プライムデーで勢いでポチってしまったAmazonのスマートスピーカー「Echo Show 5」。
賛否ありながらも、「Echo Dot」や「Echo Spot」より使い勝手がよく、1万円を切る控えめな価格設定ということもあり、各媒体で高評価となっています。
ガジェットメディアながら、スマート家電には一切触れてこなかったので今回が初体験となります。
すでに動画含めてレビューは出尽くしていますが、当サイトでは少し斜めからの目線で「Amazon Echo Show 5 (エコーショー5)」のレビューをしていきますw
Contents
Amazon Echo Show 5 (エコーショー5) インプレッション
「Echo Show 5」は、ご存知アマゾンにて2019年5月29日(水)にリリースされた、スマートデバイスです。
Echoシリーズは、音声のみの「Echo Dot」、「Echo」、「Echo Plus」と、ディスプレイ搭載の「Echo Spot」、「Echo Show」、そして今回の「Echo Show 5」の6つのラインナップです。
何と言っても一番の魅力は、5.5インチサイズとスマホ並みのコンパクトサイズでディスプレイが搭載されている点。
「Echo Show」だと大きすぎる、だけど「Echo Spot」だと小さすぎて使いづらい、そんなニーズに沿った製品となっています。
追記:「Echo Dot (エコードット)」や「Echo Plus (エコープラス)」もニューモデルになっていたりと、世代も次々に変わっていますが、「Echo Flex (エコーフレックス)」「Echo Studio (エコースタジオ) 」が仲間入りしてます。
スペック紹介
Echo Show 5 | |
ブランド | Amazon |
モデル | Echo Show 5 |
カラー | サンドストーン / チャコール |
CPU | MT8163 |
ディスプレイ | 5.5"タッチスクリーン(解像度:960 x 480) |
カメラ | 1.0MP※スライドカバー付き |
スピーカー | 1.65インチ 4W スピーカー |
Wi-Fi | 2.4GHz / 5GHz(デュアルバンド) 802.11a/b/g/n/ac |
対応プロファイル | A2DP AVRCP |
出力 | 4W |
電源 | 12V AC電源 |
接続ポート | 電源ポート, 3.5mmステレオジャック, MicroUSB |
サイズ | 148mm x 86mm x 73mm |
重量 | 410g |
製品の特徴・概要
「Echo Show 5」は、サンドストーンとチャコールの2色展開。スマートスピーカーとしての位置付けですが、スクリーンが付いていることで、できることの幅が広くなっています。
「Echo Show 5」の特徴を簡単に解説していきます。
現代人に“ちょうどいい”サイズのスクリーン搭載
Echo Showは、ディスプレイサイズが一般的なタブレットサイズの10.1インチ。それに対しEcho Show 5は、ディスプレイがスマホサイズの5.5インチとなっています。
スマホに慣れた現代人には馴染深い“ちょうどいい”サイズ感に仕上がっています。
生活を豊かにするお役立ち機能満載
また、普段料理をする方のためのお助け機能として、クックパッドを用いた料理のレシピの閲覧、ToDoリスト、買い物リストやカレンダーの追加なども簡単に行えます。
ディスプレイがあることで、天気や鉄道の運行状況も目視で確認でき、出かけ先の情報も同様に簡単にチェックが可能です。※現在は天気予報ぐらい?
Alexaとエンターテインメントを楽しむ
Echo(Alexa)ユーザーの大多数はエンタメ利用がほとんど。
「Alexa」と声をかければ、映画やニュース、音楽やラジオといったコンテンツを聞くことができます。
スマートホーム化で快適に暮らす
スマート家電と組み合わせれば、音声による照明のオンオフ、エアコンの温度調節、部屋の様子を確認できるセキュリティカメラ利用といった、スマートホーム化も可能。
恩恵は大きいし月換算で408円と安いから入っておくのがオススメウホ!
遠方でも顔を見てつながれるビデオ通話機能
LINE、FaceTime、Skype、Google Duoなど、今となってはスマホ間でのビデオ通話は、無料で出来るのが当たり前。
Echo Show 5も当然可能です。
相手側にもAlexaアプリやスクリーン付きのEchoデバイスを持っていることが必須ですが、家族・友人間でのやりとりも顔を見ながら楽しめます。
カスタマイズやプライバシーにも配慮
また、時計やホームデザインを自分好みにカスタムできたり、マイクとカメラのオンオフ機能、カメラカバースライドを設けたりなど、プライバシーにも配慮。
ディスプレイがあることで、アプリを介して設定する必要がなく、ガジェットが苦手な方でも簡単に設定できるのはかなり魅力です。
そのため、遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントとしても最適。
価格もお手頃なので、初めてのEcho(Alexa)デバイスとしてもオススメの製品です。
- タッチスクリーンでデバイスのみで操作可能
- Echo Showとほぼ同じ機能を網羅
- 大きすぎず置き場所に困らない
- 音声認識の精度がやや低い
- 動きがややもっさりする
Amazon Echo Show 5 実機レビュー
では本章から、設定の解説も含めつつ、実機レビューしていきます。
化粧箱・パッケージ
さすがAmazon、パッケージもしっかり日本仕様です。青ベースに製品の概要が記された、オリジナルな化粧箱となっています。
ちなみに、今回チョイスしたカラーはサンドストーンです。
Amazonのロゴ(顧客満足を表す笑顔)が化粧箱の内側に刻印されていて、ちょっとした遊び心もうかがえます。
やはりノーブランドの中華製粗悪梱包とは雲泥の差。化粧箱ひとつとっても、オリジナリティと安心感があります。
【パッケージ内容】
- Echo Show 5 × 1
- 電源アダプタ × 1
- スタートガイド × 1
スタートガイドももちろん日本語。クイックスタートガイド程度の情報量で、ほぼペラ紙です。
初期設定は、“画面を見ながら”わかりやすく解説してくれるので、ある程度ガジェットに親しんでいる現代人には不要かもしれません。
外観・デザイン
正面にフロントカメラ、上部には左からマイク/カメラボタン、音量調節(±)、カメラカバーが配置されています。
各レビューを見る限りチープに見えてましたが、高級感とは程遠いものの、現物は案外そこまで安っぽくありません。
一見すると背面全部がスピーカーかと思いきや、網状になっている部分(スピーカーグリルネット、またはサランネット)はおそらくただのデザインです。
「サンドストーンって白だし、チャコールもいやそれ黒じゃんw」と思ってましたが、この部分がサンドストーンカラーってことなんですね。
カメラカバーを使用するには、手動でスライドさせます。
カメラ機能を使わなかったら本端末の意味がないような気もしますが、プライバシー保護のための配慮が施されています。
スピーカー位置はボトムに配置されています。見辛いですが、各種認証も底面に記載。バッチリ技適マークも刻印されています。
背面に、電源ポート、microUSB端子、3.5mmステレオジャックを配置。
電源ポートは、外径φ4.0mm、ピン径φ1.7mmの一般的によく普及されている規格のDCジャックとなります。
側面はどちらもフラットで、スッキリしています。
ACアダプターは15WのGP92NBというモデルで、定格12V/1.25Aです。PSEもアマゾンジャパン直々に取得しています。
機能性・使用感
スマホなんかもそうですが、最近のガジェットは、環境に配慮して、クリーンイメージを定着させたいからか、取説がなかったり、紙ベースではなくなりつつあります(昔は取説読みながらニマニマ知ったのにw)。
ですがAmazonデバイスや大手商品のデバイスは、とにかくチュートリアルが丁寧。機械が苦手な方でも順を追って進めれば、迷うことなく設定できるはずです。
初期設定
初期設定は、Echo Show 5本体さえあれば、画面上で音声とともに丁寧に解説してくれます。誰でも簡単に設定できます。
画像はいくつもありますが、簡単に言えば、下記3ステップのみ。
- 電源に接続する
- セットアップ(言語設定→Amazonアカウントと紐付け→タイムゾーンの確認→設置場所の確認→Alexaアプリの設定※任意)
- 実際に使う
画像がいくつもあるので工程が多いように感じますが、先ほどから何度か言っているように、ディスプレイを見ながら順を追っていくだけの簡単設定です。
フォントサイズも大きめで、幅広い年齢層に対応しているのがうかがえますね。
Echo Show 5 (エコーショー5)の機能
Echo Show 5で何ができるかは、「製品の概要・特徴」で解説した通りです。※クリックで見出しへジャンプできます
全ては書ききれないので、ほんの一部だけ紹介しておきます。
【エンタメ利用】
ディスプレイを搭載したことにより、Prime Videoは音声でも検索できますし、タップ操作でも見ることができます。
画素数やディスプレイサイズを見ると、正直あまり期待はしてなかったものの、思いの外視認性もバッチリで輝度も充分、ディスプレイは普通に綺麗です。※明るさは変えられます
画面サイズが5.5インチなので、スマホサイズか、最近のベゼル無しスマホと比べても、むしろ少し小さいぐらいです。
私自身もほぼミュージック機能を使いたいがために買ったようなものですが、音楽を音声でかけられるのはやはり感動。気軽に使える作業用BGMとしてヘビーユーズしています。
デフォルトの音質はベースがやや強い印象で、ややこもり気味。やはり音質にこだわるならスピーカーにつなぐなどして、外部出力に頼った方が良さそうです。
音声(アレクサの声)はクリアで聴きやすいです。
【ビデオ通話】
フロントカメラは1.0MPと、そこまで解像度は高くありません。最近のスマホのインカメラの方がずっと綺麗に映してくれるはずです。
ただ、ビデオ通話や「呼びかけ」機能で、セキュリティカメラ的な役割になるのはちょっと面白いですね。
「連絡」から自分の連絡先をタップして「呼びかけを許可」にするウキ!
そうすると呼びかけ機能が使えるようになるウキ!
【スマートに買い物】
「アレクサ、○○が欲しい」と言うだけで、その商品を検索してくれ、スマートに買い物ができます。
当然音声ショッピングは便利なものの、自分の知らないところで(奥さんや子供など)勝手に注文されたりする可能性もあります。
無効にすることもできるので、うまく使っていきたい機能ですね。
【レシピの閲覧】
Echo Show 5では、クックパッドと連携しているため、レシピの閲覧も可能です。
ただ本機能、正直イマイチです。
後述しますが、もう少し使い勝手が良くないと、余裕でタブレットやスマホに軍配が上がります。本機能を狙って購入するのは控えた方がいいかもしれません。
あくまでもオマケ機能程度に考えておいた方がいいかもしれません。
【ビデオ通話機能】
前提条件として、送信側受信側共にAmazon会員(アカウント持ち)であり、またはEcho(Alexa)かスマホにAlexaアプリをインストールしている必要があります。
現在主流となっているLINEやFaceTime、Skypeといった、コミュニケーションアプリで利用できるビデオ電話が、Echo ShowやAlexaを介して同じように利用できます。
遠方に住む親族への連絡はもちろん、鍵っ子のお子さんをお持ちのご家庭やペットを飼っているご家庭なんかは、かなり重宝するんじゃないでしょうか。
【自由にカスタマイズ】
画像はディスプレイの変更画面です。プライムフォトやアレクサアプリ経由で、任意の写真やデジタル・アナログ時計など、様々なデザインから選べます。※クイックメニュー「設定」から
毎日見るものだからこそ、ユーザー独自のオリジナルなディスプレイや設定にこだわってみるのもいいかもしれないですね。
気になった点・注意したほうがいい点
全体的には満足度の高い製品ですが、アラを探すと地味にいろいろ出てきます。
個人的に気になった点をいくつか挙げていきます。
音声認識がイマイチ
著者は今回のEcho Show 5がスマートスピーカー初体験。比較対象がないため確証はありませんが、方々で言われているように、Echo Show 5の音声認識の精度はそこまで高くありません。
他のEchoシリーズのマイクは4個で、Echo Show 5は2個に減らしているとのことで、タッチ操作が行える分音声機能を削ったのかもしれません。
何度も言い直しさせられると流石に「もういいやw」ってなっちゃいますね。
動きがもっさりしている
タッチディスプレイの感度はよく、比較的ヌルヌル動くなと思ってましたが、搭載SoCはAntutuベンチマークスコア43,000点前後のMediaTek MT8163。
やはり使っていると、ディスプレイ操作でたまにもっさりするのを感じます。
とはいえ、やること(できること)は限られているので、ストレスに感じるほどではありません。あくまでも“普段からガジェットを触っている人間が感じる程度”のレベルです。
できることはさほど多くない
先述の通りですが、Echo Show 5で何ができるかといえば、実際そこまで多くありません。もう少し言ってしまえば、タブレット(スマホ)の方ができることははるかに多いですし、同じような機能がもっと精度の高い状態で使えます。
YouTubeの再生やブラウジングはできるものの、“音声のみ”での操作はできませんし、画面をタップする必要があるならスマホやタブレットの方が画質も綺麗で見やすい。
また、スキル機能のひとつ、「レシピ」も同じで、クックパッドアプリや、直接サイトに訪問した方がずっとわかりやすいです。
上記は「肉じゃが」でレシピを出していますが、関連レシピはたったの3つ。具材で検索すればもっとレパートリーは出てくるものの、実際にそのレシピを使って料理をしようにも、レシピ動画ではなく、ただ読み上げるだけです。
これであればスマホやタブレットでレシピ動画アプリを使った方がずっと利便性は高いです。
その他のスキルも中途半端なスキルが多く、いまいちパッとしないものが多いです。
AmazonAlexaスキル - アマゾン
Prime Photos(プライムフォト)の精度が低い
Amazonプライム会員なら、容量無制限のPrime Photos(プライムフォト)サービスが使用できます。ちょうどiCloudやGoogle フォトのAmazon版といったところです。
Prime Photosは、Alexaにも紐づけられるので、スライドショーを見たり、日にち指定で写真や動画を音声で呼び出すこともできます。
ただ、プライムフォトはGoogle フォトに比べ、まだ少し使い勝手が悪いです。
そのせいなのかわかりませんが、特定の人物をアプリ上で設定済みだったとしても、人物のみのスライドショーを呼び出すことができません。
自動アップロードにせず、端末側にて、あらかじめ必要な画像や動画を選定しておく必要があります。
けどそれがアレクサは認識してくれないウキ!
アプデでアプリが改善していくと思うので今後に期待です。
音質は可もなく不可もなく
多くのレビューで“音がいい”と言われているのでどんなものか楽しみにしていたんですが、デフォルト(低・中・高音全て真ん中)のままだと若干音がこもっているように感じます。
確かに10坪前後のリビングや、事務所、店舗では充分な音量で、ビビりもなく比較的クリアです。このサイズでこの音質なら、満足度は高いかもしれません。
ただ、音量を最大にすると「サー」というホワイトノイズが入り、決してハイクオリティとまでは行きません(加えて、ボリュームが大きめかつベース音の強い楽曲は、置き場所によってビビりがあるかも)。
音質にこだわるなら、外部スピーカーにつなげるのは必須といえそうです。
個人情報の登録必須
【ビデオ通話機能】の章でも簡単に触れましたが、Echo Show 5のフロントカメラを使用(呼びかけ機能をONに)したり、Alexaユーザー間で通話するには、Amazonアカウント&「Amazon Alexa」アプリのインストール&電話番号の登録などが必須となります。
情報の流出(漏洩)が騒がれる中、個人情報にはユーザー自身が気をつけるほかありません。
最近のサービスは、メールアドレスとパスワードで登録できるものが多い中、「Amazon Alexa」アプリを使うには、電話番号が必須となります。
個人情報を出さなければならない以上、“もしもが無いよう”運営(Amazon)に頼るほかないものの、電話番号の登録なしで使えるようにして欲しいのが本音です。
バッテリー内蔵ではない
Echo Show 5の魅力にひとつは、コンパクトで置き場所を選ばないところです。
にも関わらず、移動する際はいちいちコンセントプラグから外す必要があり、気軽に設置場所を変更するのは現実的ではありません。
レシピを見たい時だけキッチンに移動、寝る前のBGM利用のために寝室に移動といったことが実質できないに等しいです。
結局のところAmazonプライム会員必須
Echo Show 5の機能を満遍なく体験したいなら、Amazonプライム会員であることがほぼ必須です。
もちろん、プライム会員でなくとも使えることは使えます。ですが、プライム会員でなければ、「Prime Video」、「Prime Music」、「Amazon Photos」などは使えないため、宝の持ち腐れとなります。
本来は6,500万曲以上が聴き放題の「Amazon Music Unlimited」へ登録した方が利便性は高まるものの、プライム会員であれば、Prime Musicだけで100万曲以上が追加料金なしで楽しめます。
また、プライム会員になると、プライムミュージックだけでなく、他の様々な特典が追加料金なしで受けられます。
ほんの一部ですが紹介しておきます。
プライム会員の特典一覧
【料金】
- 月間プラン:500円(税込)
- 年間プラン:4,900円(税込)※月額408円
【Amazonプライム特典】※一部紹介
- Prime Video
- Prime Music
- Amazon Photos
- Twitch Prime
- kindleが1冊無料
- 無料配送特典
- 会員限定先行タイムセール
- Amazonファミリー特典
アマプラの詳細はココをチェックよウホウホ!
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2019/7/31追記:しばらく使用してみて
しばらく使用してからわかったことや、気づいた点、感想を述べていきます。
SpotifyプレミアムかAmazon Music Unlimitedが必須
ちょっとキツイ言い方をすると、SpotifyプレミアムかAmazon Music Unlimitedを契約しないとゴミと化します。
最初の頃は、プライムミュージックで十分かと思っていましたが、プライムミュージックの楽曲はそこまで多くないため、毎日聞いていると流石に飽きます。
特に私の場合、ロックステディやスカといった、ジャマイカンオールディーズを好んで聴くため、曲数に限りがあり1週間以内で飽きました。
それ以来Spotifyプレミアムを介して聴いているので快適そのものですが、もし音楽用に考えているならそのあたりも考慮することをおすすめします。
Bluetooth接続で、Echo Showのスピーカーから楽曲を流すこともできますが、それであればBluetoothスピーカーの方が音質も綺麗ですし、Echo Showを使用するメリットはありません。
そして現状見事に使ってませんw
音声認識の精度が低すぎる
最初のレビューでも書きましたが、音声認識に関しては不満以外の何物でもありません。
ただ単に声のボリュームで認識できないだけでなく、対応しているのかしていないのか、滑舌よくしっかり話しても「わかりません」「うまく理解できません」のオンパレード。
音楽を「終了して」でさえ、「わかりません」と言われる始末。
絶賛レビュアーも多いですが、正直Echo Show 5は改良ポイントありまくりの商品です。
とはいえ、第2世代第3世代と改良されていけば、一家に一台なくなくてはならない製品となっていきそうです。
Amazon Echo Show 5 (エコーショー5) 総合評価
いつになく、気になった点が多くなりましたが、トータルの評価は“買い”です。
ただし、セール時のみ“買い”といっておきます。
というのも、EchoなどのAmazonデバイスは、おそらく今後のプライムデーやサイバーマンデー等で、セールになる可能性が高いからです。
また、実際に数日使用してみて強く感じたのは、“あればあったで便利だけどなければないで全く困らない商品”という印象です。
著者は音楽再生用に使っているということもありますが、タブレットに「OK Google」と言えば、音声でSpotifyは再生できますし、外部スピーカーを使用するなら、なおさらEchoである必要性がありません。
他にスマートデバイスを使用していないので、スマート家電としての価値はわかりかねるものの、“声を出すこと”と、“体を動かすこと”、どちらが楽かによると思います。
例えばスイッチ一つをとっても、音声でON/OFFしたいのか、手でやりたいのか、それらを天秤にかけた時に、個人的には「スイッチぐらい手で入れろよw」と思ってしまいます。
また、音声の精度が低いと「わかりません」の連呼でかえってストレスがたまり、結局タップしてしまったり、「いや、もういいやw」となったりもします。
ディスプレイサイズ、解像度、カメラ性能などを考慮すると、定価の9,980円は価格相応で、お得感は正直感じません。
つまり、セール以外での購入はオススメしません。
何れにしてもプライム会員であることは必須ですが、もし未だAmazonデバイス未体験ということなら、まずは「Fire HD 8 タブレット」や「Fire TV Stick」の購入をおすすめしておきます。
で・す・が、導入すると面白い製品なのは間違いないです。
導入してからというもの、「アレクサ」と何回言ったかわかりませんw 色々言ってきましたが、全てが新鮮ということもあり、個人的には大満足です。
スマートスピーカー初体験なら、試してみるのもいいかもしれませんね。
【総合評価】 | |
製品名/モデル | Echo Show 5 |
総合おすすめ度 | 4.0 |
あとがき
今回レビューしたEcho Show 5はじめ、最近のガジェットには、取説がほとんどなく、ペーパーレス化が進んでいます。
環境に配慮するのはいいことですが、ガジェットが苦手な方(お年寄りなど)には、やや不親切かなとも思います。
著者の親(60代後半)も100%設定できないのが容易に想像できます。
それとともに、Alexa対応のスマート家電やガジェットがどんどん増えてきました。便利になるのは素晴らしいことですが、うまくバランスを取ることも必要なのかもしれませんね。
とりあえず、子供はかなり楽しんでくれてるので、“使われすぎ”には注意して活用していこうと思います。