※GearBestよりサンプル提供
『酷比魔方』こと「ALLDOCUBE」。
今回は、「ALLDOCUBE X1(T801)」の実機を入手したので、本製品のレビューや評価、使用後の感想などを詳しく紹介していきます!
期待を裏切らないスコアを叩き出したウホ!Helio X20は伊達じゃないウホ!
3万円弱でこのスペックのタブレットが手に入るなら充分検討の余地はあるウキ(むしろおすすめウキ)!
Contents
ALLDOCUBE X1(T801)実機レビュー
個人的には"CUBE"の馴染みの方が強いですが、スマホよりタブレットに特化したメーカーなだけあって、タブレット端末に対する信頼感は高いです。※以下CUBE X1と表記します
新製品がリリースされていくたびにどんどん洗練されている印象です。
今回レビューする「CUBE X1」の率直な感想は、タブレットもここまできたらメインデバイスとして使いたいと思わせてくれる端末でした。
冒頭のリンク先に詳しいスペックは紹介していますが、簡単にスペックのおさらいをしておきます。
CPUはMediatek社のMTK6797 10コア(Helio X20)を搭載。メモリは4GB、ストレージは64GBと、メモリに関してはミッドレンジかミッドハイスマホあたりの標準的な仕様です(SDカードで増設可)。
そして、CUBE X1の魅力の一つ、8.4インチ2.5Kディスプレイによる高解像度美麗タッチスクリーン。
また、OSはAndroid7.11、LTEやDSDSに対応、カメラは、リアが13.0MP、フロントが8.0MPとなっています。
メインデバイスとしても充分通用するスペックと、8.4インチという大きすぎず小さすぎずなサイズ感、LTE対応端末とあって、ポータビリティに特化したデバイスとして最適です。
- Helio X20搭載ハイエンドモデル
- 2.5K(2560 × 1600)の高解像度
- 4G(LTE)対応
- 軽量化はやや手薄
- カメラ・音質は及第点程度
※▲GearBestへのリンクです
CUBE X1はタブレットサイズとは言えファブレットというのが的確で、実用性が凄く高いタブレットウホ!
カラバリがブラック一色だけだけどマットな質感で高級感もあって落ち着いたデザインウキ!
化粧箱・パッケージ
化粧箱は黒一色に文字の刻印のみのシンプルデザイン。裏面に至ってはシールが貼られているのみです。
箱側面にも簡易的な仕様がシールにて記載されています。
"Model"に「T801」と書かれているので、本端末のモデル名は厳密にいうと「X1」ではなく「T801」が適当なのかもしれません。
画像だとわかりにくいですが、フタ部分にもしっかりとスポンジが施されています。梱包(資材)も作り込まれていて、小傷の心配もなく、信頼感がさらに増しました。
タブレット本体の裏側にその他のパッケージ品が入っています。
少し面白い作りの化粧箱ですね。
付属品もスポンジでしっかりと梱包されているのも個人的にはプラスポイント。
以下、パッケージ内容です。
【パッケージ内容】
- 1 * ALLDOCUBE X1(T801) 本体
- 1 * 充電アダプタ
- 1 * USBケーブル(Type-C)
- 1 * SIMピン
- 1 * ユーザーマニュアル
中華デバイスは、Cタイプのコンセントプラグ形状が多い中、付属のプラグ形状は、日本国内でそのまま使える2-PINのAタイプです。
ユーザーマニュアルは英語と中国語です。
マニュアル(取説)というほどのボリュームではありませんが、日本語非対応。
ただ、ユーザーマニュアルといってもクイックガイドですし、昨今の通信デバイスは取説もだいぶ簡略化(ペーパーレス化)を進めているので、あるだけ良いかもしれないですね。
中華端末にしては少し少ない付属品ウホ!といっても必要なものは全部揃ってるウホ!
中国産の端末はプラスアルファのオマケも楽しみの一つだから若干寂しいウキ(もっと色んなのクレクレウキ)!
CUBE X1 使用感
※例のごとくひどく反射してますが、保護フィルムはつけたまま撮影しています。
サイズにもよりますが、タブレットは側面側のセンターあたりにカメラが配置されることが多いです。
X1は上部のセンターあたり。ボタン配置から何から、見た目は“少し大きめのスマホ”といった感じです。
背面にはフラッシュライト付きの13.0MPのカメラがあるだけのスッキリデザイン、ホームボタンで指紋認証を行います。
下部にSIMスロット、スピーカー、Type-Cポート、マイクが集約。
上部に3.5mmイヤホンジャックを設けています。
左側面はフラットでファンクションキーは無し。
右側面にボリュームコントロール(上下)と電源ボタンが付いています。
数々の端末に触れてきましたが、下部にSIMスロットがある端末は少し珍しいです。
SIMはDSDS対応のデュアルNanoSIMです。
4G(LTE)が使えるメリットは大きいですし、SIM2にはmicroSDカードでストレージの拡張も可能です(最大128GB)。
安っぽいプラスチッキー感は一切なくて、高級感漂う筐体ウホ!
Type-Cポート端末はイヤホンジャックを排除するメーカーが多いけどまだまだ有線でつなぐ機会は多いウキ!独立でつけてくれるのは地味にありがたいウキ!
ネットワーク(接続性)
ネットワークタイプ | FDD-LTE,GSM,WCDMA |
GSM | B2/B3/B5/B8 (1900/1800/850/900MHz) |
WCDMA | B1 (2100MHz) |
TD-SCDMA | B34/B39 (2100/1900MHz) |
CDMA | BC0 (800MHz) |
FDD-LTE | B1/B3 (2100/1800MHz) |
TDD-LTE | B38/B39/B40/B41 (2600/1900/2300/2500MHz) |
BandMode(エンジニア用の裏メニューのようなもの)で確認したところ、対応バンドはその他のMTK搭載スマホと変わりませんでした。
SoftBank系が一番相性がいいのは変わりありませんが、ドコモ系のMVNOをチョイスしても問題ないでしょう(著者はdocomo系のMVNOです)。
これまで当サイトでは何度もいっていますが、山間部や地下はつながりにくくなるものの、地方でも都市部ならdocomo系のSIMで問題なく使えます。
au系はCDMA(BC0)に対応しているので、黒ロムでもOK。
ただ、LTEのメインバンドには例のごとく非対応。通話通信とDSDSを利用するか、割り切ってサブで使うのがいいかもしれません。
著者はドコモ系のMVNOとSoftBank系SIMを利用してますが、問題なく使用できてます(メイン利用の通話SIMはdocomo系)!
ただやはり相性がいいのはソフトバンクやワイモバイルとなります。
ドコモ回線に加え、ソフトバンク回線も開始したLINEモバイルなら(期間限定で)通信料も激安です。タブレットのようなデータ利用メインだけなら通信専用ワンコインSIMがガチでおすすめです!
ご覧の通り、4Gをしっかりキャッチしてます。国内でも普通に利用できますのでご安心ください(田舎在住)。
著者がdocomo系のMVNOをメイン利用しているので、“過去に利用したことがある・利用者から聞いたことがある”docomo系の通信業者をまとめてみました。
SIMフリーデビューのご参考にしてください。
ドコモ系MVNO一部紹介 | |
おすすめ度: ※楽天ポイントが溜まる・使えるのが最大のメリット |
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おすすめ度: |
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おすすめ度: |
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おすすめ度: |
ほとんどの中華端末は技適マークがありません。中華(海外)端末を利用は自己責任になりますのでご注意ください。
Wi-Fi環境下ならもちろん問題ないウホ!デザリング利用でも全然使える子ウホ!
せっかくなら通信専用のSIMを利用した方がこの端末を使うメリットは大きいウキ!
起動-電源ON-
Androidタブレットなので、起動して案内通り進めるだけ。スマホ同様、設定は簡単です。
設定内一部英語表記もありますが、9割5分ぐらいは日本語対応されています。
見慣れたまっさらなAndroid(MTKのUI)で余計なものは一切入っていません。
CHECK
Googleのバックアップを利用すれば連絡先はもちろん、インストールしたアプリなども全て自動で行ってくれるのでおすすめです。
内部ストレージは、システムファイル含めてデフォルトで10GB前後です(すでにアプリはいくつかインストールされています)。
CHECK
先述のBandModeやデバッグモードなどを設定するには開発者向けオプションを有効にする必要があります。有効にするには「ビルド番号」を7回タップするだけです※右図。
ストレージは32GBだと心許ないけど64GBあればあたしゃ充分ウホ!
拡張もそうだし、自分の好きなように弄れるのもAndroidのいいところウキ!
ベンチマークスコア
今回も「AnTuTu Benchmark」、「Geekbench 4」どちらもスコアチェックしていきます。
Helio X20(MT6797)なので期待大ですね。
AnTuTu Benchmark
スコアは92003、CPUが38494、GPUが25543という、いい意味で予想を裏切る高いスコアでした。
同じく、Helio X20を搭載したスマホ(Elephone S7)のスコアが85,000点前後だったので、それを上回るスコアです。ちなみにElephone S7はヌルヌル動きます。※S7はMT6797Tを搭載
実機詳細レビュー
Geekbench 4
CPUはシングルコアが1153、マルチコアが4468でした。GPUは3253です。
これだけのスペックであれば、3Dゲームなどのゲーミング用タブレットとしても使えますし、多少重たい作業も難なくこなしてくれるはずです。
中華端末のエントリークラスからミッドレンジはとりあえず余裕で超えるスコアウホ!
タブレットはサブ的要素の方が強いからスペックをさほど求めてなかったけどここまできたらガシガシ使いたくなるウキ!
カメラ性能
撮影モードはオートで、撮影時間は日中ですが天候は曇り、室内にて撮影しています。
光量が少し足りないため若干うす暗く写っていますが、かつての中華タブから比べれば綺麗な描写だと思います。
接写もある程度対応できてますし、色味は少し寒々しい雰囲気はあるものの、記録媒体としては充分だと思います。
ただ、インカメラは正直セルフィーも少し厳しいかもしれません。
暗所はそもそもピントが合いませんし(ある程度明るくても同様)、とりあえず“カメラがある”ぐらいに思っておいた方が良さそうです。
何しろ、通常画像が保存されるはずの「ギャラリー」が入ってないんですからね。カメラ機能はそこまで重視していない証拠かもしれません。
CHECK
画像を確認したい場合は「ファイルマネージャー」→「DCIM」や「Pictures」などから選択可能です。
エントリー機の中華スマホもこんなものウホ!暗所は苦手だけど日中の明るいところならリアカメラは充分綺麗ウホ!
対してインカメラはボイスチャットとか限定的な使い方しかできないウキ!お世辞にも綺麗とは言えないから割り切った使い方が吉ウキ!
マルウェアチェック
検査方法を変えて何度か試しましたが、驚異の検出はありませんでした。
CUBE X1は安心して利用できます!
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気になった点・注意したほうがいい点
正直ありません!が、もしあるとすれば重量です。
iPadに同じディスプレイサイズがないので比較対象とするのもおかしいですが、やはり少し重い印象を受けます。
例えばiPad mini 4(7.9インチ)のWi-Fiモデルで298.8g、iPad(9.7インチ)のWi-Fiモデルで469g。間をとればそのぐらいとも取れますが、320〜330ぐらいまでにとどめられれば最高でした。
とは言え、全くもって及第点。
カメラ機能(インカメラ)の章でも少し指摘しましたが、取るに足らないマイナスポイントと思ってください。
追記:しばらく使用してみて
バッテリー持ちが悪い
非のつけどころがほとんどない、概ね満足な製品というのは間違いありません。
ですが、やはりHelio X20は処理性能は高いものの、バッテリーの消費が激しい印象です(というか悪い)。
以前の同SoC搭載端末に比べると、少し改善されたような気もしますが、1時間弱のストリーミングで70%前後(前半ぐらい)まで消費しました。
同社製のCUBE T10の方が、スペックは劣るもののバッテリー持ちは遥かにいいです(インチサイズはこちらの方が大きいです)。
X1はバッテリー容量も4500mAhと、タブレットとしてはさほど大きくはない端末です。
外出先等でフル活用したいという方は、モバイルバッテリーを常に持ち歩かないとスマホより先に本端末のバッテリーが死にますw
薄型でおすすめ!
スマホ自体の重さが200g弱だから現実問題このぐらいの重量は標準的といば標準的ウホ!
カメラ機能は・・・まぁアレウキ!
ALLDOCUBE X1(T801 ) 総評
あまり触れてきませんでしたが、2.5K(2560 × 1600)の高解像度は伊達じゃありません。
パッと見で見てもかなり発色が良く、視認性はかなりいいです。
ブラウジングやストリーミング、電子書籍の閲覧、ゲームに至るまで綺麗な発色と描写で、カクツクこともなくストレスフリーで使えると思います。
ただ、マイナスポイントでは触れませんでしたが、音(音声)は良くも悪くもなく“普通”です。
何ならフラッグシップ機のスマホの方が綺麗な音を出してくれます。
クオリティの高いスピーカーからの音声をのぞむなら、ブルートゥースイヤホンなど、外部機器でカバーしましょう。
「CUBE X1」で少し面白いなと思ったのが、回線速度(通信速度)を表示してくれるところです。
少し見辛いですが、ステータスバー部分、通信を始めるとB/s表示をします。
もしかしたらOS(Android)の仕様かもしれませんし、設定から変更できるのかもしれませんが、初めて見たので「おぉ!」とうなっていました。
総評としては、確かに、もっと割安でコスパの良さそうな中華端末はあると思います。
でも、スペック記事でご紹介した通り、同サイズの中華タブレットの中では頭一つ抜けているのがCUBE X1です。
LTEに対応していてAntutuは9万超え、2.5Kの高精細なディスプレイにアルミ合金の高級感ある筐体デザインなどなど、スペックを見れば見るほど3万円以下は安いのではないかと思います。
ユーザーは多少選ぶかもしれませんが、完成度の高いオススメのタブレットでした!
【総合評価】 | |
製品名 | ALLDOCUBE X1(T801) |
総合おすすめ度 | 4.7 |
※▲GearBestへのリンクです
下手なミッドレンジのスマホよりハイスペだからメインでコレ一本なんていうのもありかもしれないウホ!
7.8mmの厚みも充分薄いしLTE対応だからとにかくポータビリティに優れたタブレットウキ!
あとがき
実は入手するまでは子供用に使おうと思っていたものの、実機に触れてみて、子供が使うには完全にオーバースペックでした。
国内にいるときは家(室内)で使うことがメインにはなると思いますが、ゆくゆくは海外旅行に行った際のお供として使おうと思います。
タブレットではダントツコスパの高い「Fire HD 8」も実質スコアだけ見れば35,000点程度ですからね。
ALLDOCUBE、おすすめのメーカーです!
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スペックはコチラALLDOCUBE X1 ( T801 ) スペック詳細|Helio X20搭載8.4インチ2.5Kディスプレイハイスペックタブレット
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