※メーカーよりサンプル提供
Mpowはじめ多くの製品を輩出している、「Shenzhen Qianhai Patuoxun Network And Technology Co., Ltd.」こと『PATAZON』。※こちらも別かもしれません…
いずれにしてもさすがの資本力。どれだけの製品・ブランドを持っているのか、もはや見当もつきませんが、ヘアスタイル、ヘルス、オーラルケア、パーソナルケアといった、主に衛生用品に特化したブランド「Atmoko(エッモコ)」というブランドからリリースされている商品、「Atmoko LEDリングライト(BH377A)」をレビューしていきます。
Contents
Atmoko LEDリングライト BH377A インプレッション
現在は、スマホのスペックも向上し、わざわざ一眼レフを用意せずとも、手軽にクオリティの高い動画を作ることができます。
そこで問題になるのが光量です。
- 動画撮影(配信)やリモートワーク、ビデオ通話、自撮り、物撮り中などに暗すぎて困った
なんて経験はありませんか。
そんな時に役立つのが、今回紹介するリングライト(スタンド)です。
いくつも類似製品がありますが、10インチ前後のリングライトが多く、置き場所に困ったりします。
本製品は、リング部分が6.3インチ(約16cm)とコンパクトで、調光・調色はもちろん、三脚、自撮り棒、スマホホルダーなどがオールインワンパッケージになったリングライトスタンドです。
スペック紹介
Atmoko LED RING LIGHT | |
モデル | BH377A |
カラー | ブラック※三脚部分 |
素材 | ABS |
出力 | 10W |
USB 入力電圧 | 5V/2A ※推奨 |
調光範囲 | 0%-100% |
色温度 | 3000K-6500K |
リングライト直径 | 16cm / 6.3 in |
三脚スタンド | 43 cm -110 cm |
※取説・ショップページ・公式サイト・製品仕様から抜粋
製品の特徴・概要
5段階の色温度調整(3000K〜6500K)と、同じく5段階の光量調整(最大1200LM)機能を搭載しているので、被写体や環境に応じて調節できます。
またその操作には、USBポート付きのリモコンにて行うため、スマホなどのデバイスをバッテリー切れの心配なく充電しながら使える設計です。
そして、最大110cmまで伸縮可能なライトスタンド、360°回転可能なユニバーサルジョイントをリングライトとスマホホルダー部分に配置させることで、様々なシチュエーションでフレキシブルに利用可能。
安全面にも配慮されており、PCB防火材質を使用、放熱用の穴も設計されているので長時間利用でも安心。
加えて、中華デバイスらしい豊富なパッケージングとなっており、リングライトとスタンドのほかに、Bluetooth対応リモコン、デスクトップ三脚、自撮り棒、スマホホルダーが付属で、動画撮影以外の様々なシチュエーションで利用できます。
- 充分な明るさと気分に応じた色温度調整
- 付属品豊富で幅広い使用用途が可能
- 最小伸縮時は比較的コンパクト
- 全体的に安っぽい作り
- 使用の際は設置環境必須
Atmoko LEDリングライト BH377A 実機レビュー・評価・感想
本製品にカラバリはなし。スタンド部分はブラック一色になります。
化粧箱・パッケージ
ブランドロゴの記載はなく、黒ベースに白字のシンプルなパッケージ外装となっています。
【パッケージ内容】
- RING LIGHT × 1
- 三脚スタンド × 1
- 自撮り棒 × 1
- 卓上三脚スタンド × 1
- スマホホルダー × 1
- ユニバーサルジョイント × 1
- 角度固定ノブ × 1
- Bluetoothリモコン × 1
- 取扱説明書 × 1
取説は、英・西・独・伊・仏・日の6か国語対応。
組み立て方法はイラスト入りで、丁寧に解説されています。
筐体・デザイン
地面との接地面となる三脚スタンドの石突部分は、ゴムが施されています。
こちらが、リングライトの調光・調色を行うリモコン。
画像右側面のくぼんでいるところがUSB端子、ファンクションは上から、照度+、色温度+、電源ボタン、色温度̠-、照度-です。
そして画像の部品が、スマホホルダーとユニバーサルジョイントを三脚と固定するための、固定ノブです。
全体的に強度は弱そうで安っぽさは否めません。樹脂パーツも多く、軽量化には一翼を担っているかもしれませんが、耐久性は低そうです。
全部くみ上げると上図のようになります。左が一番縮めた状態で、右が最大に伸ばした状態です。
スタンドのみで最大110cmなので、かなり高い位置までライトを当てることが可能です。
因みにスマホホルダーの固定位置はクリップで止めているだけなので、任意に好きな位置に固定できます。
Bluetoothリモコン
Bluetoothリモコンはオマケといったところでしょうか。箱潰れもひどいですし、技適には適合してません。規格もだいぶ古いですね。
今回は使用しません。
付属品(自撮り棒・卓上三脚)
自撮り棒は伸縮できるタイプで、アルミ素材でしょうか。かなり軽量です。
とはいえ、自撮り棒も卓上三脚(トライポッド)も完全にオマケ。どちらも100均クオリティで安っぽい仕上がりです。
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Atmoko LEDリングライト BH377A 使用感レビュー
簡単操作、明るさ充分な女優ライト
前述の通り、操作はリモコンにて行います。操作は至って簡単で、押す回数によってモード(色温度)の変更や調光を調節するだけの仕様です。
少しわかりづらいですが、画像は寒色系の色温度にて、最低輝度と最大輝度を撮影しています。
まずこちらが、ライトスタンドを使用せず、自然光にて撮影。やや薄暗い室内で自然光が入ってきている環境です。
セルフィーだと特に、美白に補正してくれたり、高画質かつISO感度も高いため、先ほどと同様に少々薄暗くてもはっきり撮影出来てしまいますが、首や腕のあたりの陰に注目してください。
【コスパグッドなカメラ特化スマホ】
次に暖色で撮影。
後ろの影の位置が変わったのと同時に、前方からライトを当てているので、よりはっきり影が出ています。
また、首や腕の部分の陰がなくなっているのもお分かりいただけると思います。
暖色系は、食べ物等を撮影する際によさそうです。
そして寒色です。
明らかに色味が変化して、クールな印象になっています。
いずれもライトは5段階調光のうち最大輝度、中間色は割愛します。
一見すると、自然光が一番きれいにも見えなくもないですが、体感としても眩しすぎるぐらいかなり明るいです。
色温度が便利で物撮りに最適
著者の性別は男。いわゆる女優ライト的な利用は当初より考えておらず、
- 物撮り用のスタンドライトとして使えるのでは?
と考えており、予想通り重宝します(当たり前)。
画像は色温度を実際に変化させて撮影。
寒色~暖色へ、好みの色味を出すことが可能です。※実際は5段階の調色です
当メディアでも、当然物撮りはよくしますが、撮影は主にスマホで行っているため、どうしても間接照明が欲しいと思う時がありします。
寒色系の色味はあまり好きではないものの、調色機能が備わっているおかげで、動画はもちろん物撮り用ライトとして活用できそうです。
加えて角度調節が自在なので、灯りが欲しいところに照射できるのは大きなメリットと言えそうです。
因みに、撮影中3時間程度点けっぱなしでしたが、背面の放熱用の穴のおかげか、リング部分は熱を持っていましたが、不具合なく撮影できています。
耐久性が悪いようなら、随時追記します。
気になった点・注意したほうがいい点
やや安っぽい作りに関しては、既出なので多くは触れませんが、やはりリングライト(スタンド)。
リングのφは約16cm、三脚も縮めれば比較的コンパクトになるものの、それでも、
- ソコソコの大きさで使う際は設置場所が必要
となります。
自身もこれまでいくつか三脚のレビューはしてきていますが、ライトスタンドは特に、スタジオなどの撮影場所や設置スペースなど、撮影環境が必須です。
加えて本製品にキャリーバッグは付属していません。
リングライト部分のネジは1/4、ほとんどのカメラ機材と同じ規格で、取り外しが可能です。著者は携帯性のいい三脚に流用して使用しようと思います。
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Atmoko LEDリングライト BH377A 総合評価
今回、リングライト自体初めて触れてみましたが、メディア運営者ならひとつは持っておきたいアイテムだなと感じます。
また、数多あるリングライト(スタンド)でも、個人的にはこの”大きすぎないリングライト”であることが、ガジェット等の物撮りに最適で、今後の記事にフル活用していこうと思います。
「Atmoko LEDリングライト」は、3,000円台(クーポンを利用すれば2,000円台)で、オールインワンパッケージという太っ腹なので、女優ライトを検討中ならチェックしてみてはいかがでしょうか。
【総合評価】 | |
製品名 | Atmoko LED RING LIGHT |
総合おすすめ度 | 3.9 |
- 公式Twitter:https://twitter.com/atmoko_jp
- 公式HP:https://atmoko.com/