 | ||
数字 | 種類 | 説明 |
8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従い、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則完全密閉構造 |
ディスプレイにも堅牢性
ディスプレイにCorning Gorilla Glass 5(ゴリラガラス5)を採用。ディスプレイ解像度は1440 x 720と(いまだにどこに分類されるのかわかってませんが)FHD並みかそれ以上の高精細ディスプレイです。
ディスプレイも前モデルのBV8000がFHDだったことを考えるとグレードダウンしているのは考えにくいと思います。
マルチタスクで複数の作業
マルチタスク化できるのも面白い機能です。ファンクションキー長押しでスクリーン表示を分割できます。
動画を見ながらチャットをしたり、通話したり、ショッピングしたり、ゲームしたりと使い方の幅が広がりますね。
12V2Aの急速充電と大容量バッテリー
4000mAh超えバッテリーは近年珍しくもありませんが、チャイナBAKバッテリー社の大容量バッテリーを搭載しています。
急速充電は何と12V/2Aに対応。これも車移動が多い現場向けの配慮かもしれませんね。
デフォルトでアウトドアユースに最適化
コンパスはもちろん、緊急警報などのアプリがデフォルトで入っています。屋外で使用することを念頭に置いて設計されているのが伺い知れますね。
NFC(Android Pay)対応
NFC(近距離無線通信)に対応しているため、モバイル決済が可能です。日本は随分遅れていますが、キャッシュレスな時代はすぐそこかもしれません。
ゴツいボディに落ち着いたカラーバリエーション
筐体はシリコンで大部分が覆われ、アクセントにアルミ合金があしらわれています。
カラーバリエーションは、ストーングレー、アイスシルバー、サンドゴールドの3色です。いかついボディですがどれも落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しています。
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IP68防水・防塵対応タフネスボディスマートフォン
今後はBLACKVIEW社も目が離せませんね。正直これまではスペックもさほど魅力的ではなく、あまり注目してきませんでした。
ですが「BV9000 Pro」はメイン機としも十分通用するスマホです。個人的にはキャンプやサーフィン、釣りなどの際にSIMを差し替えて持って歩きたいですね。
耐久性テストの動画を見る限り、水没させても何ら心配無いので、急な雨などでも安心。海水も長時間は怖い(潮の混入もあるので絶対にオススメしません)ですが、アウトドア大好きマンにとってはかなり嬉しい仕様のスマホです。
本記事は公式サイトを元に作成していますが、実はすでに手元にあります。レビューも近日中に公開します!※すでにレビュー公開済みです!文頭、文末にリンクを張っているのでご参照ください!
価格:$308.05
あとがき
正直これまで頑丈スマホをバカにしていた節があります。
ですが、今回完全に覆されました。
年々中華スマホのクオリティが上がってきているのでどこまで伸び代があるのか見ものですね。今後もBLACKVIEWというメーカーを追いかけたくなりました!