アウトドアグッズ含めてですが、釣り具って正直ぼったくり価格なものが多すぎると思いませんか。
経験上、実際100均アイテムでも普通に釣れますし、そこに魚がいるかいないか見極める力と、地合い(時合い)やポイントの方がずっと重要。
正直モノや腕の割合は小さく、何より自然相手なので運要素も大きいですよね。
確かに各メーカーがしのぎを削って開発しているだけに、ルアーひとつでも、飛距離や泳ぎ、カラーなど、精巧に作られていますし、その価値はあると思います。
ですが、とにかく高い。
- 2,000円もするルアーが1投目でロスト
アングラーならこういった体験をしたことがあるハズです。
一時期は、自身もメーカー品やブランド品にこだわった時期もありましたが、総合して釣果は大して変わらない(むしろ安物の方が釣れる場合もある)というのが結論です。
そこで今回は、20年来のトラウト歴を誇る著者が、ガチで釣れるコスパ最高のおすすめのスプーン(30枚セット)を紹介していきます。
Contents
スプーン ルアー 3.5g 3cm 金 銀 30枚 セット インプレッション・評価・感想
画像の通り、渓流や管理釣り場では定番カラーの金と銀(15×2)の30枚セットのスプーンです。
価格はなんと約600円(※Amazon)で、1枚あたりの単価はたったの20円前後です。正直1枚あたり300円〜とルアーでは比較的安価なスプーンでも、購入するのが馬鹿らしく思えてくるほどです。
その理由は単純、“釣れるから”です。※画像も合わせて後述します
そんなコスパ最強のスプーンです。
スペック紹介
スプーン ルアー 3.5g 3cm 金 銀 30枚 セット | |
ブランド | 無名 |
サイズ | 約30mm x 20mm |
重量 | 約3.5g |
製品の特徴・概要
3.5gと少し重量があるため、管理釣り場では少し不向きかもしれませんが、即ボトムを探ったり、本流や上流の速い流れでも負ない、しっかりとしたアクションをしてくれます。
フックやスプリットリングの変更が必須とレビューしている人もいますが、個人的には50cmオーバーでも釣らない限り必要はないと思います。
確かにスプリットリングは安価なものが用いられており、開いていたり針もやや小さめです。
不安な気持ちもわからないではないものの、著者はすでに何度かリピートし、何度も使用、そして一度も変えてませんが釣果も上がっています。
初心者、玄人問わず持っていて損はないスプーンです。
- 1個あたり20円以下の超ハイコスパルアー
- 明暗使い分け可能な汎用性の高い金銀セット
- 幅広で派手めのアクション
- 流れが強すぎると浮く
- 塗装、部分てにに作りがやや雑
ポイ活してる人は楽天やyahoo!で買うのもいいかもしれないわねウホ!
スプーン ルアー 3.5g 3cm 金 銀 30枚 セット 実釣レビュー
論より証拠、釣ったところがわからないと説得力に欠けますよね。
ちなみに、下記記事でも実は今回紹介したスプーンを使用しています。
本章からは、実際の釣果を紹介しながらレビューしていきます。
自然渓流のアマゴ(ヤマメ)
型は小さいですが、金カラーを用いてのアマゴ。パーマークがなんとも美しいですね。
同じくカラーは金。サイズはこれまた小さいですが、しっかりと口にかかっています。
先ほど掲載したリンク先の画像ですが、このアマゴも金で釣れています。
画像はありませんが、金カラーの方がアマゴのヒット率は高いです。基本色ですが、スレやすい(警戒心が強い)アマゴに対してのリアクションバイトが主なのかもしれません。
とはいえ、銀カラーではもっとサイズのあるアマゴも釣れています。その時カメラ(スマホ)を忘れてしまったため画像には納められていませんが、どちらのカラーも間違いなく釣れます。
本流(上流域)ニジマス
ちょうど尺サイズぐらいの本流上流域のニジマスです。
おそらく放流魚ですが、本流の流れの中生き延びている個体なので、しっかりとした引きを楽しませてくれました。
同じく本流ニジマス。ルアーは写っていませんが(すみません)、使用スプーンは上記と同じ銀カラーです。
この日はやや増水気味でしたが、活性は低かったため銀カラーの方が反応が良かったです。
本流外道(ウグイ・アブラハヤ)
本流の強い流れの中で仕留めたウグイです。金カラーを使用。
尺近くあるサイズだったのと、6ftに満たない渓流用のロッドだったため、外道とはいえ楽しめました。
それぞれ別の場所(ポイント)釣り上げたアブラハヤとウグイです。どちらの個体も比較的流れの緩やかなポイントでヒットしました。
使用カラーは金です。
銀カラーにてヒットしたアブラハヤです。
これら以外にも、画像には納めていませんが、他にもニゴイやナマズの釣果があります。
これだけ見ても汎用性の高さがわかりますよね。
動画紹介
因みに下記チャンネルでも同様に紹介していますが、渓流で釣った魚のほとんどは今回紹介のスプーンを使用しています。
合わせてチェックしてみて下さい。
YouTubeゆるりアウトドアYURURI OUTDOORS
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気になった点・注意したほうがいい点
確実に釣果も出ていてオススメできるスプーンなのは間違いないものの、やはり安いなりの理由はあります。
本章では、そんな気になった点や注意点を紹介していきます。
パッケージの変更(入り数は問題なし)
以前は商品管理がずさんで、入り数が異なったり、数が少なかったり(例えば金11、銀14など)とあったようですが、私が購入した限りでは一度もそんなことはありません。
ただ、パッケージが少し変わりました。(ロットによって違うのかも?)
以前は上記のようなジップロック状の袋に個包装、それをさらにビニールでまとめて包装というパッケージングでしたが現在は少し異なります。
上記が現在のパッケージです。どちらがいいかは人それぞれですが、個人的にはケースが付いたのは少し嬉しく思います。
メッキ処理の変更
以前のフックは、フッ素コーティングしたかのような、少し黒みがかったフック(向かって左)でしたが、現在は完全に銀色(右)となり、メッキ処理が(おそらく)変更されています。
釣果は特に変わらないもの、見た目的には以前の物の方が好きだったので、ここはがっかりポイントです。
フックやスプリットリング交換の必要性
こだわる方は絶対に変えるべきです。
バラした際、「あの時変えておけば」と道具のせいで後悔するタイプの人であればなおさらです。
言うなれば、スプリットリングは釣り用というよりそこらのキーホルダーに使われているような“つなぎ”としての役割のみ。
その上、スプリットリングの品質に統一感がなく、開いてしまっているものもあります。
フックは前述の通り少し小さめで、かえし付きです。管理釣り場で使用する際は変更必須ですが、針がかりは非常によく、しっかりと研ぎ澄まされています。
けどそんなのラジオペンチ等で直せばオッケーウキ!w
応用編:オリジナルカラーで使用
そのままでも問題なく釣れるんですが、安いからこそ自分で色を塗るなりして、オリジナルルアーを作るのもいいと思います。
自分で作った(わけではないですけど)カラーで釣れたら更に喜びもひとしおですw
今回はそんな応用編もほんの少し紹介しておきます。
用意するもの
- ラッカースプレー
- マスキングテープ
- プライヤー(できればフィッシングプライヤー)
- ハサミ
- 新聞紙やダンボール
STEP1.スプリットリング・フックを外す
面倒ならそのままスプレーを吹きかけてもいいかもしれませんが、一応外すことをおすすめします。
スプリットリングはラジオペンチでも十分ですし、フィッシングプライヤーがあればすぐに外せます。フィッシングプライヤーは、安いものなら1000円もしないので持っておくと何かと重宝します。
STEP2.塗らない部分をマスキングテープで覆う
次に塗りたくない(色をつけたくない)部分をマスキングテープで覆います。
ただし、どんな塗装にしたいかにもよるので、全体に色をのせたい場合はマスキングテープは必要ありません。
STEP3.スプレーを吹きかける
今回は100均にてラッカースプレーを入手しましたが、ホームセンター等でも購入できます。
新聞紙やダンボール(スプレーがかかっても問題ないような下地)を用意し、スプレーを吹きかけていきます。
しっかりと色付けしたい場合は、1度で済まそうとせず、完全に硬化した後何度かに分けて吹きかけるのがコツです。
室内で行う場合はしっかりと換気しましょう。
また、かなり広範囲に飛散するので、スプレーを使うときは、広めにスペースを確保しておきましょう(新聞紙含む)。
STEP4.充分に乾燥させマスキングテープを剥がす
数十分で乾燥しますが、季節によっても異なります。1時間程度置いたらほぼ完成です。
乾いたことを確認したらマスキングテープを剥がします。
STEP4.完成
スプリットリングとフックを取り付けたら完成です。お疲れ様でした。
ただあんまり作業工程増やすと面倒だから極力簡単に済ますのがおすすめウキ!
スプーン ルアー 3.5g 3cm 金 銀 30枚 セット 総合評価
管理釣り場でも使用しましたが(その際はバーブレスに変更)、そのままでも充分釣れます。
また、トラウトだけではなく海釣りでも何かしら釣れるかもしれません。
ルアーにスベイルをつけて、スピナーとしてフラッシング効果を狙うのもいいかもしれないですね。
どれだけ高価なブランド品やメーカー品を使っても、釣れなければ意味がありません。
どのルアー使えばいいのかわからない、なんて方はぜひ一度試してみてくださいね。
【総合評価】 | |
製品名/モデル | スプーン ルアー 3.5g 3cm 金 銀 30枚 セット |
総合おすすめ度 | 4.6 |
まとめ
釣りに限らず趣味は自己満の世界。本来は好きなものを使えばいいだけなんですよね。
ただやはりモノでマウンティングしたり、一定数マナーの悪い人がいるのも事実。
対象魚が違うからといって遊漁証を買わずに釣りをしている人もよく見かけますが、河川で釣りをする場合、原則遊漁証が必要です。
当たり前ですが、釣りにもルールや規則があります。
全てのアングラーが、マナーを持って楽しんで釣りをしていきたいですね。
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