以前レビューした「Google Nest Mini」。
記事内でもお伝えした通りエントリーモデルという特質上、別段音質が優れているわけではないのでメインスピーカーになることはなく、あれば便利程度のデバイスです。
現在も活用しているといえばしているものの、さらに言えばAmazonデバイスとの併用状態なのでフル活用とまではいきません。
というのもわかっていましたが、Amazonが誇るエントリースマートスピーカー「Echo Pop」を新たに導入してみました。
今回は既に導入済みの『Google Nest Mini』と比較しつつ、「Amazon Echo Pop」のレビューをしていきます。
Contents
Amazon Echo Pop インプレッション
Echo PopとNest Mini、どちらが優れているかと問われれば、ぶっちゃけ
- ほとんど変わりません
周波数帯域や音声認識精度など、詳しく紹介しているサイトなどもありますが、デザイン性の違いはあるといえども両者とも使い勝手含めよく似たデバイスです。
価格帯はほぼ同じ、音質も大差なく、2台繋げてステレオサウンドに出来たり、Google Assistant、Alexaにそれぞれ対応していることこそが、一番大きな違いとも言えそうです。
細かい使い勝手の違いを挙げるとすれば、本体物理ボタン(Nest Miniはタクティールスイッチですが)の音楽再生/停止ボタンの有無、壁掛けの可否などです。
あくまでも個人的な感想ですが、その辺のことを踏まえるとNest Miniの方が好みです。
- 半円状の未来的デザイン
- 分かりやすい物理ボタン搭載
- 速度・距離共に優れた音声認識
- やや設置場所を選ぶ
- 重厚感控えめの音質
スペック紹介
Amazon Echo Pop | |
モデル | C2H4R9 |
カラー | グレーシャーホワイト /チャコール /ティールグリーン /ラベンダー |
---|---|
スピーカー | 49.5mm (1.95インチ) |
マイク | 3 |
Bluetoothバージョン | 不明 |
WiFi | 802.11b/g/n/ac (2.4 GHz/5 GHz) |
電源 | 15W電源アダプター |
接続ポート | DC電源ジャック |
対応OS | Android/iOS |
サイズ | 99 x 83 x 91 mm ケーブル長:1.5m |
重量 | 196g |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
Amazon Echo Pop 実機レビュー
化粧箱・パッケージ
化粧箱は他のAmazonデバイス同様、青を基調としたシンプルなデザイン。
梱包もプラスチックフィルムのない、シンプルな構造です。
【パッケージ内容】
- Echo Pop × 1
- DCケーブル × 1
- クイックマニュアル × 1
筐体・デザイン
上部にマイク穴3つ、音量調節、ミュートボタン、下部にDCジャックが配置されています。
前面はスピーカー、上部にLEDインジケーターというミニマムなデザインです。
広告
Amazon Echo Pop 使用感・評価・感想
外箱記載のキャッチフレーズの通り、活用できれば間違いなく生活の利便性は上がります。
アプリの差はあれど、使い勝手的には「Google Nest Mini」とほとんど変わらないので下記記事も参考にしてください。
サブスピーカー利用がおすすめ
「Google Nest Mini」でもお伝えしましたが、決して高音質とはいえません。
とはいえ、一昔前に比べればこの価格帯かつこのサイズのスピーカーとして考えれば、充分クリアで作業用や日常のBGM再生などには充分使えます。
「Echo Pop」「Nest Mini」両者ともDolby Atmosに対応はしておらず、メインスピーカーにして立体音響を愉しむといったことはできないものの、サブスピーカーとしてなら活躍できるポテンシャルを感じます。
「Echo Pop」の方がスピーカーのサイズが若干大きいので、何となくですがボリュームを上げたときのこもりも少ないような気がします(といっても家族に聞いたところ変わらないとのことです)。
Amazonユーザーなら使う価値あり
前述の通り「Nest Mini」と機能面ではさほど変わらないものの、いわずもがな本機はAmazonデバイスです。
当然Alexaに出来ること、Google Assistantに出来ることは少し異なります。
「Nest Mini」はChromecastが可能なので、AndroidTV含めGoogleのサービスを享受している筆者にとって若干メリットは大きいものの、「Echo Pop」はAlexa経由で似たようなことができます。
時刻の確認や天気予報、音楽の再生や通話機能などはもちろん、ミュート機能も搭載。
本機を導入するのであれば、Amazonユーザーであること、単体で使うのではなく複数のAmazonデバイスを持っていた方が恩恵を得られるはずです。
Google Assistantとの併用はアリ?ナシ?
AmazonとGoogleは個別のサービスのため「Echo Pop」「Nest Mini」をどちらか片方にまとめて繋ぐことはできません。
ただし以前のレビューでもお伝えした通り、結論いいとこどりをすれば問題ないです。
スピーカーやディスプレイオーディオがある家庭なら、恐らくTVもストリーミングデバイスを繋げていることと思います。
その際、家族間での使用となるといちいちアカウントを選択したりと手間が増えます。
ひとつのデバイスでアカウントを分けるより複数のデバイスでそてぞれが1アカウント運用した方が、家庭内でもシームレスに運用できます。
前提として、単体利用ではなくデバイスを複数導入している環境に限られますが、以前より使い勝手が良くなったような気がします。
Amazon Echo Pop 総合評価
1点注意したいのが「Echo Pop」は据え置きのみで、「Nest Mini」のように壁掛け不可です。
コンパクトとはいえ、据え置きとなると置き場所が限られてくるのが少しデメリットかなと感じます。
しかしながら、価格面では圧倒的に有利。通常の価格もさることながら、セール時なら相当安く購入可能です。
呼びかけ機能は地味に便利だったりするので、うまくセールを活用して各部屋1台設置しておくのもいいかもしれません。
【総合評価】 | |
製品名 | Amazon Echo Pop |
総合おすすめ度 | 4.1 |